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エスタリス・ジェルマ疾走編
119.ハイランダーズジレンマ
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いつも通り茶檀を木工ギルドに納品し終えたレニは、その足で総合職ギルドに向かった。
木工ギルドと言えば……彼女はトーゴとエリナに出会った日を境に、ブドパスにおける自分の待遇が随分とよくなったような気がしていた。それもそのはずで、あの時問題になっていたマイルズ商会への直接納入は、あの日を境に正式に禁止されていたのだった。
そういう意味でも本来あるべき姿に戻っただけとも言えるが、それでもレニとその村の生活が以前よりも良くなったのは喜ぶべきことであった。
しかし、それでもそれまで受けてきた不当な待遇の印象はそう簡単に消えるものでもなく、あのふたりのいないブドパスという街は彼女にとってなるべくならば長居したくない場所でもあった。
そんな中での総合職ギルドへの呼び出しである。
実はレニはある程度マジェリア語を理解出来るようになっているとはいえ、まだまだあいさつ程度の言葉しか喋れないし理解出来ない。なので先程検問の男性に言われたことも、半分程度しか理解出来ていなかった。
そして理解出来ていないものには後半の内容も一部含まれていて――
「総合職ギルドが一体何の用なんだろう?」
――総合職ギルドに自分を呼び出したのが誰なのか、彼女はまるで理解していなかったのだった。
とは言えレニにしてみれば、あのギルドの誰が自分を呼び出そうがそう変わるものでもない。唯一ヘドヴィグ――ハイランダー受付担当には心を許しているものの、それ以外では現総合職ギルドマスターであるエンマとの間にも一定の距離はある。
でも、もしかしたら――あのふたりが帰ってきているかもしれない、なんて淡い期待を抱きつつ、レニは総合職ギルドホールの入り口をくぐった。
「ええと、まずはハイランダー受付にっと……」
「あ、レニさーん」
「え? あ、ヘドヴィグさん」
声がした方にレニが顔を向けると、そこには目ざとく彼女の姿を見つけてハイランダー受付で手を振るヘドヴィグの姿があった。1か月前も同じ様子を見たなと苦笑いを浮かべながら近づくレニに、ハイランダー受付担当は人間独特の低めの発音で話しかけてきた。
「レニさんお久しぶりだのー、銀行の用事以外にもいつでも来ていいのー」
「相変わらず変な発音ね。まあ、可愛いからいいけど」
「レニさんがひどいのー。勉強中だから仕方ないのー」
ヘドヴィグのハイランダーエルフ語は、レニからすれば発音も変なら語彙もまだまだ発展途上だ。それが何となく村の年下を相手にしているようで、気が付けば互いにとてつもなく馴れ馴れしい関係――というより接し方になっている。
もっともレニにとってもヘドヴィグは、ブドパスで唯一ハイランダーエルフ語が通じる相手なのでどうしてもそういう態度になるのだ。
「そう言えば、レニさんを呼んでる人がいるのー」
「ああ、検問で聞いたわ。でも誰が呼んでるかはわからなかったのよね、一応教えてはくれたみたいだけど」
「しょうがないのー、あの人マジェリア語しか喋らないのー」
「それで? 誰が呼んでるって?」
「マジェリ=ベアトリクス様なのー」
「マジェリ=ベアトリクス……って、公女殿下、じゃない、大臣閣下!? 何でそんな人が私を!? いや確かにあの時に会ったような気がするけど!」
「何でも、急ぎの用事らしいのー。でもレニさん、どうやったら会えるか分からないから困ってたのー」
「あ、ああ……」
確かにレニは、ブドパスの中にいる人間と連絡を取る手段を持っていない。しかもここ最近は総合職ギルドに寄っていなかったから余計に音信不通状態だった
「でもよかったのー。トーゴさんとエリナさんが危なかったのー」
「トーゴさんとエリナさん!? あのふたりがどうかしたの!? 危ないってどういうことなのよヘドヴィグさん!!」
「おおおおちつくのー! 今ベアトリクス様を――」
「ああ、来てくれたんですねレニ=ドルールさん。ちょうどよかったです」
レニがヘドヴィグの胸ぐらをつかんで問い詰めていたその時、受付の奥から噂の人物がマジェリア語で話しかけてきた。その佇まいと口調は穏やかなれど、表情は裏腹に緊張感にあふれている。
自分の想像以上に事態がひっ迫しているのをそれで感じ取ったレニは、使用する言語をマジェリア語に変えてベアトリクスに詰め寄る。
「閣下、トーゴさんと、エリナさん、どうしたの!?」
「レニさんには全て説明します。何しろ、おふたり直々に指名されたのですからね……つきましては奥の部屋に移動しましょう、ここでは目立ちますから」
「うん、分かった!」
そうして奥の部屋に移動し、ベアトリクスから説明を受けてトーゴたちから送られた音声記録に耳を傾けるレニ。厳しい表情でそれを聞いていた彼女は、音声が終わると腕を組み、下を向いて軽く唸り始める。
「……どうですか、レニさん。トーゴさんは、あなたならわかると」
「……閣下、言っておくけど。私も、全部は分からない。アルブランエルフ語は」
「そう、ですか……」
「でも、分かるところは、全部正しい。分からないところも、予想は出来る。それも、全部正しいと思う」
「本当ですか!?」
「うん、ちょっと、確かに危ないかも。トーゴさんたちもだけど、この国も」
……言ってレニは、心の中で苦笑した。
ハイランダーエルフである彼女は、本来人間が人間の枠組みで作った国家などどうでもいい存在のはずだった。そもそも先程からも言っている通り、この国で彼女、のみならずハイランダーエルフは不利な待遇を受け続けてきた。それが制度的なものでないにしても明確な差別である以上、マジェリアという国に対しあまりよい印象を持たないのも自然な流れである。
しかし、レニはそこで思考停止するほど愚かなエルフではなかった。
確かに国に対してよい印象がないのは変わらないものの、この国に彼女にとって良き友人がいることもまた事実なのである。
だからこそ、彼女はこの国が危ないと分かって無視は出来なかった。
「アルブランエルフが、こんなことしてるなんて、悲しいけど」
「……そう言えば我々はエルフというものについてあまりに無知ですね。住んでいる場所によって違うというのは聞きますが……アルブランエルフというのは、どういった人々なのですか?」
「アルブランエルフは、おとなしくて礼儀正しい。けど、めったに表に出てこない」
「表に出てこない……?」
「そして、アルブランエルフだけが、アルブランエルフ語を使う。エリナさんは、何でか知ってたし使ってたけど。でも発音が違う。今聞いたのは、間違いなくアルブランエルフのアルブランエルフ語」
「……でも表に出てこないんですよね?」
「そう。だから悲しいし、信じられない」
もしかして自分のように人間の友人を作ることが出来ずに、悲しみ、恨んでいるんじゃないか……そんな風にもレニは思ったものの、雰囲気は完全に侵略者のそれで、それがレニにはさらに信じられずにいた。
――同時刻、ヴィアンのホテルにて。
「……さて、ここを出たらジェルマに行くわけだけど……どこに行くのが一番近いかな」
「うーん……あれ?」
今後の予定を立てるべく周辺地図を広げていたエリナさんは、何か不思議なものを見つけたかのように声を上げる。
「どうかした、エリナさん?」
「……トーゴさん、ここ見て。あり得ないわよ」
「どれどれ……っ!?」
言われてエリナさんの指さした場所を見てみると、そこには確かに信じられない、存在しないはずのものが記されていた。
「……空港まで、市内中心部から20キロ……!? いや、空港、だと……!?」
有り得ない。ここに来るまで、そんなものを俺たちは未だ見たことがない。そもそも飛行機と言うものの存在自体、この世界に来てから全く聞いたことがないのだけど――いや、まさか?
「エスタリスには、存在している……?」
となると、ここの重要性が一気に高まってくる。どうしよう、これは大臣閣下に伝えたいけど……いよいよ、この国を脱出しなければならないようだ……
---
変な語尾だったりカタコトだったりするのは別に狙ってるわけじゃなくて、普段使用しているのとは違う言語を喋っているせいで不自由しているということを端的に表すだけなのー(
次回更新は08/29の予定です!
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実はレニはある程度マジェリア語を理解出来るようになっているとはいえ、まだまだあいさつ程度の言葉しか喋れないし理解出来ない。なので先程検問の男性に言われたことも、半分程度しか理解出来ていなかった。
そして理解出来ていないものには後半の内容も一部含まれていて――
「総合職ギルドが一体何の用なんだろう?」
――総合職ギルドに自分を呼び出したのが誰なのか、彼女はまるで理解していなかったのだった。
とは言えレニにしてみれば、あのギルドの誰が自分を呼び出そうがそう変わるものでもない。唯一ヘドヴィグ――ハイランダー受付担当には心を許しているものの、それ以外では現総合職ギルドマスターであるエンマとの間にも一定の距離はある。
でも、もしかしたら――あのふたりが帰ってきているかもしれない、なんて淡い期待を抱きつつ、レニは総合職ギルドホールの入り口をくぐった。
「ええと、まずはハイランダー受付にっと……」
「あ、レニさーん」
「え? あ、ヘドヴィグさん」
声がした方にレニが顔を向けると、そこには目ざとく彼女の姿を見つけてハイランダー受付で手を振るヘドヴィグの姿があった。1か月前も同じ様子を見たなと苦笑いを浮かべながら近づくレニに、ハイランダー受付担当は人間独特の低めの発音で話しかけてきた。
「レニさんお久しぶりだのー、銀行の用事以外にもいつでも来ていいのー」
「相変わらず変な発音ね。まあ、可愛いからいいけど」
「レニさんがひどいのー。勉強中だから仕方ないのー」
ヘドヴィグのハイランダーエルフ語は、レニからすれば発音も変なら語彙もまだまだ発展途上だ。それが何となく村の年下を相手にしているようで、気が付けば互いにとてつもなく馴れ馴れしい関係――というより接し方になっている。
もっともレニにとってもヘドヴィグは、ブドパスで唯一ハイランダーエルフ語が通じる相手なのでどうしてもそういう態度になるのだ。
「そう言えば、レニさんを呼んでる人がいるのー」
「ああ、検問で聞いたわ。でも誰が呼んでるかはわからなかったのよね、一応教えてはくれたみたいだけど」
「しょうがないのー、あの人マジェリア語しか喋らないのー」
「それで? 誰が呼んでるって?」
「マジェリ=ベアトリクス様なのー」
「マジェリ=ベアトリクス……って、公女殿下、じゃない、大臣閣下!? 何でそんな人が私を!? いや確かにあの時に会ったような気がするけど!」
「何でも、急ぎの用事らしいのー。でもレニさん、どうやったら会えるか分からないから困ってたのー」
「あ、ああ……」
確かにレニは、ブドパスの中にいる人間と連絡を取る手段を持っていない。しかもここ最近は総合職ギルドに寄っていなかったから余計に音信不通状態だった
「でもよかったのー。トーゴさんとエリナさんが危なかったのー」
「トーゴさんとエリナさん!? あのふたりがどうかしたの!? 危ないってどういうことなのよヘドヴィグさん!!」
「おおおおちつくのー! 今ベアトリクス様を――」
「ああ、来てくれたんですねレニ=ドルールさん。ちょうどよかったです」
レニがヘドヴィグの胸ぐらをつかんで問い詰めていたその時、受付の奥から噂の人物がマジェリア語で話しかけてきた。その佇まいと口調は穏やかなれど、表情は裏腹に緊張感にあふれている。
自分の想像以上に事態がひっ迫しているのをそれで感じ取ったレニは、使用する言語をマジェリア語に変えてベアトリクスに詰め寄る。
「閣下、トーゴさんと、エリナさん、どうしたの!?」
「レニさんには全て説明します。何しろ、おふたり直々に指名されたのですからね……つきましては奥の部屋に移動しましょう、ここでは目立ちますから」
「うん、分かった!」
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「……どうですか、レニさん。トーゴさんは、あなたならわかると」
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「そう、ですか……」
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「そして、アルブランエルフだけが、アルブランエルフ語を使う。エリナさんは、何でか知ってたし使ってたけど。でも発音が違う。今聞いたのは、間違いなくアルブランエルフのアルブランエルフ語」
「……でも表に出てこないんですよね?」
「そう。だから悲しいし、信じられない」
もしかして自分のように人間の友人を作ることが出来ずに、悲しみ、恨んでいるんじゃないか……そんな風にもレニは思ったものの、雰囲気は完全に侵略者のそれで、それがレニにはさらに信じられずにいた。
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「……さて、ここを出たらジェルマに行くわけだけど……どこに行くのが一番近いかな」
「うーん……あれ?」
今後の予定を立てるべく周辺地図を広げていたエリナさんは、何か不思議なものを見つけたかのように声を上げる。
「どうかした、エリナさん?」
「……トーゴさん、ここ見て。あり得ないわよ」
「どれどれ……っ!?」
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有り得ない。ここに来るまで、そんなものを俺たちは未だ見たことがない。そもそも飛行機と言うものの存在自体、この世界に来てから全く聞いたことがないのだけど――いや、まさか?
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となると、ここの重要性が一気に高まってくる。どうしよう、これは大臣閣下に伝えたいけど……いよいよ、この国を脱出しなければならないようだ……
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