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さぁ、ここからが本番ですよ
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やっと戻ってきた。
流石に2回も彼奴が仕切っているのでは本当に主役交代もありえる。
落ち込む気持ちが自分の重荷になったのかは分からないが、学校への足が重たかった。
学校というのは高校のことだ。
流石にこの前卒業した学校にのこのこと行くことはない。
笑い者にされる。そして、僕自身行きたいなんて思ってない。
あんなところ3年間通い続けていればいい。充分だ。充分すぎる。
3年の教育が終わり、新しい場所へと行くべきだ。
立つ鳥跡を濁さず。
僕の場合は立ち跡なんてそうそう付かないところに立ちたいものだ。
その方が、後片付けも簡単で良さそうだ。
自転車をこぎながら僕は中学校を通り過ぎる。
家から中学校より少しだけ遠い学校は中学校の横を通り過ぎなければならない。
ここが一番の近道だ。そうでなければ、こんな道は選ばない。
朝早くから広い範囲多くの人が朝練をする野球部。
朝はそれほど動かず、キャッチボールほどで終わるソフトボール部。
足元でボールを遊ばせて先生の暴言が響くサッカー部。
狭い3面のなかに大人数が入って練習をするソフトテニス部。
人が少なく無駄に広い場所で練習している様に見えるハンド部。
狭い場所での練習でどの部よりも賞状をもらう陸上部。
朝早くから大声で、学校でなければ近所迷惑な声で外周をするバト部。
朝の体育館からの声とボールが体にあたる音のするバレー部。
外のバスケコートでシュート練をするバスケ部。
土日練習をする代わりに朝練がない卓球部。
校内から大音量で個人がそれぞれ別々の曲を演奏する吹奏楽部。
基本的には自由参加で朝から部活をすることはない美術部。
大会だけで練習することがない水泳部。
夜遅くに小さな声が暗闇で響く剣道部。
小学生なども参加し練習をする柔道部。
部活が多い学校であることは分かっている。
元々、違う学校に多くの生徒が入学するようになり生徒を半分にする為に作られた学校だ。
高校を作るつもりだった土地に、高校を作るには狭く、中学校にしては広い土地だったらしく、結局は中学校を作ることにしたらしい。
ソフトボール大会の会場がしょっちゅうここの学校になるのは、グラウンドが広いということがあるようだ。
元通っていた中学校というだけでそれほど思い入れもない僕にとっては、数週間と通わなくなっただけで、他人事のように言える。
それがなんだか、悲しいような気がした。
いや、気がしただけで、そんな感情はなかったかもしれない。
自転車をこぎながら、僕の感情は薄っぺらくなっていくのを感じる。
中学校を通り過ぎ、川沿いを走る。後ろから車がやってきた。
僕は車が通り過ぎるのを待った。黒色の車は高そうな車だった。
そんな高そうな車の中でこちらを振り返り笑っている人がいた気がした。
「さぁ、ここからが本番ですよ。」
流石に2回も彼奴が仕切っているのでは本当に主役交代もありえる。
落ち込む気持ちが自分の重荷になったのかは分からないが、学校への足が重たかった。
学校というのは高校のことだ。
流石にこの前卒業した学校にのこのこと行くことはない。
笑い者にされる。そして、僕自身行きたいなんて思ってない。
あんなところ3年間通い続けていればいい。充分だ。充分すぎる。
3年の教育が終わり、新しい場所へと行くべきだ。
立つ鳥跡を濁さず。
僕の場合は立ち跡なんてそうそう付かないところに立ちたいものだ。
その方が、後片付けも簡単で良さそうだ。
自転車をこぎながら僕は中学校を通り過ぎる。
家から中学校より少しだけ遠い学校は中学校の横を通り過ぎなければならない。
ここが一番の近道だ。そうでなければ、こんな道は選ばない。
朝早くから広い範囲多くの人が朝練をする野球部。
朝はそれほど動かず、キャッチボールほどで終わるソフトボール部。
足元でボールを遊ばせて先生の暴言が響くサッカー部。
狭い3面のなかに大人数が入って練習をするソフトテニス部。
人が少なく無駄に広い場所で練習している様に見えるハンド部。
狭い場所での練習でどの部よりも賞状をもらう陸上部。
朝早くから大声で、学校でなければ近所迷惑な声で外周をするバト部。
朝の体育館からの声とボールが体にあたる音のするバレー部。
外のバスケコートでシュート練をするバスケ部。
土日練習をする代わりに朝練がない卓球部。
校内から大音量で個人がそれぞれ別々の曲を演奏する吹奏楽部。
基本的には自由参加で朝から部活をすることはない美術部。
大会だけで練習することがない水泳部。
夜遅くに小さな声が暗闇で響く剣道部。
小学生なども参加し練習をする柔道部。
部活が多い学校であることは分かっている。
元々、違う学校に多くの生徒が入学するようになり生徒を半分にする為に作られた学校だ。
高校を作るつもりだった土地に、高校を作るには狭く、中学校にしては広い土地だったらしく、結局は中学校を作ることにしたらしい。
ソフトボール大会の会場がしょっちゅうここの学校になるのは、グラウンドが広いということがあるようだ。
元通っていた中学校というだけでそれほど思い入れもない僕にとっては、数週間と通わなくなっただけで、他人事のように言える。
それがなんだか、悲しいような気がした。
いや、気がしただけで、そんな感情はなかったかもしれない。
自転車をこぎながら、僕の感情は薄っぺらくなっていくのを感じる。
中学校を通り過ぎ、川沿いを走る。後ろから車がやってきた。
僕は車が通り過ぎるのを待った。黒色の車は高そうな車だった。
そんな高そうな車の中でこちらを振り返り笑っている人がいた気がした。
「さぁ、ここからが本番ですよ。」
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