5 / 11
ティーパーティー
しおりを挟む
アイナ様にコテンパンに言い負かされて帰って行った侯爵様が居なくなってすぐにティーパーティーが始まりました。
「王女様に未来の幸福を祈ります」
「ありがとう。ジェンダー嬢にも未来の幸福を祈る」
王女様......ジェイナース.ア.ビューティー.クラーク王女様は大の男嫌いです。昔、父親が酒とギャンブルに溺れ、一度この国が終わりかけたことがあり。それ以降王女様は大の男嫌いになったのです。
「あの。王女様にプレゼントがあります」
「ん?プレゼント⁇楽しみ」
「とあるお店で買いました。王女様に似合うと思ったので......」
「開けてもいい?」
「も、もちろんです!」
そっと包みを解き中身を開けた。
「うわー。とても繊細で綺麗なブローチだ。ジェンダー嬢には感謝しかない」
「あ、ありがたき幸せです」
「そんなにかしこまらなくていい。君はとても素敵なプレゼントをくれた。今度、ジェンダー嬢の誕生日パーティーがあるはずだ。その時にお返しに何かとてもいい物をあげよう」
「いいのですか?」
「ああ。もちろんだ。君は私の友人だからね」
「ありがとうございます」
「よかったですね。ジェンダー嬢」
「はい!」
ティーパーティーは和やかに進み終盤に差し掛かった時だった。突然空に魔族......つまり魔獣が現れた。
「きゃあ⁉︎」
「魔獣よ⁉︎」
「皆、落ち着くんだ!騎士の誘導に従い安全に避難するんだ!」
「グランデー」
ゴゴゴゴォ
「きゃっ!」
「アイナ様‼︎」
ドンッ
「ジェンダー嬢⁉︎何をしているんです⁉︎私のために身を投げ出すなんて......自分の身を考えて行動してください」
「す、すみません。体が勝手に動いていて......」
「私の方こそごめんなさい。貴方を責める詰まりはありませんでした。しかしもうこんな馬鹿な真似をしないって誓ってください。じゃないと貴方が死んでしまいます。それだけは嫌です」
「わかりました」
「グランデー」
「またあの魔獣が⁉︎」
「あれ?」
あの魔獣脚に怪我をしている。もしかて怖いの?
「......」
「ジェンダー嬢⁇何をしようといているんですか?」
「......」
「そっちは危険です!行ってはいけません」
ガシッ
「彼方に逃げますよ!」
「待ってください。あの子はきっと怯えているだけなんです」
「は、はい⁉︎ジェンダー嬢⁇貴方何を......」
「グランデー‼︎」
ニコッ
「大丈夫ですよ。貴方を攻撃しません。なのでゆっくりとこちらに来てください」
「ガルルル」
「大丈夫です」
「ぐ、グランデー⁇」
「はい。貴方を傷付けたりいたしません。なので暴れないでください」
「......」
スタスタ
「ゆっくりと......ゆっくり......ゆっくりです」
「す、すごい。魔獣と心を通わせている⁇」
ありえない。この世界で魔法を使えるのは魔族だけ。人間は魔力がなく、魔族の血を受け継ぐ者しか魔法は使いこなせない。だけど、ひとりだけ光の後継者なら魔族が百年に一度かかる呪いから解放出来る。
「貴方を守りたいです」
「グランデー」
「......」
ジェンダー嬢は髪は青空色で先っぽだけ真っ白。瞳は紫色。もし髪が真っ白だったらきっと光の後継者になると思う。特徴が似ているからだ。
「......もう少しです」
「グランデー」
ポン
「......もう怖くないですよ?」
「グランデー‼︎」
フリフリ
「お家に帰りましょ」
「......」
「嘘でしょ⁇君がその魔獣を落ち着かせたのか?」
「お、王女様⁉︎は、はい!私が落ち着かせました!」
「君は魔獣と交渉出来るのかもしれない。君に頼みたいことがある!」
「頼みたいことですか?」
「ああ。それは......」
「王女様に未来の幸福を祈ります」
「ありがとう。ジェンダー嬢にも未来の幸福を祈る」
王女様......ジェイナース.ア.ビューティー.クラーク王女様は大の男嫌いです。昔、父親が酒とギャンブルに溺れ、一度この国が終わりかけたことがあり。それ以降王女様は大の男嫌いになったのです。
