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スティビア通過編
102.足止め中に情報収集するよ
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取り敢えずホテルの部屋に案内してもらい、貴重品以外の手荷物を置いたところで街に出てみる。出てみると言っても、最初に行くところは決まってるんだけど。
「ええと、フェリーターミナルでチケットを受け取らなきゃならないんだよね……ターミナルはあの駐車場近くの大きい建物でいいのかな? 屋台とかがある場所とは反対側にあったアレ」
「フロントでもらったこの地図だとそうね」
というわけで自分たちの車を駐車している場所まで戻ってきたわけなんだけど……大きさはともかく建物の作り自体は割合シンプルそうで助かった。これで無駄に広い上に4階建てだの何だのっていうターミナルだったら絶対迷う自信があるね。
ターミナルの自動ドアを抜けて、軽く周りを見渡してみる。するとチケットオフィスの看板がすぐに見つかった。すぐ近くには両替商らしきコーナーもある。……なるほど、用途が近そうなのをまとめて置いておくわけか。
「いらっしゃい、船のチケットをお求めで?」
「はい、明後日のフェリーを仮予約してある者なんですけど」
「それでは本予約をするので身分証明書を出してくれるかね」
「ええと、マジェリアの総合職ギルドカードでいいですか? 連合旅券の方がいいならそっちを出しますけど」
「そうだね。カードも決済に使うけど、連合旅券もあった方が助かるかな」
「ではこれで」
言われて俺たちはふたり分の旅券とカードをスタッフに手渡す。……考えてみれば当たり前か、俺たちが乗ろうとしているのは国際航路なわけだから。このターミナルが国内航路のターミナルを兼ねているのかどうかは分からないけど、仮予約が国際か国内か分からない以上は最初から旅券を提出した方が面倒はない。
「……ふむ、トーゴ=ミズモト=サンタラさんとエリナ=サンタラ=ミズモトさんだね。魔動車積載可のフェリーでバルコニー付きダブル、行き先はスティビアのポーリ国際客船ターミナルでよろしいか?」
「はい、それでお願いします」
「了解、今チケットを発券するから少し待っててくれ」
なんてやり取りをして、ふとオフィス脇に貼られているポスターを見る。そこに描かれていたのは、前世でも何度かポスターやパンフレットなんかで見た事のあるような豪華客船そのものだった。
確かに国際航路とは言ったけど、まさかフェリーってこんなにでかいのか……?
「お待たせ、これ、チケットね。カードと旅券も返すよ。こっちが乗客用のチケットで、こっちが魔動車用のチケット。魔動車でその脇のゲートから埠頭に入るんだけど、その時に下半分のチケットを回収するから。上半分はフェリーに載せる時に船員に渡してくれ」
「ありがとうございます。あの、それでもしかして船ってこれですか?」
「ん? ああいや、違う違う。これは魔動車が積めないタイプのフェリーでね。お客さんが乗るのはもっと大きい船だよ」
「え……」
もっと大きい船……だと……いやもしかしてこのポスターの船は俺が想像するよりも小さいのかもしれないけど……
「とにかく、明後日は出港1時間前にそこのゲートから魔動車で入ってね。言い忘れてたけど乗客用のチケットはゲートでもぎる必要はないから、そのまま船員に渡してくれ」
「あ、はい。分かりました、ありがとうございます」
……とにかく、これで明後日の乗船チケットは手に入った。後は……一応両替商の方もどんな感じかチェックしておくとしようか、この世界に来てからついぞ使うことなど……どころか、今まで国境都市を経由してきたから見た事がない。
「さて、どんなものかね……?」
「トーゴさん、これ見て」
「ん? ……レート表?」
これも懐かしいなあ。俺の行った都市ではほとんど全てで電光掲示板になってたけど、ここでは数字のブロックを組み合わせる古いタイプなんだな。
「で、これがどうかしたの?」
「いや、これってレートの数字を変えられるようになってるじゃない。つまりスティビアのリーアはクンやフィラーに対して……というか貿易貨幣に対して可変レートを選択しているということね」
「なるほど、ということはスティビアはジェルマと同じ大国側ってことか……」
「話はそれだけじゃない、というかもっと私たちに直接的に関わってくる問題があるんだけどね……」
「直接的に関わってくる問題?」
何だろう……両替するときにいちいち計算がめんどくさそうとかそういう話か? でもアレは現金でないと実感しにくい問題だし……あ。
「そうか、その問題があったか……」
「気づいた?」
そう言えば俺はこの世界に来て以来、キャッシュレスに慣れ切ってまともに現金を使用してなかった。屋台での代金を受け取る時も、マジェリアでは総合職ギルドカード、ウルバスクでは公務オフィスカードで決済してたからな……
ウルバスクの場合は中部諸国連合ってことで特に疑問を覚えず使用してたけど、スティビアに行ったらもしかしたらこのカード自体使用出来なくなるんじゃないか……?
なんて考えてたら、話を聞いていたらしい両替商の人が話しかけてきた。
「お客さん、決済カードをメインにご使用ですか?」
「え、ええ。マジェリアとウルバスク以外の国を知らないもので」
「決済カードはマジェリアの総合職ギルドカードですか? それでしたらスティビアでも使用出来ますよ。カードの裏に国際決済マークがありませんか?」
言われて見てみると、確かに右下隅にメビウスの輪のようなそれらしきマークがある。今までは全然意識したことなかったけど、ここまでくるといよいよ前世におけるクレジットカードっぽいな……
「であれば、決済カードに対応した店舗であれば金庫に入っている金額の範囲内で決済が可能です。中部諸国各国の発行カードであれば、ベースは貿易通貨になります。決済カードに対応していない店舗で買い物したい場合は、そのカードを使って取引金庫などから現地通貨を引き出せますよ」
「なるほど、ということはこれ1枚で大丈夫ってことですね」
「ええ、そうです」
クレジットカードではなくてデビットカードだったか……いずれにしてもこれで懸念事項はひとつ減ったな……
俺たちが用事を終えターミナルを出た頃には、既に時計の針は5時を回っていた。とは言え本当はもうちょっと時間がかかると思っていたし、この時間では夕飯にはちょっと早いかな……まだまだ日も高いし。
「ねえエリナさん、もうちょっとその辺散歩してから夕飯に――」
「トーゴさん、私おなかすいちゃったんだけど」
……マジカヨ。
「いやあの、早くないか……?」
「だってー! そこらかしこで海の匂いやら魚介焼いた匂いやらかがされたら、私の意に反しておなかがー……!!」
「いやまあ、気持ちはわかるけども」
そう言えばお昼も車の中っていうことで簡単なサンドイッチ2、3個だったんだよな……いかん、俺もおなかがすいてきた。
「それじゃ適当に店を探して入ってみるか。流石にこれだけの港町で外れっていうのもそう多くはないだろうし――」
「トーゴさん」
「ん?」
「海辺の町に外れ無し。それは所詮、幻想にすぎないのよ……」
「!?」
何かエリナさんが遠い目をしてる!? 前世で一体何があったの!? いやでも流石にそこは信用してもらわないとなあ……
「まあでもおなかはすいたからさっさと行きましょうトーゴさん!」
「……そうだね」
エリナさんは相変わらずだな……けど、店選びはちょっとばかり注意しとこう。
---
トーゴさん涙目……
ちなみにリーアは結構単位がでかいので、交易通貨に対して100リーア単位での取引になります。実際そこまで細かい単位での取引はなされませんが。
次回更新は07/09の予定です!
「ええと、フェリーターミナルでチケットを受け取らなきゃならないんだよね……ターミナルはあの駐車場近くの大きい建物でいいのかな? 屋台とかがある場所とは反対側にあったアレ」
「フロントでもらったこの地図だとそうね」
というわけで自分たちの車を駐車している場所まで戻ってきたわけなんだけど……大きさはともかく建物の作り自体は割合シンプルそうで助かった。これで無駄に広い上に4階建てだの何だのっていうターミナルだったら絶対迷う自信があるね。
ターミナルの自動ドアを抜けて、軽く周りを見渡してみる。するとチケットオフィスの看板がすぐに見つかった。すぐ近くには両替商らしきコーナーもある。……なるほど、用途が近そうなのをまとめて置いておくわけか。
「いらっしゃい、船のチケットをお求めで?」
「はい、明後日のフェリーを仮予約してある者なんですけど」
「それでは本予約をするので身分証明書を出してくれるかね」
「ええと、マジェリアの総合職ギルドカードでいいですか? 連合旅券の方がいいならそっちを出しますけど」
「そうだね。カードも決済に使うけど、連合旅券もあった方が助かるかな」
「ではこれで」
言われて俺たちはふたり分の旅券とカードをスタッフに手渡す。……考えてみれば当たり前か、俺たちが乗ろうとしているのは国際航路なわけだから。このターミナルが国内航路のターミナルを兼ねているのかどうかは分からないけど、仮予約が国際か国内か分からない以上は最初から旅券を提出した方が面倒はない。
「……ふむ、トーゴ=ミズモト=サンタラさんとエリナ=サンタラ=ミズモトさんだね。魔動車積載可のフェリーでバルコニー付きダブル、行き先はスティビアのポーリ国際客船ターミナルでよろしいか?」
「はい、それでお願いします」
「了解、今チケットを発券するから少し待っててくれ」
なんてやり取りをして、ふとオフィス脇に貼られているポスターを見る。そこに描かれていたのは、前世でも何度かポスターやパンフレットなんかで見た事のあるような豪華客船そのものだった。
確かに国際航路とは言ったけど、まさかフェリーってこんなにでかいのか……?
