追放冒険者と勘当王子と悪役令嬢、ときどき天才幼女──誤解だらけの王道物語

乾為天女

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第14話_王都潜入

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 王都──かつて巧が拠点とし、勇が追われ、紗織が名を失い、友子が夢を閉ざした街。そこへ再び足を踏み入れるには、慎重な手段と覚悟が求められた。
  「水路から行くわよ」
  案内役を買って出たのは裕哉だった。彼は王都外郭の旧水道網──通称〈ラット・ヴェイン〉を知り尽くしていた。
 「城下の地下は三重構造。最下層の水脈を辿れば、中央広場の下に出られる」
 「……って、あの魔導排水路か」
  すずが渋い顔をした。
 「魔導式ってことは、センサーあるでしょ?通れるの?」
 「そのために彼女がいる」
  裕哉が友子を見る。
 「解析と幻光でごまかして。できる?」
 「できるけど……誤魔化すんじゃなくて、“感知されたと誤認させる”方が安全」
  友子はポーチから水晶板と錬金符を取り出すと、その場で小型の干渉結界を組み始めた。
 「これで“ありえない熱量”を一瞬だけ流せば、センサーは誤作動して緊急停止する。五分間だけ無防備になるから、その隙に突破して」
  「ほんとに天才ね、君は」と紗織が感心しつつ、荷物を背負い直す。
  夜明け前、王都外縁・〈月の階段〉に到達。
  ここから下水路へ入る。
  地下へ降りる石段は滑りやすく、ところどころ苔むしていた。
 「──あれ? 誰かいる」
  巧が気配を察知する。
  影が一つ、扉の前に佇んでいた。
  男は剣を抜き、ゆっくりと振り返った。
 「……久しいな、巧」
  その声に、巧の表情が固まる。
 「シン……」
  かつての同期冒険者、シン・グレイヴ。
  巧と同じく地下迷宮を渡り歩き、しかし違う道を選んだ男だった。
 「ここを通すわけにはいかない。王命だ」
 「そうか。だが、俺は──」
  巧はゆっくりと構えを取る。
  「お前にだけは、止められたくない」
  二人の剣が交わる音が、地下の湿った空気に響く。
  互いに知る剣筋。読む、避ける、打ち込む──一撃一撃に、過去の因縁と、信じるものの違いが宿っていた。
 「なぜ戻ってきた?」
 「“まだ俺を信じてくれる仲間がいた”からだ」
  その言葉に、シンの動きが止まった。
  巧が剣先を下げる。
 「……信じた道を進め。だが、俺も信じる道を選ぶ」
  やがて、シンは剣を納めた。
 「……通れ。ただし、次に会うときは敵同士かもしれんぞ」
 「そのときは、そのときだ」
  言葉少なに別れ、巧たちは水門を抜け、王都中心部の地下へと進んでいく。
  光のない闇路を越えた先に、王国の命運が待っている──。


  排水路を抜けた一行が顔を出したのは、中央広場の南端、かつて賑わいを見せた市民劇場の裏手だった。今は監視も薄いが、王宮への導線はほとんどが閉鎖されている。
「ここから先は、潜入というより“突破”の段階だな」
 裕哉が口笛を吹き、壁の隙間から一羽の伝書カラスが舞い降りた。脚に括りつけられていた巻物を読み取った裕哉が笑みを浮かべる。
「王宮の北庭園に抜け道あり。衛兵は八人、午前二時半の交代前がチャンス」
「じゃあ、あと二十分。動くなら今ね」
 すずがマントを翻し、前を歩き出す。彼女の目はいつも通り余裕を見せながらも、その奥底にある緊張を巧は見逃さなかった。
「大丈夫。何があっても、話してみせる」
 そう呟く声は、今にも潰れそうなほど繊細だった。
 王宮北庭園へ通じる石垣裏に出たとき、夜霧の中に淡い光が瞬いた。
「照明結界……。ここからは、誰かが囮になるしかない」
 友子が計算式を組みながら囁く。
「照明の角度を少しずらせば、五秒だけ目の死角ができる。誰かが動いて注意を引けば、残りは滑り込める」
「やるよ、俺が」
 迷いのない声。巧だった。
 「……誤解されるのは慣れてる。だったらそれを、使えばいい」
 彼は腰の短剣をわざと地面に落とし、大きく響く音を立てた。
 「そこだ! 誰かいるぞ!」
 衛兵の怒声。複数の視線が巧へと集中する。
 その隙に、勇、紗織、裕哉、友子、すずが塀を越えた。
 巧は数歩後退しながら、衛兵の注意を引きつけ、そして庭の反対側へ飛び込んだ。
「そこまでだ!」
 声がかかる。だが、それは衛兵のものではなかった。
 王宮警備団の長──かつての上官、カロスだった。
「……巧、お前か。あのとき、地下で見捨てられたと聞いていた」
「その通りだ。だが俺は、ここまで来た。自分の足で」
「何しに来た」
「王国を、守るためにだ」
 しばしの沈黙ののち、カロスは言った。
「通れ。俺は何も見なかったことにする」
 その背中に一礼し、巧は再び闇へと溶け込む。
 すでに仲間は、王宮の最深部──王国情報院長の執務室へ向かっていた。

 王宮地下通路。赤絨毯の敷かれた密やかな回廊を、五人の足音が擦れる。
 「……この先が、王国情報院長の執務室だ」
  裕哉が指差した扉の前、見張りは二人。だが、すずが取り出したのは懐からの小瓶だった。
 「さあて、伝家の宝刀。“百の眠り”と呼ばれた催眠香の特製よ」
  彼女が瓶の蓋を軽く開くと、周囲にふわりと淡い香りが漂う。見張りの二人はわずかに頭を振り、そのまま地面に崩れ落ちた。
 「五秒。ぴったり」
 「すず……何者なの、本当に」
  紗織が呆れたように言ったが、すずはウィンクで返す。
 「お喋りが得意なだけよ? それとちょっとした仕掛けも」
  裕哉が鍵穴に細工を施す。ピックを差し込む指は微動だにしない。
 「……開いた。入るぞ」
  扉の先、重厚な書架に囲まれた室内は、人の気配がない。それでも、全員が慎重に足を進める。
 「この部屋……妙に整いすぎてる」
  紗織が本棚を注意深く見回す。
 「普通、情報院の部屋なら多少なりとも乱雑なはず。整然としすぎているということは、何かを“見せないために”作られてる」
 「あるね、秘密の扉か、二重の金庫……」
  友子が床に手を当てた。その手に装着された魔眼装置が、ゆっくりと青白く輝く。
 「……あった。あの暖炉の奥に、金属反応」
  すぐさま裕哉が暖炉を調べ、隠し金庫を発見。
 「二重暗号式。十六桁の符号を二つ、同時に解読しないと開かない」
 「それって……詰んでない?」
  すずが言うと、友子がくすりと笑う。
 「詰んでない。“天才”っていうのは、こういうときのためにいるのよ」
  魔眼装置の光が次第に強くなり、パターン解析を始める。汗がにじむ友子の額。
 「あと……六秒。五、四──」
  カチリと音を立てて、金庫が開いた。
 「やった……!」
  中には、分厚い帳簿と密書が並んでいた。裕哉が一枚ずつめくり、顔をしかめる。
 「これは……王国内での帝国への裏金流通記録。しかも、摂政派の名前がずらり」
 「つまり……王国情報院長が、帝国の手先になっていたってこと?」
  すずの問いに、裕哉はうなずいた。
 「証拠は十分。このまま評議会に持ち込めば、摂政派の一角を崩せる。けど……やばいな」
 「何が?」
 「ここまで情報を集めてたってことは、俺たちがこれを持ち出すのも読まれてるかもな」
  その瞬間、廊下に響く靴音。ドアの向こうに、黒衣の影が立った。
 「ご苦労だった。君たちの努力には感心する」
  扉が開き、姿を現したのは──王国情報院長だった。

 「まさか、本人が出てくるとはね……」
  すずが小声で呟く。が、院長の顔は微笑を湛えたままだった。
 「私が誰と話しているか……理解しているかね? “勘当王子”と、その取り巻きだろう」
  勇が一歩前へ出る。血の気の引いた顔に、強い光を宿す。
 「貴様が……帝国と通じて王国を売った張本人か」
 「随分な言い草だな。私は秩序を保とうとしたにすぎん。王政とは不安定なものだ。継承に混乱があれば、内戦の火種にもなりかねん」
 「だから腐敗と結託したのか。貴様が恐れたのは“民”ではなく、自分の地位の不安定さだ」
  院長の笑みが、わずかに歪む。
 「王子殿下、ご自身の地位を失った者が言う台詞ではあるまい。君には継承の資格もない」
 「……もう、資格なんてどうでもいい」
  勇の声が、絞り出すように震える。
 「この国に必要なのは、正義と信頼だ。誰もが“仕組み”の下で、同じように未来を見られる国。それが俺の願いだ」
  院長が小さく舌打ちした瞬間、背後の黒衣たちが一斉に動いた。
 「くるぞ!」
  巧が叫び、瞬時に腰から剣を抜く。裕哉は鞘を逆手に構え、すずは短剣を舞のように抜き払った。
 「いくぞ──短期決戦!」
  友子が魔眼装置を一閃。敵の足元に瞬間光を炸裂させ、紗織がカーテンを引きちぎって視界を断つ。
 「勇! 証拠だけは死守して!」
 「任せろ!」
  剣戟と火花が散る部屋の中、巧は影の一人と対峙していた。黒衣の動きは鋭く、まるで獣のような間合い。
 (こいつ……ただの兵士じゃない)
  目の前の敵が一撃を放つ。その一撃を敢えて喰らうように、巧は前に出た。
 「ッが──」
  腕が裂けたが、相手の懐に入り込む。
 「柔よく剛を──受け流して、崩す!」
  体術を用い、相手の肩を跳ね上げるように崩し落とすと、そのまま床に叩き伏せた。
 「次……っ!」
  裕哉がすぐに後方の敵に紙束を投げつける。
 「証拠を見たくないのはそっちだろ?」
  敵の一瞬の視線逸らしを利用し、すずが舞うように滑り込む。
 「悪いけど、私は物語を終わらせる側なの」
  喉元への一閃。敵が倒れ、残った黒衣も仲間の敗北に動揺する。
 「もう終わりだ。逃げろ。命までは取らない」
  勇の一喝に、残る敵は後退した。院長だけが立ち尽くしている。
 「……君たちは、いずれ後悔する。真実を知るほど、人は壊れるものだ」
 「それでも──知らなければ変えられない」
  勇の言葉に、院長は小さく笑い、壁の裏通路へと姿を消した。
  沈黙の後、紗織が静かに言った。
 「これで……決定的な証拠が揃ったわね」
 「……ああ。いよいよ、本当に戦わなきゃならない相手が見えてきた」
  勇の眼差しには、もう迷いはなかった。

 王国情報院長の逃走から五分。混乱に乗じて各自は撤収準備に入っていた。
 「こっちの廊下、追手はいません。友子、煙幕の残量は?」
 「あと二発分。追跡回避には十分です」
 「よし、脱出するぞ。全員、階段側ルートに──」
  裕哉の声を遮るように、外から警鐘が鳴り響いた。
 「……まずい。王宮警備が動き出した」
  すずが窓の隙間から通りを覗くと、鎧を纏った衛兵たちが情報院ビルに向かって走ってくるのが見えた。
 「退路が塞がれる前に、下水道へ!」
  巧が即断し、友子が通気口パネルを開ける。そこには、情報院の地下通信網と繋がる旧式の排水ダクトがあった。
 「ここ、本当に通れるの……?」
 「うん、たぶん。一応、私が非常時用に設計し直した……けど、匂いは保証しない」
  ためらいながらも、すずが一番手で潜り込む。狭い通路を匍匐で進むなか、耳元で誰かの息がかかる。
 「……勇、近い。っていうか、重い」
 「すまん、俺、匍匐前進下手なんだ……」
 「王子の割に無様ね」
  紗織が後ろからぼそっと呟き、前列の裕哉が吹き出す。
 「王家って、そんな教育されるの?」
 「騎馬突撃しか教わらなかったんだよ!」
  全員が必死に進む中でも、妙な連帯感が通路に漂う。
  やがて出口が見え、巧が蓋を押し上げると──
 「……衛兵!? やば──」
  直上には、警戒中の衛兵二人。が、その瞬間。
 「もぉ~っ、遅いってば!」
  通路脇から飛び出してきたのは、なんと町娘に変装したイザベルだった。
 「お兄ちゃんたち~、この辺に変な人いなかったぁ? なんかねぇ、こっちの下水から声がするって~!」
  見事な演技力に、衛兵たちはたじろぐ。
 「あっ、そっちは立ち入り禁止──って、わ、わたし、怒られちゃうから~!」
 「お、おい、民間人は下がれ!」
  混乱の隙を突いて、巧たちはすばやく地下から這い出た。
  イザベルが素知らぬ顔で背を向け、囁くように言う。
 「──次は、北市場の屋根裏。そこに“最後の手紙”があるわ」
 「……助かった。借りは返す」
  勇が深く頭を下げ、イザベルは口元だけで笑った。
 「じゃ、また会いましょう。王子さま──あ、勘当されてたんだっけ」
  そのまま町の雑踏に溶けていく彼女を、誰も引き止めなかった。
 「イザベル……味方でいいんだよな?」
  すずがぽつりと漏らすと、裕哉が肩をすくめる。
 「少なくとも今日は助けてくれた。その事実だけで十分だ」
  そして巧は、誰にも聞こえないように呟いた。
 「──さて、次は“黒幕の心臓”を撃ち抜く番か」
  王都の夜は、まだ静かだったが、嵐の予感を孕んでいた。
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