Cat walK【完結】

Lucas

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裕斗とニア

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 そんな俺も今はもう高校生。十七歳。最後に会った兄と同じ年になっていた。
 新しい家は、前に住んでいた家からずいぶん遠い。
 箕面市みのおし。そこに、俺は今住んでいる。結局、兄が訪ねてくることは一度もなかった。本当はとても会いたかったけど、兄はもうこんな家に関わらない方がいいような気もしていた。
 俺だって高校を卒業したら出て行きたかった。でも、新しい父親はどうやら俺に会社の跡を継がせたがっているようだった。だから、子どもという存在が必要だったのだ。
 誰が継ぐか、マルチなんか。
 しかし、両親ともに、もう継がせる気満々だ。大学すら俺に決めさせてもらえない。母は男の言いなりだ。俺の意見なんて聞く気がない。昔からだが。我が子より、自分の理想の贅沢な暮らしを選んだ母を憎みたかった。でも、できなかった。
 誰かに憎悪を向けるのが怖かった。
 俺は、また、人を殺してしまうのかもしれない。
 蓮に対して、俺は悪意の塊だった。言わなくていいことを言った。一方的に傷つけた。もう償うこともできない。
 誰にも深く関わらず、兄にも会いに行かず、ただ淡々と日々の生活をこなす。それでいいんだ。そうすることで、あの人物の幻も現れなくなった。
 なのに、俺はあいつと出会ってしまった。
 夢野ゆめの
 高校の後輩。母親が心理士らしく、本人もやたらとおせっかいな性格をしていた。俺に目をつけたのは、そんな性分だったからだろう。ショートカットが良く似合っていて、いつも穏やかに笑っていた。
阿久津あくつ先輩」
 部活にも入らず、早々と帰宅しようとする俺を、こうやっていつも引き止める。
「今日もいい感じに暗いですね」
 そしてかなり失礼だ。
「暗くて悪かったな」
「そこがわりとかっこいいと、一年の女子に人気あるの知ってます?」
「知るか」
 いつの間にか隣に並んで歩き出す。ひっきりなしに喋っているので、俺は仕方なく自転車を押して歩く。
「はあ、そうですか。先輩って本当に周りに興味ないんですね。わたしがその競争率の高さに焦りを感じていることも知りません?」
「は?」
 はっきり言って、俺はそこまで鈍くない。当初はただのおせっかいだと思っていたが、さすがにここまで付きまとってくると気がつくこともある。
「じゃあ、梅田うめだに新しくオープンした猫カフェに行きましょうか」
「行かん。急に何やねん」
「伝わってないから行動で示そうかなって。デートに誘ってみたんですよ」
 俺はそれもすげなく断る。それでも、一生懸命に話しかけてきて、諦めず俺に積極的に関わってくれるのはこいつだけだった。不登校になった時も、誰も、俺に構うことなんてしなかった。家族ですら。だから、気を許し始めていたのかも知れない。こうして、夢野が一方的に喋るだけのこの時間が心地よかったのかもしれない。
 自分さえ不用意にアクションを起こさなければ、夢野の話を聞くだけなら不幸は起こらないだろう。
 そう思っていた。過去の記憶にも、その時だけ蓋ができた。
 こうやって、人恋しさに負けたからあの悲劇は起きたということを忘れてはいけなかったのに。
「猫嫌いですか?」
「嫌い」
「猫とわたし、どっちが好きですか?」
「猫」
 どっちも嫌い、というのはさすがに言いすぎかとためらった結果、咄嗟にでた答え。それを聞いて、夢野がにいっと笑う。
「じゃあ、猫カフェ行きましょう」
「意味分からん」
「わたしより猫が好きなんでしょ? あ、何か、さっきはしてやったりって思ったけど、これってわたし悲しくないですか?」
「どうでもいいし。つーか、行かんから。梅田遠いし」
「近いですよ。ほら、そうと決まったら即出発」
 ぐいぐいと反対側から自転車を押して無理やり進路を変えられる。俺はそこまで抵抗する気は最初からなくなすがままだった。家に帰るのが嫌だった。だから、急遽発案された夢野遠足計画にも付き合うことにした。
 遠足だ。デートではない。
 ホームで並んでぼんやりと電車を待つ。
「にあ」
 その声に、俺は顔を上げる。改札の方から同じ高校の制服を着た女子が二人、夢野に手を振りながらやってきた。一言、二言話して、ホームの端へと去っていく。電車がホームに入ってくる。
「……友達?」
「はい。同じクラスの」
「にあって?」
「ん? ニア。わたしの名前ですけど」
 電車の扉が開く。夢野が手を引いて、俺は車内へと滑り込む。
 扉が閉まった。
「片仮名でニア。可愛いでしょ?」
 夢野が笑う。
