4 / 29
1
3
しおりを挟む
そう、決めたイーナは早かった。嫌がられようが、無視されようが、片端から生徒に訊き回る。
駆け回る内にある事が、発覚した。黄色い悪魔は、どうやら昨日教師に呼び出されていたあのレオンのようだ。
レオンは、この学園で術師としても、人としても、有名人のようで名前を出しただけで恐れられるか、賞賛されるかのどちらかである。
学園最強と謳われる術師。どこにいるのかも当然知らない。一学生に過ぎない自分が、その有名人にどうやって会うのかが問題だ。しかも、学年も上のようで出会う難易度がさらに困難を極めた。
知り合いすら見つからず、手紙を渡す事すら出来ないとは。
「……ソイツに会いたいのか」
そう言うのは丁度、黄色い悪魔について話してくれた男子生徒である。
「会いたいです。どうしても、その人に手紙を渡したくて」
どうしても届けなくてはいけない理由を、白い封筒に入った手紙を見せつけた。このままでは想いをのせた紙を無駄にしまう。この辺から親切というより、意地になってきた俺。
こちらの困った様子をみて、紫紺の瞳を持った人物は一度ゆっくりと目を閉じてから息を吐いた。
「分かった。案内してやる」
「えっ、いいんですか。というか知り合いだったんですか」
「……知り合いだな。丁度、彼奴に用があるのだがついてくるか」
「行きます! 行かせてください」
その人に頭を全力で下げた。話しかけた人が偶然にも黄色い悪魔と知り合いだったとは。
「それを、渡させるかどうかは分からないが」
「それでも、こういうのは行ったことが大事だと思うんですよ。心の折り合いをつけるために」
「それもそうだな」
会話をしながらレオンのところまで案内してくれる紫紺の瞳を持つ人は、ロタリオという名前だと自己紹介してくれた。
「それより、君、そのメガネどうしたんだ。片方だけ割れているようだけど」
「お恥ずかしい話。つまずいて、地面にそのままダイブしてしまいこうなりました。結構ドジなんですよね」
「そうかーーー、メガネの替えはあるのか」
「もちろん、ありますよ。今日、寮に届く予定なので」
「それはよかった」
前を歩いていたロタリオは振り返る。
「その、だな。一応俺は、この学園で秩序を守る役職をしている。何かあれば、ここに言ってくれてもいいし、俺に直接会いにきてもいいから、相談してくれ」
ロタリオが手渡してきたのは紙の切れ端。切れ端には学生相談室と走り書きされ、学園のどこにあるのかも書かれていた。
「あはは」とイーナは空笑いし、目を細めてはこめかみを掻く。
「……変な嘘をつくのは、やめた方がいいですね」
「その通りだ。言いたくないのは分かるが、こちらの仕事を奪わないで欲しい」
「善処します」
「前向きに考えてくれ」
再び、ロタリオは前を歩き出した。
良い人に出会えたなと思いつつ、案内されたのはある教室。授業はもう終わっているようで人がまばらであったが、その中でも一際目立つ人の集りがある。集まる者全てが色めき立ち、その中心となるのが目当ての男子生徒である。
隙間から金髪が見えるくらいで、入れる隙はない。
「どけ、俺はソイツに用があるんだ」
近づくのも億劫だが、ロタリオは気に留めることはなく人の塊を追い払う。
「うわ、ロタリオだ」「ほんとタイミングわる」と文句を垂れつつも蜘蛛の子を散らすように皆が離れていく。残ったのは学園最強と呼ばれる男だけ。
「何かよう」
「何か用かって? 貴様が昨日何をしたのか本当に分かっているのか。保護観察されていることを肝に銘じろ」
「はいはい、分かっている。散々昨日言われたんだ、もういいだろ。面倒な奴だな」
見た目は王子様だというのに、椅子の背にもたれるレオンは子供のようにそっぽを向いてしまった。話す気はないと拒絶され、ロタリオの眉の間に皺が溜まっていく。
「あの、いいですか」
腕を組むロタリオの後ろからイーナは顔を出し、ロタリオの一歩前に出る。そして、口を尖らせているレオンに手紙を差し出した。
話に割入ったのは二人の仲が悪くとも、自身には何も関係ないので手紙を渡し早く帰りたかったからだ。
「君は……」
外を見ていた青い瞳がゆっくりとこちらに向けられた。その視線が、内心ドキッとさせたイーナは頭を下げて目線を逸らす。
「あの……これ手紙で、受け取ってもらえませんか。大事なもの……らしいので」
突き出した手紙を持つ指先が震えてきては、カラカラと喉が渇く。自身が告白するわけではないというのに、冷や汗を流し緊張している。
やはり、この学園で有名人になるだけある。前に立つだけ足元が崩れそうになり、存在そのものが、全く住む世界違うのだと理解させられる。
「……もらっていいの」
レオンは椅子から立ち上がり、一歩、一歩と距離を詰めてくる。それだけで圧迫感を感じて足先は震えた。
