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異世界転生編
11.依頼達成報告するよ
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それからしばらくふたりでトロリ草を採取し続けて、合わせて100株を少し超えたところでこの日の作業をやめにした。体感では1時間半くらい経ってるかな? 慣れない作業の割には早く終わった方だと思う。
「さてと、それじゃギルドに戻って依頼達成の報告をしようか。エリナさんが頑張ってくれたおかげで、思ってたよりずっと早く終わったよ」
「いえいえそんなこちらこそ! 私じゃ根っこから抜くなんてこと出来ませんでしたし……本当にトーゴさん凄いですね」
「まあ、最初の転生でそういう能力を望んだからね」
逆に言うと、転生の時に混乱して自分の望むままの能力を手に入れられなかった――平たく言えばエリナさんのような人は苦労するかもしれないな……
そんなことを考えながらのギルド帰還。取り敢えず達成報告は受付でいいんだよな、確か。色々利用する側としては1か所に全て集まっているというのは楽でいいもんだけど。
「すいません、依頼達成報告に来ました」
「はい、お疲れ様です。ギルドカードの確認をしますのでご提示ください」
「はい、お願いします。トーゴ=ミズモトとエリナ=サンタラの2名によるパーティーです」
「拝見します。……はい、確認しました。受注した依頼は軽銀ランク常設依頼のトロリ草採取で間違いありませんね?」
「はい」
「では採取したトロリ草をお出しください」
言われるがまま、インベントリから今日の採取分を出す。俺の分が根っこもついた状態で53株、エリナさんの分が蔓と葉っぱだけの状態で47株、合計100株ジャスト。俺の採った分があと数本残っているけど、これについては個人的に使いたいからそのまま残して……っと。
受付の人――マリアさんでもルサルカさんでもない知らない人は、少しだけきょとんとした顔をした後、おもむろにトロリ草の数を数え始めた。
「……トーゴさん、あの受付の人ただ数えてるだけに見えますけど……本物かどうか確認しなくていいんですかね?」
「いや、あれは確認してるよ。分かりにくいけど鑑定の魔法を常時使いながら数えてる」
「トーゴさん、そんなこともわかるんですか?」
「そういうスキルも持ってた。多分、副次的なもんだろうけど」
魔法感知って、さっき見たら出てたな。もしかしたら採取とか、あるいは制作過程で必要になることがあるのかもしれない。
……そう考えると、もしかしたら動物系の素材を採取する際に討伐出来るスキルなんてのも……いやいやいや、それもう攻撃スキルじゃん。生産系のはずだぞ俺は。
「そう言えばトーゴさん、報告したらまずどうするんですか?」
「そうだな……取り敢えずは今日の宿をどうにかしよう。宿が高ければどこか拠点を作れる場所を後で探すとして……その後は必要なものの買い出しかな」
「買い出し、ですか」
「多分にウインドウショッピングも兼ねると思うけど、この世界でどんなものが売っているかも確認しておきたいし。後は他のギルドの情報収集もやっておきたいけど、これは明日以降でもいいと思う」
「ああ、確かにそうですね……個人的には時計とかが欲しいですけど」
そう、この世界、時計は存在するものの数が結構少ないのだ。
この街しか見ていないから本当のところはどうか分からないけど、少なくとも俺がここまで見た時計はこのギルドの建物内にひとつと、街の中心らしき場所に大きい時計がひとつの合計ふたつしかなかった。裏山に至っては気配すらない。
そうなると腕時計……とはいかなくても懐中時計くらいは欲しいものだけど、果たしてそんなものがあるかどうか……
「お待たせしました。トーゴ=ミズモトさん、エリナ=サンタラさん、こちらにどうぞ」
「あ、はい。ありがとうございます」
呼ばれて受付に向かうと、あれだけあったトロリ草がおよそ半分に減っていた。半分、というのは俺の採った根っこ付きのやつはそのまま机の上にのっかったままだからだ。
「お疲れ様でした、まずはおふたり合わせて100株のトロリ草採取、報告を確認しました。合計5回ずつの重複達成となりますので、それぞれに実績ポイント5を付与、達成報酬合計100銅となります。
それとこちらのトロリ草についてですが、塊根がついておりますのでご希望であればこれについての依頼も達成報告出来ますがいかがいたしましょう?」
……ああ、やっぱり根っこは別に依頼があったのか。
「そっちの依頼のランクと報酬はどうなっていますか?」
「トロリ草の塊根採取は銅ランク常設依頼となります。報酬は1株当たり10小銀、5回までの重複達成が認められています。今回持ち込まれた塊根はそれよりだいぶ多いので、5株以外は買い取り自体は出来ても実績ポイントは付与されませんが、いかがいたしますか?」
「……それは1週間ごとに5株ずつ持ち込んで依頼達成にすることは出来ますか?」
「……出来なくはありませんが、トロリ草の塊根は生だと足が早いので1週間は持ちませんよ? 乾燥させて持ち込むという手もあるにはありますが、トロリ草の乾燥は技術が必要なため、製薬ギルドの依頼を受けた方が報酬もいいと思いますし」
なるほど、最初に説明を受けた住み分けというやつか……聞いた限りだと結構根っこの報酬額はいい感じだし、ここである程度の臨時報酬を受け取っておくのも悪くはないか。
「では5回達成分と追加買い取り4株、それをふたり分で合計18株買い取ってください」
「かしこまりました。ではこちら銅ランク達成5回をおふたり分で実績ポイントをそれぞれに50付与、達成報酬および買い取り額合計180小銀となります。
先程のと合計しておひとり当たり55実績ポイント、報酬が180小銀と100銅になります、お確かめください」
トロリ草の塊根35株と報酬が机に置かれる。塊根はあとでインベントリに収納するとして……そう言えば硬貨の価値も知らないんだな、鑑定してみるか。
銅貨
銅で出来た硬貨の中で、小銅貨、穴あき銅貨に次いで価値の低い硬貨。日本円に換算するとおよそ100円程度の価値を持つ。
小銅貨の10倍、穴あき銅貨の2倍の価値がある。5枚で小銀貨と等価になる。
小銀貨
銀で出来た硬貨の中で最も価値の低い硬貨。銅貨5枚の価値がある。日本円に換算するとおよそ500円の価値を持つ。
2枚で穴あき銀貨、10枚で銀貨、20枚で小金貨と等価になる。
……大体価値的には最初に思った通りなんだけど、何で鑑定内容にこの世界にあるはずのない日本円とか出ちゃってんの? 誰がこの項目作ってんの? 感覚的にわかりやすくていいけど。
とにかく、ということはこの硬貨全体で10万円ほどの価値があるってことになるわけだ。初日にしては結構稼げたな。
しかしこれを持ち運ぶのは流石にかさばるか……あ、そうだ。
「すいません、これ俺たちの金庫に半分ずつにして預けられますか?」
「もちろんです、達成報酬に限らず貨幣は全て金庫に預ける形になります。それではトーゴ=ミズモトさんとエリナ=サンタラさんの金庫に90小銀と50銅ずつお預けということでよろしいですか?」
「お願いします。お店でカードを出せば直接買い物など出来るんですよね」
「はい、一部の小規模屋台等を除きまして使えない場所はないはずですので、是非とも活用してみてください」
「いろいろありがとうございます。ではまた」
「ご利用ありがとうございました」
やっぱりこの世界、結構便利だな。どこまでそうかはわからないけど、決済システムなんかは転生前とほとんど同レベルな気がする。さて、用事を済ませに行こうか……っと、その前に。
「エリナさん、報告終わったよ。はい、これエリナさんのカード」
「ありがとうございます。それで、あの……おいくらになりましたか?」
「実績ポイントが55ずつ付与、達成報酬は90小銀と50銅ずつを折半って感じになったよ。初日にしては結構稼げた」
「あの……それ、大体どのくらいの価値になるんですか? あの、元居た世界で」
……む。そう言えばエリナさんはフィンランドだからユーロ圏だったか。となると日本円よりユーロの方が分かりやすそうだな。
ええと、俺が死んだときのユーロの価値から計算すると……
「大体ひとり400ユーロってとこかな」
聞いた瞬間、目を丸くしてた。……臨時収入があったにせよ、日当としては確かに多いからな。気持ちはわかる。
---
※ちょっと解説