「猫の鳴き声みたいで」
 俺は、何も答えなかった。構わず話し続ける夢野の声を聞きながら、窓から外を眺める。また、悲劇の舞台に上がろうとしているような気がした。一度乗り換えてようやく阪急梅田はんきゅううめだ駅へと到着する。いつきてもすごい人だ。俺たちは駅を出て阪急東通り商店街の方へと歩いて行く。
「なんかややこしい場所にオープンしたみたいで。ちょっと迷子になりそうですね。住所は堂山どうやま町の……」
 夢野はスマホを操作しながら歩いて行く。危なっかしい足取りに気を取られていた俺は、馬鹿みたいに真正面から人にぶつかってしまった。ぎろりと睨まれる。
「す、すみません」
「先輩、何してるんですか?」
「うるさい。お前が前見て歩かんから」
「前見てないのは先輩でしょ。あ、こっちから行ったら近いみたいですよ。うわ、ホテルとかある。先輩、連れ込まないから安心してください」
 夢野はそう言って商店街から脇道に逸れた。俺はもう何も言う気がなく肩を落としてその後をついて行った。両脇にホテルが建ち並ぶ。落ち着かなくてつい早足になり、俺は夢野を追い越した。
 その時、行く手を塞ぐように二人組がホテルから出てきた。ぎょっとして、思わず立ち止まり目を見張る。
 出てきたのは、男性二人組。
 俺が気になったのはその部分だけでなく、その内の一人の顔に見覚えがあったからだ。
 やけに整った顔。芸能人みたいだと、あの頃と同じ感想が咄嗟に胸を過る。
 道を空けない俺にその二人組が顔を上げてこちらを見た。
 しっかりと目が合う。
もえ……?」
「は?」
 萌。おそらくそうだ。というより、絶対。
 萌は隣の男に耳打ちをしたあと、笑顔で手を振って別れた。その男はどう見ても四十は過ぎているように見える。
 対する萌は、あの頃の面影をしっかりと残していて背はあまり伸びなかったのか今は俺よりも低い。華奢な体は頼りなく、どちらかというと成長した蓮を見ているようにも思えた。
「で、何か用?」
 萌が俺を見据えてそう聞いた。表情から察するに、まだ俺が誰だか分かっていないようだ。警戒心だけが伝わってくる。
「阿久津先輩? 知り合いですか?」
 後ろから夢野が覗き込む。俺は動かない。阿久津という名前を聞いて、萌が考え込むような仕草をする。
「あくつ? 誰? 俺のことなんで知ってるん?」
「……阿久津、裕斗です」
「あくつゆうとくん? で? それが? 俺の名前どこで知ったん?」
 覚えていない。というより、名前でピンとこないだけなのだろう。自己紹介をした覚えはないが、蓮から聞いていると思っていた。覚えていないなら、このまま人違いでしたと言って立ち去る方がいいのかもしれない。でも、名前を呼んでしまっているし、明らかに警戒されている以上、このまま通してはくれなさそうだ。
 やはり来なければよかった。嫌な予感はしていたはずなのに。
「えっと、蓮の……同級生やった……」
 そこまで言ったところで、萌の表情が変わった。ああ、完全に思い出したんだなと分かる表情だ。あの頃と変わらない、俺を見下す目。
「ああ、はいはい。そうか。へえ、あくつくんは高校生やのに堂々とこういうとこでデート? ていうか、君ら年齢でアウトやと思うよ」
「あ、いえ。猫カフェでデート予定です。この先の」
 夢野はまったく動じずに店の名前を告げる。萌が頷く。
「そこ知ってる。案内するわ。ついてき」
 萌がふらふらと歩き出し、夢野はお礼を言って素直にあとをついて行く。二人が何を考えているのか分からない。逃げ出したいが、そういうわけにもいかず、俺もそれに従うしかなかった。
 猫カフェに到着してしまう。外観は古民家風で、この時間帯は空いているのか客が二人ほど入っているだけだった。猫と触れ合う座敷と、カウンター席がいくつかと、それから奥にテーブル席が一つ。すぐに猫に夢中になった夢野は座敷へと上がり、俺は何故か中までついてきた萌とテーブル席についた。夢野は俺たちに背を向けたまま。あいつなりに気を使っているのかも知れない。
 萌はすぐ話を切り出す。
「まあ、お前と仲良く思い出話なんかする気はないけど。いらん情報流されたり、余計なことされたないから、一応説明しといたるわ」
「いらん情報?」
「見たやろ? さっき」
「……あれ誰?」
「客」
「客? ああ、あのホテルで働いとるってこと?」
 萌が吹きだす。その顔が本当に蓮に似ていて胸が痛んだ。
「俺の客ってこと。てか、本名呼ばれて焦ったし。ほんまやめろや、そういうの。あと、呼び捨てかよ」
「本名って……名前隠して仕事してるん?」
 運ばれてきたコーヒーに口をつける。
「源氏名があるから。レンって名前」
 飲み物を吹きだしそうになり俺はむせる。源氏名? レン? 萌は一体何の話をしているんだ?
「売り専って分かる? まあ、さっきの反応からして絶対分からんやろうな。説明しても分からなそう」
「どういうこと? 何で、蓮の名前、それに、あんな、ホテル行く仕事って、そ、それって」
「どもりすぎ。キモイ。大体お前が考えてるので合っとるよ。そういうお仕事」
「なんで?」
 俺の声に、店内の人間プラス猫が視線をこちらに向ける。萌が笑顔でそれらをあしらう。夢野と目が合ったが、俺はすぐに逸らした。
「声でか。静かにしろや」
「ごめん」
 萌も飲み物に口をつける。重めの前髪が目にかかる。目の色が少し違うことに気づいた。カラーコンタクトを入れているようだ。髪こそ染めてはいないが、あの頃と変わらず派手な雰囲気という印象は消えない。
「蓮が、死んだことくらいは知ってるんやろ?」
 萌がまた話し出す。俺は頷いた。しばらく沈黙が続く。
「……なんで、あいつやったんやろな」
「…………」
「体弱い上に、足まで悪くて、それやのに、弱音一つ吐かんとやで? いっつも周りのことばっか考えて、気使って。そんな奴に、なんで追い打ちかけるようなこと起こるんやろな」
 冷たく、暗い声。萌の瞳から光が消えていくようだった。
「なんの為に生まれてきたんやろうって思わん? ひどい目に遭うために、生まれてきたんって」
 視線が、ゆっくりと俺のほうに移動する。うっすらと茶色い瞳が俺を捉える。
「なんで、お前みたいな虫殺しのガキじゃなくて、蓮やったんやろうな?」
 トン。軽い足音を立てて、猫がキャットタワーに登っていくのが視界の端に映った。俺はその姿を追うように、萌から目を逸らすように、視線を滑らせる。夢野が正座してそれをぼんやりと見ていた。他の客のように撫でようとしたり写真を撮ろうともしていない。アンテナはこちらに向けられていることがしっかりと伝わってくる。
「こんなんゆってもしゃあないってことは、分かってるけど」
 萌もそれに気づいたのか、ややトーンを落とし俺に向き直った。
「それでも、しばらくはほんまに納得いかんくて、受け入れられんくて、なにもかもどうでもいいって感じやった。でもな、うちの親が言うんよ。もう我慢せずに好きなことやっていいよって。今までお前も辛かったやろって」
 見たこともない萌たちの親の姿が目に浮かぶようだった。蓮を見ていれば分かる。いい親だったのだろうなと。
「親なりの励ましやったかもしらんけどさ、正直、ショックやったわ。親からは、そんな風に見えてたんかって。俺が、蓮のせいで我慢してるとか、辛い思いしてるとか、そう思われてたんかって。そりゃ、ガキの頃は思ったこともあるけど、俺の中ではもうそんなんどうでもよくて、ほんまに蓮のことが好きなだけやったのにって。それで、一気に限界きた」
「限界?」
「そう。もう、いいやって。前向いて進んでくのは、自分の意志が必要やけど、落ちるのにはそれはいらん。力抜くだけで、どんどん転がり落ちる。なんもせんくても、堕ちるとこまで、堕ちる。そう思わん?」
 どう答えればいいのか分からない。でも、蓮の事件は、あまりにも不条理で不公平で、萌の気持ちは痛いほど分かる。だけど、俺には何かを言う資格すらない。
 その不条理には、俺の悪意が加算されているのだから。
 だんまりな俺を見て、萌はふっと鼻で笑う。
「それやのに、レンなんて名乗って、俺はまだ足掻いてるんかな?」
「それは、なんで? その、レンって名前……」
「泥の上でも綺麗に咲く花。蓮の名前の由来。そう名乗ってれば、汚れずにいられるかなって」
 無理やったけど、と呟いて萌はポケットからタバコを取り出し火をつけた。店員が慌てて声をかける。
「あ、お客さん! すみません、ここは禁煙なんで」
「あ、はーい。すみません」
 萌は愛想よくそう答えたかと思うと、信じられない行動に出た。
「ぐっ……」
 タバコの火を俺の手の甲に押しつけたのだ。悲鳴こそなんとか押し殺したものの、思わず立ち上がった拍子に椅子を倒し店内に大きな音が響き渡る。
 手を押さえる俺の耳元で、萌が囁く。
「それでも、俺は沈まんからな。クソガキ」
 そう言って萌は立ち去った。大丈夫ですか、と氷が手に当てられる。
「あ、大丈夫です……って、お前、この氷どうした?」
 店員かと思ったら夢野だった。行動が早すぎる。
「グラスから出しました。わたし、アイス頼んでたんで。しばらくこれで押さえとった方がいいですよ。すみません、お騒がせして。うちらももう出ますんで」
 心配する店員を夢野が適当にあしらって、俺たちはカフェを後にした。俺は氷ごと右手を押さえながら通りを見渡す。萌の姿はない。
 萌からは殺意に近い怒りを感じた。
 昔、萌に釘を刺されたことを思い出した。
 ――まあ、人の名前からかうような馬鹿はしょーもない奴やからほっとけばいいだけやけど。
 恨まれても仕方ない。萌にとっては、俺は弟に嫌がらせをしていた虫殺しのクソガキだ。向こうもきっと会いたくなかったと思う。見られたくなかったと思う。この程度で済んだのは、俺にとっては幸運だったのかもしれない。
「氷、すぐ溶けてきちゃいますね。ドラッグストアかどっか寄って薬買いましょうか? 火傷用の薬とかあると思いますし」
 氷が落ちないようにと、夢野がハンカチを俺の手に当てた。
「いける。これくらい」
「そうですか。ていうか、猫カフェは癒されに行く場所ですよ? あんなハードなお話する場所ではなく」
 あっさりと引き下がって、夢野は駅へと歩き出す。俺は俯いてそのあとに続く。すっかり日が暮れてしまっているのに、人の数は増したように思う。
「やっぱり聞いてたんやな」
「聞こえますよ。にゃんこすら気使って大人しかったですよ」
「お前には関係ない話やから忘れろ」
「さすがにすぐには無理ですよ。内容濃すぎて」
「でも忘れろ」
「うーん、阿久津先輩はそれでいいんですか?」
「何がよ」
「いや、一方的に言われ放題やったから。先輩にも言い分っていうか、そういうのはなかったんですか?」
「ない。萌の言うとおり。俺が、死んだ方が良かった」
 くるりと、夢野が振り向いてそのまま立ち止まる。夢野の向こう側には商店街を行き交う人混みが見える。俺たちの隣には、萌が出てきたホテルがあった。今のところ、この路地には通行人はいない。
「それは、虫殺しやから?」
「ほんまがっつり聞いとるな」
「あのイケメンさんの弟さんとやらが亡くなったのは、別に先輩のせいじゃないでしょ?」
 イケメンさんて。話はしっかり聞いていたのに萌の名前は覚えていないのか。
「慰めはいらん」
「いや、慰める気なんかさらさらないですよ。事実確認です。先輩のせいなんですか?」
 食い下がる夢野に俺はため息をつく。興味本位で人の過去に踏み込む。そんな奴に心を開きかけていた自分に呆れた。
「何なん? カウンセラー気取りか? お前には関係ないってゆってるやろ!」
「大きい声出さないでください。こんなところで喧嘩してたら痴話喧嘩やと思われますよ。まあ、そんなに話したくないなら今日は諦めます。ほら、はよせんとどんどん帰り遅くなりますよ」
 その後は黙々と歩き続けた。鬱々と沈み続けた。萌との再会によってかなり打ちのめされていた。
 やがてホームに着く。夢野から借りたハンカチを手に押し当てたまま、俺は電車の座席に体を預ける。氷はとうに溶けている。じんじんと鈍い痛みだけが残っていた。暗い景色を眺めながら、隣に座った夢野がこちらを向く。
「先輩、ちょっと話があるんですけど」
「今日は諦めるんじゃなかったん?」
「先輩に話をしてもらうのは諦めましたよ。あくまで今日はですけど。そうじゃなくて、わたしから話。とりあえず、付き合ってみません?」
「は?」
「わたしを彼女にしてみません? 嫌なら、相棒とかでもいいですけど」
「相棒て何やねん」
「右腕でもいいですよ」
「意味分からん」
「肩書きはこの際なんでもいいんですけど、とにかく一歩踏み込んだ関係になりたいんですよ」
 車内は混んでいるわけではないが、それなりに人は乗っている。向かい側の席の女性の目が笑っている気がした。
「いい加減にしろや。何言ってるかマジで分からんのやけど」
「先輩には、一人くらいそういう人間が必要な気がする。腹割って話せるような人。めちゃくちゃためこんでるでしょ?」
 夢野はすっと俺の胸を指さす。
「カウンセラー気取りもいい加減しろや」
「またそれですか。わたしのお母さんはカウンセラーやけど、わたしは違う。まあ、まったく無関係とは言えんけど。でも……あ!」
 突然立ち上がる夢野を俺は見上げる。
「ここで乗り換えです」
 電車が止まり、扉が開く。夢野はスタスタと歩いて行き、急ぐように次の電車に乗り込んだ。そこからはすぐに箕面駅に到着したので鬱陶しい会話は再開されなかった。
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