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リーリエの作戦
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「リーリエだよね⁉︎」
「......っ!」
ダッ
「ま、待って⁉︎リーリエ‼︎」
「リリア!待て。これは罠かもしれない。だから冷静に......」
「リーリエだよ。だって、私の名前呼んでくれた。だから本物の妹だよ」
「......」
リリアは今正気じゃない。このまま、リーリエを追っていいのか?リーリエの罠だったら終わりだ。
「わ、私は何も知らない。私は頼まれたことをやっただけだ!」
「こいつはとりあえず近くの警備隊に引き渡すだからお前は......」
「リーリエは私ひとりで追う」
「何を言っているんだ!それがどれだけ危険なことだって......」
「そんなの知ってる。でもこのままリーリエを見失えばきっと後悔する。だから私は行く」
「......」
「エース。お互いに無事を祈りましょう」
「......死ぬなよ?」
「わかってるよ」
「はぁはぁ......」
お願い。リリア着いて来て。今、シルクロードを止められるのはリリアとエースしかいない。でもリリアがシルクロードを倒すのは十七歳の頃だったはず⁇でも今は十五歳。後二年足りない。でも今はそんなこと言っている場合じゃない。
「リーリエ‼︎お願い。待って!」
「......」
今は何も言わない方がいい。此処で意識が消えるのは困る。今、リリアに殺されるわけにはいかない!
「リーリエ!私の話を聞いて‼︎」
バンッ
「ぐっ!」
「これ以上近づかないで‼︎」
「リーリエ⁇本当に精神支配されているの?」
「......さぁ?」
されている。でも今は自分の意志で動くことできる。シルクロードには逆らってはいけないから。
「リーリエ。お姉ちゃんだよ?貴方の双子の姉だよ。覚えているでしょ⁇この髪飾り」
「......知らない」
覚えているよ。この髪飾りは月と太陽をイメージして作られたもの。漫画にも書いてあった。リリアは太陽。リーリエは月。二人が合わされば皆んなを照らす道しるべになるって思われてた。でも実際はリーリエはシルクロードに精神支配されて殺された。だからそのバッドエンドは私が変える。
「リーリエ。今、貴方に付いてる髪飾りは私とお揃いなんだよ?だから帰って来てよ」
「......」
「そんな必要はない」
「誰⁉︎」
「......デイモン」
「やあー。リーリエ助けに来たよ」
「リーリエを連れて行くのね?だったら容赦はしない」
「デイモン。此処は私がやる」
「いや。シルクロード様の命令だ。下がれ」
「......はい」
よりによってなんで、シルクロードの命令なのよ。
「リーリエ‼︎」
私はすれ違う時にそっと呟きた。
ボソボソ
「リリアなら大丈夫。デイモンにもきっと勝てる」
「え?リーリエ⁉︎」
「......」
「あいつに何を言ったんだ?」
「私達には絶対に勝てない。今、おとなしく降参するのが賢明って言ったのよ」
「そうか」
「リーリエ。私は諦めないから。絶対にリーリエを救ってみせる」
「......」
「その台詞はまず俺に勝ってから言え」
今のリリアの実力はわからない。でもきっと、リリアはデイモンよりも強い。それにエースも......居ない⁉︎
「......」
「リリア.クロムラムだな?リーリエの双子の姉で俺達の敵。シルクロード様の邪魔をする者はたとえ誰であろうともこの俺が許さない」
「リーリエを傷付けて......剰え精神支配するなんて......貴方達をこのままにはしておけない!」
「はっ?リーリエは自分の意志でシルクロード様に従っているんだよ!リーリエは俺達の仲間だ。だから渡さん」
「リーリエは家族なの。だから連れて帰る!」
「ほざいていろ。お前の望みなど叶わぬ。お前は確かに強そうだ。だが、此処が駄目だな?」
そう言って、指で胸を指す。
「心が弱い人間はどんなに強くても勝てない。まだ、リーリエの方が心は強いぞ?」
「......うるさい。リーリエは私の妹なの。だから返して。返してよ‼︎」
「そのリーリエはお前なんて見捨てて城に帰ったぞ?」
「......っ」
「くそ!道がわからねぇ」
「......」
「リリア⁇いえ違う。リーリエだな?」
くるっ
「お、おい!リリアは何処だ!」
「......」
「な、なんだ?」
じぃー
まるで着いて来いって言っているみたいな?
「リリアは今戦ってる。私は助けられない。でもエースなら助けられる。だから私は今、自分にできることをするだけ。エース。貴方もリリアを守れるのなら守ってほしい」
今の私にできるのはこれが精一杯。
「お前......精神支配されているけど、今は正気なのか?」
「......」
コクリ
「嘘だろ?」
此処まですればすぐに意識が飛ぶ。だけどあいつは飛んでない。限界スレスレのところで手を貸しているのか?
「お前......何を企んでいるんだ?」
「......さぁ?なんのこと?」
「今は言えないってことか?」
コクリ
「......」
「今行けばリリアは怪我をしなくて済む。だから早く行ってあげて。エースにしか頼れない」
「サンキューな」
後は私が追われてように見せかければいい。今私が考えた作戦はエースがリリアを助けてそのままシルクロードの城まで突破してもらい運が良ければシルクロードは今日死ぬ。かなり危ない賭けだけど......リリア達ならやれる。だって、二人の勇者の主人公達だもの!
きっとシルクロードに勝てるって思ってた。だけどこの行動が後に取り返しのつかないことになるとはまだ知らない。
「......っ!」
ダッ
「ま、待って⁉︎リーリエ‼︎」
「リリア!待て。これは罠かもしれない。だから冷静に......」
「リーリエだよ。だって、私の名前呼んでくれた。だから本物の妹だよ」
「......」
リリアは今正気じゃない。このまま、リーリエを追っていいのか?リーリエの罠だったら終わりだ。
「わ、私は何も知らない。私は頼まれたことをやっただけだ!」
「こいつはとりあえず近くの警備隊に引き渡すだからお前は......」
「リーリエは私ひとりで追う」
「何を言っているんだ!それがどれだけ危険なことだって......」
「そんなの知ってる。でもこのままリーリエを見失えばきっと後悔する。だから私は行く」
「......」
「エース。お互いに無事を祈りましょう」
「......死ぬなよ?」
「わかってるよ」
「はぁはぁ......」
お願い。リリア着いて来て。今、シルクロードを止められるのはリリアとエースしかいない。でもリリアがシルクロードを倒すのは十七歳の頃だったはず⁇でも今は十五歳。後二年足りない。でも今はそんなこと言っている場合じゃない。
「リーリエ‼︎お願い。待って!」
「......」
今は何も言わない方がいい。此処で意識が消えるのは困る。今、リリアに殺されるわけにはいかない!
「リーリエ!私の話を聞いて‼︎」
バンッ
「ぐっ!」
「これ以上近づかないで‼︎」
「リーリエ⁇本当に精神支配されているの?」
「......さぁ?」
されている。でも今は自分の意志で動くことできる。シルクロードには逆らってはいけないから。
「リーリエ。お姉ちゃんだよ?貴方の双子の姉だよ。覚えているでしょ⁇この髪飾り」
「......知らない」
覚えているよ。この髪飾りは月と太陽をイメージして作られたもの。漫画にも書いてあった。リリアは太陽。リーリエは月。二人が合わされば皆んなを照らす道しるべになるって思われてた。でも実際はリーリエはシルクロードに精神支配されて殺された。だからそのバッドエンドは私が変える。
「リーリエ。今、貴方に付いてる髪飾りは私とお揃いなんだよ?だから帰って来てよ」
「......」
「そんな必要はない」
「誰⁉︎」
「......デイモン」
「やあー。リーリエ助けに来たよ」
「リーリエを連れて行くのね?だったら容赦はしない」
「デイモン。此処は私がやる」
「いや。シルクロード様の命令だ。下がれ」
「......はい」
よりによってなんで、シルクロードの命令なのよ。
「リーリエ‼︎」
私はすれ違う時にそっと呟きた。
ボソボソ
「リリアなら大丈夫。デイモンにもきっと勝てる」
「え?リーリエ⁉︎」
「......」
「あいつに何を言ったんだ?」
「私達には絶対に勝てない。今、おとなしく降参するのが賢明って言ったのよ」
「そうか」
「リーリエ。私は諦めないから。絶対にリーリエを救ってみせる」
「......」
「その台詞はまず俺に勝ってから言え」
今のリリアの実力はわからない。でもきっと、リリアはデイモンよりも強い。それにエースも......居ない⁉︎
「......」
「リリア.クロムラムだな?リーリエの双子の姉で俺達の敵。シルクロード様の邪魔をする者はたとえ誰であろうともこの俺が許さない」
「リーリエを傷付けて......剰え精神支配するなんて......貴方達をこのままにはしておけない!」
「はっ?リーリエは自分の意志でシルクロード様に従っているんだよ!リーリエは俺達の仲間だ。だから渡さん」
「リーリエは家族なの。だから連れて帰る!」
「ほざいていろ。お前の望みなど叶わぬ。お前は確かに強そうだ。だが、此処が駄目だな?」
そう言って、指で胸を指す。
「心が弱い人間はどんなに強くても勝てない。まだ、リーリエの方が心は強いぞ?」
「......うるさい。リーリエは私の妹なの。だから返して。返してよ‼︎」
「そのリーリエはお前なんて見捨てて城に帰ったぞ?」
「......っ」
「くそ!道がわからねぇ」
「......」
「リリア⁇いえ違う。リーリエだな?」
くるっ
「お、おい!リリアは何処だ!」
「......」
「な、なんだ?」
じぃー
まるで着いて来いって言っているみたいな?
「リリアは今戦ってる。私は助けられない。でもエースなら助けられる。だから私は今、自分にできることをするだけ。エース。貴方もリリアを守れるのなら守ってほしい」
今の私にできるのはこれが精一杯。
「お前......精神支配されているけど、今は正気なのか?」
「......」
コクリ
「嘘だろ?」
此処まですればすぐに意識が飛ぶ。だけどあいつは飛んでない。限界スレスレのところで手を貸しているのか?
「お前......何を企んでいるんだ?」
「......さぁ?なんのこと?」
「今は言えないってことか?」
コクリ
「......」
「今行けばリリアは怪我をしなくて済む。だから早く行ってあげて。エースにしか頼れない」
「サンキューな」
後は私が追われてように見せかければいい。今私が考えた作戦はエースがリリアを助けてそのままシルクロードの城まで突破してもらい運が良ければシルクロードは今日死ぬ。かなり危ない賭けだけど......リリア達ならやれる。だって、二人の勇者の主人公達だもの!
きっとシルクロードに勝てるって思ってた。だけどこの行動が後に取り返しのつかないことになるとはまだ知らない。
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