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第二十七章「加須市 〜羽子板の心と古墳の祝詞〜」
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冬が明けきらぬ風が街道を吹き抜ける朝だった。空はよく晴れていたが、指先はかじかみ、吐く息がまだ白く立ち昇る。加須の町に春が訪れる前触れのように、「加須羽子板市」が開かれる広場にはすでに露店が並び、巨大な羽子板が中央にそびえていた――いや、“そびえていたはず”だった。
「なんだこれ……羽子板が空飛んでる……?」
春翔は思わずつぶやいた。露店の屋根をすり抜けて、空高く、羽子板が一枚、凧のようにくるくると舞い上がっていた。風のいたずらとも思えたが、数も多すぎる。十、二十と、羽子板が風に吸い込まれるように空を舞い、あちこちの屋根に引っかかり、あるいは小学校のフェンスに突き刺さっている。
「やばくね……?」
「っていうか、怖くね?」
横で呆気にとられていた奏音が、羽子板のひとつがまっすぐ自分に向かって滑空してくるのを見て咄嗟にしゃがみ込んだ。ばさりと音を立てて落ちてきた羽子板は、見た目に反してずっしりとした重さで、地面の雪をえぐる。
「こんなこと、今までなかったよね……」
「羽子板の“心”が奪われたのかもしれない」
そう言ったのは、後ろからやってきた翔馬だった。うどん屋台の前掛けをつけたまま、手に持った箸を下ろして、二人に向き直る。
「うちの親父が言ってた。羽子板ってのはただの遊び道具じゃない。“魔除け”として神前に奉納される神具だって」
「じゃあ、あれら全部……御神体の一部が暴走してるってこと?」
「そう。加須羽子板市の中心に祀られてる“羽子板の心”が、何者かに盗まれたんだと思う」
「誰がそんなことを……?」
春翔が顔をしかめると、翔馬はうどん鍋の蓋を持ち上げながら言った。
「犯人は知らねぇ。でも、手がかりならある。大生郷天満宮に“心の居場所”を示す古文書が伝わってるらしい。親父が昔、神社に奉納された祝詞を写したって言ってた」
「じゃあ……行くしかないよな」
「だよな」
春翔と奏音は顔を見合わせた。風に巻かれた羽子板がまだ空を舞っている。まるで、何かを呼び寄せるように、無数の破片が空中を舞うその景色に、町の人々の不安が映っていた。
「さきにも連絡しておいた。騎西城跡で合流しようって」
「アイツ、変なとこにいるなぁ」
「でも、民謡のこと詳しいんだよ。“羽子板音頭”に関係する祝詞の節回し、知ってるかもしれない」
「民謡と祝詞が……繋がってる?」
春翔は首をかしげながらも、うどんの湯気で少しだけ温もりを取り戻した指先に力を込めた。
「じゃあ、まずは大生郷天満宮。行こう」
その言葉に、全員がうなずいた。寒風の中、羽子板が宙を舞う音が、不気味に町全体に響き渡っていた。
大生郷天満宮は町の南側、古びた杉並木の先に佇んでいた。学問の神として知られながらも、この地ではもうひとつ――伝統工芸の守護神として信仰されてきた。加須の羽子板づくりに欠かせない“祝詞の文言”が、この神社に代々伝えられてきたという。
鳥居をくぐった瞬間、春翔はなぜか背筋が伸びる感覚を覚えた。冷たい空気が頬を打ち、鈴の音のような風が耳元をすり抜ける。
「……神様に見られてる気がする」
そう呟いた奏音に、翔馬が笑った。
「お前の“自分を持ってる”とこ、こういう場所では響くんだよ。余計に感じるんじゃねぇか?」
「うるさい。そういうとこだよ」
言いながらも、奏音は神社の奥へと進む足を止めなかった。彼女の目は鋭く、迷いがない。その背中を見ながら春翔は思った。この町で、羽子板がただの“飾り物”ではなく、人々の想いや願いを背負っているのだということを、彼女は感覚で理解しているのかもしれない、と。
本殿の脇にある授与所の軒下には、古びた巻物が丁重に保管されていた。神職の老人が、翔馬の父の名を出すと黙ってうなずき、一枚の封を差し出してきた。
「これは……?」
「“羽子板音頭”の原型にあたる祝詞です。かつて、羽子板を天に掲げ、風と打ち合うことで、邪気を祓うとされた――その時に奏上されたもの」
春翔は封を開け、中の紙を広げた。墨の筆致はしっかりとしたもので、節を表すための独特な記号が添えられていた。
「“打てば響くは 古墳の祝詞 風に乗せれば 神は目覚める”……これ、まんま今の状況じゃん」