「もっ、もちろんです。貴方のためにかぁいたっものなので、たぶん……」
「うん。ありがとう」
噛んでしまったが言葉は届いたようだ。
骨ばった綺麗な両手が見え、やっと手紙を受け取ってもらえると安堵する。けれど、手は手紙を通り過ぎ、長い指先はイーナのこめかみに添えられた。
「なにっ……」
頭を掴まれると身を引くが、こめかみにピリッとした静電気が走る。
音に驚いて瞼を閉じたが、特に掴まれることはなく。恐る恐る、瞼を開ければ手が離れていくところが見え、周りの景色が鮮明になっていた。
「メガネが直ってる……」
先程までひび割れていた筈のレンズは手に取って観察するが、どの角度から見ても傷一つない。先ほどの静電気はメガネを直すための術の光だったらしい。
そして目の前は人が、メガネを取ってくれた人だと気がついた。
「あっ、この前メガネを取ってくれた人ですよね。その時はどうも、ありがとうございました。助かりました。それに、メガネを直していいただいて、すいません」
イーナは謝罪もこめて頭を下げた。
「それくらい、いくらでするよ。それより、返事はいつがいいかな」
「そうですね、明日とかでいいんじゃないですかね。心の準備とかありますから」
彼は先程、杖を持たずに術を唱えたように見えた。術を唱えるには何かしらの媒介がないとできない筈だ。では、何を持って術を唱えた。手につけている指輪なのか、それとも揺れる赤いピアスか。見ても、全く分からないけど。
「分かった、明日返事するよ」
「はい、お願いします」
レオンが手紙を手にするのを確認してからイーナは離れた。
「俺は授業があるので、これで」
「ちょっ、君の名前は」
サッと身を縮め、何もかも振り切るように教室から脱出した。緊張から解き放たれてやっと落ち着いて息ができる。
目的は果たせた。あの人にもう会う事はないだろと思った午後だった。
*
「待って、兄さん……それ兄さんが告白した事になってない」
「はぁ?」
電話の向こうにいる弟が訳の分からない事を言い始めた。今日も学校が終わった夜に電話をかけ、巻き込まれた手紙の事件を話しての反応だった。
「だって、兄さん。落ち着いて考えてみてよ。その手紙に宛名はあっても、差出人の名前はあった?」
「うーん、なかったな。手紙は分からないが、封筒からは確認はできなかった」
「もう一個、その手紙は自分ではなく、違う人からですって相手に言って渡した?」
「言ってないな。というか、そんなこと言わなくても、分かるだろ。男だし、平凡だし」
「全く理由になってないけどね。できるだけ早く、明日でもいいから、その人にちゃんと話した方がいいよ。その人の勘違いが広がる前に」
「勘違いなんて、ないない。絶対にない」
あまりのありえない話に受話器を持ったまま、手を仰ぐ。勘違いがあったとしても、レオンが俺を選ぶ事はない。
「その根拠は?」
「あの人は、誰から見ても美丈夫だった。なのに、どこでもいるような、しかも男に告白されて受け入れる人じゃない。もっと美人な人とか、聖人みたいな人と付き合うね」
「それは兄さんの主観でしょ。その人がどう思っているかなんて、分からないよ。聴いていると結構前向きだし、もしかしたら兄さんの事、めちゃくちゃ美人だと思っているのかもよ」
「ハッ」
鼻で笑ってしまった。ありえない事を真面目に言う弟。少々、心配性なところがあるから、どんな事にも注意深くいろと忠告してくれているのだろう。
「兄さん、真面目に聴いてる?」
「聞いている、聞いてる。明日、その人にちゃんと話しておくよ」
「兄さん……全く聴く気ないね。俺は言ったからね。この件がどうなっても、俺は知らないからね。何が起きても自分でどうにかしてよ」
「はいはい、心配ありがとう。また明日、報告する」
「良い報告待っているよ。おやすみ、また明日」
おやすみ、また明日とイーナと繰り返して受話器を下ろした。
どんな勘違いが生まれようとも、明日、弟に報告することは何も起きていないか、あの人に振られたという事だけ。だから、この話は学園の有名人に会ったという話で終わるのだ。
さて、明日の用意でもしようと、電話を机に戻すのだった。
駆け回る内にある事が、発覚した。黄色い悪魔は、どうやら昨日教師に呼び出されていたあのレオンのようだ。
レオンは、この学園で術師としても、人としても、有名人のようで名前を出しただけで恐れられるか、賞賛されるかのどちらかである。
学園最強と謳われる術師。どこにいるのかも当然知らない。一学生に過ぎない自分が、その有名人にどうやって会うのかが問題だ。しかも、学年も上のようで出会う難易度がさらに困難を極めた。
知り合いすら見つからず、手紙を渡す事すら出来ないとは。
