私を勝手に皇后にしないでください

上野佐栁

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裁判

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 ゴンゴン
 「これより罪人、ルーブンロ.アイザ.ヌエールドの裁判を取り行う‼︎被告人は前‼︎」
 「はい」
 「被告人は、イブ.ティ.ミイティア皇后殿下(予定)を監禁し暴行に及んだ。それだけでは飽き足らず、サーンナリー.テコ.シャロンの息子、ノーリンザン.テコ.シャロンを誘拐及び監禁をした。そうだろ⁇」
 「はい。で、ですが、わしは実験の為にやったまでです‼︎」
 「実験⁇」  
 「はい‼︎未来を見えるようにする為の実験です‼︎特殊な能力ではなく、普通の人も見えるそんな世界にしたかったんです‼︎」
 「あほらしい‼︎」
 「プロキオン!?」
 「そんな事のために、イブを傷つけたのかよ!」
 「ふんっ‼︎貴様が悪いんじゃぞ⁇」
 「なんだと‼︎」
 「彼奴の目を見てみろ」
 「は?なんで?」
 「今の目の色は何色に見える⁇」
 「......深い海の色」
 「不安を感じた時になる色だ。貴様は何が出来る⁇彼奴を守れんで、何も出来ずに死ぬ運命かもしれんのう」
 「皇后殿下を侮辱するな‼︎」
 「わしは間違った事は言っておらんぞ」  
 「......」
 「イブ⁇」
 「......プロキオン」
 「すまなかった」
 「え?」
 「お前に強い不安を与えてしまった」
 「そ、そんな事は......」
 「あるじゃねぇかよ‼︎実際に目の色は元の色に戻っているじゃないかよ!」
 「そ、それは......」
 「愛している‼︎」
 「ふぇ!?」
 「俺は、イブ.ティ.ミイティアを心から愛しているんだよ‼︎」
 「ぷ、プロキオン!?ど、どうしちゃったの⁇今は裁判中だよ⁇」
 「んなの関係ねぇよ‼︎」
 「......ごめん。今は信じられない」
 「......っ!?」
 プロキオンはとてもショックを受けた顔をしていたけど、これ以上何かを言われてしまうと、自分の気持ちがわからなくなる。まだ、あの時の事は許していない。ノーリンザンを助けたい一心で一時的に信頼をしたけど、まだ、プロキオンを心から信じきっていない。最低だ。愛しているとか好きだとか言っていたのに......プロキオンを信じきれないなんて、私は大馬鹿者だ‼︎最低だ‼︎悪人と同じだ!
 「......わかった。もう何も言わない。だが、この気持ちは本物だってわかれよなぁ」  
 「......」
 「では、続ける。ルーブンロ. アイザ.ヌエールドを貴族侮辱罪も追加されて、監禁及び暴行も認めた。よって、フェラーリ国の法律に乗っ取り、被告を懲戒解雇及び、刑五十年とする」
 「は?はあああ!?長すぎるんじゃないかのう⁇」
 「貴族の侮辱は万死に値する!処刑されなかっただけでも会い難く思え‼︎」
 「ぐぬぬ」
 こうして、裁判は終わった。でも私の中に芽生え不安は消えない。
 「イブ‼︎」
 「......コンラン卿」
 「あいつな、プロキオンは、イブの為ならなんでもするさ」
 「え?」
 「俺と決闘をしていたのだって、イブの取り合いだぞ‼︎」
 「えっ⁇はっ?ええええ!?私の取り合い!?」
 「そうだぞ」
 「ぷ、プロキオンとコンラン卿がわ、私を取り合うなんて......世界の終わり」
 「重すぎるわ!」
 「だ、だってだって‼︎」
 「安心しても大丈夫だ。お前の事は心から愛しているみたいだ。あいつが嫌なら俺に乗り換えるか⁇」
 「のっ!?無理無理‼︎」
 「全力で否定されると心が痛い」
 「ご、ごめんなさい‼︎」
 「平気さ」
 「私......プロキオンに会って来る‼︎」
 「いってらっしゃいませ......皇后殿下様」
 「なにそれ‼︎うふふ。ありがとうコンラン‼︎」
 「おう!」
 「これでよかったのか⁇ミルカルド」
 「いいんっすよ。イブが笑顔でいる事が俺達の役目っすよ」
 「そうだね」
 私は、プロキオンの部屋の前に来ていた
 「ふぅー。緊張する。どんな顔で会えばいいの⁇」
 「イブ⁇」
 「ぷ、ぷぷぷぷ、プロキオン!?どうしてここに!?」
 「いやそれは、こっちの台詞だろ⁇」
 「そ、そうだね」
 「なんか用か?」
 「あ、あのね......その......プロキオン......ご、ごめんなさい‼︎」
 「は?」
 「じゃなくて‼︎私もその、プロキオンを愛しています。さっきの言葉は撤回する‼︎私も、プロキオンを信じています‼︎」
 「......」
 私今、どんな顔をしているのだろか⁇きっと真っ赤な顔だろうな。てか、なんで何も言わないの⁇嫌われた⁇だよね。嫌われて当然よね。あ、あはは。終わった。
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