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自分のことを理解するのも、何でも知っているのも、自分以外居ないんですよ
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と長ったらしい、卒業式はざっくりと飛ばし、皆が泣いている横を早足に通り、僕は通学路を歩いている。
やっぱりなんとも思わなかった。泣かなかった。
まぁ、今どき男の子が卒業式ぐらいでわんわん泣いていたら皆びっくりするだろう。
そりゃあもう、涙なんか引っ込んでしまうぐらい。
それに僕には、一緒に悲しむ相手もいないのだ。
さっさと帰ってしまった方がいい。僕の両親は仕事で来るはずがない。
今までの学校行事という行事を散々すっぽかしてきた両親だ。
今更、期待も何もしていない。ただ、僕はいつも通りの道を歩いて帰るだけだ。
ただ違うのは、今日は土曜日でいつもより人が少し多いということぐらいだ。
いつもは見ない子供連れの家族が僕の横を通り過ぎていく。
僕も小さい頃はあんなんだったのだろうか。と心の中で思ったが、そんなわけがなかった。
学校行事にさえ参加しない仕事人間な親が子供と遊ぶわけがない。
遊んだとしても、そんな幸せな頃の記憶なんて忘れてしまっているし、覚えていたとしても今の僕を惨めにしただけだろう。
別に、親と遊びたいわけではないが。
ただ、人との接し方を誰からも教わることが出来なかった。とだけ言っておこう。
ボッチ体質を親のせいにした。と思ってもらって全然構わない。
が、実際教えてもらっていない。誰とどう話せばいいのか、どんなふうに笑えばいいのか。
僕には全く分からない。
ある意味、僕の両親は子育てに失敗したと言っていい。
本人達は全く気にしていないようだったな。
子供が警察沙汰にさえならなければ何をしてもいいと考えているのだろう。
実際、僕は警察沙汰になるような事件を起こしたことは無い。
まぁ、両親の言い付を守っていると言えばかっこいいかもしれないがそういう訳でも無い。
チキンなだけだ。怖いだけだ。弱虫なだけだ。それだけだ。
言い付けられた覚えも、ことも無い。
ただただ、僕の性格が事件を起こさなかっただけだ。
そんな僕を、母は何故か言い付けを守る賢い子と思い込み、勝手に自慢の息子と言っているらしい。
父に関しては、自分が居なくても、しっかりやれるちゃんとした子と言われているらしい。
どっちもハズレだ。そもそも、2人共僕のことなんて何にも知らないだろう。
僕が何を好きなのか、
僕が何を美味しいと思って食べているのか、
僕がどんなテレビが好きなのか、
僕が自分と目を合わせもしない両親をどう思っているのか、
僕が感情を売ったこととか。
何も知らないだろう。でも、それは僕も同じだ。
僕も両親のことを何も知らない。
それでも、家族として成立している。いや知らないからこそ、成立しているのかもしれない。
きっと僕達は、僕達よりも、他人の方が僕達のことを知っている。
「やれやれ、貴方が私を置いて先に帰ってしまうので焦りましたよ。
せっかく、僕の作文の感想を聞きたかったのに。まぁ仕方ありませんね。
それにしても、巍城颱虞甕さん。貴方は本当に他人や家族が自分のことを理解し、何でも知っていると思っているのですか。
いやー、悩みが小学3年生レベルですよ。
そんなわけないでしょう。
自分のことを理解するのも、何でも知っているのも、自分以外居ないんですよ。」
やっぱりなんとも思わなかった。泣かなかった。
まぁ、今どき男の子が卒業式ぐらいでわんわん泣いていたら皆びっくりするだろう。
そりゃあもう、涙なんか引っ込んでしまうぐらい。
それに僕には、一緒に悲しむ相手もいないのだ。
さっさと帰ってしまった方がいい。僕の両親は仕事で来るはずがない。
今までの学校行事という行事を散々すっぽかしてきた両親だ。
今更、期待も何もしていない。ただ、僕はいつも通りの道を歩いて帰るだけだ。
ただ違うのは、今日は土曜日でいつもより人が少し多いということぐらいだ。
いつもは見ない子供連れの家族が僕の横を通り過ぎていく。
僕も小さい頃はあんなんだったのだろうか。と心の中で思ったが、そんなわけがなかった。
学校行事にさえ参加しない仕事人間な親が子供と遊ぶわけがない。
遊んだとしても、そんな幸せな頃の記憶なんて忘れてしまっているし、覚えていたとしても今の僕を惨めにしただけだろう。
別に、親と遊びたいわけではないが。
ただ、人との接し方を誰からも教わることが出来なかった。とだけ言っておこう。
ボッチ体質を親のせいにした。と思ってもらって全然構わない。
が、実際教えてもらっていない。誰とどう話せばいいのか、どんなふうに笑えばいいのか。
僕には全く分からない。
ある意味、僕の両親は子育てに失敗したと言っていい。
本人達は全く気にしていないようだったな。
子供が警察沙汰にさえならなければ何をしてもいいと考えているのだろう。
実際、僕は警察沙汰になるような事件を起こしたことは無い。
まぁ、両親の言い付を守っていると言えばかっこいいかもしれないがそういう訳でも無い。
チキンなだけだ。怖いだけだ。弱虫なだけだ。それだけだ。
言い付けられた覚えも、ことも無い。
ただただ、僕の性格が事件を起こさなかっただけだ。
そんな僕を、母は何故か言い付けを守る賢い子と思い込み、勝手に自慢の息子と言っているらしい。
父に関しては、自分が居なくても、しっかりやれるちゃんとした子と言われているらしい。
どっちもハズレだ。そもそも、2人共僕のことなんて何にも知らないだろう。
僕が何を好きなのか、
僕が何を美味しいと思って食べているのか、
僕がどんなテレビが好きなのか、
僕が自分と目を合わせもしない両親をどう思っているのか、
僕が感情を売ったこととか。
何も知らないだろう。でも、それは僕も同じだ。
僕も両親のことを何も知らない。
それでも、家族として成立している。いや知らないからこそ、成立しているのかもしれない。
きっと僕達は、僕達よりも、他人の方が僕達のことを知っている。
「やれやれ、貴方が私を置いて先に帰ってしまうので焦りましたよ。
せっかく、僕の作文の感想を聞きたかったのに。まぁ仕方ありませんね。
それにしても、巍城颱虞甕さん。貴方は本当に他人や家族が自分のことを理解し、何でも知っていると思っているのですか。
いやー、悩みが小学3年生レベルですよ。
そんなわけないでしょう。
自分のことを理解するのも、何でも知っているのも、自分以外居ないんですよ。」
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