「でも、これだけじゃ足りない。“風を打つ場所”が必要だって書いてある」
「風を打つ……場所?」
「石室だよ。さきたま古墳公園の。あそこにある古墳の石室には、“響き”が残ってる。音を打てば、古の空気が共鳴するって、じいちゃんが言ってた」
「響きか……太鼓のようなもの?」
「羽子板の音じゃないかな。打ち合った時の“カツン”って音、それが原初の“祓い”だったって」
話している間にも、空では羽子板がひとつ、風に煽られて落ち、社殿の屋根に当たって弾けるような音を立てた。
「こっちに向かってる……風が集まってるみたいだ」
「じゃあ、行こう。さきたま古墳公園」
春翔が地図を確認しながら言った。
「それと、さきが騎西城跡にいるって言ってたよな?」
「ああ、“羽子板音頭”の節を口伝で聞いたって。さき、ああ見えて古い祭事に関心あるんだよ。雅楽のカフェでバイトしてたの知ってる?」
「え、あのカフェって……」
「そう。篳篥(ひちりき)の音が夜な夜な聞こえるって噂の。さきはたまに“古代のリズム”が聞こえるって言ってた」
「マジで……やばいやつじゃん」
春翔が苦笑すると、翔馬が真顔で言った。
「でも、今必要なのは“やばい感性”だ。伝統工芸の中にある“音”を解読できるのは、あいつしかいないかもしれない」
冷たい風が木々を揺らす中、三人は再び歩き出した。向かう先は、音の記憶が残された古墳の石室。そこで“羽子板の心”を導き出す“祝詞”の響きを呼び起こさねばならない。
春翔の胸には、不思議と迷いはなかった。冷えた空の下、風の音が、何かを伝えようとずっと話しかけているように感じていた。
さきたま古墳公園へ向かう途中、春翔たちは空を見上げて何度も眉をひそめた。空に舞っていた羽子板は、すでに「奇怪な現象」として町中の騒ぎになっていた。近隣のテレビ局がヘリを飛ばし、カメラで空を狙っている様子まで見えた。だが、映像には何も映らないらしい。ただの風、もしくは「撮影ミス」として処理されつつあった。
それでも、春翔には見えていた。空の上から、まるで呼応するように羽子板が一つずつ落ち、誰かを導こうとしていることに。
さきたま古墳公園の入り口では、子どもたちが羽子板を掲げて遊んでいた。だが、その羽子板は地に落ちた途端、風に巻かれてふわりと浮かび、また空へと舞い上がっていく。まるで命が宿ったかのように。
「これって……まるで、“心”が自分を探してるみたいだな」
春翔の言葉に、隣を歩く奏音が応えた。
「羽子板って、打ち合う音があるでしょ。“カツン”って。その音が、もう一つの羽子板に自分の位置を知らせるんだって、聞いたことある」
「それ、恋文みたいだな」
「へ?」
「お互いの居場所を確かめる。呼びかけて、応えて。あの“カツン”は、会いたいって気持ちの音かもな」
「……あんた、詩人みたいなこと言うんだね」
少しだけ照れたように奏音が目をそらした。
春翔が軽く咳払いをして話題を逸らした瞬間、石室の前でひときわ大きな羽子板が風を裂いて降ってきた。地面に突き刺さり、音を立てて震える。
「あれが……」
「“心の音”だよ」
振り返ると、さきが立っていた。騎西城跡から先に移動してきていたのだろう。彼女は手に持った小さな和太鼓のようなものを軽く鳴らしながら、静かに笑った。
「“羽子板音頭”の節回し、あれはただの祭り歌じゃない。“呼び合う旋律”なの。羽子板同士が、そして“心”と“打ち手”が、通じ合うための唄」
「それを、ここで……?」
「うん。この古墳の石室、音が響くように作られてる。ここで奏でれば、“心”は自分の場所に戻ってくる」
さきが石室の中央に立つと、風がぴたりと止んだ。春翔たちも囲むように円を描いて位置を取る。さきは太鼓を構え、低くゆっくりと節を刻みはじめた。
「カツン、カツン……」
手拍子が加わり、節が重なる。
「はねて打ち合い 空に舞えば~
願いは風に 響きあう~
ひとつは我に ひとつはそなた~
めぐるご縁は 羽子板の道~」
歌が終わると同時に、空が静まった。
風が逆に吸い込まれるようにして、すべての羽子板が一方向に流れていく。そして、石室の前に集まると、ゆっくりと回転しながら重なり合い、一つの巨大な羽子板へと姿を変えた。
「これは……!」
光の中に浮かび上がったのは、金と紅で彩られた“羽子板の心”だった。中心には、加須の街の風景が織り込まれていた。羽子板の表には祝詞が、裏には羽根が浮き彫りにされ、手に取るとほんのりと温かさが感じられる。
「この重み……ただの木じゃない。人の願いだ」
春翔がつぶやく。
「これが……加須の輝き」
さきが言うと、羽子板がゆっくりと変化し、透明な板状の結晶となった。中心には風を象った金の紋様が浮かび、祝詞が淡く揺れていた。
それはまさしく、街の守り神「サキタマ・カムイ」の祝福の証だった。
【アイテム:加須市の輝】入手
「なんだこれ……羽子板が空飛んでる……?」
春翔は思わずつぶやいた。露店の屋根をすり抜けて、空高く、羽子板が一枚、凧のようにくるくると舞い上がっていた。風のいたずらとも思えたが、数も多すぎる。十、二十と、羽子板が風に吸い込まれるように空を舞い、あちこちの屋根に引っかかり、あるいは小学校のフェンスに突き刺さっている。
「やばくね……?」
「っていうか、怖くね?」
横で呆気にとられていた奏音が、羽子板のひとつがまっすぐ自分に向かって滑空してくるのを見て咄嗟にしゃがみ込んだ。ばさりと音を立てて落ちてきた羽子板は、見た目に反してずっしりとした重さで、地面の雪をえぐる。
「こんなこと、今までなかったよね……」
「羽子板の“心”が奪われたのかもしれない」
そう言ったのは、後ろからやってきた翔馬だった。うどん屋台の前掛けをつけたまま、手に持った箸を下ろして、二人に向き直る。
「うちの親父が言ってた。羽子板ってのはただの遊び道具じゃない。“魔除け”として神前に奉納される神具だって」
「じゃあ、あれら全部……御神体の一部が暴走してるってこと?」
「そう。加須羽子板市の中心に祀られてる“羽子板の心”が、何者かに盗まれたんだと思う」
「誰がそんなことを……?」
春翔が顔をしかめると、翔馬はうどん鍋の蓋を持ち上げながら言った。
「犯人は知らねぇ。でも、手がかりならある。大生郷天満宮に“心の居場所”を示す古文書が伝わってるらしい。親父が昔、神社に奉納された祝詞を写したって言ってた」
「じゃあ……行くしかないよな」
「だよな」
春翔と奏音は顔を見合わせた。風に巻かれた羽子板がまだ空を舞っている。まるで、何かを呼び寄せるように、無数の破片が空中を舞うその景色に、町の人々の不安が映っていた。
「さきにも連絡しておいた。騎西城跡で合流しようって」
「アイツ、変なとこにいるなぁ」
「でも、民謡のこと詳しいんだよ。“羽子板音頭”に関係する祝詞の節回し、知ってるかもしれない」
「民謡と祝詞が……繋がってる?」
春翔は首をかしげながらも、うどんの湯気で少しだけ温もりを取り戻した指先に力を込めた。
「じゃあ、まずは大生郷天満宮。行こう」
その言葉に、全員がうなずいた。寒風の中、羽子板が宙を舞う音が、不気味に町全体に響き渡っていた。
大生郷天満宮は町の南側、古びた杉並木の先に佇んでいた。学問の神として知られながらも、この地ではもうひとつ――伝統工芸の守護神として信仰されてきた。加須の羽子板づくりに欠かせない“祝詞の文言”が、この神社に代々伝えられてきたという。
鳥居をくぐった瞬間、春翔はなぜか背筋が伸びる感覚を覚えた。冷たい空気が頬を打ち、鈴の音のような風が耳元をすり抜ける。
「……神様に見られてる気がする」
そう呟いた奏音に、翔馬が笑った。
「お前の“自分を持ってる”とこ、こういう場所では響くんだよ。余計に感じるんじゃねぇか?」
「うるさい。そういうとこだよ」
言いながらも、奏音は神社の奥へと進む足を止めなかった。彼女の目は鋭く、迷いがない。その背中を見ながら春翔は思った。この町で、羽子板がただの“飾り物”ではなく、人々の想いや願いを背負っているのだということを、彼女は感覚で理解しているのかもしれない、と。
本殿の脇にある授与所の軒下には、古びた巻物が丁重に保管されていた。神職の老人が、翔馬の父の名を出すと黙ってうなずき、一枚の封を差し出してきた。
「これは……?」
「“羽子板音頭”の原型にあたる祝詞です。かつて、羽子板を天に掲げ、風と打ち合うことで、邪気を祓うとされた――その時に奏上されたもの」
春翔は封を開け、中の紙を広げた。墨の筆致はしっかりとしたもので、節を表すための独特な記号が添えられていた。
「“打てば響くは 古墳の祝詞 風に乗せれば 神は目覚める”……これ、まんま今の状況じゃん」
「でも、これだけじゃ足りない。“風を打つ場所”が必要だって書いてある」
「風を打つ……場所?」
「石室だよ。さきたま古墳公園の。あそこにある古墳の石室には、“響き”が残ってる。音を打てば、古の空気が共鳴するって、じいちゃんが言ってた」
「響きか……太鼓のようなもの?」
「羽子板の音じゃないかな。打ち合った時の“カツン”って音、それが原初の“祓い”だったって」
話している間にも、空では羽子板がひとつ、風に煽られて落ち、社殿の屋根に当たって弾けるような音を立てた。
「こっちに向かってる……風が集まってるみたいだ」
「じゃあ、行こう。さきたま古墳公園」
春翔が地図を確認しながら言った。
「それと、さきが騎西城跡にいるって言ってたよな?」
「ああ、“羽子板音頭”の節を口伝で聞いたって。さき、ああ見えて古い祭事に関心あるんだよ。雅楽のカフェでバイトしてたの知ってる?」
「え、あのカフェって……」
「そう。篳篥(ひちりき)の音が夜な夜な聞こえるって噂の。さきはたまに“古代のリズム”が聞こえるって言ってた」
「マジで……やばいやつじゃん」
春翔が苦笑すると、翔馬が真顔で言った。
「でも、今必要なのは“やばい感性”だ。伝統工芸の中にある“音”を解読できるのは、あいつしかいないかもしれない」
冷たい風が木々を揺らす中、三人は再び歩き出した。向かう先は、音の記憶が残された古墳の石室。そこで“羽子板の心”を導き出す“祝詞”の響きを呼び起こさねばならない。
春翔の胸には、不思議と迷いはなかった。冷えた空の下、風の音が、何かを伝えようとずっと話しかけているように感じていた。
さきたま古墳公園へ向かう途中、春翔たちは空を見上げて何度も眉をひそめた。空に舞っていた羽子板は、すでに「奇怪な現象」として町中の騒ぎになっていた。近隣のテレビ局がヘリを飛ばし、カメラで空を狙っている様子まで見えた。だが、映像には何も映らないらしい。ただの風、もしくは「撮影ミス」として処理されつつあった。
それでも、春翔には見えていた。空の上から、まるで呼応するように羽子板が一つずつ落ち、誰かを導こうとしていることに。
さきたま古墳公園の入り口では、子どもたちが羽子板を掲げて遊んでいた。だが、その羽子板は地に落ちた途端、風に巻かれてふわりと浮かび、また空へと舞い上がっていく。まるで命が宿ったかのように。
「これって……まるで、“心”が自分を探してるみたいだな」
春翔の言葉に、隣を歩く奏音が応えた。
「羽子板って、打ち合う音があるでしょ。“カツン”って。その音が、もう一つの羽子板に自分の位置を知らせるんだって、聞いたことある」
「それ、恋文みたいだな」
「へ?」
「お互いの居場所を確かめる。呼びかけて、応えて。あの“カツン”は、会いたいって気持ちの音かもな」
「……あんた、詩人みたいなこと言うんだね」
少しだけ照れたように奏音が目をそらした。
春翔が軽く咳払いをして話題を逸らした瞬間、石室の前でひときわ大きな羽子板が風を裂いて降ってきた。地面に突き刺さり、音を立てて震える。
「あれが……」
「“心の音”だよ」
振り返ると、さきが立っていた。騎西城跡から先に移動してきていたのだろう。彼女は手に持った小さな和太鼓のようなものを軽く鳴らしながら、静かに笑った。
「“羽子板音頭”の節回し、あれはただの祭り歌じゃない。“呼び合う旋律”なの。羽子板同士が、そして“心”と“打ち手”が、通じ合うための唄」
「それを、ここで……?」
「うん。この古墳の石室、音が響くように作られてる。ここで奏でれば、“心”は自分の場所に戻ってくる」
さきが石室の中央に立つと、風がぴたりと止んだ。春翔たちも囲むように円を描いて位置を取る。さきは太鼓を構え、低くゆっくりと節を刻みはじめた。
「カツン、カツン……」
手拍子が加わり、節が重なる。
「はねて打ち合い 空に舞えば~
願いは風に 響きあう~
ひとつは我に ひとつはそなた~
めぐるご縁は 羽子板の道~」
歌が終わると同時に、空が静まった。
風が逆に吸い込まれるようにして、すべての羽子板が一方向に流れていく。そして、石室の前に集まると、ゆっくりと回転しながら重なり合い、一つの巨大な羽子板へと姿を変えた。
「これは……!」
光の中に浮かび上がったのは、金と紅で彩られた“羽子板の心”だった。中心には、加須の街の風景が織り込まれていた。羽子板の表には祝詞が、裏には羽根が浮き彫りにされ、手に取るとほんのりと温かさが感じられる。
「この重み……ただの木じゃない。人の願いだ」
春翔がつぶやく。
「これが……加須の輝き」
さきが言うと、羽子板がゆっくりと変化し、透明な板状の結晶となった。中心には風を象った金の紋様が浮かび、祝詞が淡く揺れていた。
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