レインボーアーク

上野佐栁

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大喧嘩!?リアムーンの危機‼︎

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 突然ですが私は今、月乃とラリアの喧嘩を止めようとしている。いや、どっちかというと、月乃を叱っている。なぜそうなったかというと遡ること数十分前
 「おはよう‼︎」
 「ラリア、おはよう」
 「おはよう」
 グラッ
 「ってあれ?あわわわわ!?」
 「えっ?え!?えぇぇぇ!?」
 ドン
 「月乃、ラリア、大丈夫⁇」
 「いてて。月乃ごめんね」
 「いいよいいよ」
 バキッ
 「今の音何⁇」
 「えっ?あっ!?お母さんのペンダントが......」
 「あ、ごめん。わざとじゃないよ」
 「わかってる」
 「私は悪くないよ。最初にぶつかって来たラリアが悪いよ」
 「月乃‼︎」
 ビクッ
 そして今に至る。
 「な、何よ⁇」
 「ちゃんと謝りなさい‼︎」
 「だ、だって私、悪くないもん」
 「もういいよ。私が最初にぶつかったのが悪かった......」
 「ほら!ラリアもこう言ってるもん。だから私は悪くない」
 「......けど、壊しておいてその態度は許せないよ‼︎」
 「はあ!?ラリアがぶつかるから悪いんだもん‼︎」
 「......」
 「えっ!?泣いて......」
 パチッ
 「月乃、ラリアに謝りなさい‼︎今すぐに」
 「月美の馬鹿‼︎酷いよ‼︎叩くことないでしょ‼︎うわーん」
 月乃は泣きながら校舎の中に入って行った。
 「ラリアごめんなさい。私の姉がペンダントを壊れしてしまって、なんて言えばいいのかわからないけど、ちゃんと謝らせるから」
 「いいよ。今のままじゃ、リアムーンは再結成出来ないよ」
 「ラリア!?」
 「じゃあ、またね」
 「待ってよ!ラリア!?」
 「あら?月美⁇どうしたのですの?」
 「ローズ。リアムーンはもうおしまいかも......」
 「はい?何があったんですの?」
 「実はかくかくしかじか」
 「そんなことがあったんですの?」
 「うん」
 「困りましたわね」
 「やってみたいことがあるの。協力して‼︎」
 「いいですわよ」
 「なんの話なんだね?」
 「なんか面白そう‼︎」
 「真剣な話なの?」
 「私達が出来ることなら協力します」
 「ありがとう」
 次の日
 「な、な、なっ!?」
 「探さないでください。月美よりってどういうことなの!?」
 「こんな時に月美は何やってるのよ‼︎」
 「仕方ない。月乃、此処は協力しよう」
 「そうだね」
 二時間後
 「あっ!居た!」
 ニコッ、シュンッ
 「早っ!」
 「待て!」
 私は二人に捕まらないように、逃げまくった。
 「はぁはぁ。月美早すぎ!?」
 「よ、横腹が痛い」
 「月美‼︎待ってよ!」
 「私を捕まえてから言ってよ!」
 更に一時間後
 「ぜぇぜぇ。お、追い詰めた」
 「ばいばい」
 「ちょっと待って‼︎嘘でしょ!?」
 「飛び降りるなんてありえないよ!」
 「下見ないと‼︎」
 「無理無理‼︎」
 数分後
 「ラリア」
 「月乃」
 「えっ?皆んな、今はそれどころじゃ......」
 「せーの、ドッキリ大成功‼︎」
 「はあ!?」
 「全然下を見たいから戻って来ちゃった」
 「月美‼︎」
 「わっ‼︎」
 「ごめんね」
 「月乃もラリアもお互いに謝ることね」
 「そうだね。ラリア、昨日はごめんね」
 「私の方こそごめんね」
 「これで仲直りだね」
 「そうだね」
 「仲直りしたことだし、私からのプレゼントね」
 「何?」
 「これってペンダント!?」  
 「直すの大変だったよ」
 「ありがとう‼︎」
 「どういたしまして」
 「月美‼︎そろそろライブの時間です」
 「え?もうそんな時間。行ってくるね」
 「いってらっしゃい」
 「ステージに上がったら皆んなでライブをしたいよ。私と皆んなでライブでいいよ。夜空を見上げながら私は皆んなと光あるステージでライブをするよ。光のライブを皆んなで作り出そう。友達を信じているから」
 「チャンス」
 「わぁー」
 「レインボーアークの世界を通って私だけのステージに行きます」
 「この扉の先にレインボーステージがあります」
 「皆んなと歌いたいよ。光を感じて希望のステージを踊りたいから。心の底から皆んなで歌いたいよ。friendsと一緒に希望の光のステージを今此処に」
 「レインボーステージ大成功ー」
 「さらにもっともっと上へスペシャルレインボーステージに」
 「たとえ遠くに離れても、心は、繋がっているーどこにいったて必ず見つけるよ。だって君がくれた優しさ、(愛しさ)勇気ー(友情)どんな時だって、笑顔で笑い合った。もしも、自分を見失っても大丈夫。だって、光は、ここにあるからー。どんな時だって、歌えば、笑顔になれるよー。いつもきらきらしているステージへようこそー。初めて、踊る時は、緊張するけど、周りを見てみんながいるよー。スポットライトを当たって、輝いて、虹のその先だって行けるよー。その先には、きっと夢にあふれた世界があるよー」
 「スペシャルレインボーステージ大成功ー」
 「もっともっと上のステージへ超スペシャルレインボーステージ」
 「私達の勇気が何なのかわからない時があるけど、負けたくないから。今まで、やってきたことも無駄にはしたくないから。私が初めてレインボーアークを通ってレインボーステージへ行った日に、なりたい自分を見つけた気がする。夢のステージが今始まる。世界の人にありがとうって伝いたいんだ。今の私がいるのはみんなのおかげだから。世界に希望や夢を抱いていけるように私は願ってる。レインボーアーク」
 「超スペシャルレインボーステージ大成功ー」
 「月美‼︎最高のライブだったよ」
 「ありがとう」
 「そういえば、ルミには何も言われなかったんだね?」
 「それが......」
 「私を裏切るなんて絶対許さないんだから‼︎って言われたよ」
 「そういうことは、早く言って欲しいです」
 「ですわ」
 「だね」
 「そうだね」
 「うん」
 「ら、来週はチーム結成大会だね」
 「でも、同時にスイーツクイーンコーデの大会もある」
 「私達はスイーツコーデの方には行かない」
 「一度解散しただけなら何もしなくても再結成出来ますよ」
 「それでも一からやり直したいから」
 「頑張って‼︎」
 「ありがとう。皆んなも頑張ってね。」
 「うん」
 「だね」
 「ですわ」
 「ああ」
 「はい」
 もうすぐで大会の日になる。楽しみだ。
 
 
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