目が覚めたらトイレだった。

油そば

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人間に戻るため4

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あれから、俺は同僚や、友人の誘いを断り
トイレとまと一緒に昼飯を食べるようになった。
すると、どうだろうか、俺のモテ期は一気になくなり、また課長や、部長のパワハラが酷くなった。
最悪、部長はまだいい女性だから何回怒られても俺は気持ちが良いと感じるだけなのだが、課長に関しては普通にいやだけだ。
課長はガチホモという噂もあり、この会社全体の男を掘ろうとも考えているようだ。
「男!男!男!!」
課長の口癖はこれだ。
何をやるも男!男!男!
そして、男性社員が課長の横を通ると、課長は口から湯気を吐き出しまた、「男!男!男!」と呟いている。
なんだこのギリ昭和が産んだ悲しきモンスターは、だが、課長はキャリアを築いていることもあり、なぜか、朝礼ではなぜか普通の社会人面してやがる。
スーツをキッチリ着こなし、まるで仕事ができるサラリーマンを演じているようだった。
「須藤君!ここの社訓は、もっとフォルテッシモに!」

あっはい!!

「我らはぁ!」
もっと!もっと強く!発音を!

「すみません!我らはぁぁ!!」
よっし!いいでしょう!
でもちょっと、抜けているところがあるから、後で、男子トイレに来るように

「はい!」

高校かよ、、、というか、男子トイレって何すんだ
俺は課長と須藤の一連をやり取りを見て、心の中でツッコミをせざる終えなかった。

「はいじゃあ!朝礼は終わったので!みなさん速やかに仕事に戻るように!」

「はい!」

そうして、俺は自分のデスクへと向かった

デスクへ座ると、いつも通り、つまらない仕事をやり、いつも通りつまらない
電話をしたりした。

うーん、もう昼休みか
気がつけばあっという間に4時間ほど経った。
飯を食いに行こうかな、俺はデスクから立ち上がり、飯屋を探した。
何を食おうか、今日のメニューはバンバーグにしおうか、俺は腹が減っていた。
10分ほど近くの飲食店を探すも気にいる飯屋はどこにもなかった。
結局俺は近くのコンビニでカップ麺を買い
俺は2階のトイレへと向かった。
えっほ!えっほ!えっほ!!
俺は2階のトイレまで向かう途中、2階のトイレの個室から、「うぉぉぉ!!」
という雄叫びがした。
俺はなんの音か気になり、二階のトイレへと向かうと左から2番目という俺とアイツがいつもいるトイレで雄叫びを上げていた。
「うわぁぁぁ!!」
なんだこの聞き覚えのある声、、
もしかし、須藤!?
俺は、脳裏に朝の須藤と課長の会話を思い出した。
「須藤君、後で、男子トイレに来るように
男子トイレに来るように、男子トイレ、
男子トイレ、男子トイレ、男子トイレ
とい、、」

あぁぁぁぁぁ!!!
思い出したくなかったぁぁぁぁぁぁ!!
須藤アーメン!!
須藤転生したら、ましな人間に生まれ変われよ!
俺は須藤が来世はましな人間になることを期待していた。
須藤きっと、、、

ガチャガチャガチャ、
スル、ベルトとズボンが擦れてる音がした。

ふぅぅ、、課長はサウナ後のおっさんかのようにスッキリした。
多分、須藤と一回戦やり終えたのだろう。
課長は、そそくそと歩きだした。
やばいこっちに来るかも、俺は走って
男子トイレの横にある、自販機に飛び乗り
課長がその場を過ぎるのを待っていた。
コツ、コツ、コツ、
気づかないでくれ頼む!まだ、俺にはそっちの穴の趣味がないんだ。
頼む!俺に気がつかないでくれ!
俺は、課長が通り過ぎるのを心から願った。
コツコツ、コツコツ、コツコツ、コツ
課長の足跡がこちらへと近づく。
頼む!通り過ぎてくれ!
課長は、俺がいる自販機へと足を止めた。
やばい、、絶体絶命!
俺は死と自分のケツを覚悟したその時、課長は、自分のポケットから財布を取り出し
100と50円を数枚ほど、コインの投入口入れた。
もしかして、、、気づいてないのか、、
俺は内心ホットしたのも束の間、課長は急に自販機を蹴り始めたのだ。
「しね!!しね!!しね!!しね!!しね!!
私を愛せ!私を愛せ!私を愛せ!!」
課長は狂ったかのように自販機を蹴っていた。
怖い、怖い!怖い!!怖い!!怖い!!
心臓が止まんない!俺は今日死ぬのか!また、自分の胸にあった恐怖が再発し
俺はまた、課長に見つからないことを祈り続けた。
あれから5くらい経ったのだろうか。
課長はただひたすら、自販を蹴り続けていた。
課長が自販機を蹴りすぎてるあまり、自販機の取り出し口は変形をしてた。
「ふぅ!ふぅ、ふぅ、、」
あーさっぱりした!!
課長は急に冷静さを取り戻し、
どこかへと消えていった。

「つかれたぁ、、」
俺は全身の緊張がほぐれたかのように、体中の緊張が抜けていった。
「よっこらしょ、」
俺は自販機から降りてトイレへと向かった  。
いつものアイツがいるトイレへと向かい、ドアを開けると、須藤が倒れながら全身を震えていた。
ガクブル!ガクブル!ガクブル!
須藤の、体の震えは俺にも感じるほどだった。
俺は状況は大体理解できていたが、須藤に何があったのか聞いてみたら。
「おい!須藤何があったんだ!」

「課長が、俺のケツに、あっあっあ!」
「落ち着け!俺は須藤を宥めようとするも、須藤は震えるあまり俺の言葉を理解することができなかった。」

どうしようか、このまま須藤をそのまま置いていく、わけにはいかないし、
すまない!今日のところは一緒に飯を食えそうにない!
今度また食おうな!
俺はトイレに転生させられた友人にそういうと、友人はトイレの蓋をパカっ!パカっ!パカっ!と三回ほど開いた。

多分わかったと言っているだろう。
俺は須藤の肩を持ちその場を離れた。
その日は須藤は会社を体調不良で帰っていった
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