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第9章 王都の冬
第249話 潜入?
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今はまだ午前十時前、なんでわたしはこんな格好で、じっと立っていなければならないのだろう。
はっきり言って九歳の子供に直立姿勢でじっと立っていろと言うのは児童虐待だと思います。
あのとき、好奇心に負けてしまった自分が恨めしい…。
「どうですか、ドライブルネンさん、アロガンツ伯爵に対する貸し金を私に売ってくれる気になりましたか?」
「何度来ても無駄ですよ。私は名乗りもしない人間は信用しないのです。
私はアロガンツ伯爵の屋敷の土地建物に抵当をつけているのですよ。
公証人の判のある抵当の証書を王宮に持って行って買い取り請求をすれば元利が全額返ってくるのです。
なんで、信用できない人間に、しかも割り引いて売り払わねばならないのですか?」
目の前では自称帝国の商人のリストが、ミルトさんが懇意にしている御用商人の一人にアロガンツ家に対する貸し金を売り渡すように交渉している。御用商人の名前、ドライブルネンさんと言うんだ聞いてなかったよ。
そうここは、ドライブルネンさんのお店の応接室、わたしはこのお店の下女のお仕着せを着てドライブルネンさんが座るソファーの後ろに控えている。
ちなみにわたしの横で給仕の格好をして手にトレイを提げているのはミルトさんだ。
だから、皇太子妃がそんな格好をして潜入しているなんて王様に知れたら怒られるって。
さっきなんか、お茶出しをしていたし…。
ドライブルネンさん、平静を装っていたけどよく見ると恐縮して震えていたよ…。
**********
「ドライブルネンさん、あなたは貴族に対する敬意と言うものは無いのですか?
あなたがそれをしたらアロガンツ家は家屋敷だけではなく、貴族の地位まで失ってしまうのですよ。
伝統ある貴族の家があなたの誠意のない行動で失われてしまう、そんな事が許されると思うのですか。」
「あなたにそんな事を言われる筋合いはありませんな。
あなたが誰か知りませんが、アロガンツ家の縁の者でもないのでしょう。
それに誠意と申しますが、私どもはもう一年も利払いすら受けていないのです。
ここまで待ったのだから、十分誠意は見せたでしょう。こちらは慈善事業じゃないのだから」
「何という不見識、貴族というものは生まれそのものが尊いのです。
貴族に対する貸し金は少しぐらい利払いが滞ったからと言って目くじら立てるものではないじゃないですか。
そんなのは当たり前のことなのですから、我々商人はそれを前提に元利払いの代わりに色々な便宜を受けるのではないですか。」
「それはどちらの見識か存じませんが、随分と私共の見識と外れているようですな。
私等王都の商人はまっとうな商売で利益を上げているのです。
貴族に鼻薬を嗅がせて自分に都合よく法を捻じ曲げて利益を得ようなど考えてもいないですよ。
そもそも、今問題になっている貴族連中は家柄に胡坐をかいてろくに仕事もしないから、良い役職に就けていないではないですか。どんな便宜を図ってもらえるというのですか?」
「全く嘆かわしい、この国はどうかしている。
貴族に働きを求めるなんてこの国の王族は頭がおかしいのではないですか。
働くのは小役人の仕事、貴族は偉そうにドンと座って判子だけ押していれば良いのです。
だから百姓出の王族が治める国はダメなんです。」
あ、ミルトさん、額に青筋が出いていますよ。
王族は感情を露骨に顔に出したらいけないんですよね。
しかし、見事に話が噛み合っていないな…。
この会話を聞いていると帝国の辺境で出くわしたギリッグとの会話を思い出すよ。
まるで常識が異なる世界の人間と話しているようなもどかしさ。
言葉は通じているのに話の内容が通じていないような感じと言えば良いのか…。
「で、あなた方帝国の商人は貴族に鼻薬を嗅がせて、『あなた方に便宜を図るように』とその貴族が小役人に対して命じるようにするのですね。
脱税とか、違法な取引を目こぼしさせているのですかね。
大方、あなたは今回のことを利用して自分の意のままに操れる貴族を作りたいのでしょう。
そうして、帝国流の商売がし易いように国に圧力をかけると。
話になりませんな、そんなこの国の商慣行を乱すようなことに組する訳には行きません。」
おっ、ドライブルネンさん、良いこと言うね。
「全く頭の固い人だ…。
しかし、実際の金貨を見てもそう言ってられますかね。
前回お会いしたとき、売って欲しければ元金と利息の満額を持ってこいと言いましたよね。
用意しましたよドライブルネンさんのアロガンツ家への貸し金、元金五万枚と年利二割の一年分の利息一万枚、併せて金貨六万枚。今、ここへ運んでいるところです。
それを見てもう一度考えてください。
王宮に買取を請求すると同じ金額が支払われるかもしれません、でも手続きに何ヶ月も掛かるでしょう。
ここで頷けば今すぐに金貨六万枚が戻ってくるのですよ。
時は金なり、商人には大事なことですよね。
金貨六万枚が数ヶ月で生み出す利益、これを逸失利益としてしまうのか、よく考えてください。」
やっとクライマックスに差し掛かったね。そろそろ出番ですよ、ミルトさん。
とりあえず金貨の到着を待つことになったようだ。
そこで、ドライブルネンさんが一つの疑問を投げかけた。
「あなた方のやり方には賛同できませんが、一つ疑問があるのです。
あなた方は自分達に都合の良いように貴族を操りたいようですが、さっきも言ったように今破綻しそうな貴族は皆ろくな役職についていないし、昇進の目もありませんよ。
何の権限も持っていないじゃないですか、便宜の図りようが無いですよ。」
「私達を甘く見てもらっては困ります。今の事態を乗り切って存続してもらえばよいのです。
アロガンツ伯爵家にしても、ドゥム伯爵家にしても独身の長男がいるのです。
私達の手の中に非常に優秀な女性もおりましてね、その長男達に正妻として嫁がせます。
その子供をきっちり育てれば、高等文官試験なんか容易いですよ。
そうして、それなりの役職まで上った段階で、投資を回収し始めるのです。」
「随分と気の長い話ですな。
銅貨一枚の利息にも拘ると言うのが商人の性、そんな利息だけでも膨大になりそうな話は商人の発想とは思えませんな。
それに貴族は働かないものなのではないのですか?
その子供に高等文官試験を合格させて、なおかつ一定の役職まで昇進させるなんて、あなた方の流儀に反するのではないですか。」
商人と言うのは偽装だからね、本当は宗教団体だし。
「私達は一つのことを成し遂げるのに、二十年、三十年掛けるのはざらなのですよ。
それだけ掛けたとしても、制度を変えてしまえば半永久的に恩恵を被れるのです。安い物ですよ。
それに、内部から切り崩すには一旦そちらの流儀に従って入り込むしかないじゃないですか。
『埋伏の毒』ですよ。」
まあ、帝国から森をなくすのに何十年も掛けた人たちだからね、気は長いよね。
・
・
・
そのまま、一時間が過ぎた。ミルトさん、もう少し早く動いても良かったのではないですか?
立っているのに疲れたよ、本当に児童虐待だよ…。
その時、ドライブルネンさんが言った。
「もうそろそろよろしいですかな、待っても金貨は届かないようですね。
今回のお話しは無かったと言うことでいいですね。
まあ、金貨を見せられても靡きはしなかったとは思いますが。
本当に金貨六万枚の資金調達力があるのか興味があったので待ちましたがもういいでしょう。
私はこれから王宮に行ってアロガンツ伯爵の屋敷の買い取り申請を出さねばならないのでね。
担当の役人との約束の時間に遅れるといけませんので、お引取り願えませんか。」
ドライブルネンさんが席を立とうとすると、リストは慌てて言った。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、もう来るはずなんだ。
ちゃんと昨日の夕刻に金貨六万枚をそろえて、漏れが無いか俺が自分で確認したんだ。」
すると、ドライブルネンさんの後ろで直立姿勢で立っていたミルトさんが、肩の凝りを解すような仕草の後で言った。
「いくら待っても無駄ですわよ。金貨は到着しませんわ。」
はっきり言って九歳の子供に直立姿勢でじっと立っていろと言うのは児童虐待だと思います。
あのとき、好奇心に負けてしまった自分が恨めしい…。
「どうですか、ドライブルネンさん、アロガンツ伯爵に対する貸し金を私に売ってくれる気になりましたか?」
「何度来ても無駄ですよ。私は名乗りもしない人間は信用しないのです。
私はアロガンツ伯爵の屋敷の土地建物に抵当をつけているのですよ。
公証人の判のある抵当の証書を王宮に持って行って買い取り請求をすれば元利が全額返ってくるのです。
なんで、信用できない人間に、しかも割り引いて売り払わねばならないのですか?」
目の前では自称帝国の商人のリストが、ミルトさんが懇意にしている御用商人の一人にアロガンツ家に対する貸し金を売り渡すように交渉している。御用商人の名前、ドライブルネンさんと言うんだ聞いてなかったよ。
そうここは、ドライブルネンさんのお店の応接室、わたしはこのお店の下女のお仕着せを着てドライブルネンさんが座るソファーの後ろに控えている。
ちなみにわたしの横で給仕の格好をして手にトレイを提げているのはミルトさんだ。
だから、皇太子妃がそんな格好をして潜入しているなんて王様に知れたら怒られるって。
さっきなんか、お茶出しをしていたし…。
ドライブルネンさん、平静を装っていたけどよく見ると恐縮して震えていたよ…。
**********
「ドライブルネンさん、あなたは貴族に対する敬意と言うものは無いのですか?
あなたがそれをしたらアロガンツ家は家屋敷だけではなく、貴族の地位まで失ってしまうのですよ。
伝統ある貴族の家があなたの誠意のない行動で失われてしまう、そんな事が許されると思うのですか。」
「あなたにそんな事を言われる筋合いはありませんな。
あなたが誰か知りませんが、アロガンツ家の縁の者でもないのでしょう。
それに誠意と申しますが、私どもはもう一年も利払いすら受けていないのです。
ここまで待ったのだから、十分誠意は見せたでしょう。こちらは慈善事業じゃないのだから」
「何という不見識、貴族というものは生まれそのものが尊いのです。
貴族に対する貸し金は少しぐらい利払いが滞ったからと言って目くじら立てるものではないじゃないですか。
そんなのは当たり前のことなのですから、我々商人はそれを前提に元利払いの代わりに色々な便宜を受けるのではないですか。」
「それはどちらの見識か存じませんが、随分と私共の見識と外れているようですな。
私等王都の商人はまっとうな商売で利益を上げているのです。
貴族に鼻薬を嗅がせて自分に都合よく法を捻じ曲げて利益を得ようなど考えてもいないですよ。
そもそも、今問題になっている貴族連中は家柄に胡坐をかいてろくに仕事もしないから、良い役職に就けていないではないですか。どんな便宜を図ってもらえるというのですか?」
「全く嘆かわしい、この国はどうかしている。
貴族に働きを求めるなんてこの国の王族は頭がおかしいのではないですか。
働くのは小役人の仕事、貴族は偉そうにドンと座って判子だけ押していれば良いのです。
だから百姓出の王族が治める国はダメなんです。」
あ、ミルトさん、額に青筋が出いていますよ。
王族は感情を露骨に顔に出したらいけないんですよね。
しかし、見事に話が噛み合っていないな…。
この会話を聞いていると帝国の辺境で出くわしたギリッグとの会話を思い出すよ。
まるで常識が異なる世界の人間と話しているようなもどかしさ。
言葉は通じているのに話の内容が通じていないような感じと言えば良いのか…。
「で、あなた方帝国の商人は貴族に鼻薬を嗅がせて、『あなた方に便宜を図るように』とその貴族が小役人に対して命じるようにするのですね。
脱税とか、違法な取引を目こぼしさせているのですかね。
大方、あなたは今回のことを利用して自分の意のままに操れる貴族を作りたいのでしょう。
そうして、帝国流の商売がし易いように国に圧力をかけると。
話になりませんな、そんなこの国の商慣行を乱すようなことに組する訳には行きません。」
おっ、ドライブルネンさん、良いこと言うね。
「全く頭の固い人だ…。
しかし、実際の金貨を見てもそう言ってられますかね。
前回お会いしたとき、売って欲しければ元金と利息の満額を持ってこいと言いましたよね。
用意しましたよドライブルネンさんのアロガンツ家への貸し金、元金五万枚と年利二割の一年分の利息一万枚、併せて金貨六万枚。今、ここへ運んでいるところです。
それを見てもう一度考えてください。
王宮に買取を請求すると同じ金額が支払われるかもしれません、でも手続きに何ヶ月も掛かるでしょう。
ここで頷けば今すぐに金貨六万枚が戻ってくるのですよ。
時は金なり、商人には大事なことですよね。
金貨六万枚が数ヶ月で生み出す利益、これを逸失利益としてしまうのか、よく考えてください。」
やっとクライマックスに差し掛かったね。そろそろ出番ですよ、ミルトさん。
とりあえず金貨の到着を待つことになったようだ。
そこで、ドライブルネンさんが一つの疑問を投げかけた。
「あなた方のやり方には賛同できませんが、一つ疑問があるのです。
あなた方は自分達に都合の良いように貴族を操りたいようですが、さっきも言ったように今破綻しそうな貴族は皆ろくな役職についていないし、昇進の目もありませんよ。
何の権限も持っていないじゃないですか、便宜の図りようが無いですよ。」
「私達を甘く見てもらっては困ります。今の事態を乗り切って存続してもらえばよいのです。
アロガンツ伯爵家にしても、ドゥム伯爵家にしても独身の長男がいるのです。
私達の手の中に非常に優秀な女性もおりましてね、その長男達に正妻として嫁がせます。
その子供をきっちり育てれば、高等文官試験なんか容易いですよ。
そうして、それなりの役職まで上った段階で、投資を回収し始めるのです。」
「随分と気の長い話ですな。
銅貨一枚の利息にも拘ると言うのが商人の性、そんな利息だけでも膨大になりそうな話は商人の発想とは思えませんな。
それに貴族は働かないものなのではないのですか?
その子供に高等文官試験を合格させて、なおかつ一定の役職まで昇進させるなんて、あなた方の流儀に反するのではないですか。」
商人と言うのは偽装だからね、本当は宗教団体だし。
「私達は一つのことを成し遂げるのに、二十年、三十年掛けるのはざらなのですよ。
それだけ掛けたとしても、制度を変えてしまえば半永久的に恩恵を被れるのです。安い物ですよ。
それに、内部から切り崩すには一旦そちらの流儀に従って入り込むしかないじゃないですか。
『埋伏の毒』ですよ。」
まあ、帝国から森をなくすのに何十年も掛けた人たちだからね、気は長いよね。
・
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そのまま、一時間が過ぎた。ミルトさん、もう少し早く動いても良かったのではないですか?
立っているのに疲れたよ、本当に児童虐待だよ…。
その時、ドライブルネンさんが言った。
「もうそろそろよろしいですかな、待っても金貨は届かないようですね。
今回のお話しは無かったと言うことでいいですね。
まあ、金貨を見せられても靡きはしなかったとは思いますが。
本当に金貨六万枚の資金調達力があるのか興味があったので待ちましたがもういいでしょう。
私はこれから王宮に行ってアロガンツ伯爵の屋敷の買い取り申請を出さねばならないのでね。
担当の役人との約束の時間に遅れるといけませんので、お引取り願えませんか。」
ドライブルネンさんが席を立とうとすると、リストは慌てて言った。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、もう来るはずなんだ。
ちゃんと昨日の夕刻に金貨六万枚をそろえて、漏れが無いか俺が自分で確認したんだ。」
すると、ドライブルネンさんの後ろで直立姿勢で立っていたミルトさんが、肩の凝りを解すような仕草の後で言った。
「いくら待っても無駄ですわよ。金貨は到着しませんわ。」
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