「お待たせ、これ、チケットね。カードと旅券も返すよ。こっちが乗客用のチケットで、こっちが魔動車用のチケット。魔動車でその脇のゲートから埠頭に入るんだけど、その時に下半分のチケットを回収するから。上半分はフェリーに載せる時に船員に渡してくれ」
「ありがとうございます。あの、それでもしかして船ってこれですか?」
「ん? ああいや、違う違う。これは魔動車が積めないタイプのフェリーでね。お客さんが乗るのはもっと大きい船だよ」
「え……」
もっと大きい船……だと……いやもしかしてこのポスターの船は俺が想像するよりも小さいのかもしれないけど……
「とにかく、明後日は出港1時間前にそこのゲートから魔動車で入ってね。言い忘れてたけど乗客用のチケットはゲートでもぎる必要はないから、そのまま船員に渡してくれ」
「あ、はい。分かりました、ありがとうございます」
……とにかく、これで明後日の乗船チケットは手に入った。後は……一応両替商の方もどんな感じかチェックしておくとしようか、この世界に来てからついぞ使うことなど……どころか、今まで国境都市を経由してきたから見た事がない。
「さて、どんなものかね……?」
「トーゴさん、これ見て」
「ん? ……レート表?」
これも懐かしいなあ。俺の行った都市ではほとんど全てで電光掲示板になってたけど、ここでは数字のブロックを組み合わせる古いタイプなんだな。
「で、これがどうかしたの?」
「いや、これってレートの数字を変えられるようになってるじゃない。つまりスティビアのリーアはクンやフィラーに対して……というか貿易貨幣に対して可変レートを選択しているということね」
「なるほど、ということはスティビアはジェルマと同じ大国側ってことか……」
「話はそれだけじゃない、というかもっと私たちに直接的に関わってくる問題があるんだけどね……」
「直接的に関わってくる問題?」
何だろう……両替するときにいちいち計算がめんどくさそうとかそういう話か? でもアレは現金でないと実感しにくい問題だし……あ。
「そうか、その問題があったか……」
「気づいた?」
そう言えば俺はこの世界に来て以来、キャッシュレスに慣れ切ってまともに現金を使用してなかった。屋台での代金を受け取る時も、マジェリアでは総合職ギルドカード、ウルバスクでは公務オフィスカードで決済してたからな……
ウルバスクの場合は中部諸国連合ってことで特に疑問を覚えず使用してたけど、スティビアに行ったらもしかしたらこのカード自体使用出来なくなるんじゃないか……?
なんて考えてたら、話を聞いていたらしい両替商の人が話しかけてきた。
「お客さん、決済カードをメインにご使用ですか?」
「え、ええ。マジェリアとウルバスク以外の国を知らないもので」
「決済カードはマジェリアの総合職ギルドカードですか? それでしたらスティビアでも使用出来ますよ。カードの裏に国際決済マークがありませんか?」
言われて見てみると、確かに右下隅にメビウスの輪のようなそれらしきマークがある。今までは全然意識したことなかったけど、ここまでくるといよいよ前世におけるクレジットカードっぽいな……
「であれば、決済カードに対応した店舗であれば金庫に入っている金額の範囲内で決済が可能です。中部諸国各国の発行カードであれば、ベースは貿易通貨になります。決済カードに対応していない店舗で買い物したい場合は、そのカードを使って取引金庫などから現地通貨を引き出せますよ」
「なるほど、ということはこれ1枚で大丈夫ってことですね」
「ええ、そうです」
クレジットカードではなくてデビットカードだったか……いずれにしてもこれで懸念事項はひとつ減ったな……
俺たちが用事を終えターミナルを出た頃には、既に時計の針は5時を回っていた。とは言え本当はもうちょっと時間がかかると思っていたし、この時間では夕飯にはちょっと早いかな……まだまだ日も高いし。
「ねえエリナさん、もうちょっとその辺散歩してから夕飯に――」
「トーゴさん、私おなかすいちゃったんだけど」
……マジカヨ。
「いやあの、早くないか……?」
「だってー! そこらかしこで海の匂いやら魚介焼いた匂いやらかがされたら、私の意に反しておなかがー……!!」
「いやまあ、気持ちはわかるけども」
そう言えばお昼も車の中っていうことで簡単なサンドイッチ2、3個だったんだよな……いかん、俺もおなかがすいてきた。
「それじゃ適当に店を探して入ってみるか。流石にこれだけの港町で外れっていうのもそう多くはないだろうし――」
「トーゴさん」
「ん?」
「海辺の町に外れ無し。それは所詮、幻想にすぎないのよ……」
「!?」
何かエリナさんが遠い目をしてる!? 前世で一体何があったの!? いやでも流石にそこは信用してもらわないとなあ……
「まあでもおなかはすいたからさっさと行きましょうトーゴさん!」
「……そうだね」
エリナさんは相変わらずだな……けど、店選びはちょっとばかり注意しとこう。
---
トーゴさん涙目……
ちなみにリーアは結構単位がでかいので、交易通貨に対して100リーア単位での取引になります。実際そこまで細かい単位での取引はなされませんが。
次回更新は07/09の予定です!
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