日当400ユーロ程度ということで驚いていましたが、実働時間考えると時給200ユーロ超えてるので物価考えると恐ろしい高収入です。
「さてと、それじゃギルドに戻って依頼達成の報告をしようか。エリナさんが頑張ってくれたおかげで、思ってたよりずっと早く終わったよ」
「いえいえそんなこちらこそ! 私じゃ根っこから抜くなんてこと出来ませんでしたし……本当にトーゴさん凄いですね」
「まあ、最初の転生でそういう能力を望んだからね」
逆に言うと、転生の時に混乱して自分の望むままの能力を手に入れられなかった――平たく言えばエリナさんのような人は苦労するかもしれないな……
そんなことを考えながらのギルド帰還。取り敢えず達成報告は受付でいいんだよな、確か。色々利用する側としては1か所に全て集まっているというのは楽でいいもんだけど。
「すいません、依頼達成報告に来ました」
「はい、お疲れ様です。ギルドカードの確認をしますのでご提示ください」
「はい、お願いします。トーゴ=ミズモトとエリナ=サンタラの2名によるパーティーです」
「拝見します。……はい、確認しました。受注した依頼は軽銀ランク常設依頼のトロリ草採取で間違いありませんね?」
「はい」
「では採取したトロリ草をお出しください」
言われるがまま、インベントリから今日の採取分を出す。俺の分が根っこもついた状態で53株、エリナさんの分が蔓と葉っぱだけの状態で47株、合計100株ジャスト。俺の採った分があと数本残っているけど、これについては個人的に使いたいからそのまま残して……っと。
受付の人――マリアさんでもルサルカさんでもない知らない人は、少しだけきょとんとした顔をした後、おもむろにトロリ草の数を数え始めた。
「……トーゴさん、あの受付の人ただ数えてるだけに見えますけど……本物かどうか確認しなくていいんですかね?」
「いや、あれは確認してるよ。分かりにくいけど鑑定の魔法を常時使いながら数えてる」
「トーゴさん、そんなこともわかるんですか?」
「そういうスキルも持ってた。多分、副次的なもんだろうけど」
魔法感知って、さっき見たら出てたな。もしかしたら採取とか、あるいは制作過程で必要になることがあるのかもしれない。
……そう考えると、もしかしたら動物系の素材を採取する際に討伐出来るスキルなんてのも……いやいやいや、それもう攻撃スキルじゃん。生産系のはずだぞ俺は。
「そう言えばトーゴさん、報告したらまずどうするんですか?」
「そうだな……取り敢えずは今日の宿をどうにかしよう。宿が高ければどこか拠点を作れる場所を後で探すとして……その後は必要なものの買い出しかな」
「買い出し、ですか」
「多分にウインドウショッピングも兼ねると思うけど、この世界でどんなものが売っているかも確認しておきたいし。後は他のギルドの情報収集もやっておきたいけど、これは明日以降でもいいと思う」
「ああ、確かにそうですね……個人的には時計とかが欲しいですけど」
そう、この世界、時計は存在するものの数が結構少ないのだ。
この街しか見ていないから本当のところはどうか分からないけど、少なくとも俺がここまで見た時計はこのギルドの建物内にひとつと、街の中心らしき場所に大きい時計がひとつの合計ふたつしかなかった。裏山に至っては気配すらない。
そうなると腕時計……とはいかなくても懐中時計くらいは欲しいものだけど、果たしてそんなものがあるかどうか……
「お待たせしました。トーゴ=ミズモトさん、エリナ=サンタラさん、こちらにどうぞ」
「あ、はい。ありがとうございます」
呼ばれて受付に向かうと、あれだけあったトロリ草がおよそ半分に減っていた。半分、というのは俺の採った根っこ付きのやつはそのまま机の上にのっかったままだからだ。
「お疲れ様でした、まずはおふたり合わせて100株のトロリ草採取、報告を確認しました。合計5回ずつの重複達成となりますので、それぞれに実績ポイント5を付与、達成報酬合計100銅となります。
それとこちらのトロリ草についてですが、塊根がついておりますのでご希望であればこれについての依頼も達成報告出来ますがいかがいたしましょう?」
……ああ、やっぱり根っこは別に依頼があったのか。
「そっちの依頼のランクと報酬はどうなっていますか?」
