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第三章 夏前
第9話 計画の高揚
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しかし、またもや期末テストの襲来によって、僕らはデートをすることが叶わずにいた。僕はようやく、高校生の恋愛が相当高難易度であると、気づかされたのだった。
僕は彼女を幸せにできる機会が少ないことに、並々ならぬ危機感を覚えていた。彼女が僕との中途半端な色恋のさなか、この世を去ってしまうのは耐え難く、決して本望ではなかった。
そこで早急にデートしたい旨を、彼女に打ち明けたところ、彼女はテスト最終日の放課後に、どこかへデートに誘うと約束した。
そして6月30日になり、僕らは共にテスト期間が終わった。タカネザクラがやっと満開を迎えた今日、僕らは彼女の誘いで、映画に行くこととなった。
僕はデートの定番中の定番な、映画鑑賞の世界を体感することに、緊張と興奮が入り混じっていた。
彼女が既に正門にいることは言うまでもないが、彼女も今日までがテスト期間であり、かつ僕と同じ時間に終わるため、この時間にいることは不自然極まりなかった。
僕は彼女にこう問う。
「......おかしくないですか?」
「私の顔になにか付いているの?」
「そうじゃなくて......、テストが終わってすぐにここへ来ても、この時間に間に合うわけがないでしょう。何をしたんですか。」
僕が彼女を少し追い詰めると、彼女はすねた表情でこう言う。
「......体調を崩したってことにして、最後のテストを解いてすぐに早退したのよ。私、これでも成績は、学年上位五人衆の一人だから、気にすることはないわ。」
「いや、どうしてそこまでするんですか......。」
「優斗に会いたかった......、だけじゃいけない?」
「もっと大切なものがあるでしょうに......。」
「ないわよ。たしかに今回は、強行策だったかもしれないけど......。」
「まぁ、僕のことを想ってくれている裏返しなんでしょうが、次回からは改めてくださいよ。」
「お説教もいいけど、早く映画館に行きたいし、その前にお腹を満たしたい。」
「......それもそうですね。」
僕らは電車を乗り継いで、池袋駅に向かった。池袋には都内最大規模の映画館があり、せっかく金を払うのなら、ここへ行こうとなったのだ。
平日の真昼間にもかかわらず、人の数は、流石都心といった有り様で、僕らのような若人が大勢集っていた。僕らはテキトーにファミレスで昼食を済ませて、映画館へと足を運んだ。
どの映画を観るかは彼女に一任していたが、僕は今日の今日まで、なんの映画を観るのか、知らされていなかった。そして彼女は、僕にこう告げる。
「恋愛ものよ、今日観る映画は。」
「ちょうどいま、こうして恋愛しているのに......、ですか?」
「恋愛しているからこそ、いろんな恋模様を知りたいのよ。」
現実志向の僕とは、この点、感性が全く異なっており、女心というのは、詮索するだけでも一苦労だと痛感した。
僕は彼女の話を聞いて、一つ疑問が浮かんだので、こう問いかける。
「......そういえば、唯花は僕のどこを好きになったんですか?」
「いくつかあるけど......、やっぱり、変人なところと実直なところ、あとは私に最愛を贈ってくれて、孤独を紛らしてくれるところよ。」
「それで好きになるもんですか......?」
「......でもそれ以上に、優斗には、なんとなく人を惹きつける力があるのよ。私にもよく分からないけど、多分いつか、それが明確に分かると思うわ。つまりは、私の生き甲斐だから好きなのよ。」
「何を言っているんですか......。」
「......本当、何を言っているのかしらね、私。」
そうこう話していると、目的地の映画館が視界に入った。彼女は手際よく鑑賞券を発券して、僕に手渡してこう告げる。
「久しぶりに映画館に来たわ。最近はあまり外に出ていなかったから......。」
「いい機会なんじゃないですか。僕も誘われ甲斐がありますし。」
「......なによそれ。」
彼女はいつかのデートと同じ反応で、くすっと笑った。やはり、彼女は笑顔でいる瞬間が一番光っている。幸いなことに、僕らはこのままの調子で、映画鑑賞が始まったのだった。
内容はよくある純愛ラブコメで、特別面白みはなかったが、この映画の空気感は唯一無二で素晴らしく、皆そこに金銭を支払っている感じがした。
僕らは特に売店で買い物はせず、両手が開いていたこともあって、最初から最後まで、手を繋ぎっぱなしでいた。そのため手を離す頃には、右手が少し湿っていた。
冷静にこの映画を分析する僕に対して、彼女は映画の放映中、イチャラブシーンの度に、その光景が尊いことと叫びそうになり、必死になって我慢していた。映画の放映が終わっても、彼女は映画の内容に、満足気な様子を見せていた。今回のような系統の映画は、やはり雰囲気を存分に楽しめる人間が観賞するものだと思った。僕には二度と縁がないと悟った。
出口に向かう途中、彼女はこんなことを言う。
「私はアレよりも、もっと甘い色恋をしてみたいわ。」
「僕も努力しなくちゃなぁ......。」
「いいのよ、優斗はそのままで。だって私、いまの優斗が好きだもの。」
「......嬉し泣き叫びたい気分なんですけど。」
「ここではやめてね。」
映画館を出ると、彼女は僕に、時間があるかどうか聞いてきたので、僕は有り余っていると回答した。すると彼女は、少しだけ寄り道をしたいと言ってくるのだった。
彼女は、映画の放映中よりも愉快に歩き出す。僕は池袋で行くアテといえば、グッズ関係だろうと考えた。
池袋といえば、秋葉原に次ぐ、超巨大オタク街であり、とりわけ女性向けのグッズを豊富に取り揃えている。彼女はメイド喫茶の一件から、若干オタク気質を持っていそうな気がしたので、そういった類の店に連れていかれるのだろうと思った。だがその予想は外れ、彼女が向かって行った先は、大手旅行会社の実店舗だった。
拍子抜けした僕に、彼女はこう告げる。
「......旅行、行くんでしょ?」
「そうですけど、今の時代、ネットでも十分に計画できますよね......?」
「別に係の人に、何かを頼むわけじゃないの。ほら、そこにパンフがあるでしょ? 旅行会社が発行しているパンフレット。せっかくなら頂いていこうと思って。」
「あぁ、そういうこと......。」
「どこのもらう? 沖縄......、はいまからは高いわね。岡山、新潟、愛媛......、逆に種類がありすぎて困るわね。」
「北海道に至っては、道央と道南と道東と道北って、四部に分かれていますし......。」
「うーん......。あ、こことか結構よさげじゃないかしら!」
「どこですか?」
「宮城県、仙台よ。東京からでも遠すぎず近すぎずで、ちょうどいいんじゃないかしら!」
「たしかに、よくよく考えればいい立地ですね。」
「でしょ! じゃあ宮城と、その周辺の県のパンフももらっておくわね!」
「......すごく張り切っていますね。」
「だって旅行よ! 私、久しぶりに遠出するの、楽しみなのよ!」
僕は彼女の純粋無垢な様子に、彼女が女性でもあり、女子でもあることを認識させた。この時間がすごく楽しいと、率直にそう感じた。テストを乗り越えた先の褒美としては、これ以上ないまでの最高の一品だった。
ただ、彼女を温かい目で見守っていても、彼女に申し訳ないので、僕はこう質問する。
「......お母様のいる北海道には行かないんですか?」
「向こうから来ちゃうのよね、年に三回だけど......。でも、毎月仕送りはもらっているわよ。いつも美味しい馬鈴薯が届くの。」
「それはそれでいいですね。」
「今度食べに来ればいいわ。せっかくご近所さんなんだし。」
「......絶対領域にですか?」
「え?」
「なんでもないです。あ、そういえば、唯花に一つ、言いたいことがあるんですけど......。」
「なによ、急に。」
「その旅行、僕が全額、費用負担させてはもらえないでしょうか!」
「......別に、私が全部出したっていいぐらいなのよ。」
「いや......、僕が始めた話ですし......。あ、でもその代わり、観光地に大体検討がついたら、以降の計画は、僕に一任してください!」
「それはいいけど......。そんな無理しなくても。」
「大丈夫です!」
「......想定より足が出た分は、ちゃんと払うからね。」
「分かりました!」
僕は今回、旅費を全額一任する気でいた。そのほうが金銭面において、彼女が何らかのトラブルで損をすることもなく、彼女を襲う不幸には、ご帰宅いただけると考えたからだ。微々たるものかもしれないが、僕は可能な限り、彼女の不幸を排除しようとしていた。そうして五部ほどパンフをもらい、僕らは帰路につくのだった。
帰りがけ、彼女は僕にこう問う。
「ねぇ、優斗。隅田川の花火大会って知っているわよね?」
「逆に知らないで、どうやって都民すればいいんですか。」
「それでね......、私、隅田川の花火大会に行ってみたいの。」
「いいですね。じゃあ、決まりで。開催日って、7月最後の土曜日ですよね?」
「特に優斗も予定ないでしょ?」
「......晩年皆無ですから、いちいち尋ねる必要ないですよ。」
「それならよかった。」
「......なんか、それってすごく、真っ当にデートですね。」
「今日は違ったのかしら?」
「あ、そういえばそうでしたね......。」
「次同じこと言ったら、多分私、萎えるわよ。」
「き、気を付けます......。」
「それでいいのよ。」
「はい......。」
夏のビックイベントが、また一つ増えた。
僕には彼女を幸せにする義務がある。だからこそ僕は、ここからの一ヵ月を、後悔のないように消費していこうと思った。
......そう思うことは容易いが、実行に移すことが至難であることを、僕はまだ完全に理解していなかった。
僕は彼女を幸せにできる機会が少ないことに、並々ならぬ危機感を覚えていた。彼女が僕との中途半端な色恋のさなか、この世を去ってしまうのは耐え難く、決して本望ではなかった。
そこで早急にデートしたい旨を、彼女に打ち明けたところ、彼女はテスト最終日の放課後に、どこかへデートに誘うと約束した。
そして6月30日になり、僕らは共にテスト期間が終わった。タカネザクラがやっと満開を迎えた今日、僕らは彼女の誘いで、映画に行くこととなった。
僕はデートの定番中の定番な、映画鑑賞の世界を体感することに、緊張と興奮が入り混じっていた。
彼女が既に正門にいることは言うまでもないが、彼女も今日までがテスト期間であり、かつ僕と同じ時間に終わるため、この時間にいることは不自然極まりなかった。
僕は彼女にこう問う。
「......おかしくないですか?」
「私の顔になにか付いているの?」
「そうじゃなくて......、テストが終わってすぐにここへ来ても、この時間に間に合うわけがないでしょう。何をしたんですか。」
僕が彼女を少し追い詰めると、彼女はすねた表情でこう言う。
「......体調を崩したってことにして、最後のテストを解いてすぐに早退したのよ。私、これでも成績は、学年上位五人衆の一人だから、気にすることはないわ。」
「いや、どうしてそこまでするんですか......。」
「優斗に会いたかった......、だけじゃいけない?」
「もっと大切なものがあるでしょうに......。」
「ないわよ。たしかに今回は、強行策だったかもしれないけど......。」
「まぁ、僕のことを想ってくれている裏返しなんでしょうが、次回からは改めてくださいよ。」
「お説教もいいけど、早く映画館に行きたいし、その前にお腹を満たしたい。」
「......それもそうですね。」
僕らは電車を乗り継いで、池袋駅に向かった。池袋には都内最大規模の映画館があり、せっかく金を払うのなら、ここへ行こうとなったのだ。
平日の真昼間にもかかわらず、人の数は、流石都心といった有り様で、僕らのような若人が大勢集っていた。僕らはテキトーにファミレスで昼食を済ませて、映画館へと足を運んだ。
どの映画を観るかは彼女に一任していたが、僕は今日の今日まで、なんの映画を観るのか、知らされていなかった。そして彼女は、僕にこう告げる。
「恋愛ものよ、今日観る映画は。」
「ちょうどいま、こうして恋愛しているのに......、ですか?」
「恋愛しているからこそ、いろんな恋模様を知りたいのよ。」
現実志向の僕とは、この点、感性が全く異なっており、女心というのは、詮索するだけでも一苦労だと痛感した。
僕は彼女の話を聞いて、一つ疑問が浮かんだので、こう問いかける。
「......そういえば、唯花は僕のどこを好きになったんですか?」
「いくつかあるけど......、やっぱり、変人なところと実直なところ、あとは私に最愛を贈ってくれて、孤独を紛らしてくれるところよ。」
「それで好きになるもんですか......?」
「......でもそれ以上に、優斗には、なんとなく人を惹きつける力があるのよ。私にもよく分からないけど、多分いつか、それが明確に分かると思うわ。つまりは、私の生き甲斐だから好きなのよ。」
「何を言っているんですか......。」
「......本当、何を言っているのかしらね、私。」
そうこう話していると、目的地の映画館が視界に入った。彼女は手際よく鑑賞券を発券して、僕に手渡してこう告げる。
「久しぶりに映画館に来たわ。最近はあまり外に出ていなかったから......。」
「いい機会なんじゃないですか。僕も誘われ甲斐がありますし。」
「......なによそれ。」
彼女はいつかのデートと同じ反応で、くすっと笑った。やはり、彼女は笑顔でいる瞬間が一番光っている。幸いなことに、僕らはこのままの調子で、映画鑑賞が始まったのだった。
内容はよくある純愛ラブコメで、特別面白みはなかったが、この映画の空気感は唯一無二で素晴らしく、皆そこに金銭を支払っている感じがした。
僕らは特に売店で買い物はせず、両手が開いていたこともあって、最初から最後まで、手を繋ぎっぱなしでいた。そのため手を離す頃には、右手が少し湿っていた。
冷静にこの映画を分析する僕に対して、彼女は映画の放映中、イチャラブシーンの度に、その光景が尊いことと叫びそうになり、必死になって我慢していた。映画の放映が終わっても、彼女は映画の内容に、満足気な様子を見せていた。今回のような系統の映画は、やはり雰囲気を存分に楽しめる人間が観賞するものだと思った。僕には二度と縁がないと悟った。
出口に向かう途中、彼女はこんなことを言う。
「私はアレよりも、もっと甘い色恋をしてみたいわ。」
「僕も努力しなくちゃなぁ......。」
「いいのよ、優斗はそのままで。だって私、いまの優斗が好きだもの。」
「......嬉し泣き叫びたい気分なんですけど。」
「ここではやめてね。」
映画館を出ると、彼女は僕に、時間があるかどうか聞いてきたので、僕は有り余っていると回答した。すると彼女は、少しだけ寄り道をしたいと言ってくるのだった。
彼女は、映画の放映中よりも愉快に歩き出す。僕は池袋で行くアテといえば、グッズ関係だろうと考えた。
池袋といえば、秋葉原に次ぐ、超巨大オタク街であり、とりわけ女性向けのグッズを豊富に取り揃えている。彼女はメイド喫茶の一件から、若干オタク気質を持っていそうな気がしたので、そういった類の店に連れていかれるのだろうと思った。だがその予想は外れ、彼女が向かって行った先は、大手旅行会社の実店舗だった。
拍子抜けした僕に、彼女はこう告げる。
「......旅行、行くんでしょ?」
「そうですけど、今の時代、ネットでも十分に計画できますよね......?」
「別に係の人に、何かを頼むわけじゃないの。ほら、そこにパンフがあるでしょ? 旅行会社が発行しているパンフレット。せっかくなら頂いていこうと思って。」
「あぁ、そういうこと......。」
「どこのもらう? 沖縄......、はいまからは高いわね。岡山、新潟、愛媛......、逆に種類がありすぎて困るわね。」
「北海道に至っては、道央と道南と道東と道北って、四部に分かれていますし......。」
「うーん......。あ、こことか結構よさげじゃないかしら!」
「どこですか?」
「宮城県、仙台よ。東京からでも遠すぎず近すぎずで、ちょうどいいんじゃないかしら!」
「たしかに、よくよく考えればいい立地ですね。」
「でしょ! じゃあ宮城と、その周辺の県のパンフももらっておくわね!」
「......すごく張り切っていますね。」
「だって旅行よ! 私、久しぶりに遠出するの、楽しみなのよ!」
僕は彼女の純粋無垢な様子に、彼女が女性でもあり、女子でもあることを認識させた。この時間がすごく楽しいと、率直にそう感じた。テストを乗り越えた先の褒美としては、これ以上ないまでの最高の一品だった。
ただ、彼女を温かい目で見守っていても、彼女に申し訳ないので、僕はこう質問する。
「......お母様のいる北海道には行かないんですか?」
「向こうから来ちゃうのよね、年に三回だけど......。でも、毎月仕送りはもらっているわよ。いつも美味しい馬鈴薯が届くの。」
「それはそれでいいですね。」
「今度食べに来ればいいわ。せっかくご近所さんなんだし。」
「......絶対領域にですか?」
「え?」
「なんでもないです。あ、そういえば、唯花に一つ、言いたいことがあるんですけど......。」
「なによ、急に。」
「その旅行、僕が全額、費用負担させてはもらえないでしょうか!」
「......別に、私が全部出したっていいぐらいなのよ。」
「いや......、僕が始めた話ですし......。あ、でもその代わり、観光地に大体検討がついたら、以降の計画は、僕に一任してください!」
「それはいいけど......。そんな無理しなくても。」
「大丈夫です!」
「......想定より足が出た分は、ちゃんと払うからね。」
「分かりました!」
僕は今回、旅費を全額一任する気でいた。そのほうが金銭面において、彼女が何らかのトラブルで損をすることもなく、彼女を襲う不幸には、ご帰宅いただけると考えたからだ。微々たるものかもしれないが、僕は可能な限り、彼女の不幸を排除しようとしていた。そうして五部ほどパンフをもらい、僕らは帰路につくのだった。
帰りがけ、彼女は僕にこう問う。
「ねぇ、優斗。隅田川の花火大会って知っているわよね?」
「逆に知らないで、どうやって都民すればいいんですか。」
「それでね......、私、隅田川の花火大会に行ってみたいの。」
「いいですね。じゃあ、決まりで。開催日って、7月最後の土曜日ですよね?」
「特に優斗も予定ないでしょ?」
「......晩年皆無ですから、いちいち尋ねる必要ないですよ。」
「それならよかった。」
「......なんか、それってすごく、真っ当にデートですね。」
「今日は違ったのかしら?」
「あ、そういえばそうでしたね......。」
「次同じこと言ったら、多分私、萎えるわよ。」
「き、気を付けます......。」
「それでいいのよ。」
「はい......。」
夏のビックイベントが、また一つ増えた。
僕には彼女を幸せにする義務がある。だからこそ僕は、ここからの一ヵ月を、後悔のないように消費していこうと思った。
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