私を勝手に皇后にしないでください

上野佐栁

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感謝祭

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 感謝祭が始まって二時間経ちました。 
 「わー。この世界でのお祭りって何気に初なのよね‼︎」
 「イーブー‼︎」
 「わーびっくり。コンラン卿どうしたの⁇」
 「どうしたもこうしたもねぇよ‼︎テメェーのせいで俺が怒られたんだぞ‼︎俺に休暇をくれよ‼︎」   
 「無理‼︎」
 「ふざけんなぁ‼︎俺は眠ぃんだよ‼︎」
 ゴンッ  
 「痛えええええ!?誰だよ‼︎」
 「私だ‼︎」
 「げっ‼︎だ、団長......さいなら‼︎」
 「待てよ」
 ドンッ
 「ぎゃあああ‼︎」
 「イブ様に向かってなんて口の聞き方だ?立場を考えろ⁇お前はたかが、騎士の分際で、将来皇后になられるお方に向かって、タメ口だ⁇ふざけるのも大概にしろよ⁇」
 「いいじゃねぇーすかよ‼︎俺達、小さい頃から知っている中っすよ‼︎」
 「それがどうした⁇」
 「それに、団長ももう少し女の子らしくした方が絶テェーいいっすよ!」
 ブチッ
 「そうかそうか。ここで人生を終わらせないんだな⁇なら死ね‼︎」 
 「ま、待って......ぎ、ぎゃああああ‼︎」
 「あらまぁ」
 確か、うちの騎士の団長の、フェリス.サリ.ユーンナは、十一歳の時に騎士になったのよね⁇ルーブル騎士団だっけ⁇名前はそうだと思った⁇多分そうね。
 「フェリス団長‼︎」
 「はっ‼︎イブ様‼︎お見苦しい者お見せして申し訳ない。こいつは、私が片付けますので、お続き、感謝祭を楽しんでください‼︎」
 「それなんだけどね、一人じゃ、不安だから、フェリス団長も一緒にお店を回って欲しいな⁇これは、護衛って事でお願い‼︎駄目?」
 キラキラ
 「うっ‼︎め、目が眩しい‼︎駄目ではありません‼︎」
 「た、助かった」
 私は、フェリスを連れて一度、宮に帰った。去る前に、コンラン卿にウィンクをした。もちろん皮肉を込めてね。
 「だああああ‼︎仕事が終わらねー‼︎イブの野郎‼︎これが狙いだったんだな‼︎まじでふざけんなー‼︎」
 「今頃、コンラン卿は警備で大忙しね‼︎うふふ」
 「楽しそうですね⁇」
 「うん‼︎楽しいよ‼︎着替え終わった⁇」
 「は、はい。こんなひらひらした服着るのは一体、いつぶりでしょう⁇」
 「きゃあー‼︎可愛い‼︎」
 「あ、ありがとうございます。とても嬉しいです‼︎」
 「あっそうだ‼︎感謝祭の間は、私の事は、ティって呼んでね‼︎」
 「は、はい‼︎」
 「貴方の事は、フェリって呼ぶね。あと、敬語も禁止‼︎いいわね‼︎」
 「は、はい‼︎」
 「敬語は⁇」
 「き、禁止だね⁇」
 「うん‼︎行こう‼︎」
 「わ、わかった」
 「あの、い、ティ、こんなに買って大丈夫なの⁇」
 「平気へーいーき‼︎だって、この日の為にお小遣い貯めたもん‼︎」
 「か、感謝祭は四年に一度だよね⁇」
 「うん‼︎その時から貯めてたよ‼︎だから今日は、私の奢りよ‼︎」
 「ありかとティ‼︎」
 「うふふ。どう致しまして‼︎」
 フェリスの髪は綺麗な、ブロンズピンク。風が吹くごとに揺れる真っ直ぐな髪。それに、プラチナの目の色。とで綺麗だわ。
 「フェリ、私達、お友達になれないかな⁇」
 「え?いいのですか⁇」
 「うん‼︎私と、フェリって、四つしか違わないもん‼︎だから友達‼︎」
 「とても嬉しい‼︎」
 「これからも敬語は要らないよ‼︎」
 フェリスは、たったの三年で団長になったって事だね。凄いわ。私のお友達、護衛騎士が一人増えました‼︎
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