ある日突然、アンドロイドが家に居た件について

上野佐栁

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消えゆくアンドロイドその3

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 「おい!ステラ‼︎もうこれ以上アンドロイドを消すのはやめろ!」  
 「会って早々言うのがそれかのう」
 「当たり前だ!リーフも沙由里もユナもクルルも皆んな俺の大事なダチで仲間なんだよ!」
 「お主は妾だけを見ていればいいのじゃ。そうすれば妾の心が満たされる。そう思うじゃろう?」
 「そうだとは思わない。俺はあいつらが大事なんだよ」
 「......何故じゃ」
 「え?」
 「何故お主は‼︎そんなにもあのアンドロイド達を想う?妾が居れば良いではないか!」
 「......ステラ」
 「お主は妾のことが好きなのじゃろ?アンドロイドは無償で好きになるんじゃろ?だったら妾だけで良いではないか!」
 「ステラ。すまん。俺はアンドロイド皆んなを愛しているんだ。だから依存するのはやめるんだ」
 「......っ‼︎」
 「わかってくれるか⁇」
 「妾の気持ちも知らんでそんなこと言うお主は......誰よりも残酷じゃ」
 そう言って、ステラは立ち去った。俺はこれ以上、アンドロイドを友達を失いたくない。だから今夜は
 「きゃあー!ツム君の部屋でお泊まり会ですかぁ!?」
 「ツムグ。××××××するの?」
 「へっ!?」
 「それとも××××して×××××××なの?」
 「つ、ツツリ!?あんた何言ってるのよ!?」
 「ツツリちゃん......変態なんだし!」
 「聞いているこっちが恥ずいわ!」
 「だって××××して×××してから××××すれば問題ない」
 「何言ってるのよ!?」
 「それはまだ早いんだし‼︎」
 「つつつつ、ツム君とあんなことやこんなことをするんですかぁ!?」
 「しねぇよ!?俺を何だと思ってるんだよ!?」
 「だって××××するのには共に××××しなければならない」
 「あほたれ!」
 「う、うちらがそ、そんな破廉恥なことするわけないんだし‼︎」
 「ツツリ......大胆」
 「......鍵かけて寝ようかなぁ?」
 「そんなことしたら窓を壊して××××にしてやる」
 「すんませんでした‼︎」
 「別に......今はいい。でもいつかは」
 「その話は此処までですよ!ツム君が此処に呼んだ本当の理由を聞かないとですよぉ‼︎」
 「ああ、実はなぁ、お前達の他にアンドロイドが四人居るんだ」
 「......」
 「何言ってるだし⁇そんなわけないっしょ⁇」
 「私達の他にもアンドロイドが居るって......あんた冗談にしてはタチが悪いわよ?」
 「冗談なんかじゃねぇ!クルル達は俺達の仲間だ!」
 「あたし達と同じアンドロイドですかぁ?ツム君がそう言うならあたしは信じます」  
 「かっかっか。わっちも信じてやるぞ。前に言っておったな?わっちには半身体がおると、信じてやらぬ事もないぞ」
 「ツムグが他にもアンドロイドが居ても関係ない。最後にはツムグと結ばれるのは私。だから問題ない」
 「何の話だよ!?」
 「あんたが嘘を言って居るようには見えないわね?まぁ信じてあげるわ」
 「......お主らは妾からツムグを取ろうと言うのか⁇」
 「ステラ!?」
 「ステラちゃん!?」
 「妾の大切を奪うのじゃな?妾の想いも全部無かった事にしようとしておるのじゃな?」
 「ステラ‼︎落ち着け‼︎」
 「許さぬ。お主らは妾が殺す!他のアンドロイドも後で殺してやろうぞ‼︎」
 「何よあいつ。何で、あんなに怒り出すの?意味わからないわ」
 「ともかくあのアンドロイドを倒さないとこっちがやられる」
 「もぉ!あたしは争いごとはなるべく避けたいのに......‼︎」
 「わしらに勝とうなどとほざきおるわ。わしらに勝つなんて無理に決まっておるけどな?」
 「うちらなら余裕なんだし!」
 「油断すんなよ!」
 「了解‼︎」
 「妾は、ツムグだけが欲しいのじゃ!お主らは邪魔じゃ‼︎消え失せるのじゃ‼︎」
 怒りをあらわにしたステラは本気で、他のアンドロイド達を消そうとして来た。今度こそ守る。俺が皆んなを守るんだ!
 
 
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