私を勝手に皇后にしないでください

上野佐栁

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真実その2

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 「お母様‼︎それでね」
 「イブは幸せ⁇」
 「え?しあわ......」
 そう言いかけた時、私の人生から捨てたはずの人の名前が浮かび上がった。
 「本当は好きな人と一緒に歩んで行きたい。そうでしょ⁇」
 「ち、違っ......‼︎」
 「違わないわ」
 「幸せそうな顔だな。お前は俺の娘である事は変わりない。たが、襲ったのはあいつではなく、この俺だと言ってやりたいもんだな。でもお前はこの鎖に繋がれたまま、一生を終わるといい」
 「イブは何処に?」
 「ミルカルド‼︎泣き言を言う前に状況を整理しろ‼︎」
 「わかってますよ!」
 「ねぇ、お母様と街に行きたい」
 「......そうね」
 なんだろう⁇何かに気づいて欲しいって顔をしている?それに何だか悲しい顔だ。どうして?
 ボソ
 「......此処は貴方が居る場所ではない」
 「ん?お母様何か言った?」
 「な、なんでもないわよ」
 「そう」
 「くそっ‼︎何故未来予知が出来ぬ?確かにこの子に安心感を与えたのに......何故だ‼︎」
 「......」
 「お母様⁇」
 「貴方の居る所は......此処ではないわ‼︎」
 「お母様⁇ど、どうしたの?」
 「もうまどろこしいのはなしよ‼︎此処は現実の世界ではない‼︎」
 「......え?」
 「鎖を切るのよ‼︎本当は私は死んではないけど、此処に居ないわ‼︎今の私を創っているのは、ルラルドなのよ‼︎ルラルドは貴方の父親だけど......最低な人なの‼︎だから騙されないで‼︎」
 「お母様⁇」
 「心の鎖を断ち切る事が出来れば......貴方が一番大事にしている事を気付けば此処は自然と崩壊する‼︎だからお願い‼︎気付いて‼︎」
 「私の一番はお母様......」
 「違うわ」
 プロキオン。どうして?どうしてこの名前が出てくるの?もう捨てたのに......捨てきれないの?
 「本当の想いで、本気の気持ちをぶつけなさい‼︎イブ.オン.ザ.ラーインド‼︎」
 「......っ!?」
 その苗字を聞いた時、やっぱりこの気持ちは誰にも譲りたくない。好きだ。
 「......プロキオンが好きです。一番大事な人です‼︎」
 「現実に戻りたい?」
 「戻りたい!もう一度、プロキオンに会いたい‼︎だって、私の大好きな人だから‼︎」
 「......そう。それが貴方の答えね。もうすぐで崩壊するわ。また会おうね」
 「お母様!」
 パキーン
 「鎖が壊れた?まさか気付いたのか?夢を見ている事に気付いたのか?」
 「......プロキオン」
 ゴォー
 「くっ!?炎!?」
 「もう騙されない。あんたは父親でも最低だってわかった。もう私の目の前に現れないで‼︎」
 「仲間も居ないお前に何が出来る?」
 「居るよ。もうすぐで此処に来る‼︎」
 バーン
 「イブ‼︎」
 「ティ‼︎」
 「私達はお互いを想っているんだ!あんたなんかの目論みなんかに負けない‼︎」
 「クソが‼︎どいつもこいつ......俺の邪魔をしおって‼︎何故上手くいかない‼︎何故なんだ‼︎」
 「誰かを犠牲にしちゃ上手く行くはずねぇよ」
 「こ、この声って......‼︎」
 私は後ろを振り返った。そこに居た人は......。
 
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