私を勝手に皇后にしないでください

上野佐栁

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二人の過去

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 三年前
 俺の名前は、プロキオンだ‼︎俺は、小さい頃はとっても肩身が狭い思いだった。何かに縛られているような感じだったから。
 「プロキオン様‼︎お勉強の時間です‼︎」
 「嫌だねー‼︎僕は王子だ‼︎だから自由にする‼︎」
 「し、しかし歴史と数学と英語を今日勉強するようにっと、皇帝陛下、貴方様のお父様に言われているのですよ‼︎」
 「フンッ‼︎父上がなんて言うと、僕はやりたいようにやってるよ‼︎僕は父上みたいな堅物にはなりたく無い‼︎」
 「プロキオン様」
 ダッ
 「お、お待ちください‼︎プロキオン様!?」
 「此処までくれば、追って来られないだろう‼︎」
 「一人で街に来るのははじめだな。何処行こう」
 夜
 「プロキオン‼︎何処に行っていた⁇」
 「父上には関係ないです」
 「関係はある。お前は一国の王子だぞ‼︎その自覚を持て‼︎」
 「そんなの、父上の押し付けだ‼︎僕は皇帝なんて興味ないんだ‼︎僕の人生を勝手に決めるな‼︎」
 「プロキオン!?何処に行く⁇話はまだ終わってない‼︎プロキオン‼︎」
 ガチャ
 「父上の馬鹿‼︎僕は自分で決めた人生を歩みたいんだ‼︎」
 朝、ミイティア家
 「イブ‼︎」
 「お父様⁇どうかされましたか⁇」
 「お前にこれを買っていって欲しいんだ‼︎買えるよな?」
 「が、頑張ります‼︎」
 街
 「えーと、宝石を四百個!?お父様ったら、何に使うのかな⁇」
 「プロキオン様‼︎お待ちください‼︎」
 「ついて来るな‼︎これは命令だ‼︎」
 「なりません‼︎皇帝陛下に言われているんです‼︎プロキオン様から目を離すなって、言われたんですよ‼︎」
 「うるさい‼︎そんなのかんけ......うぎっ‼︎」
 「ひぁっ!?」
 「いたた。誰だ一体」
 「あ、あのごめんなさい。怪我とかしてないですか⁇」
 「お前‼︎この方が誰かわかっているのか!?我が国の太陽、プロキオン.オン.ザ.ラーインド殿下だぞ‼︎」
 「ご、ごめんなさい。私そんなつもりじゃ......」
 「黙らんか‼︎お前、名前を言えないのか⁇名前を言え‼︎」
 「やめろ‼︎」
 「プロキオン様⁇」
 「ぶつかったのは僕の方だぞ‼︎この子は関係ないだろ⁇」
 「で、ですが、プロキオン様が怪我をしたら、私の責任です」
 「それって、出世できなくなるから、この子のせいにしようとしたはわけだな‼︎」
 「そ、そんなつもりではありません‼︎」
 「王宮に帰れ!じゃ無いと今日の事、父上に言うぞ‼︎」
 「か、かしこまりました‼︎」
 「あ、あの本当にごめんなさい」
 「良いんだ。君の名前を教えてくれたら許すよ」
 「私は、イブ.ティ.ミイティアです。あの、プロキオン殿下はどうしてこんな辺鄙なところに居るのてすか⁇」
 「遊びに来ただけ‼︎」
 「そうですか」
 「イブ、僕と遊んでくれる⁇」
 「いいですよ」
 「敬語はいらないよ‼︎」
 「うん‼︎あっ、頬が汚れてる」
 「えっ?」
 フキフキ
 「これでよしっと、綺麗になったよ‼︎」
 ニコッ
 「あ、ありがとう」
 カァー
 「プロキオン⁇顔赤いよ?」
 「イブって綺麗な顔してるね⁇」
 「えっ!?あ、あのその、ありがとう。嬉しいです」
 「イブの顔も赤くなった‼︎イブの笑顔は皆んなを幸せに出来る素敵な笑顔だ‼︎」
 「......うん。」
 「イブが、王宮に居てくれたら、僕も頑張れるのにな」
 「プロキオン‼︎私ね、大きくなったら、プロキオンのお嫁さんになりたい‼︎」
 「えっ、それって、僕の事が好きってこと⁇」
 「うん‼︎初めて会ったのに、優しいプロキオンが好き‼︎私は、プロキオンだけを見てるよ‼︎」
 「僕も‼︎僕も、イブのことだけを見てるよ‼︎約束する‼︎」
 「私も約束するよ‼︎」
 たった一回だけ会ったあの日から、きっと俺は、イブのことが好きなんだっと感心をした。あの約束があったから、イブに相応しい男になりたくて努力を重ねた。たとえ、君が忘れていても、俺は覚えている。だって、あの笑顔は俺だけのものだから。
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