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アイナ.オール.ミラージュ公爵令嬢
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王女様に素敵なプレゼントを見つけて数日が経ちました。
ティーパーティー当日
「ごきげんよう。ジェンダー嬢」
「......ごきげんよう。アイナ様」
アイナ.オール.ミラージュ公爵令嬢。彼女には確か双子の弟、アイザック.オール.ミラージュ公子が居たはずです。公爵様なの弟さんはとても優秀で兄より優れているとも聞いています。
「ジェンダー嬢。いきなりで申し訳ないのですが、何故兄に婚約破棄の申し出をされてのですか?」
「......はい?私が婚約破棄を申し上げたと言いたいのですか?」
「もちろんです。兄からはそう聞いています」
「失礼ですが、婚約破棄を申し上げたのは公爵様の方です」
「え?えっ⁉︎兄が婚約破棄を申し上げたのですか⁉︎」
「はい」
「ど、どうゆーことですか⁉︎」
「それは......話せば少し長くなります」
「構いません!」
私はアイナ様に何故婚約破棄になったのかありのままを説明しました。信じてくれるかはわかりませんが嘘は言っておりません。
数分後
「兄が大変失礼なことをして申し訳ありませんでした‼︎」
「か、顔を上げてください⁉︎」
「まさかお兄様から婚約破棄を申し上げたのに......ジェンダー嬢に付き纏いをするなんて......」
「悪いのはアイナ様ではありません」
「そうですね。悪いのは馬鹿な兄です!この事はお父様に報告します。後、伯爵様にもご報告しますね」
「あ、あの......お父様には黙っててもらえませんか⁇」
「何故です⁉︎こんなにも迷惑極まりないことをされておられるのにそれを黙認をしろと申し上げるのですか⁇」
「ち、違います。今、お父様とお兄様はとても重大な仕事をしております。なのでそれが落ち着いたら私の方から言うつもりなんです」
「......そうですか。ですが、兄がした事は完全なるストーカーです!見過ごすことだけは出来ません」
「ひとついいですか」
「なんです?」
「さっきから公爵様がものすごい形相でこちらを睨みつけています」
「えっ⁉︎」
ギロッ
「僕はマリーとお話を最近出来ていないのに妹が独占だと⁉︎許さん!」
「あれは......重症ね」
「そうですね」
「僕の婚約者なんだ」
カチン
「ジェンダー嬢。私、お兄様にガツンと行って参ります」
「は、はい⁉︎」
「これ以上はジェンダー嬢の迷惑をかけたくありませんし......兄に制裁を加えるいい機会です。私にお任せください」
「......はい」
アイナ様の顔が怖いです‼︎
スタスタ
「アイナ‼︎君だけずる......い⁉︎」
「お兄様⁇私が何故今、怒っているのかおわかりですよね?」
「......はい」
「何故、ジェンダー嬢を付き纏うのですか⁇」
「それは僕の......」
「婚約者とか言わないですよね?もう元が付いているのですから」
「......」
やばい。アイナは相当怒ってるぞ。
「マリーと復縁したいんだ」
「じゃあ何故、婚約破棄をなされたのですか?」
「それはマリーの方で......」
「ふざけてます?私は真剣に話しているのです」
「......」
「自分から婚約破棄を申し上げておきながらジェンダー嬢を付き纏い。剰え男子禁制のティーパーティーにまで現れるなんて、お兄様がやっている事はストーカーですよ?」
「すとっ⁉︎違う!僕はそんなつもりは......」
「そんなつもりなければ何をしてもいいのですか?」
「そ、それは......」
「ジェンダー嬢が可哀想です。いい加減付き纏いはおやめください。仕事にも影響しているのですよ?お父様が貴方を一時的に公爵にしたからと言って、アイザックが公爵の座をもぎ取ることも出来ることをお忘れなく」
「も、申し訳ない」
「それを言う相手はジェンダー嬢では?後日しっかりと謝罪をなさってください。今日のところはお帰り願いたい」
「は、はい......」
肩を落としトボトボと帰って行く公爵様を見て、アイナ様はやはり凄いお方だと再認識しました。
ティーパーティー当日
「ごきげんよう。ジェンダー嬢」
「......ごきげんよう。アイナ様」
アイナ.オール.ミラージュ公爵令嬢。彼女には確か双子の弟、アイザック.オール.ミラージュ公子が居たはずです。公爵様なの弟さんはとても優秀で兄より優れているとも聞いています。
「ジェンダー嬢。いきなりで申し訳ないのですが、何故兄に婚約破棄の申し出をされてのですか?」
「......はい?私が婚約破棄を申し上げたと言いたいのですか?」
「もちろんです。兄からはそう聞いています」
「失礼ですが、婚約破棄を申し上げたのは公爵様の方です」
「え?えっ⁉︎兄が婚約破棄を申し上げたのですか⁉︎」
「はい」
「ど、どうゆーことですか⁉︎」
「それは......話せば少し長くなります」
「構いません!」
私はアイナ様に何故婚約破棄になったのかありのままを説明しました。信じてくれるかはわかりませんが嘘は言っておりません。
数分後
「兄が大変失礼なことをして申し訳ありませんでした‼︎」
「か、顔を上げてください⁉︎」
「まさかお兄様から婚約破棄を申し上げたのに......ジェンダー嬢に付き纏いをするなんて......」
「悪いのはアイナ様ではありません」
「そうですね。悪いのは馬鹿な兄です!この事はお父様に報告します。後、伯爵様にもご報告しますね」
「あ、あの......お父様には黙っててもらえませんか⁇」
「何故です⁉︎こんなにも迷惑極まりないことをされておられるのにそれを黙認をしろと申し上げるのですか⁇」
「ち、違います。今、お父様とお兄様はとても重大な仕事をしております。なのでそれが落ち着いたら私の方から言うつもりなんです」
「......そうですか。ですが、兄がした事は完全なるストーカーです!見過ごすことだけは出来ません」
「ひとついいですか」
「なんです?」
「さっきから公爵様がものすごい形相でこちらを睨みつけています」
「えっ⁉︎」
ギロッ
「僕はマリーとお話を最近出来ていないのに妹が独占だと⁉︎許さん!」
「あれは......重症ね」
「そうですね」
「僕の婚約者なんだ」
カチン
「ジェンダー嬢。私、お兄様にガツンと行って参ります」
「は、はい⁉︎」
「これ以上はジェンダー嬢の迷惑をかけたくありませんし......兄に制裁を加えるいい機会です。私にお任せください」
「......はい」
アイナ様の顔が怖いです‼︎
スタスタ
「アイナ‼︎君だけずる......い⁉︎」
「お兄様⁇私が何故今、怒っているのかおわかりですよね?」
「......はい」
「何故、ジェンダー嬢を付き纏うのですか⁇」
「それは僕の......」
「婚約者とか言わないですよね?もう元が付いているのですから」
「......」
やばい。アイナは相当怒ってるぞ。
「マリーと復縁したいんだ」
「じゃあ何故、婚約破棄をなされたのですか?」
「それはマリーの方で......」
「ふざけてます?私は真剣に話しているのです」
「......」
「自分から婚約破棄を申し上げておきながらジェンダー嬢を付き纏い。剰え男子禁制のティーパーティーにまで現れるなんて、お兄様がやっている事はストーカーですよ?」
「すとっ⁉︎違う!僕はそんなつもりは......」
「そんなつもりなければ何をしてもいいのですか?」
「そ、それは......」
「ジェンダー嬢が可哀想です。いい加減付き纏いはおやめください。仕事にも影響しているのですよ?お父様が貴方を一時的に公爵にしたからと言って、アイザックが公爵の座をもぎ取ることも出来ることをお忘れなく」
「も、申し訳ない」
「それを言う相手はジェンダー嬢では?後日しっかりと謝罪をなさってください。今日のところはお帰り願いたい」
「は、はい......」
肩を落としトボトボと帰って行く公爵様を見て、アイナ様はやはり凄いお方だと再認識しました。
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