375 / 580
第15章 秋から冬へ、仕込みの季節です
第372話 頼りになるお姉ちゃんです
しおりを挟む
「あら、いらっしゃい。
今日は、ナナちゃんも一緒なのね。」
領主館の執務室に転移すると、リーナがそう言って出迎えてくれます。
「おはよう、リーナ。
今日は、言付かったモノがあるので届けに来たの。
はい、これ、ジョージさんから。」
私は、金の縁取りがされたフォーマルな封筒をリーナに差し出しました。
「これは、年越しパーティーの招待状かしら?
もうそんな時期なのね。」
封筒を手にしたリーナは、中身を見るまでもなく、そう呟きました。
大国アルビオン王国の国王が、小国の一領主であるリーナに書簡を送ってくる事などそうそうありません。
年末を前に送ってくる書簡など、この数年毎年招かれているジョージさん主催の年越しパーティーの招待状くらいです。
「そうね、私も同時に頂いたわ。
リーナの都合は大丈夫かしら。
今年はこの領主館にも、冬の間、滞在する予定の貴族が何組かあるのでしょう。
シューネフルトを留守にする事ができる?」
ここアルム地方は、冬の間、深い雪に閉ざされ陸の孤島と化します。
そのため、人々の活動も停滞し、多くの人は家の中にこもることになります。
当然、領主の仕事も減る事から、ここ数年、リーナは私と一緒にアルビオン王国で冬を過ごしています。
ですが、今年はそうもいかないかも知れません。
夏の起こった『シューネフルトの奇跡』の噂は瞬く間に大陸中に知れ渡り。
予想外に早く、内外から多くの人が訪れることになりました。
シューネフルトは小さな田舎町で、宿泊施設が多くはありません。
それでも、平民のお客さんは町にある安宿や教会の一角に用意された巡礼者用の雑魚寝部屋で何とか受け入れています。
ですが、貴族の方をお泊めするような宿泊施設はこの町にはないのです。
貴族の旅に際し適当な宿屋が無い場合には、行く先々の領主の館に世話になるのが慣わしとなっています。
ここクラーシュバルツ王国に限らず、大陸では昔からそれが慣例化しているのです。
『奇跡』の噂を聞き付けて、それにあやかろうとする人の中には貴族もいる訳で。
この冬は、シューネフルトの領主館に滞在させて欲しいという申し出を多数受けていると聞いています。
そのために、私が多数の女の子を接客の補助として派遣しましたし。
春以降は領主館の負担が減るように、貴族が滞在できるようなホテルを大急ぎで建てているのです。
そんな状況で、ホスト役である領主のリーナが領地を留守にして良いものでしょうか。
「そうね、ここ二年のようにアルビオンに入り浸りという訳にはいきそうもないわね。
でも、年越しパーティーには出席するわ、せっかくご招待して頂いたのだし。
私もメアリーさんにお目にかかって、夏場のお礼を言いたいわ。
毎日、滞在している貴族の方々と顔を会せる訳でもないし、食事も一緒にしている訳でもないからね。」
リーナは年末にアルビオンへ行って、パーティーが終ったらその晩のうちに一旦シューネフルトへ戻ると言います。
年明け数日は、滞在している貴族と年始の挨拶を交わしたりするため、領主館に留まるそうです。
「分かったわ。じゃあ、ジョージさんにもそう伝えておくわね。
ところで、私が預けた子達はちゃんと仕事をしているかしら。
お役に立てていれば良いのだけど。」
最小限の人手でやり繰りしたこの領主館には、滞在する貴族の方をおもてなしする人がいませんでした。
突然、滞在する人が増えたことで、領主館に仕える人達はてんてこ舞いしてしまいました。
その解決策として、私が来春開業する予定のホテルの従業員として雇った女の子をリーナの許に手伝いに出したのです。
この冬の間、格安で派遣する見返りとして、その子達に貴族の方々に応対するマナーを仕込んでもらうことにしました。
また、指導できる人材の不足にも配慮し、帝国の皇宮から優秀な侍女を引き抜いて、その人達も派遣しています。
「ええ、とても助かっているわ。
特に、皇宮から引き抜いて来た方々は流石ね。
貴族のお客様への対応はそつなくこなしてくれるし、立ち居振る舞いは優雅で私よりもはるかに貴族らしいわ。
それと、見習いの五十人、自ら志願してきただけあって皆ととても熱心に仕事に取り組んでいる。
皇宮から来た人達の指導がとても丁寧なこともあって、見習いの子達は日に日に成長しているわ。」
従来、農村部から雇い入れた女の子は領民救済を兼ねて、最貧層の家庭から雇い入れていました。
今回は、その縛りを無くして、年齢制限のみでやる気のある子を募集して回りました。
私が説明した仕事の内容を聞いて、やってみたいと手を上げた子ですから、皆真剣に取り組んでいるようです。
「そう、それは良かったわ。
少し、様子を見て行きたいのだけど、お邪魔して良いかしら。」
「ええ、かまわないわ。
ロッテが雇い入れた子達ですもの、成長度合いをその目で確かめていって。」
リーナの許可も取れたので、私達は見習い接客係達の控え室に足を運ぶことにします。
********
控え室に入ると、交替で休憩を取っているようで、十人ほどの女の子が休憩中でした。
「あら、姫ちゃんじゃない。
顔を見せてくれて嬉しいわ。
今日はどんな御用かしら?」
そんな風に気さくに声を掛けて来たのは、自称私の幼馴染のネーナさん。
私の館を取り仕切ってくれている侍女のベルタさんの娘さんです。
私には漠然とした記憶しかないのですが、私が物心つく前に皇宮で遊び相手をしてくれたそうです。
「こんにちは、ネーナさん。
休憩中に邪魔しちゃってごめんなさいね。
別件のついでに、見習いの子達の様子を見に来たの。」
「ああ、見習いの子達の育成が順調に行っているか気になるのね。
安心してちょうだい、みんな、熱心に取り組んでいるから。
まるで、乾いた土に水が染み込むように、教えたことを吸収していくわ。」
貴族の方々に対する言葉遣いから始まり、接客のマナーやお茶の淹れ方、果ては立ち居振る舞いまで。
指導の内容は大変多岐にわたるようですが、見習い達は熱心に指導に従っていると言います。
また、業後に行っている読み書きや算術について、一部の子達は仕事以上に熱心に取り組んでいるとネーナさんは言います。
「でもね…。
聞けば、村長の娘さん達が多いって言うじゃない。
なんか、貴族に対する接し方と読み書き計算を学んで村に帰るんだと言っているわよ。
いいの?せっかく育てるのに簡単に辞めさせちゃって。」
ネーナさんが心配そうな表情でもらします。
そう、村長さんの娘さんを採用したのはナナちゃんの村だけではなかったのです。
娘を持つ村長さんは、一番貧しい家庭の子が無償で学校で学ばせてもらえることに対し、誰もが羨ましいと思っていたようです。
日頃、貴族に対する窓口となることで、礼儀作法や言葉遣い、それに読み書き計算の重要性を一番理解しているからです。
ですが、田舎の小さな村の村長が、子息や子女にちゃんとした教育を受けさせる財力はありません。
そんな時に、今回の私が持ち込んだ求人です。
仕事の内容は貴族の方々に対する接客、そのために必要な礼儀作法は全て仕込んでくれる。
更には、仕事の合間を縫って読み書き計算まで教えてくれると言うおまけ付きです。
まさに、願ったり叶ったりで、多くの村で村長の娘さんを預かることになったのです。
たしかに、教育に多大なコストを掛けても、すぐに辞められてしまっては割に合いません。
でも、
「良いんですよ。村長たちからは最初からそう言われています。
それを承知で採用したのですから。」
「えっ、良いの?なんで、また?」
「辞めると言ってもすぐに辞めてしまう訳ではありませんし。
最低でも、四、五年は勤めてもらうと村長さん達には言ってあります。
あの子達だって、十分な経験を積むまで辞めようとはしないでしょう。
礼儀作法や言葉遣いなどが、付け焼刃では役に立たないと解るでしょうから。
それに、今回採用した村長の娘さん達は皆若いです。
四、五年、ここに勤めたからといって行き遅れの歳にはなりませんよ。」
ホテルでは毎年採用を続けるつもりなので、四、五年勤めてもらえれば次の人が育つでしょう。
今回採用した村長の娘さん達が辞めた所で穴は埋められると思います。
何より、四、五年後と言うと、リーナが目指す領民学校の開設の目標となっている時期です。
ここで、仕事をしていくうちに、彼女たちは気が付くことでしょう。
『何も、読み書き計算それに礼儀作法が必要なのは村長という特殊な立場に限った事ではない。』
と言う事に。
ここでそのことを学んだ彼女たちが、領民学校の円滑な開設にきっと力を貸してくれると期待しているのです。
だって、今の農村部を見ていると、領民学校が農村の人々にすんなり受け入れられるか心配ですから。
『農民に読み書き計算なんか必要ない。』と声を大にして言いそうな人が多いのですもの。
村長の娘さん達が、自分の経験を基に、学校の必要性を村の人達に説いてくれるのを私は期待しているのです。
「農村ってそんな雰囲気なんだ…。想像もつかない世界だわ。
まあ、姫ちゃんが納得しているのであれば、何も言わない。
お姉ちゃんは、姫ちゃんがやりたいと思うことなら、全力で協力するだけだから。」
ネーナさんは私の話を聞いて、農村の風潮を奇異に感じているようです。
幼少の頃から当たり前のように家庭教師が付く貴族の方々には理解し難いのでしょうね。
ですが、ネーナさんは私に全面的に協力してくれると言ってくれました。
私に対する盲目的な協力姿勢に、おじいさまやベルタさんに通じるものを感じるのは気のせいでしょうか…。
今日は、ナナちゃんも一緒なのね。」
領主館の執務室に転移すると、リーナがそう言って出迎えてくれます。
「おはよう、リーナ。
今日は、言付かったモノがあるので届けに来たの。
はい、これ、ジョージさんから。」
私は、金の縁取りがされたフォーマルな封筒をリーナに差し出しました。
「これは、年越しパーティーの招待状かしら?
もうそんな時期なのね。」
封筒を手にしたリーナは、中身を見るまでもなく、そう呟きました。
大国アルビオン王国の国王が、小国の一領主であるリーナに書簡を送ってくる事などそうそうありません。
年末を前に送ってくる書簡など、この数年毎年招かれているジョージさん主催の年越しパーティーの招待状くらいです。
「そうね、私も同時に頂いたわ。
リーナの都合は大丈夫かしら。
今年はこの領主館にも、冬の間、滞在する予定の貴族が何組かあるのでしょう。
シューネフルトを留守にする事ができる?」
ここアルム地方は、冬の間、深い雪に閉ざされ陸の孤島と化します。
そのため、人々の活動も停滞し、多くの人は家の中にこもることになります。
当然、領主の仕事も減る事から、ここ数年、リーナは私と一緒にアルビオン王国で冬を過ごしています。
ですが、今年はそうもいかないかも知れません。
夏の起こった『シューネフルトの奇跡』の噂は瞬く間に大陸中に知れ渡り。
予想外に早く、内外から多くの人が訪れることになりました。
シューネフルトは小さな田舎町で、宿泊施設が多くはありません。
それでも、平民のお客さんは町にある安宿や教会の一角に用意された巡礼者用の雑魚寝部屋で何とか受け入れています。
ですが、貴族の方をお泊めするような宿泊施設はこの町にはないのです。
貴族の旅に際し適当な宿屋が無い場合には、行く先々の領主の館に世話になるのが慣わしとなっています。
ここクラーシュバルツ王国に限らず、大陸では昔からそれが慣例化しているのです。
『奇跡』の噂を聞き付けて、それにあやかろうとする人の中には貴族もいる訳で。
この冬は、シューネフルトの領主館に滞在させて欲しいという申し出を多数受けていると聞いています。
そのために、私が多数の女の子を接客の補助として派遣しましたし。
春以降は領主館の負担が減るように、貴族が滞在できるようなホテルを大急ぎで建てているのです。
そんな状況で、ホスト役である領主のリーナが領地を留守にして良いものでしょうか。
「そうね、ここ二年のようにアルビオンに入り浸りという訳にはいきそうもないわね。
でも、年越しパーティーには出席するわ、せっかくご招待して頂いたのだし。
私もメアリーさんにお目にかかって、夏場のお礼を言いたいわ。
毎日、滞在している貴族の方々と顔を会せる訳でもないし、食事も一緒にしている訳でもないからね。」
リーナは年末にアルビオンへ行って、パーティーが終ったらその晩のうちに一旦シューネフルトへ戻ると言います。
年明け数日は、滞在している貴族と年始の挨拶を交わしたりするため、領主館に留まるそうです。
「分かったわ。じゃあ、ジョージさんにもそう伝えておくわね。
ところで、私が預けた子達はちゃんと仕事をしているかしら。
お役に立てていれば良いのだけど。」
最小限の人手でやり繰りしたこの領主館には、滞在する貴族の方をおもてなしする人がいませんでした。
突然、滞在する人が増えたことで、領主館に仕える人達はてんてこ舞いしてしまいました。
その解決策として、私が来春開業する予定のホテルの従業員として雇った女の子をリーナの許に手伝いに出したのです。
この冬の間、格安で派遣する見返りとして、その子達に貴族の方々に応対するマナーを仕込んでもらうことにしました。
また、指導できる人材の不足にも配慮し、帝国の皇宮から優秀な侍女を引き抜いて、その人達も派遣しています。
「ええ、とても助かっているわ。
特に、皇宮から引き抜いて来た方々は流石ね。
貴族のお客様への対応はそつなくこなしてくれるし、立ち居振る舞いは優雅で私よりもはるかに貴族らしいわ。
それと、見習いの五十人、自ら志願してきただけあって皆ととても熱心に仕事に取り組んでいる。
皇宮から来た人達の指導がとても丁寧なこともあって、見習いの子達は日に日に成長しているわ。」
従来、農村部から雇い入れた女の子は領民救済を兼ねて、最貧層の家庭から雇い入れていました。
今回は、その縛りを無くして、年齢制限のみでやる気のある子を募集して回りました。
私が説明した仕事の内容を聞いて、やってみたいと手を上げた子ですから、皆真剣に取り組んでいるようです。
「そう、それは良かったわ。
少し、様子を見て行きたいのだけど、お邪魔して良いかしら。」
「ええ、かまわないわ。
ロッテが雇い入れた子達ですもの、成長度合いをその目で確かめていって。」
リーナの許可も取れたので、私達は見習い接客係達の控え室に足を運ぶことにします。
********
控え室に入ると、交替で休憩を取っているようで、十人ほどの女の子が休憩中でした。
「あら、姫ちゃんじゃない。
顔を見せてくれて嬉しいわ。
今日はどんな御用かしら?」
そんな風に気さくに声を掛けて来たのは、自称私の幼馴染のネーナさん。
私の館を取り仕切ってくれている侍女のベルタさんの娘さんです。
私には漠然とした記憶しかないのですが、私が物心つく前に皇宮で遊び相手をしてくれたそうです。
「こんにちは、ネーナさん。
休憩中に邪魔しちゃってごめんなさいね。
別件のついでに、見習いの子達の様子を見に来たの。」
「ああ、見習いの子達の育成が順調に行っているか気になるのね。
安心してちょうだい、みんな、熱心に取り組んでいるから。
まるで、乾いた土に水が染み込むように、教えたことを吸収していくわ。」
貴族の方々に対する言葉遣いから始まり、接客のマナーやお茶の淹れ方、果ては立ち居振る舞いまで。
指導の内容は大変多岐にわたるようですが、見習い達は熱心に指導に従っていると言います。
また、業後に行っている読み書きや算術について、一部の子達は仕事以上に熱心に取り組んでいるとネーナさんは言います。
「でもね…。
聞けば、村長の娘さん達が多いって言うじゃない。
なんか、貴族に対する接し方と読み書き計算を学んで村に帰るんだと言っているわよ。
いいの?せっかく育てるのに簡単に辞めさせちゃって。」
ネーナさんが心配そうな表情でもらします。
そう、村長さんの娘さんを採用したのはナナちゃんの村だけではなかったのです。
娘を持つ村長さんは、一番貧しい家庭の子が無償で学校で学ばせてもらえることに対し、誰もが羨ましいと思っていたようです。
日頃、貴族に対する窓口となることで、礼儀作法や言葉遣い、それに読み書き計算の重要性を一番理解しているからです。
ですが、田舎の小さな村の村長が、子息や子女にちゃんとした教育を受けさせる財力はありません。
そんな時に、今回の私が持ち込んだ求人です。
仕事の内容は貴族の方々に対する接客、そのために必要な礼儀作法は全て仕込んでくれる。
更には、仕事の合間を縫って読み書き計算まで教えてくれると言うおまけ付きです。
まさに、願ったり叶ったりで、多くの村で村長の娘さんを預かることになったのです。
たしかに、教育に多大なコストを掛けても、すぐに辞められてしまっては割に合いません。
でも、
「良いんですよ。村長たちからは最初からそう言われています。
それを承知で採用したのですから。」
「えっ、良いの?なんで、また?」
「辞めると言ってもすぐに辞めてしまう訳ではありませんし。
最低でも、四、五年は勤めてもらうと村長さん達には言ってあります。
あの子達だって、十分な経験を積むまで辞めようとはしないでしょう。
礼儀作法や言葉遣いなどが、付け焼刃では役に立たないと解るでしょうから。
それに、今回採用した村長の娘さん達は皆若いです。
四、五年、ここに勤めたからといって行き遅れの歳にはなりませんよ。」
ホテルでは毎年採用を続けるつもりなので、四、五年勤めてもらえれば次の人が育つでしょう。
今回採用した村長の娘さん達が辞めた所で穴は埋められると思います。
何より、四、五年後と言うと、リーナが目指す領民学校の開設の目標となっている時期です。
ここで、仕事をしていくうちに、彼女たちは気が付くことでしょう。
『何も、読み書き計算それに礼儀作法が必要なのは村長という特殊な立場に限った事ではない。』
と言う事に。
ここでそのことを学んだ彼女たちが、領民学校の円滑な開設にきっと力を貸してくれると期待しているのです。
だって、今の農村部を見ていると、領民学校が農村の人々にすんなり受け入れられるか心配ですから。
『農民に読み書き計算なんか必要ない。』と声を大にして言いそうな人が多いのですもの。
村長の娘さん達が、自分の経験を基に、学校の必要性を村の人達に説いてくれるのを私は期待しているのです。
「農村ってそんな雰囲気なんだ…。想像もつかない世界だわ。
まあ、姫ちゃんが納得しているのであれば、何も言わない。
お姉ちゃんは、姫ちゃんがやりたいと思うことなら、全力で協力するだけだから。」
ネーナさんは私の話を聞いて、農村の風潮を奇異に感じているようです。
幼少の頃から当たり前のように家庭教師が付く貴族の方々には理解し難いのでしょうね。
ですが、ネーナさんは私に全面的に協力してくれると言ってくれました。
私に対する盲目的な協力姿勢に、おじいさまやベルタさんに通じるものを感じるのは気のせいでしょうか…。
2
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる