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ザガルバ編
81.お客さんと世間話するよ
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――ザガルバに入って1週間後。
「……はい、お待たせしました。こちらクレームブリュレとクレームダンジュ、アイスピーチリーフティーふたつになります。それではごゆっくりどうぞ……はい、いらっしゃいませ」
「すいません、ベビーカステラのホイップクリーム添えとレモングラスティーを店頭で、ベビーカステラのプレーンとカボチャのタルトをふたつずつ持ち帰りでください」
「ありがとうございます、ベビーカステラのホイップクリーム添えとレモングラスティーをおひとつずつ、ベビーカステラのプレーンとカボチャのタルトをおふたつずつで29クン頂戴します」
「えーと……30クンでいいですか?」
「はい、30クンのお預かりで1クンのお返しになります。それでは少々お待ちください」
……とまあこんな感じで、初日と2日目で開発した新メニュー2種はもちろんのこと、もともと売っていたベビーカステラとカボチャのタルトの売れ行きも非常によろしい。ちょっとよろしすぎる気もしたため、営業時間をお昼の3時間程度に抑えることにしたのはちょっとした誤算ではあったけど、全体的に屋台は順調である。
ちなみにマジェリアで言われていた非課税枠である10万フィラー……こちらでは2万5千クンだけど、これはウルバスクに入って少しだけ拡大し、3万クンまで収入が認められることになった。とはいってももともとそこまでガッツリ稼ぐわけじゃないから、そんなに影響らしい影響はないけど。
で、俺が昼に商売してその他の時間を情報収集に回している間、エリナさんはエリナさんで冒険者組合の仕事をしている。初日に組んだパーティーに拘らず色々な依頼を色々な層のパーティーと共にこなしているようで。
「大体近郊の駆除依頼が多いから、1日で終わるのを選んでこなしてる感じかな……」
「そうなんだ。で、パーティーメンバーとはどうなの」
「老若男女問わず組んでみてる……とはいっても流石に年齢が高すぎるのはいないから老にも程があるけど、何だかんだで私が一番ランクが高かったり若輩だったり、結構面白いわよ。
あ、ただ――」
「ただ?」
「この間困ったことがあって、ほら、最初のパーティーが困ってた話覚えてる?」
「ああ、覚えてる。確かパーティー内のカップルが勝手に脱退したってアレでしょ?」
「そう。その原因になったカップルの男の方が、この間私に言い寄ってきてね」
「なんだと」
「傍に女性の影もなかった辺り、とんでもないナンパ野郎だったって訳ね」
「で、そのクソ野郎どうしたの」
「あしらってもあしらってもしつこく来てたから、トーゴさんにもらったジッテで思いっきりぶん殴ってやったわ。組合的にもメンバー的にも要注意人物だったみたいで、女性陣から拍手されたけど」
よろしい。無茶しないようにと言いたいところだけど、そんな輩は長脇差の錆にしてもいいくらいだ。錆びないけどアレ。
「そんな男の話はいいとして、女性陣と男性陣とではやっぱり持ってる情報も違うみたいでね……」
曰く、女性陣が純粋に噂話を根拠にしていることが多いのに対して、男性陣はある程度報道に則った情報を共有しているらしいとのこと。そんな感じだから男性陣からしてみれば女性だけのパーティーなんて危なっかしいことこの上なく、女性陣からしてみれば男性だけのパーティーは口うるさくて息が詰まるのだとか。
……似たような話、前世でも聞いたことがあるな。俺はあまりピンとこなかったけど、というか今もあまりピンとは来てないけど。エリナさん結構思考の方向性は男性寄りのような気もするしなあ。
で、そんな男性陣が持ってる情報は、やっぱりひと味違った。
「エスタリスが獣害対策に対空・航空兵器を開発?」
「うん。メンバーの皆さん曰く、獣害対策って言ってるけど要はドラゴンを相手にするためだろうって。実際ドラゴンくらいしかそんなの使う相手いないって事らしいわよ」
「うーん、航空兵器っていうのが爆撃機じゃなくて戦闘機の事を指してるんだとしたらそういうことになる、か……?」
いや、それよりエスタリスがそんな兵器を開発って、向こうの魔導工学のレベルどうなってんだよ。ウルバスクの生活家電……? 的な魔道具の発展ぶりも考えると、マジェリアがとんでもない田舎国家に感じるぞ。
「エスタリス以外の……例えばスヴェスダにはそういう噂はなかったの?」
「え? うーん……なかったように思うわね。スヴェスダと言えば最初にお邪魔したパーティーにいたマルタさんだけど、彼女曰く攻撃魔法重視の国、らしいけどそれ以上の事は何も」
「攻撃魔法重視、ね……」
となると、魔道具を作ったり魔導工学の研究をしたりするよりはずっと直接的な手段に頼る傾向のある国なのかもしれない。それでよくこの辺りが平穏無事でいられるものだとも思うけど。
いずれにせよ、エスタリスがここら一帯では頭ひとつ抜けた魔導工学レベルを持っているのは間違いない、という訳か……
……というのが、エリナさんを通じて冒険者組合側から得た情報である。それらはもちろん都度大臣閣下に報告しており、向こうは向こうで色々入ってきている情報を精査しているに違いない。
というのも――どうにも話を聞く限り、マジェリアが中部諸国連合の中で置いてけぼりを食らっている感が否めないのである。それは決して俺の印象だけの話ではなく、それが証拠に大臣閣下も焦りと苛立ちを覚えているようなのだ。
……おくびにも出そうとはしないけど、魔道具の向こうの空気感で何となくわかる。
そして置いてけぼりを食らっているというのであれば、中部諸国連合はマジェリアから一体何を隠しているのか……まあ選択して共有していないのなら、ろくな代物ではないんだろうけど。
「なんだかなあ……」
思わずそう独り言ちてため息をついてしまう俺を誰が責められようか。
「あはは、流石夫婦ですね。エリナさんも最初の頃、そんな風に溜息、ついてましたよ?」
「おっと、これは失礼。決して皆さんが悪いわけではありませんので」
「いやー、悪いね店長。アタシたちも出来れば早い時間に来たいんだけどさ、組合の依頼も油断してるとなくなったりで、結局こんな時間になっちまう訳よ」
「いえいえ、こちらこそご贔屓にしていただきありがとうございます」
「こちらこそ……しかし本当に美味しいな、エリナさんの旦那さんが作るお菓子は。僕が今まで食べた中でも上位に入るかもしれない。
あ、申し訳ないけどレモングラスティーをもう1杯いただけるかな」
「ありがとうございます、2クンになります」
……彼女らはエリナさんの話にも出てきた、最初に組んだパーティーメンバーである。お姉さんが最初にうちのお客さんになってくれたクララさんは説明の必要がないとして、その後残りふたり……サラさんとマルタさんも誘ってくれたのだ。
ちなみに彼女らは全員、本人たちも言っている通り昼は冒険者組合で働いている。その為うちの営業時間からは少しばかりずれる事をと凄く残念がっていて、それならばと完全予約ということでこの時間を彼女らだけに開放することにしたのだ。
……エリナさんがお世話になったってこともあるしね。誰にでもするわけじゃないよ。
「それにしても夫婦そろってマジェリアから来たんだよな? 大変だねえ」
「そうでもありませんよ。これで結構評判がいいですし」
「にしてもアレだろ、魔動車とは言え屋台暮らしだろ。定住して店を開くとか考えなかったのか?」
「ああ、それは確かに思うね。これほどの腕ならば、固定の店舗を持って課税対象になっても十分やっていけるだろうに」
そんなにレベル高いかな、このお菓子……? 自分じゃよくわからん。それに定住しない理由は最初から変わっていない。
「その定住する場所を探してるんですよ。何というか、自分たちが住みたい暮らしたい場所を。その為にはまず色々な場所を見て回るのが一番だろうということで――」
「――当分は旅の日々ということか。ということはいずれこの街も出て行くって訳か?」
「まあ、そうですね。この街というかこの国というか」
口には出せないけど、大臣閣下からの依頼もあるしね。どれくらい放浪することになるかは分からないけど、まあ1年は下らないだろう。もっとも俺たちに与えられた時間は、それこそ無限にあるわけだからその程度1分1秒とそう変わらないけれども。
「まあ、じゃあ、アタシたちはそれまでの間ここで舌鼓を打つことにしようかね」
「太るよサラ」
「その分動いてんだからいいじゃんか」
……こうして話しているだけで分かる。この人たちはいい人たちだ。エリナさんがお世話になりました、当店をご贔屓にして下さりありがとうございます、ペコリ。
---
既婚者に言い寄るクソ野郎は死ぬべきである(
というかパーティークラッシュさせるだけのことはありますわなーそして最初のパーティーメンバーがレニさん並みの付き合いになる予感。
次回更新は05/07の予定です!
「……はい、お待たせしました。こちらクレームブリュレとクレームダンジュ、アイスピーチリーフティーふたつになります。それではごゆっくりどうぞ……はい、いらっしゃいませ」
「すいません、ベビーカステラのホイップクリーム添えとレモングラスティーを店頭で、ベビーカステラのプレーンとカボチャのタルトをふたつずつ持ち帰りでください」
「ありがとうございます、ベビーカステラのホイップクリーム添えとレモングラスティーをおひとつずつ、ベビーカステラのプレーンとカボチャのタルトをおふたつずつで29クン頂戴します」
「えーと……30クンでいいですか?」
「はい、30クンのお預かりで1クンのお返しになります。それでは少々お待ちください」
……とまあこんな感じで、初日と2日目で開発した新メニュー2種はもちろんのこと、もともと売っていたベビーカステラとカボチャのタルトの売れ行きも非常によろしい。ちょっとよろしすぎる気もしたため、営業時間をお昼の3時間程度に抑えることにしたのはちょっとした誤算ではあったけど、全体的に屋台は順調である。
ちなみにマジェリアで言われていた非課税枠である10万フィラー……こちらでは2万5千クンだけど、これはウルバスクに入って少しだけ拡大し、3万クンまで収入が認められることになった。とはいってももともとそこまでガッツリ稼ぐわけじゃないから、そんなに影響らしい影響はないけど。
で、俺が昼に商売してその他の時間を情報収集に回している間、エリナさんはエリナさんで冒険者組合の仕事をしている。初日に組んだパーティーに拘らず色々な依頼を色々な層のパーティーと共にこなしているようで。
「大体近郊の駆除依頼が多いから、1日で終わるのを選んでこなしてる感じかな……」
「そうなんだ。で、パーティーメンバーとはどうなの」
「老若男女問わず組んでみてる……とはいっても流石に年齢が高すぎるのはいないから老にも程があるけど、何だかんだで私が一番ランクが高かったり若輩だったり、結構面白いわよ。
あ、ただ――」
「ただ?」
「この間困ったことがあって、ほら、最初のパーティーが困ってた話覚えてる?」
「ああ、覚えてる。確かパーティー内のカップルが勝手に脱退したってアレでしょ?」
「そう。その原因になったカップルの男の方が、この間私に言い寄ってきてね」
「なんだと」
「傍に女性の影もなかった辺り、とんでもないナンパ野郎だったって訳ね」
「で、そのクソ野郎どうしたの」
「あしらってもあしらってもしつこく来てたから、トーゴさんにもらったジッテで思いっきりぶん殴ってやったわ。組合的にもメンバー的にも要注意人物だったみたいで、女性陣から拍手されたけど」
よろしい。無茶しないようにと言いたいところだけど、そんな輩は長脇差の錆にしてもいいくらいだ。錆びないけどアレ。
「そんな男の話はいいとして、女性陣と男性陣とではやっぱり持ってる情報も違うみたいでね……」
曰く、女性陣が純粋に噂話を根拠にしていることが多いのに対して、男性陣はある程度報道に則った情報を共有しているらしいとのこと。そんな感じだから男性陣からしてみれば女性だけのパーティーなんて危なっかしいことこの上なく、女性陣からしてみれば男性だけのパーティーは口うるさくて息が詰まるのだとか。
……似たような話、前世でも聞いたことがあるな。俺はあまりピンとこなかったけど、というか今もあまりピンとは来てないけど。エリナさん結構思考の方向性は男性寄りのような気もするしなあ。
で、そんな男性陣が持ってる情報は、やっぱりひと味違った。
「エスタリスが獣害対策に対空・航空兵器を開発?」
「うん。メンバーの皆さん曰く、獣害対策って言ってるけど要はドラゴンを相手にするためだろうって。実際ドラゴンくらいしかそんなの使う相手いないって事らしいわよ」
「うーん、航空兵器っていうのが爆撃機じゃなくて戦闘機の事を指してるんだとしたらそういうことになる、か……?」
いや、それよりエスタリスがそんな兵器を開発って、向こうの魔導工学のレベルどうなってんだよ。ウルバスクの生活家電……? 的な魔道具の発展ぶりも考えると、マジェリアがとんでもない田舎国家に感じるぞ。
「エスタリス以外の……例えばスヴェスダにはそういう噂はなかったの?」
「え? うーん……なかったように思うわね。スヴェスダと言えば最初にお邪魔したパーティーにいたマルタさんだけど、彼女曰く攻撃魔法重視の国、らしいけどそれ以上の事は何も」
「攻撃魔法重視、ね……」
となると、魔道具を作ったり魔導工学の研究をしたりするよりはずっと直接的な手段に頼る傾向のある国なのかもしれない。それでよくこの辺りが平穏無事でいられるものだとも思うけど。
いずれにせよ、エスタリスがここら一帯では頭ひとつ抜けた魔導工学レベルを持っているのは間違いない、という訳か……
……というのが、エリナさんを通じて冒険者組合側から得た情報である。それらはもちろん都度大臣閣下に報告しており、向こうは向こうで色々入ってきている情報を精査しているに違いない。
というのも――どうにも話を聞く限り、マジェリアが中部諸国連合の中で置いてけぼりを食らっている感が否めないのである。それは決して俺の印象だけの話ではなく、それが証拠に大臣閣下も焦りと苛立ちを覚えているようなのだ。
……おくびにも出そうとはしないけど、魔道具の向こうの空気感で何となくわかる。
そして置いてけぼりを食らっているというのであれば、中部諸国連合はマジェリアから一体何を隠しているのか……まあ選択して共有していないのなら、ろくな代物ではないんだろうけど。
「なんだかなあ……」
思わずそう独り言ちてため息をついてしまう俺を誰が責められようか。
「あはは、流石夫婦ですね。エリナさんも最初の頃、そんな風に溜息、ついてましたよ?」
「おっと、これは失礼。決して皆さんが悪いわけではありませんので」
「いやー、悪いね店長。アタシたちも出来れば早い時間に来たいんだけどさ、組合の依頼も油断してるとなくなったりで、結局こんな時間になっちまう訳よ」
「いえいえ、こちらこそご贔屓にしていただきありがとうございます」
「こちらこそ……しかし本当に美味しいな、エリナさんの旦那さんが作るお菓子は。僕が今まで食べた中でも上位に入るかもしれない。
あ、申し訳ないけどレモングラスティーをもう1杯いただけるかな」
「ありがとうございます、2クンになります」
……彼女らはエリナさんの話にも出てきた、最初に組んだパーティーメンバーである。お姉さんが最初にうちのお客さんになってくれたクララさんは説明の必要がないとして、その後残りふたり……サラさんとマルタさんも誘ってくれたのだ。
ちなみに彼女らは全員、本人たちも言っている通り昼は冒険者組合で働いている。その為うちの営業時間からは少しばかりずれる事をと凄く残念がっていて、それならばと完全予約ということでこの時間を彼女らだけに開放することにしたのだ。
……エリナさんがお世話になったってこともあるしね。誰にでもするわけじゃないよ。
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「ああ、それは確かに思うね。これほどの腕ならば、固定の店舗を持って課税対象になっても十分やっていけるだろうに」
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「まあ、そうですね。この街というかこの国というか」
口には出せないけど、大臣閣下からの依頼もあるしね。どれくらい放浪することになるかは分からないけど、まあ1年は下らないだろう。もっとも俺たちに与えられた時間は、それこそ無限にあるわけだからその程度1分1秒とそう変わらないけれども。
「まあ、じゃあ、アタシたちはそれまでの間ここで舌鼓を打つことにしようかね」
「太るよサラ」
「その分動いてんだからいいじゃんか」
……こうして話しているだけで分かる。この人たちはいい人たちだ。エリナさんがお世話になりました、当店をご贔屓にして下さりありがとうございます、ペコリ。
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