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憂鬱な朝
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朝。気持ちのいい……はずだった、朝。
気が重い。
気が重い。気が重い。気が重い。
だって、今日は寮に転居するための手続に行かなきゃいけない。それを選んだのがたとえ自分だとしても、何故そうしようと思ったんだ、と昨日の自分を殴りたい気分だ。
本当に、軽い気持ちで寮なんて言うんじゃなかった。……あたしはすぐに思い付きで行動する自分を責めていた。軽い面談があるって? 食費と家賃以外は金貨1枚だって? だいたい、ずっと母子家庭だったあたしに、集団生活なんてできるの!?
役所に行きたくない。けれど、この機会を逃して保護が取り消されたら……そう思うと、手続に行かざるを得ないのだった。せっかく保護を受けられることになったのだ、万が一にも失敗はできない。
当然、役所へと向かう足取りは重い。またあの取調室のようなところで面談するのだろうか? どんな人と? 何を訊かれる? ぐるぐるぐるぐる――考えても無駄なことが頭の中を駆け巡る。そうこうしているうちに、役所に着いてしまった。着いた、ではない。着いてしまった、のだ。
家からそう遠くはない役所に着くまでの道のりは、いつもより長かった気がする。それでも、思ったより早く、着いてしまった。そうとしか思えなかった。
「あの、すみません、昨日お約束……」
「あぁ、面談の準備できてますよ!」
お役人、話を最後まで、聞け。
何にせよ、あたしはこのまま寮に入ることになるんだろう……よほどの失敗や問題点がなければ。
あたしは不安に押し潰されそうになりながらも、精一杯『面談』とやらを頑張ることにした。
気が重い。
気が重い。気が重い。気が重い。
だって、今日は寮に転居するための手続に行かなきゃいけない。それを選んだのがたとえ自分だとしても、何故そうしようと思ったんだ、と昨日の自分を殴りたい気分だ。
本当に、軽い気持ちで寮なんて言うんじゃなかった。……あたしはすぐに思い付きで行動する自分を責めていた。軽い面談があるって? 食費と家賃以外は金貨1枚だって? だいたい、ずっと母子家庭だったあたしに、集団生活なんてできるの!?
役所に行きたくない。けれど、この機会を逃して保護が取り消されたら……そう思うと、手続に行かざるを得ないのだった。せっかく保護を受けられることになったのだ、万が一にも失敗はできない。
当然、役所へと向かう足取りは重い。またあの取調室のようなところで面談するのだろうか? どんな人と? 何を訊かれる? ぐるぐるぐるぐる――考えても無駄なことが頭の中を駆け巡る。そうこうしているうちに、役所に着いてしまった。着いた、ではない。着いてしまった、のだ。
家からそう遠くはない役所に着くまでの道のりは、いつもより長かった気がする。それでも、思ったより早く、着いてしまった。そうとしか思えなかった。
「あの、すみません、昨日お約束……」
「あぁ、面談の準備できてますよ!」
お役人、話を最後まで、聞け。
何にせよ、あたしはこのまま寮に入ることになるんだろう……よほどの失敗や問題点がなければ。
あたしは不安に押し潰されそうになりながらも、精一杯『面談』とやらを頑張ることにした。
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