「トロリ草の塊根採取は銅ランク常設依頼となります。報酬は1株当たり10小銀、5回までの重複達成が認められています。今回持ち込まれた塊根はそれよりだいぶ多いので、5株以外は買い取り自体は出来ても実績ポイントは付与されませんが、いかがいたしますか?」
「……それは1週間ごとに5株ずつ持ち込んで依頼達成にすることは出来ますか?」
「……出来なくはありませんが、トロリ草の塊根は生だと足が早いので1週間は持ちませんよ? 乾燥させて持ち込むという手もあるにはありますが、トロリ草の乾燥は技術が必要なため、製薬ギルドの依頼を受けた方が報酬もいいと思いますし」
なるほど、最初に説明を受けた住み分けというやつか……聞いた限りだと結構根っこの報酬額はいい感じだし、ここである程度の臨時報酬を受け取っておくのも悪くはないか。
「では5回達成分と追加買い取り4株、それをふたり分で合計18株買い取ってください」
「かしこまりました。ではこちら銅ランク達成5回をおふたり分で実績ポイントをそれぞれに50付与、達成報酬および買い取り額合計180小銀となります。
先程のと合計しておひとり当たり55実績ポイント、報酬が180小銀と100銅になります、お確かめください」
トロリ草の塊根35株と報酬が机に置かれる。塊根はあとでインベントリに収納するとして……そう言えば硬貨の価値も知らないんだな、鑑定してみるか。
銅貨
銅で出来た硬貨の中で、小銅貨、穴あき銅貨に次いで価値の低い硬貨。日本円に換算するとおよそ100円程度の価値を持つ。
小銅貨の10倍、穴あき銅貨の2倍の価値がある。5枚で小銀貨と等価になる。
小銀貨
銀で出来た硬貨の中で最も価値の低い硬貨。銅貨5枚の価値がある。日本円に換算するとおよそ500円の価値を持つ。
2枚で穴あき銀貨、10枚で銀貨、20枚で小金貨と等価になる。
……大体価値的には最初に思った通りなんだけど、何で鑑定内容にこの世界にあるはずのない日本円とか出ちゃってんの? 誰がこの項目作ってんの? 感覚的にわかりやすくていいけど。
とにかく、ということはこの硬貨全体で10万円ほどの価値があるってことになるわけだ。初日にしては結構稼げたな。
しかしこれを持ち運ぶのは流石にかさばるか……あ、そうだ。
「すいません、これ俺たちの金庫に半分ずつにして預けられますか?」
「もちろんです、達成報酬に限らず貨幣は全て金庫に預ける形になります。それではトーゴ=ミズモトさんとエリナ=サンタラさんの金庫に90小銀と50銅ずつお預けということでよろしいですか?」
「お願いします。お店でカードを出せば直接買い物など出来るんですよね」
「はい、一部の小規模屋台等を除きまして使えない場所はないはずですので、是非とも活用してみてください」
「いろいろありがとうございます。ではまた」
「ご利用ありがとうございました」
やっぱりこの世界、結構便利だな。どこまでそうかはわからないけど、決済システムなんかは転生前とほとんど同レベルな気がする。さて、用事を済ませに行こうか……っと、その前に。
「エリナさん、報告終わったよ。はい、これエリナさんのカード」
「ありがとうございます。それで、あの……おいくらになりましたか?」
「実績ポイントが55ずつ付与、達成報酬は90小銀と50銅ずつを折半って感じになったよ。初日にしては結構稼げた」
「あの……それ、大体どのくらいの価値になるんですか? あの、元居た世界で」
……む。そう言えばエリナさんはフィンランドだからユーロ圏だったか。となると日本円よりユーロの方が分かりやすそうだな。
ええと、俺が死んだときのユーロの価値から計算すると……
「大体ひとり400ユーロってとこかな」
聞いた瞬間、目を丸くしてた。……臨時収入があったにせよ、日当としては確かに多いからな。気持ちはわかる。
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日当400ユーロ程度ということで驚いていましたが、実働時間考えると時給200ユーロ超えてるので物価考えると恐ろしい高収入です。
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