「あの。王女様にプレゼントがあります」
「ん?プレゼント⁇楽しみ」
「とあるお店で買いました。王女様に似合うと思ったので......」
「開けてもいい?」
「も、もちろんです!」
そっと包みを解き中身を開けた。
「うわー。とても繊細で綺麗なブローチだ。ジェンダー嬢には感謝しかない」
「あ、ありがたき幸せです」
「そんなにかしこまらなくていい。君はとても素敵なプレゼントをくれた。今度、ジェンダー嬢の誕生日パーティーがあるはずだ。その時にお返しに何かとてもいい物をあげよう」
「いいのですか?」
「ああ。もちろんだ。君は私の友人だからね」
「ありがとうございます」
「よかったですね。ジェンダー嬢」
「はい!」
ティーパーティーは和やかに進み終盤に差し掛かった時だった。突然空に魔族......つまり魔獣が現れた。
「きゃあ⁉︎」
「魔獣よ⁉︎」
「皆、落ち着くんだ!騎士の誘導に従い安全に避難するんだ!」
「グランデー」
ゴゴゴゴォ
「きゃっ!」
「アイナ様‼︎」
ドンッ
「ジェンダー嬢⁉︎何をしているんです⁉︎私のために身を投げ出すなんて......自分の身を考えて行動してください」
「す、すみません。体が勝手に動いていて......」
「私の方こそごめんなさい。貴方を責める詰まりはありませんでした。しかしもうこんな馬鹿な真似をしないって誓ってください。じゃないと貴方が死んでしまいます。それだけは嫌です」
「わかりました」
「グランデー」
「またあの魔獣が⁉︎」
「あれ?」
あの魔獣脚に怪我をしている。もしかて怖いの?
「......」
「ジェンダー嬢⁇何をしようといているんですか?」
「......」
「そっちは危険です!行ってはいけません」
ガシッ
「彼方に逃げますよ!」
「待ってください。あの子はきっと怯えているだけなんです」
「は、はい⁉︎ジェンダー嬢⁇貴方何を......」
「グランデー‼︎」
ニコッ
「大丈夫ですよ。貴方を攻撃しません。なのでゆっくりとこちらに来てください」
「ガルルル」
「大丈夫です」
「ぐ、グランデー⁇」
「はい。貴方を傷付けたりいたしません。なので暴れないでください」
「......」
スタスタ
「ゆっくりと......ゆっくり......ゆっくりです」
「す、すごい。魔獣と心を通わせている⁇」
ありえない。この世界で魔法を使えるのは魔族だけ。人間は魔力がなく、魔族の血を受け継ぐ者しか魔法は使いこなせない。だけど、ひとりだけ光の後継者なら魔族が百年に一度かかる呪いから解放出来る。
「貴方を守りたいです」
「グランデー」
「......」
ジェンダー嬢は髪は青空色で先っぽだけ真っ白。瞳は紫色。もし髪が真っ白だったらきっと光の後継者になると思う。特徴が似ているからだ。
「......もう少しです」
「グランデー」
ポン
「......もう怖くないですよ?」
「グランデー‼︎」
フリフリ
「お家に帰りましょ」
「......」
「嘘でしょ⁇君がその魔獣を落ち着かせたのか?」
「お、王女様⁉︎は、はい!私が落ち着かせました!」
「君は魔獣と交渉出来るのかもしれない。君に頼みたいことがある!」
「頼みたいことですか?」
「ああ。それは......」
0
あなたにおすすめの小説
あなたのためなら
天海月
恋愛
エルランド国の王であるセルヴィスは、禁忌魔術を使って偽の番を騙った女レクシアと婚約したが、嘘は露見し婚約破棄後に彼女は処刑となった。
その後、セルヴィスの真の番だという侯爵令嬢アメリアが現れ、二人は婚姻を結んだ。
アメリアは心からセルヴィスを愛し、彼からの愛を求めた。
しかし、今のセルヴィスは彼女に愛を返すことが出来なくなっていた。
理由も分からないアメリアは、セルヴィスが愛してくれないのは自分の行いが悪いからに違いないと自らを責めはじめ、次第に歯車が狂っていく。
全ては偽の番に過度のショックを受けたセルヴィスが、衝動的に行ってしまった或ることが原因だった・・・。
短編 お前なんか一生結婚できないって笑ってたくせに、私が王太子妃になったら泣き出すのはどういうこと?
ヨルノソラ
恋愛
「お前なんか、一生結婚できない」
そう笑ってた幼馴染、今どんな気持ち?
――私、王太子殿下の婚約者になりましたけど?
地味で冴えない伯爵令嬢エリナは、幼い頃からずっと幼馴染のカイルに「お前に嫁の貰い手なんていない」とからかわれてきた。
けれどある日、王都で開かれた舞踏会で、偶然王太子殿下と出会い――そして、求婚された。
はじめは噂だと笑っていたカイルも、正式な婚約発表を前に動揺を隠せない。
ついには「お前に王太子妃なんて務まるわけがない」と暴言を吐くが、王太子殿下がきっぱりと言い返す。
「見る目がないのは君のほうだ」
「私の婚約者を侮辱するのなら、貴族であろうと容赦はしない」
格の違いを見せつけられ、崩れ落ちるカイル。
そんな姿を、もう私は振り返らない。
――これは、ずっと見下されていた令嬢が、運命の人に見初められる物語。
侯爵様の懺悔
宇野 肇
恋愛
女好きの侯爵様は一年ごとにうら若き貴族の女性を妻に迎えている。
そのどれもが困窮した家へ援助する条件で迫るという手法で、実際に縁づいてから領地経営も上手く回っていくため誰も苦言を呈せない。
侯爵様は一年ごとにとっかえひっかえするだけで、侯爵様は決して貴族法に違反する行為はしていないからだ。
その上、離縁をする際にも夫人となった女性の希望を可能な限り聞いたうえで、新たな縁を取り持ったり、寄付金とともに修道院へ出家させたりするそうなのだ。
おかげで不気味がっているのは娘を差し出さねばならない困窮した貴族の家々ばかりで、平民たちは呑気にも次に来る奥さんは何を希望して次の場所へ行くのか賭けるほどだった。
――では、侯爵様の次の奥様は一体誰になるのだろうか。
【完結】花冠をあなたに ―信じ尽くした彼女の、最期の言葉―
桜野なつみ
恋愛
病弱な婚約者を支え続けた令嬢ミリアーナ。
幼いころから彼を想い、薬草を学び、研究し、元気になったら花畑で花冠を編ごう」と約束していた。
けれど、叔母と従妹の影がその誓いをゆがめ、やがて誤解と病に蝕まれていく。
最期に彼女が残したのは――ただ一つの言葉。
全十話 完結予定です。
(最初は全四話と言っていました。どんどん長くなってしまい、申し訳ありません。)
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
「君を愛するつもりはない」と言ったら、泣いて喜ばれた
菱田もな
恋愛
完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪いが、君を愛するつもりはない」とはっきり告げたオズワルドに対して、シャーロットはなぜか歓喜の涙を浮かべて…?
※他サイトでも掲載しております。
お前は要らない、ですか。そうですか、分かりました。では私は去りますね。あ、私、こう見えても人気があるので、次の相手もすぐに見つかりますよ。
四季
恋愛
お前は要らない、ですか。
そうですか、分かりました。
では私は去りますね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる