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第2話:『影の蛇』
しおりを挟む「はぁ……っ、はぁ……っ、ぅ……っ」
上倉かなえの呼吸は、公園の敷地に足を踏み入れた瞬間から乱れていた。
砂利を踏みしめる足袋の裏が、泥沼に沈むように重い。
普段なら身体の一部のように馴染んでいるはずの狩衣と緋袴が、今夜はまるで鉛の鎖で編まれた拘束具のように、物理的な重量を持って全身にのしかかっていた。
「あつ、い……」
額から滲み出る汗は氷のように冷たいのに、身体の芯——丹田の奥底だけが、焼けた石を飲み込んだように異常な熱を帯びていた。
カッ、カッ、と。 心臓の鼓動とは異なる、不規則で禍々しい脈動が、子宮の壁を内側から叩いている。
——この身体の重さは、ただの体調不良ではない。
一歩踏み出すたびに、内腿が擦れる感触が鋭敏になりすぎている。
下着の布地が秘所に触れるだけで、電流が走るような疼きが背骨を駆け上がり、膝から力が抜けそうになる。
(穢れを、払う……巫女、なのに……)
それなのに、今の自分の身体は、まるで発情期を迎えた獣のように、夜の空気にフェロモンを撒き散らしているのではないか。
そんな妄想が頭をもたげ、かなえは強く唇を噛んで首を振った。
夜の公園は、昼間とはまるで別の理で支配されていた。
日中は子供たちの歓声が響く極彩色の遊具も、闇に沈めば巨大な骸骨や墓標のように佇み、錆びたブランコが風もないのにキィ、キィと神経を逆撫でする音を奏でている。
『——かなえちゃん……今日は外に出ちゃダメ……』
脳裏に蘇るのは、家を出る直前にかかってきた電話の声。
同じく霊感を持つ親友、見当 幽香の、悲鳴のような警告だった。
時折未来の断片を幻視してしまう彼女の言葉は、いつも抽象的で、それでいて不吉な的中率を誇る。
『視えたの……黒くて、太い蛇が……かなえちゃんを、丸呑みにする夢……。 それは普通の蛇じゃないの。 とぐろを巻いて、かなえちゃんの手足を縛って……すごく、ねっとりした目で……』
『大丈夫だよ、幽香ちゃん。 ただの下級妖魔の掃討だもの。 すぐに終わらせて戻るから』
努めて明るく振る舞い、一方的に電話を切ってしまった自分を、今更ながら後悔し始めていた。
あの時、幽香は何と言おうとしたのだろう。
『食べられる』ではなく、『丸呑みにされる』。 その言葉の響きに含まれていた、生々しい質感。
幽香の言葉を思い出すだけで、喉元に冷たい鱗の感触が走る。 幻覚だと分かっていても、思わず首筋を掻き毟りたくなる衝動に駆られた。
引き返すべきだという警鐘が、頭の中でガンガンと鳴り響いている。
けれど、かなえは足を止めなかった。
(私がやらなきゃ。 この「淀み」を祓わないと、崇護くんたちの日常が……)
崇護の笑顔。稟先輩の豪快な笑い声。
あの黄金色の教室を守るためなら、どんな恐怖にも耐えられる。そう自分に言い聞かせ、震える膝を叱咤して、公園の最奥——最も淀んでいる噴水広場へと足を踏み入れた。
——ドクン、と。 子宮が脈打つ。
心臓とは別の、独立した臓器が意思を持ったかのような拍動。 そのたびに、股の間から温かいものが漏れ出しそうになる錯覚に襲われる。
(おかしい……。 息が、吸えない……)
一歩、また一歩とほころび——『妖穴』へ近づくにつれ、下腹部の疼きが強くなっている。
このあたりの空間に充満する瘴気そのものが、かなえの胎内にある熱と呼応し、悪さをしようとしているかのようだった。
——その時だった。
「……ッ、来た」
思考を断ち切るように、前方の闇が蠢いた。 草むらを掻き分ける音ではない。 もっと湿った、粘着質な音がした。
点滅を繰り返していた街灯が、ジジッという音と共に完全に消灯する。 闇が、一気に濃度を増した。
ズズズ……ッ、と。 吐瀉物を泥とかき混ぜるような、生理的嫌悪感を催す音が響く。 植え込みの影から、アスファルトの亀裂から、漆黒の闇が『染み出して』くる。
それは、不定形の汚泥だった。
街灯の僅かな残滓を浴びてテラテラと光る、黒褐色の流動体。 形定まらぬその表面には、無数の気泡が浮かんでは弾け、そのたびに腐乱したような悪臭を撒き散らしている。
「——『泥蛭」
下級の妖魔だ。 生前の未練や怨念といった高尚な核を持たず、ただ都市の排泄物と負の感情が淀みに溜まって生まれた、動く汚物。
知性はなく、ただ生きている人間を襲い、その温かい精気を啜るだけの害虫。
ズルズルと大量の粘液を引きながら這い寄るその姿からは、下水と腐った肉が混ざり合ったような、強烈な腐臭が漂ってくる。
ただ、文献で見たそれとは、サイズも、纏う瘴気の質も桁違いだった。
嫌悪を煮詰めた悍ましい異形が、ぶるぶると震える。 まるで、かなえという『極上の餌』を前にして、ヘドロ全体が歓喜に沸き立っているかのようだ。
(下級……これくらいなら、今の私でも……!)
かなえは震える手で懐から霊符を取り出し、切っ先を突きつけた。 和紙の感触だけが、唯一の拠り所だった。
二本の指でそれを挟み、印を結ぶ。
相手は、たかが下級妖魔。 大きさは異常だが、所詮は泥の塊。 上倉流の浄化術なら、一撃で焼き払える。
恐怖を振り払うように、かなえは深く息を吸う。 肺に満ちた冷たい空気を、腹の底へと落とし込む。
「——東方青龍、邪を祓い、清浄を成せ!」
凛とした声が夜気に響く。 自分自身を鼓舞するかのような、澄んだ声音。 指先の霊符が青白く発光し、破魔の力が矢となって放たれる——
——はずだった。
「あ、ぅ……っ!?」
術が完成する直前、下腹部が爆発したかのようにドクンッ!と脈打った。
霊力を練ろうと意識を集中させた丹田——そのまさに中心にある子宮が、カッと熱く発光したような感覚に襲われた。
集めたはずの清浄な気が到達した瞬間、そこに巣食っていた『異物』によって変質させられる。
力が、抜ける。
いや、抜けたのではない。 聖なる力が、甘く、痺れるような『淫らな熱』へと強制的に変換され、全身の神経を駆け巡っていた。
「く、ぅッ……!?」
膝が笑う。 力が、入らない。 指先が痺れ、視界が明滅する。
指先の霊符は、湿気ったマッチのように弱々しい火花を散らしただけで、プスンと黒く焦げてしまった。
不発。
ただの紙切れと化した霊符が、ひらひらと泥の地面に落ちる。
あり得ない事態に、かなえの思考が凍りつく。
(嘘……霊力が、練れない……!? お腹が熱くて、力が入らない……!)
巫女としての力が、何者かによって『栓』をされている。 いや、配線を組み替えられている。 祈ろうとすればするほど、体が熱くなり、内腿が震え、意識がとろけていく。
そんな致命的な隙を、飢えた妖魔が見逃すはずもない。
泥蛭の表面に浮かんだ無数の気泡が、一斉に弾けた。
驚愕に目を見開くかなえの視界を、泥の津波が埋め尽くした。
反応が遅れた。 身を捻ろうとしたが、重くなった身体は言うことを聞いてくれない。
「あぐっ!?」
重く湿った衝撃が肩を打ち据えた。 泥蛭から伸びた鞭のような触手が、かなえの華奢な身体を紙屑のように吹き飛ばす。
受け身も取れず、泥水混じりの地面へと無様に転がる。
ドンッ、と背中を打ち付ける衝撃。 肺から空気が強制的に排出される。
「かっ……はぁ……っ!」
純白だった狩衣の背中が、一瞬で黒い汚泥に染まった。 頬に冷たい泥が跳ね、口の中に鉄錆と腐敗臭の味が広がる。
(痛い……っ! 立てない、力が入らない……!)
起き上がろうとするが、下腹部の熱が全身の筋肉を弛緩させている。 手足が鉛のように重く、指一本動かすのにも凄まじい労力を要した。
そこへ、無数の触手が、意思を持った蛇のように一斉に襲いかかる。
泥の鞭がかなえの足首を打ち据え、そのまま蛇のように巻き付く。 かなえの手首、足首にぬるりとした冷たい感触が巻き付いた。
「ひッ、や……っ!?」
熱い。 泥なのに、生暖かい。 締め上げられる痛みよりも、その生理的な不快感が精神を削り取る。
「い、いやぁッ! 離してッ!」
もがくかなえの身体が、ズルズルと引きずられる。 砂利が背中を削り、白い白衣があっという間に泥水吸って重くなり、かなえの動きを縛り上げていく。
妖魔は獲物を捕らえた喜びに震えながら、さらに数本の触手を伸ばしてきた。 ぬめる泥の腕が、かなえの手首を、太腿を、そして腰を拘束する。
物理的な拘束だけではない。 触手が触れた場所から、腐敗した妖気が侵入し、体の自由を奪っていく。
「や、やめて……! 汚い、触らないで……ッ!」
触手はかなえの両足首を掴むと、容赦なく左右へと引き裂くように広げた。 抵抗できないまま、M字に開脚させられる。
「い、やぁぁッ!」
ベリッ、と布が裂ける音が、静寂な公園に大きく響き渡った。
神聖な緋袴の股部分が、縫い目から無残に引き裂かれる。 露わになる、白い太腿と、白足袋。
そして、本来隠されるべき秘所を覆う、薄い晒しだけが月明かりに晒された。 絶対に見られてはならない部分が、汚らわしい妖魔の前に完全に開放される。
「や、やめて……! はなせ、見ないで……っ!」
だが、真の絶望はここからだった。
泥蛭は、獲物の無防備な股間を目がけて、その醜悪な身体を盛り上がらせた。
粘液を滴らせる触手の先端が、白磁のような太腿の内側を這い上がる。 内股の柔らかい皮膚を、ぬらぬらとした冷たい泥が汚していく。
「ひッ……!? そこ、だめぇッ!」
かなえは半狂乱で首を振った。 死の恐怖よりも、尊厳を穢される嫌悪感が勝る。
巫女として清浄を保ってきた身体が。崇護のために大切に守ってきた純潔が。
こんな下等な泥の塊に、物理的に、そして霊的に汚染されていく。
「いやぁ……っ! お願い、やめてっ……!」
必死に脚を閉じようとするが、泥の拘束は強固で動かない。 ゴムのような弾力を持つ泥が、強引に内腿を割り、秘所へと迫る。
それどころか、触手が太腿の内側を這う感触に、かなえの身体がビクリと反応してしまった。
(いや……なんで……? こんな汚いのに……感じちゃ、だめ……ッ!)
嫌悪感しかないはずなのに。
腐った泥の臭いに吐き気がするのに。
下腹部の『熱』が、皮膚を這いずる感触に呼応し甘い疼きを脳に送り込んでくる。
嫌悪感が、強制的に快楽信号へと書き換わっていく。
(熱い……なんで、こんな……っ)
泥に内腿を愛撫され、ビクビクと腰が跳ねてしまう。
そのあられもない反応に、泥蛭はさらに興奮したように全体を震わせた。
太い触手の一本が、晒しの隙間——秘裂の入り口へと、鎌首をもたげる。
(崇護くん……助けて……いや、見ないで……!)
脳裏に浮かんだのは、愛する人の笑顔。 だが、すぐにそれを打ち消した。
見られたくない。
泥にまみれ、股を大開きにされ、得体の知れない化け物に弄られて涙を流している、こんな浅ましい姿を。
もし彼に見られたら、私はもう二度と「かなえちゃん」には戻れない。
絶望で涙が滲み、視界が歪んだ。
もしここで意識が途絶えたら。 この妖魔は、自分を好き勝手に蹂躙し、最後には中身を啜って抜け殻にするだろう。
触手の先端が、晒しをめくり上げ、溶けた秘所へと侵入し——
「——汚ねぇな」
ピタリ、と泥蛭の動きが止まる。
触手の侵攻を免れ、かなえもまた、涙に濡れた目で声の主を見る。
「と、とうや……くん……?」
公園の入り口。 街灯の逆光を背に、一人の男——斎須 統也が立っていた。
「野良犬の方が、まだマシな食い方をするぞ」
ポケットに両手を突っ込み、猫背気味に佇む気だるげなシルエット。
絶体絶命のピンチに駆けつけたヒーローの頼もしさは、そこには微塵もない。
あるのは、道端のゴミを見るような、実験動物の死骸を見るような、無機質で冷徹な視線だった。
泥蛭が、新たな獲物の出現に反応する。 かなえを拘束していた触手の一部を解き、統也に向かって殺到した。
泥の弾丸のような速度。 生身の人間なら、内臓を破裂させられる威力だ。
「あぶな——ッ!」
かなえの警告は、間に合わなかった。
いや、統也にはその必要さえなかった。
彼は一歩も動かない。 ポケットから手を出すことさえしなかった。
ただ、迫りくる死の泥塊を、鬱陶しそうに睨みつけただけ。
「失せろ」
その瞬間、世界が反転した。
統也の足元から伸びる『影』が、物理法則を無視して爆発的に膨れ上がった。
街灯の光が生み出したただの影ではない。 底なしの闇が凝縮し、鎌首をもたげた巨大な顎。
抵抗も、逃走も許さない。 その巨大な口が、泥蛭を丸ごと——文字通り一口で飲み込んだ。
断末魔の叫びすら上がらなかった。 ただ、湿った圧殺音だけが一つだけだ。
あれほどかなえを苦しめ、汚そうとした妖魔は、影の中に咀嚼され、一瞬にして霧散し、消滅した。
祝詞も、霊符も、武器もいらない。
ただの『捕食』。 圧倒的な食物連鎖の暴力が、そこにあった。
後に残ったのは、しんと静まり返った公園と、泥の跡だけ。
主を失った触手が崩れ落ち、拘束を解かれたかなえの身体が、ドサリと泥の上に落ちる。
袴は破れ、太腿は泥と粘液でベトベトに汚れ、晒しの隙間からは下着が見え隠れしていた。
最悪の恥辱と恐怖。 全身が震えて止まらない。
駆け寄って「大丈夫か?」と背中をさすり、上着をかけて視線を逸らしてくれる。それが、崇護なら——いや、普通の人間なら正解の行動だろう。
だが、統也はゆっくりと、泥に汚れることも厭わずに歩み寄ってきた。
ザッ、ザッ、と砂利を踏む音が、心臓の鼓動と重なる。 そして、無様にへたり込むかなえを見下ろし、鼻で笑った。
「……巫女が聞いて呆れるね。 あんな雑魚一匹に、そのザマ?」
「っ……」
思わず、震える足で立ち上がろうとする。 だが、腰が抜けたように力が入らなかった。
それどころか、かなえの身体は、別の『恐怖』に反応していた。
安堵よりも強く、妖魔への嫌悪よりも激しい感覚。
統也が近づくにつれて、下腹部の『疼き』が、さっきとは比較にならないほど激しく暴れ始めていた。
ドクン、ドクン、と子宮が脈打ち、秘所からじわりと熱いものが染み出してくる感覚。
目の前の男から放たれる、圧倒的な『雄の匂い』——脳髄を痺れさせる甘い毒のようなフェロモンに当てられ、呪われた子宮が歓喜の悲鳴を上げる。
(熱い……。 統也くんが近くにいるだけで、お腹が焼けるみたいに……)
先ほどの泥蛭の時とは比べ物にならない。 もっと根本的な、種としての屈服を強いるような引力。
彼が近づいただけで、丹田の奥の熱が暴走し、全身の血液が沸騰するようだった。
泥で汚れた肌が粟立ち、息が荒くなる。
「くっ……うぅ……」
屈辱と、身体の裏切りのせいで、悔し涙が溢れた。
そんなかなえの泥で汚れたおとがいを、統也の冷たい指先が強引に掴み、上向かせた。
「ひッ……」
至近距離。 長い黒髪の奥——金色の瞳孔が、爬虫類のように細まり、かなえの瞳の奥を覗き込んでくる。
人間的な温かみではなく、獲物を品定めする冷酷さの眼差し。 それが、服を通り越し、皮膚を通り越し、熱を持った子宮を直接撫でているように感じられた。
「かなえ。 ……まさか、自分の体で何が起きてるのか、分かってないのか?」
「え……? な、なに……を……」
統也の指摘は、的確に、残酷に、かなえの隠したかった事実を貫いた。
顎を掴む彼の指は冷たいはずなのに、そこから注ぎ込まれる熱量が、かなえの理性を焼き切ろうとしていた。
「この匂い……発情期の猫より酷いぞ」
統也が顔を寄せ、かなえの首筋の匂いを嗅ぐような仕草をする。
その吐息が耳にかかった瞬間、かなえの背筋が弓なりに反り、太腿の間から新たな湿り気が溢れ出した。
(違う……私は、そんな軽い女じゃ……)
否定しようと口を開くが、声にならない。
統也の指が、泥で汚れたかなえの太腿をツーとなぞった。
「お前のその大事な『袋』はな……もう神様を祀る社じゃない。 毒に犯されて、種を欲しがるだけの『雌の器』になりかけてるんだよ」
高潔な巫女が、泥と欲望にまみれた『雌』へと堕ちていく、長い長い夜の始まりだった——
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