ある日突然、アンドロイドが家に居た件について

クイーンズブラックの目的

　ステラが仲間になって数ヶ月が経過した。ちなみにステラはあの後学校を経ったの一週間で退学した。ステラ曰く。
　「妾が学校に通って居たのはツムグに良い印象を見せつけなかっただけじゃ。その理由がなくなればもう妾が学校に通う理由などないのじゃよ」らしい。　　　　
　「ツムグよ。妾と口付けをしようぞ」
　「......え」
　「ちょっと‼︎ツムグの唇は私のものなんだからあんたは引っ込んでなさい‼︎」
　「いや！お前の物でもないよ」
　「ツムグの唇を奪っていいのは私だけ。ツムグ。私とキスするべき」
　「あっ！ずるい！うちともするんだし」
　「あーん！ツム君の唇を奪える上に他の子と間接キス出来るなんて一石二鳥ではありませんか」
　「賛同。ミルクの意見に賛成です。皆んなですれば平等です」
　「かかか。わっち達と接吻出来ると思えば光栄であろう?」
　「ぼ、僕がツムグ君とき、キス！？でもしたいかも......」
　「そ、そういうのはその正式につ、付き合ってからですよ！その前に淫らな関係にはなりたくありませんよ。でもき、キスだけならまだ......許せるのでしょうか⁇」
　「唯一の常識人のリーフまで！？」
　「マスター。んー」
　「く、クルル！？」
　「ちょっと、クルル‼︎何抜け駆けしようとしてるのよ！」
　「ツムグの唇は渡さない」
　「妾とするのじゃ」
　「勘弁してくれえええ！」
　「アラム。アリス。そろそろ始めよう」
　「はい」
　「雑賀ツムグの手に堕ちたアンドロイド達のアンドロイドチップを奪うとしよう。アリス。今日は君が行くんだ」
　「わかりました」
　「アラムには違う仕事を頼むとしよう。アナステラをこっち側に引き込め。そうすればあいつらもそう簡単には手を出せない」
　「......はい」
　「雑賀ツムグ。君は僕が実の父親だとは知らないね。くっくっく」
　「趣味が悪いですよ」
　「いいではないか。それと、アリス。もう一人連れて行ってくれ」
　「もう一人ですか⁇」
　「ああ」
　「お父様。私はもう戦っていいの?」
　「いいよ。ハーディン」
　「わーい。いっぱい遊んで殺してあげる」
　「ハーディンはまだまだ子供ですよ?」
　「だからだよ」
　「え?」
　「純粋無垢な子供が狂気に満ちたアンドロイドだった君ばどう思う?」
　「驚きますしかなりの恐怖があります」
　「そう。だからいいのさ！あははは」
　「全員のアンドロイドチップの回収......」
　「その通りさ。さぁ行きたまえ」
　「はい」
　何処かの浜辺
　「......アナステラ」
　「あらあら。珍しいお客様ですわね?」
　「貴方に提案を持ってきた」
　「提案ですか⁇まぁ聞いて差し上げますわよ。いひひひひ」
　「あーし達の仲間になって。もちろんマスター登録はしてもらう」
　「嫌だと言ったらどうなさいますか⁇」
　「その時は......アナステラのアンドロイドチップだけもらうよ」
　「そうですか⁇答えはもちろんノーですわよ。いひひひ」
　「じゃあ殺す」
　「出来るわけありませんことよ」
　「どうゆー意味⁇」
　「花園リーフさんですら勝てない貴方に私を殺すなんて無理に決まっておりますわよ。いひひひひひ」
　「そんな事ない！あーしの方が絶対に強い！あんた‼︎あーしを馬鹿にしてるの?」
　「してませんわよ。そっち側に付くと言うのはとても魅力的なのですが......まだ目的を果たしておりませんわよ」
　「......目的?」
　「それはですね......」
　「......っ‼︎」
　「この先何があるのかは私でもわかりかねませんことよ。いひひひひひ」