最後の魔女は目立たず、ひっそりと暮らしたい

アイイロモンペ

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第15章 秋から冬へ、仕込みの季節です

第371話 工房も大きくなりました

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 秋も深まり行く中、ハーブの摘み取り、加工も終わりを迎え大分時間に余裕が出来てきました。
 この頃から私は、ナナちゃんへ読み書きや算術を本格的に教え始めました。
 ノノちゃんやネネちゃんの話から聞き、電線敷設の現場を見たナナちゃんは勉強の大切さを理解できた様子です。
 私が最初に農村から雇入れたカーラと違い、最初から熱心に勉強に取り組んでいました。

 私はナナちゃんの勉強の合間に、ある事を積極的に挟みました。
 それは、私が行っている事業を見てもらうこと。
 勉強ばかりでは飽きてしまいますし、せっかく村から出て来たのですから色々なモノを見せたいと思ったのです。
 大きくなったら私のところで働いてもらうかも知れませんしね。
 先日、電線敷設現場に連れて行ったのもその一環です。

      ********

 と言うことで、この日は工房にやって来ました。

「うわー!大きな建物がいっぱい並んでいる!」

 ナナちゃん、アリィシャちゃんを連れて、転移魔法の敷物を設置してある事務所棟から工房の敷地に出たところ。
 目の前に建ち並ぶ工房の建物群に、ナナちゃんは圧倒されていました。

 あれから、オークレフトさんの機械工房もジョンさんの時計工房も拡張し続け。
 あれだけ広かった工房の敷地も半分近くが、建物で埋まっています。
 それと同時に従業員も増え続け、今では二つの工房を併せて三百人以上の陣容になりました。

 この工房は、リーナが身売りされる女の子を救済するのと並行して、傭兵に出て行く男の子の雇用の場として始めたものです。
 当初、オークレフトさんとの約束では、十人くらいから始めて毎年十人から二十人を雇い入れるとのことでした。
 それが、工房開設から三年で三百人規模、オークレフトさんの機械工房だけでも百人を超える規模になっています。
 約束通りキチンと収益も上がっていますし、予想以上の成果です。

「あっちの川沿いにある大きな建物が発電施設、今は三台の発電機が稼働しているの。
 発電施設にくっつている三棟がこの前会ったオークレフトさんに任せている機械工房。
 少し離れた所にある五棟がジョンさんに任せている時計工房ね。
 そこから、大分離れた所にある大小の建物はここで働く独身者の寄宿舎なの。
 今日は、ジョンさんの時計工房を見てもらうわ。」

「時計って、シャルロッテ様がお持ちになっている時間が分かる道具ですよね。
 この前、アルビオンへ連れて行ってもらったのも、時計を納めに行くって言ってました。
 あれって、あの建物で作っているのですか。」

「ええ、そうよ。
 今日は先日アルビオンへ行った件について朗報があるから知らせに来たの。
 さあ、行きましょう。」

 私は二人の手を取って時計工房に向かいました。

     ********

 工房に顔を出すと。

「シャルロッテ様、いらっしゃいませ。
 今日は初めて見る子がいますね。
 また、保護されたのですか?」

 自身も丘の上で行き倒れているところを私に保護されたジョンさんが尋ねてきました。

「保護した訳ではないわ。
 この子はナナちゃん、これから毎年、夏の間だけ仕事を手伝ってもらうの。
 前に話したでしょうアルビオンの王都育ちの子供を農村に連れて行ったら好評だったって。
 あれを毎年やろうかと思ってね、大きな施設も作っちゃったし。
 で、その際に、私のアシスタントをしてもらうの。
 ナナちゃん、小さな子の世話がとても上手いのよ。」

「ほう、それはまた随分な青田刈りですね。
 じゃあ、ここへ連れて来たのは、さながら社会勉強ってところですか。」

「そうなの、ジョンさんの思っている通りよ。
 なんていっても、この二人は私の事業の幹部候補だから。
 そうそう、朗報があるの、ちょっと座って話せるかしら?」

 私がナナちゃんを連れていた訳を、ジョンさんはすぐに察してくれました。
 そんなジョンさんと共に工房の事務室に向かいます。

「先日、アルビオン王国へ持ち込んだ、ブレスレット型の時計。
 アルビオン海軍の販売許可が下りました。
 これが許可証と時計の精度測定結果です。
 精度は、ジョンさんが測定したモノとほぼ同じ結果となっています。
 早速、量産に取り掛かって頂けますか。
 それと、ミリアム首相がとてもお気に入りでしたので、ペアで一セット贈呈します。」

 私は話をしながら、二通の書面をジョンさんに示しました。
 差し出された書面に目を通し、少し驚いた様子のジョンさん。

「へー、あの時計、持ち込んでまだ一週間くらいですよね。
 もう測定結果と販売許可が下りたのですか。
 それは助かります。
 あの時計の量産を見込んで、人を増員してしまったので遊ばせずに済みます。」

 ジョンさんが驚くのも無理ありません、今までは一月近く時間を要したのです。
 今回開発した腕に着けるタイプのブレスレット型の時計、ミリアム首相が甚くお気に召したようで。
 早く精度測定を済ますようにと海軍の購買担当の方に釘を刺していました。
 その甲斐あってか、私達がアルビオンに滞在している数日の間に、精度測定が済んで許可証まで出来て来たのです。

   ********

「では、最初にブレスレット型の時計の生産現場を見てもらいましょうか。
 どうぞ、付いて来てください。」

 連絡事項が終ったので、ジョンさんに案内してもらいナナちゃんの工房見学に出発です。
 まずは、新設したブレスレット型の時計の工房です。

 真新しい工房の建屋を訪れると、そこにいたのは二十人ほどの年配の職人と五人のまだ若い女性工員です。
 皆黙々と作業に集中していますが、時折ベテランの職人が女の子に色々と指導をしています。

「ここでは、ブレスレッド型の時計の部品の仕上げ加工とムーブメントと呼ぶ心臓部の組み立て作業をしています。
 工房の中は、仕上げ班と組み立て班があります。
 仕上げ班は、部品取りをする工房から送られてきた粗削りの部品を磨いたり、精密な加工を加えたりしています。
 組み立て班は、仕上げ班が仕上げた部品をムーブメントに組み上げていきます。
 この工房で働いている方は、元々独自に営んでいた工房の方を親方以下丸々引き抜いてきました。
 それだけでは、後継が育たないので細かい作業が得意な見習いを配置して技術の修得をさせています。」

 そう、実は最初に時計の量産体制を敷いた時も、既存の工房を丸々引き抜きました。
 オークレフトさんの機械工房と違い、時計の製造はその精密さゆえ熟練が要求されます。
 村の悪ガキ共を雇って、『さあ、やれ』という訳にはいかないのです。
 とは言え、熟練職人を養成している時間はありませんので、既存の時計工房を丸々引き抜くことにしたのです。
 クラーシュバルツ王国の時計職人の技術力は誰もが認めるモノだったのですが、基本設計の拙さから精度が悪く二級品扱いでした。
 オークレフトさんがそこに目を付け、ジョンさんの配下としてクラーシュバルツ王国の時計職人を引く抜くことを提案したのです。
 職人さん、特に親方をしていた人達は矜持がありますので、首尾よく下についてくれるか不安でしたが。
 今まで、引き抜いた職人さんは皆、ジョンさんの時計の卓越した性能に舌を巻き、素直に下に就いてくれました。
 その後、女性向けの懐中時計の量産に取り掛かった際にも一つ工房を買収し、これで買収した工房は三つ目です。

「これは、大公様、わざわざ足を運んで頂き恐縮です。」

 私達の来訪に気付いた元親方が言いました。今はこの方に、この部署の職長を任せています。

「親方、仕事の邪魔をして申し訳ないわね。
 どうですか、この工房は慣れましたか。」

「へえ、ジョンの旦那が良くしてくださるので、すっかり慣れました。
 俺は自分の手でこんな凄げえ時計を作れる日が来るとは思いませんでした。
 俺ら、職人は腕を磨くことには精進しますが、時計の構造そのものまで変えるなんて思いもしませんでした。
 腕を磨いて丹精込めて作っても、二級品と見下され、安く買い叩かれて、ほぞを噛む思いをしていたんです。
 ジョンさんのおかげで、俺も老い先短い今となってやっと一級品を手掛けられると思うと腕が鳴りますぜ。」

「そう、そう言って頂けると、工房をたたんでまでして来て頂いた甲斐がありますわ。
 今後の働きに期待していますね。」

「ええ、任せてください。
 俺も自分で工房を構えていた時より、給金をたんまり貰えて感謝しています。
 大公様にご満足いただける働きをして見せますぜ。」

 給金については、ジョンさんから聞いていたアルビオン王国で超一流と言われる職人の相場を支払うことにしました。
 工房をたたんでまで来てもらうのだし、ジョンさんの見立てでは実際にそのくらいの熟練度を有するそうでしたので。
 今までの親方は、二級品作りの職人として実力相応の稼ぎが出来ていなかった様子で、とても喜んでくれました。

「ところで、見習いに付けた女の子たちはいかがですか。
 指導をしながら仕事をするのは負担になりませんか?」

「いやいや、今まで抱えていた見習いに比べれば、熱心だし、丁寧だし。
 何よりも、どうしてそうしないといけないのかをキッチリ分かろうとしている。
 良い見習いを付けてもらえて、感謝しているくらいですよ。
 俺達が磨いてきた腕を若いモンに引き継げるのは幸せってもんです。
 それに、出来の悪い見習いも引き取ってもらえましたからね。」

 そう言った親方の見習いの女の子たちを見る目は、可愛い孫娘を見るような優しい目をしていました。
 因みに、出来の悪い見習い君ですが、ジョンさんの見立てでも精密な作業に向かないという事でした。
 なので、粗削りの部品取りをする工房に回ってもらいました。

     ********

 ブレスレット型の時計の工房を出た私達が向かったのは、新しく作られた小さな工房です。
 真新しい木の香りがする建屋に足を踏み入れると、そこでは五人の女の子が黙々と机に向かっています。

「こちらが、新たに設けたデザイン工房です。
 最初に私が作っていた実用一点張っりの精密さだけを求めた時計工房であれば要らなかったのですがね。
 今回の新たに手掛けたブレスレット型の時計は、ここにいる子達がデザインを考案してくれたのです。
 ご婦人向けの七宝焼きの蓋を付けた懐中時計のデザインも現在はこの子達に任せています。」

 そう、ブレスレット型の時計の開発をジョンさんに指示したところ、出来上がって来たのは武骨な時計でした。

 その時私は、思わずこんな言葉を漏らしてしまうほどです。

「えっ、これ手枷、いえ、手錠ですか?」

 本当に罪人の手にはめるようなごついモノで、とても女性に受け入れられるモノとは思えなかったのです。
 その時、ジョンさんが、女性向けの時計なら女性の感性でのデザインが必要ではないかと提案してくれました。

 試しに、女の子を全員集めて、私が持っているブレスレットを見てもらいました。
 そして、そこに時計を嵌め込むとしたどんな形のモノが欲しいか、好きに描いてみるように指示したのです。
 元が絵など描いたことがない農村生まれの子が多く、大半が子供の落書きのようでしたが。
 ここにいる五人が描いたものは、皆、とても繊細なデザインでそのまま採用できそうだったのです。

 試しに、懐中時計の蓋にする七宝焼きの図案を描かせてみるとこれも上手に描いて見せたのです。
 これは、良い拾い物をしたと思い、デザインを手掛ける専門の工房を作りました。

「いやあ、この工房には本当に助かっています。
 七宝焼きの親方も、新しいデザインを提案してくれて助かると言ってますよ。
 あの人も、デザインは他人のモノを勝手に使っているのが多かったですからね。
 もう既に、何種類か採用する予定で試作に取り組んでいます。」

 ジョンさんが言う通り、七宝焼きの工房を任せている職人さんですが…。
 とても、腕は良いのですが、独自の図案を考えるのは得意ではないようです。
 こともあろうに、おじいさまが経営する帝国磁器工房の看板ともいえる意匠を勝手に使おうとしていたのですから。
 ただ、そのデキがとても良かったので、私がおじいさまに提案して帝国磁器工房とのタイアップ商品にしてもらったのです。
 デザイン工房が独自の意匠を考案してくれるので助かると言っているそうです。

     ********

 そして、最後に回ってきたのが…。

「ここが、粗削りの部品を作っている工房です。
 見ての通り、ずらっと並んだ機械で、同じ形状のモノを大量に生産しています。
 機械一台、一台で別の部品を作るようにして、作業を単純化しています。
 ここで、働いている子達は皆、農村出身の子供達で。
 生まれてから、体を動かす事しかしてこなかったのか。
 じっくりと細かい作業に取り組むのが苦手だったり、精密な寸法に仕上げる事を疎んだりする子ばかりです。
 それと頭を使うことが苦手な子です。
 最初にちゃんと指導して、どうしても精密な時計作りに向かないと判断した子をここに配置しました。
 幸い、オークレフトさんが作ってくださった加工機がとても優秀なので。
 まじめにさえ、取り組めば、それなりに出来る仕事ですので。」

 そう言って足を踏み入れると、作業をしているのは若い男の子ばかりでした。

「ほら、そこ。
 機械が停まっているじゃない、サボっているじゃないよ!」

 まあ、当然、あの悪ガキ共ですので、サボる子もいる訳で…。
 この工房の職長を任せている女の子が、いきなり鉄拳を振るいました。

「すっ、すみません。
 すぐに、やりますから勘弁してください。」

 サボっているのがバレた悪ガキが、機械に向き合って作業を再開しました。

「あはは、あいつら目を離すとすぐにサボろうとするんで。
 ああやって、職長がこまめに回って目を光らせているのです。
 サボるのを防止する役目といい加減な作業をして不良品が出来るのを防止する作業ですね。」

 ジョンさんが苦笑いをして説明してくれます。
 オークレフトさんが作った機械、ちゃんと操作すれば不良品は出来ないそうです。
 ですが、あの悪ガキ共、部品をちゃんと固定しなかったり、いい加減な操作をしたりで。
 目を離すと不良品の山を作るそうです。
 そこにも、目を光らすのが職長の役目だそうです。

 時計工房の見学を終えて、ナナちゃんが感想を聞かせてくれました。

「村の男達って、本当にダメですね。
 この工房では、頭の良い人、細かいところまでキッチリできる人、根気よく緻密な作業ができる人が偉くなると分かりました。
 細かい事に拘らない大雑把な人、腕っ節ばっかりで根気よく緻密な作業を苦手とする人は偉くなれないんですね。
 でも、村の男の人って、そんな人ばかりです。
 みんな、腕っ節自慢の大雑把な人ばかりだもん。
 あの村の男衆、何とかしないといつまでも貧乏から抜け出せませんね。」

 十歳の女の子にそんな風に心配される村の男たちって…。
 まっ、実際、その通りなのですけどね。
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