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何も言われても私の答えは変わらない
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みなさんこんばんわ。クロロです。私は今とても困っています。
なぜかと言うと、朝昼晩とギリアムが私に会いに行き告白の嵐をしてくるからです。
朝
「クロロ好きだよ。結婚しよう」
「ごめんなさい。私にはまだお早いですわ」
私はまだ十一歳なんですけど⁉︎
ちなみにギリアムは十五歳だ。
昼
「君の美しい瞳を見ていると心が躍る。付き合おう」
「……ごめんなさい」
そのセリフ一昨日も言ったわ。
夜
「綺麗な夜景すら君には敵わない。君が一等美しい。永遠に一緒に時を刻もう」
「……お断りします」
これで少なくても三回は告白されるし多くて三十回だ。もう嫌だ!
「公爵!!!!!!!」
お父様が耐えられずに公爵家に乗り込み私へと接近禁止令を出すように言ったが、公子はそれを無視。今でも私に付きまといをしている。
「クロロ!」
「クロロ」
「クロロ!!!!!!!」
「……クロロ」
「クロロ‼︎」
「もう嫌だ」
「お、お嬢様?だ、大丈夫、ではないですね?」
「クロロ……クロロ……クロロ……って耳にタコできる!それに自分の名前が呪いに感じてくる」
ギリアムってこんなにしつこい性格していったけ?その時点ではまだヒロインとは婚約していない。だから私に執着しているのね?
「私、しばらく家出しようかなぁ?」
「ええええっ!!!!!!!」
メイドのアンナが驚いて声を張り上げて私を必死に説得した。
「だめです!お嬢様がこのお屋敷からいなくなったら私たちの花はどうなるんですか?」
「えっ?花?」
私ってこの屋敷では花の存在になっていたの?
「可憐なクロロお嬢様がいなくなったら誰も仕事に手をつけられませんよ!」
アンナの勢いに負けて私はこの屋敷に留まるが、ギリアムのストーカーが止まらない。もうノイローゼになりそう。
「クロロ!!!!!!!」
「こ、公子様」
「今日はね。指輪を持ってきたから君にあげるよ」
そう言って、ダイヤの指輪を差し出してきた。
「ごめんなさい。受け取れません」
何度続くの?
「クロロは頑固だな?」
そう言って指輪をしまい私の手を握りしめた。
ゾワッ
「……っ!!!!!!!」
何でだろう?あの男の子の手は温かったのにギリアムの手は冷たい。氷を素手で触っているような気分だ。
ギリッ
「おやめください!!!!!!!」
私はついに我慢できずに叫んだ。
「あなたは時期公爵でしょう?こんな無意味なことをしている暇があったのならお勉強なさってください」
「く、クロロ⁇」
私がいきなりキレ出したから意味がわからないと言って表情であっけに取られている。
「本当は言うおつもりはありませんでした。でもこれ以上しつこくするのなら私はあなたを軽蔑します」
「な、何で?」
「まだおわかりになりませんか⁇私はあなたが嫌いです。人のプライベートなどお構いなしにしつこく迫ってくるところも人の気持ちを考えないところも人の事情をろくに確認もせずに責め立てるところ本当に無理です」
こうなったらもう止まらない。止められない。
「私はあなたを心の底から嫌いです。いくら告白しようとも私の気持ちが揺り動くことはありません。お引き取りを」
私の言葉を聞いてショックを受けたのかしばらくの間は私に寄り付かなかった。
だが、二週間もすれば元通り。自分の都合のいいよう解釈しまた付きまといを始めた。
「もういい加減にしてよおおおおおおお!!!!!!!」
なぜかと言うと、朝昼晩とギリアムが私に会いに行き告白の嵐をしてくるからです。
朝
「クロロ好きだよ。結婚しよう」
「ごめんなさい。私にはまだお早いですわ」
私はまだ十一歳なんですけど⁉︎
ちなみにギリアムは十五歳だ。
昼
「君の美しい瞳を見ていると心が躍る。付き合おう」
「……ごめんなさい」
そのセリフ一昨日も言ったわ。
夜
「綺麗な夜景すら君には敵わない。君が一等美しい。永遠に一緒に時を刻もう」
「……お断りします」
これで少なくても三回は告白されるし多くて三十回だ。もう嫌だ!
「公爵!!!!!!!」
お父様が耐えられずに公爵家に乗り込み私へと接近禁止令を出すように言ったが、公子はそれを無視。今でも私に付きまといをしている。
「クロロ!」
「クロロ」
「クロロ!!!!!!!」
「……クロロ」
「クロロ‼︎」
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「お、お嬢様?だ、大丈夫、ではないですね?」
「クロロ……クロロ……クロロ……って耳にタコできる!それに自分の名前が呪いに感じてくる」
ギリアムってこんなにしつこい性格していったけ?その時点ではまだヒロインとは婚約していない。だから私に執着しているのね?
「私、しばらく家出しようかなぁ?」
「ええええっ!!!!!!!」
メイドのアンナが驚いて声を張り上げて私を必死に説得した。
「だめです!お嬢様がこのお屋敷からいなくなったら私たちの花はどうなるんですか?」
「えっ?花?」
私ってこの屋敷では花の存在になっていたの?
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アンナの勢いに負けて私はこの屋敷に留まるが、ギリアムのストーカーが止まらない。もうノイローゼになりそう。
「クロロ!!!!!!!」
「こ、公子様」
「今日はね。指輪を持ってきたから君にあげるよ」
そう言って、ダイヤの指輪を差し出してきた。
「ごめんなさい。受け取れません」
何度続くの?
「クロロは頑固だな?」
そう言って指輪をしまい私の手を握りしめた。
ゾワッ
「……っ!!!!!!!」
何でだろう?あの男の子の手は温かったのにギリアムの手は冷たい。氷を素手で触っているような気分だ。
ギリッ
「おやめください!!!!!!!」
私はついに我慢できずに叫んだ。
「あなたは時期公爵でしょう?こんな無意味なことをしている暇があったのならお勉強なさってください」
「く、クロロ⁇」
私がいきなりキレ出したから意味がわからないと言って表情であっけに取られている。
「本当は言うおつもりはありませんでした。でもこれ以上しつこくするのなら私はあなたを軽蔑します」
「な、何で?」
「まだおわかりになりませんか⁇私はあなたが嫌いです。人のプライベートなどお構いなしにしつこく迫ってくるところも人の気持ちを考えないところも人の事情をろくに確認もせずに責め立てるところ本当に無理です」
こうなったらもう止まらない。止められない。
「私はあなたを心の底から嫌いです。いくら告白しようとも私の気持ちが揺り動くことはありません。お引き取りを」
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だが、二週間もすれば元通り。自分の都合のいいよう解釈しまた付きまといを始めた。
「もういい加減にしてよおおおおおおお!!!!!!!」
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