「……ソイツに会いたいのか」
そう言うのは丁度、黄色い悪魔について話してくれた男子生徒である。
「会いたいです。どうしても、その人に手紙を渡したくて」
どうしても届けなくてはいけない理由を、白い封筒に入った手紙を見せつけた。このままでは想いをのせた紙を無駄にしまう。この辺から親切というより、意地になってきた俺。
こちらの困った様子をみて、紫紺の瞳を持った人物は一度ゆっくりと目を閉じてから息を吐いた。
「分かった。案内してやる」
「えっ、いいんですか。というか知り合いだったんですか」
「……知り合いだな。丁度、彼奴に用があるのだがついてくるか」
「行きます! 行かせてください」
その人に頭を全力で下げた。話しかけた人が偶然にも黄色い悪魔と知り合いだったとは。
「それを、渡させるかどうかは分からないが」
「それでも、こういうのは行ったことが大事だと思うんですよ。心の折り合いをつけるために」
「それもそうだな」
会話をしながらレオンのところまで案内してくれる紫紺の瞳を持つ人は、ロタリオという名前だと自己紹介してくれた。
「それより、君、そのメガネどうしたんだ。片方だけ割れているようだけど」
「お恥ずかしい話。つまずいて、地面にそのままダイブしてしまいこうなりました。結構ドジなんですよね」
「そうかーーー、メガネの替えはあるのか」
「もちろん、ありますよ。今日、寮に届く予定なので」
「それはよかった」
前を歩いていたロタリオは振り返る。
「その、だな。一応俺は、この学園で秩序を守る役職をしている。何かあれば、ここに言ってくれてもいいし、俺に直接会いにきてもいいから、相談してくれ」
ロタリオが手渡してきたのは紙の切れ端。切れ端には学生相談室と走り書きされ、学園のどこにあるのかも書かれていた。
「あはは」とイーナは空笑いし、目を細めてはこめかみを掻く。
「……変な嘘をつくのは、やめた方がいいですね」
「その通りだ。言いたくないのは分かるが、こちらの仕事を奪わないで欲しい」
「善処します」
「前向きに考えてくれ」
再び、ロタリオは前を歩き出した。
良い人に出会えたなと思いつつ、案内されたのはある教室。授業はもう終わっているようで人がまばらであったが、その中でも一際目立つ人の集りがある。集まる者全てが色めき立ち、その中心となるのが目当ての男子生徒である。
隙間から金髪が見えるくらいで、入れる隙はない。
「どけ、俺はソイツに用があるんだ」
近づくのも億劫だが、ロタリオは気に留めることはなく人の塊を追い払う。
「うわ、ロタリオだ」「ほんとタイミングわる」と文句を垂れつつも蜘蛛の子を散らすように皆が離れていく。残ったのは学園最強と呼ばれる男だけ。
「何かよう」
「何か用かって? 貴様が昨日何をしたのか本当に分かっているのか。保護観察されていることを肝に銘じろ」
「はいはい、分かっている。散々昨日言われたんだ、もういいだろ。面倒な奴だな」
見た目は王子様だというのに、椅子の背にもたれるレオンは子供のようにそっぽを向いてしまった。話す気はないと拒絶され、ロタリオの眉の間に皺が溜まっていく。
「あの、いいですか」
腕を組むロタリオの後ろからイーナは顔を出し、ロタリオの一歩前に出る。そして、口を尖らせているレオンに手紙を差し出した。
話に割入ったのは二人の仲が悪くとも、自身には何も関係ないので手紙を渡し早く帰りたかったからだ。
「君は……」
外を見ていた青い瞳がゆっくりとこちらに向けられた。その視線が、内心ドキッとさせたイーナは頭を下げて目線を逸らす。
「あの……これ手紙で、受け取ってもらえませんか。大事なもの……らしいので」
突き出した手紙を持つ指先が震えてきては、カラカラと喉が渇く。自身が告白するわけではないというのに、冷や汗を流し緊張している。
やはり、この学園で有名人になるだけある。前に立つだけ足元が崩れそうになり、存在そのものが、全く住む世界違うのだと理解させられる。
「……もらっていいの」
レオンは椅子から立ち上がり、一歩、一歩と距離を詰めてくる。それだけで圧迫感を感じて足先は震えた。
「もっ、もちろんです。貴方のためにかぁいたっものなので、たぶん……」
「うん。ありがとう」
噛んでしまったが言葉は届いたようだ。
骨ばった綺麗な両手が見え、やっと手紙を受け取ってもらえると安堵する。けれど、手は手紙を通り過ぎ、長い指先はイーナのこめかみに添えられた。
「なにっ……」
頭を掴まれると身を引くが、こめかみにピリッとした静電気が走る。
音に驚いて瞼を閉じたが、特に掴まれることはなく。恐る恐る、瞼を開ければ手が離れていくところが見え、周りの景色が鮮明になっていた。
「メガネが直ってる……」
先程までひび割れていた筈のレンズは手に取って観察するが、どの角度から見ても傷一つない。先ほどの静電気はメガネを直すための術の光だったらしい。
そして目の前は人が、メガネを取ってくれた人だと気がついた。
「あっ、この前メガネを取ってくれた人ですよね。その時はどうも、ありがとうございました。助かりました。それに、メガネを直していいただいて、すいません」
イーナは謝罪もこめて頭を下げた。
「それくらい、いくらでするよ。それより、返事はいつがいいかな」
「そうですね、明日とかでいいんじゃないですかね。心の準備とかありますから」
彼は先程、杖を持たずに術を唱えたように見えた。術を唱えるには何かしらの媒介がないとできない筈だ。では、何を持って術を唱えた。手につけている指輪なのか、それとも揺れる赤いピアスか。見ても、全く分からないけど。
「分かった、明日返事するよ」
「はい、お願いします」
レオンが手紙を手にするのを確認してからイーナは離れた。
「俺は授業があるので、これで」
「ちょっ、君の名前は」
サッと身を縮め、何もかも振り切るように教室から脱出した。緊張から解き放たれてやっと落ち着いて息ができる。
目的は果たせた。あの人にもう会う事はないだろと思った午後だった。
*
「待って、兄さん……それ兄さんが告白した事になってない」
「はぁ?」
電話の向こうにいる弟が訳の分からない事を言い始めた。今日も学校が終わった夜に電話をかけ、巻き込まれた手紙の事件を話しての反応だった。
「だって、兄さん。落ち着いて考えてみてよ。その手紙に宛名はあっても、差出人の名前はあった?」
「うーん、なかったな。手紙は分からないが、封筒からは確認はできなかった」
「もう一個、その手紙は自分ではなく、違う人からですって相手に言って渡した?」
「言ってないな。というか、そんなこと言わなくても、分かるだろ。男だし、平凡だし」
「全く理由になってないけどね。できるだけ早く、明日でもいいから、その人にちゃんと話した方がいいよ。その人の勘違いが広がる前に」
「勘違いなんて、ないない。絶対にない」
あまりのありえない話に受話器を持ったまま、手を仰ぐ。勘違いがあったとしても、レオンが俺を選ぶ事はない。
「その根拠は?」
「あの人は、誰から見ても美丈夫だった。なのに、どこでもいるような、しかも男に告白されて受け入れる人じゃない。もっと美人な人とか、聖人みたいな人と付き合うね」
「それは兄さんの主観でしょ。その人がどう思っているかなんて、分からないよ。聴いていると結構前向きだし、もしかしたら兄さんの事、めちゃくちゃ美人だと思っているのかもよ」
「ハッ」
鼻で笑ってしまった。ありえない事を真面目に言う弟。少々、心配性なところがあるから、どんな事にも注意深くいろと忠告してくれているのだろう。
「兄さん、真面目に聴いてる?」
「聞いている、聞いてる。明日、その人にちゃんと話しておくよ」
「兄さん……全く聴く気ないね。俺は言ったからね。この件がどうなっても、俺は知らないからね。何が起きても自分でどうにかしてよ」
「はいはい、心配ありがとう。また明日、報告する」
「良い報告待っているよ。おやすみ、また明日」
おやすみ、また明日とイーナと繰り返して受話器を下ろした。
どんな勘違いが生まれようとも、明日、弟に報告することは何も起きていないか、あの人に振られたという事だけ。だから、この話は学園の有名人に会ったという話で終わるのだ。
さて、明日の用意でもしようと、電話を机に戻すのだった。
70
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は未定
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
・本格的に嫌われ始めるのは2章から
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
α主人公の友人モブαのはずが、なぜか俺が迫られている。
宵のうさぎ
BL
異世界に転生したと思ったら、オメガバースの世界でした。
しかも、どうやらここは前世の姉ちゃんが読んでいたBL漫画の世界らしい。
漫画の主人公であるハイスぺアルファ・レオンの友人モブアルファ・カイルとして過ごしていたはずなのに、なぜか俺が迫られている。
「カイル、君の為なら僕は全てを捨てられる」
え、後天的Ω?ビッチング!?
「カイル、僕を君のオメガにしてくれ」
この小説は主人公攻め、受けのビッチング(後天的Ω)の要素が含まれていますのでご注意を!
騎士団長子息モブアルファ×原作主人公アルファ(後天的Ωになる)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる