21 / 61
静月のハナシ2
しおりを挟む
~篠葉の家~
「入って。」
「ここは?」
「ここは私の家。今は使ってないけど。」
「そのわりに綺麗だし電気も通ってるけど・・・」
「響介に頼んでいつでも来れるようにしたんだよ。私の思い出が詰まってる場所だからね。」
「へぇ。」
響介って理事長のことだよな?
こいつと理事長の関係は何なんだ?
まぁ今はいいや。
「で?何で兄さんのこと知ってんの?」
「ねぇ煌龍って知ってる?」
「まぁ兄さんが総長だったしな。それが?」
「その族には姫がいたって知ってる?」
「まぁ。噂になってたから。」
「その正体は?」
「灰の蝶。」
「そう。灰の蝶。本名は知ってる?」
「知らない。」
「だよね。ちょっと待ってて。」
そう言うなりあいつはどこかに向かった。
何なんだ?
~10分後~
「お待たせ。」
そう言って戻って来たあいつの髪は色が変わっていた。
「色違くね?目の色も・・・お前って・・・」
まさか灰の蝶?いやいやそんなわけないよな。
いやでもそうそう居る色じゃないし・・・
その考えはあいつの腹を見たときに吹っ飛んだ。
灰色の髪に紫色の瞳。そして腹の蝶の入れ墨。
これは灰の蝶の特徴だ。
「まじかよ・・・灰の蝶ってお前かよ・・・」
「うん。・・・ごめんね。」
あいつは唐突に謝った。
「は?なにが?」
「なんでもない。ちょっと付き合って。」
「いいけど。なにすんの?」
そう聞いたけど大体検討は付いている。
「喧嘩。」
だよな。
~倉庫?~
ここはどこだ?
族の倉庫なのは確実だが・・・
「こんにちは。みんなは居るかな?」
「篠葉さん!総長たちなら幹部室です!」
「ありがと。」
顔パスかよ・・・
「でもその後ろの男は誰ですか?」
警戒されるのは当然だ。
「大丈夫だよ。この人は双の弟だから。」
その一言で俺は察した。
ここは「煌龍」の倉庫なのだと。
兄さんが必死に守った仲間たちが居る所だと。
~幹部室~
ここ煌龍の倉庫に来たのは兄さんの仲間に嫌われているかもしれないと思ったかららしい。
「あの事件は私のせい・・・私のせいで双はっ・・・双は死んじゃったんだよ・・・私が死ねば良かったのに!あの時もあの時も!私が傷つけばよかったのに!私が生きてるから・・・私が死なないからみんなが狙われる!私が幸せになるなんてだめなんだ!もう・・・もうやだよぉ・・・」
そう言ってこいつは泣き出した。
「どう言うことだ?」
そう聞いてもこいつは答えてくれない。
そのかわりに白さんが答えてくれた。
「篠は過去に辛いことがあったらしい。朝起きたら自分以外誰も生きてなかったって・・・そのせいで双が死んだのも自分のせいだって思いこんでる。篠が悪いわけじゃないのに・・・」
「そう・・・ですか・・・」
俺には分からない。
どうして自分のせいだと思うのか。
どうして簡単に自分が死ねばいいなどと言えるのか。
生きたいと言って命乞いしてきた奴は何人もいた。
あいつは俺が見てきた奴等と真逆の言葉を言った。
そんな奴は珍しくて・・・
・・・興味を持ってしまった・・・
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
遅くなってしまいすみません!
なんとか静月の話は終わりました。
次は篠葉視点になります。
次もよろしくお願いします!
「入って。」
「ここは?」
「ここは私の家。今は使ってないけど。」
「そのわりに綺麗だし電気も通ってるけど・・・」
「響介に頼んでいつでも来れるようにしたんだよ。私の思い出が詰まってる場所だからね。」
「へぇ。」
響介って理事長のことだよな?
こいつと理事長の関係は何なんだ?
まぁ今はいいや。
「で?何で兄さんのこと知ってんの?」
「ねぇ煌龍って知ってる?」
「まぁ兄さんが総長だったしな。それが?」
「その族には姫がいたって知ってる?」
「まぁ。噂になってたから。」
「その正体は?」
「灰の蝶。」
「そう。灰の蝶。本名は知ってる?」
「知らない。」
「だよね。ちょっと待ってて。」
そう言うなりあいつはどこかに向かった。
何なんだ?
~10分後~
「お待たせ。」
そう言って戻って来たあいつの髪は色が変わっていた。
「色違くね?目の色も・・・お前って・・・」
まさか灰の蝶?いやいやそんなわけないよな。
いやでもそうそう居る色じゃないし・・・
その考えはあいつの腹を見たときに吹っ飛んだ。
灰色の髪に紫色の瞳。そして腹の蝶の入れ墨。
これは灰の蝶の特徴だ。
「まじかよ・・・灰の蝶ってお前かよ・・・」
「うん。・・・ごめんね。」
あいつは唐突に謝った。
「は?なにが?」
「なんでもない。ちょっと付き合って。」
「いいけど。なにすんの?」
そう聞いたけど大体検討は付いている。
「喧嘩。」
だよな。
~倉庫?~
ここはどこだ?
族の倉庫なのは確実だが・・・
「こんにちは。みんなは居るかな?」
「篠葉さん!総長たちなら幹部室です!」
「ありがと。」
顔パスかよ・・・
「でもその後ろの男は誰ですか?」
警戒されるのは当然だ。
「大丈夫だよ。この人は双の弟だから。」
その一言で俺は察した。
ここは「煌龍」の倉庫なのだと。
兄さんが必死に守った仲間たちが居る所だと。
~幹部室~
ここ煌龍の倉庫に来たのは兄さんの仲間に嫌われているかもしれないと思ったかららしい。
「あの事件は私のせい・・・私のせいで双はっ・・・双は死んじゃったんだよ・・・私が死ねば良かったのに!あの時もあの時も!私が傷つけばよかったのに!私が生きてるから・・・私が死なないからみんなが狙われる!私が幸せになるなんてだめなんだ!もう・・・もうやだよぉ・・・」
そう言ってこいつは泣き出した。
「どう言うことだ?」
そう聞いてもこいつは答えてくれない。
そのかわりに白さんが答えてくれた。
「篠は過去に辛いことがあったらしい。朝起きたら自分以外誰も生きてなかったって・・・そのせいで双が死んだのも自分のせいだって思いこんでる。篠が悪いわけじゃないのに・・・」
「そう・・・ですか・・・」
俺には分からない。
どうして自分のせいだと思うのか。
どうして簡単に自分が死ねばいいなどと言えるのか。
生きたいと言って命乞いしてきた奴は何人もいた。
あいつは俺が見てきた奴等と真逆の言葉を言った。
そんな奴は珍しくて・・・
・・・興味を持ってしまった・・・
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
遅くなってしまいすみません!
なんとか静月の話は終わりました。
次は篠葉視点になります。
次もよろしくお願いします!
0
あなたにおすすめの小説
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】私が愛されるのを見ていなさい
芹澤紗凪
恋愛
虐げられた少女の、最も残酷で最も華麗な復讐劇。(全6話の予定)
公爵家で、天使の仮面を被った義理の妹、ララフィーナに全てを奪われたディディアラ。
絶望の淵で、彼女は一族に伝わる「血縁者の姿と入れ替わる」という特殊能力に目覚める。
ディディアラは、憎き義妹と入れ替わることを決意。
完璧な令嬢として振る舞いながら、自分を陥れた者たちを内側から崩壊させていく。
立場と顔が入れ替わった二人の少女が織りなす、壮絶なダークファンタジー。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。
【完結】さよなら、馬鹿な王太子殿下
花草青依
恋愛
ビーチェは恋人であるランベルト王太子の傍らで、彼の“婚約破棄宣言”を聞いていた。ランベルトの婚約者であるニナはあっさりと受け入れて去って行った。それを見て、上手く行ったと満足するビーチェ。しかし、彼女の目的はそれだけに留まらず、王宮の平和を大きく乱すものだった。
■主人公は、いわゆる「悪役令嬢もの」の原作ヒロインのポジションの人です
■画像は生成AI (ChatGPT)
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる