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問い返す今吉にキヨはボッと頭が噴火してしまう様だった。
「いえ…その…お休みなさい。」
彼に背を向けて横になると、隣で今吉も横になると衣ずれの音が聞こえる。
そして耳元で声が聞こえる。
「キヨは暖かいな。」
思わず身体が熱く強張る。
「きよ…?」
耳元で囁かれなおさら熱くなる。
今吉がキヨの顔を強引に覗き込んだ。
キヨの反応に今吉はドクンっと胸が早鐘する。
キヨの反応を見ていると、自然と体が動いていた。
キヨの唇に自分の唇を合わせる。
キヨは手を握りしめてそれに応える。
握りしめている手を今吉は自分の手に握らせて唇を深める。
体の力が抜けたと思いキヨの体に唇を這わせた。
「キヨ…もうがまんできない。」
冷静に言う今吉にはキヨは恥ずかしくなったが心を決めて頷いた。
「はい…私をもらってください。」
キヨの言葉に一つ一つに一喜一憂してしまう。
それから今吉はキヨの着物を脱がせていく。
唇を這い回り、胸元の頂点を口に含見込んだ。
「んっ…あっ…。」
キヨは思わず声を漏らす。
今吉の攻めに身体が求めている。
彼をもっと求めたいとキヨは両腕を今吉の頭に乗せる。
今吉が心地良さそうに鼻で息をする。
その息が体にかかり身体が気持ちよさで震えた。
キヨは今吉の快感に身を預けている内に、足の間がむずむずしてきた。
自然と両足を擦り合わせる。
その様子を見た今吉が、キヨの体から唇を離して、キヨの顔を見つめる。
見つめられたキヨは、彼の整った顔を見つめ微笑んだ。
すると今吉がまた激しくキヨの唇を奪う。
息苦しくなり、離れようとするが今吉がそれを許さない。
しばらくしてやっと解放されたかと思うと、太ももを擦り合わせている所に今吉の視線がいく。
まさかと思ったが、キヨが動く前に今吉はキヨの両足を広げて優しく触れる。
誰にも見られたことのないところを触られて恥ずかしくなる。
「今吉さん…恥ずかしいです…。」
すると今吉は手を動かしたまま口を開いた。
「キヨは…もう夫婦になってだいぶ経つ…お前にはもっと親しく呼んでほしい…。」
キヨはその言葉にキュンっとなる感覚を覚えた。
「…お前さん…。」
小さい声でそう呼ぶと今吉は嬉しそうにしている。
「あぁ…キヨ…。お前からそう言われることを待ってたんだ。」
そう言ってキヨにキスを落とす。
キヨも今吉との関係が一歩近づいた気持ちになった。
今吉には快楽を与えられ、いつのまにか声を出てしまいそうになるくらいの変な感覚がした。
「あっ…お前さん…手を止めてください…私…はしたない…。」
「いえ…その…お休みなさい。」
彼に背を向けて横になると、隣で今吉も横になると衣ずれの音が聞こえる。
そして耳元で声が聞こえる。
「キヨは暖かいな。」
思わず身体が熱く強張る。
「きよ…?」
耳元で囁かれなおさら熱くなる。
今吉がキヨの顔を強引に覗き込んだ。
キヨの反応に今吉はドクンっと胸が早鐘する。
キヨの反応を見ていると、自然と体が動いていた。
キヨの唇に自分の唇を合わせる。
キヨは手を握りしめてそれに応える。
握りしめている手を今吉は自分の手に握らせて唇を深める。
体の力が抜けたと思いキヨの体に唇を這わせた。
「キヨ…もうがまんできない。」
冷静に言う今吉にはキヨは恥ずかしくなったが心を決めて頷いた。
「はい…私をもらってください。」
キヨの言葉に一つ一つに一喜一憂してしまう。
それから今吉はキヨの着物を脱がせていく。
唇を這い回り、胸元の頂点を口に含見込んだ。
「んっ…あっ…。」
キヨは思わず声を漏らす。
今吉の攻めに身体が求めている。
彼をもっと求めたいとキヨは両腕を今吉の頭に乗せる。
今吉が心地良さそうに鼻で息をする。
その息が体にかかり身体が気持ちよさで震えた。
キヨは今吉の快感に身を預けている内に、足の間がむずむずしてきた。
自然と両足を擦り合わせる。
その様子を見た今吉が、キヨの体から唇を離して、キヨの顔を見つめる。
見つめられたキヨは、彼の整った顔を見つめ微笑んだ。
すると今吉がまた激しくキヨの唇を奪う。
息苦しくなり、離れようとするが今吉がそれを許さない。
しばらくしてやっと解放されたかと思うと、太ももを擦り合わせている所に今吉の視線がいく。
まさかと思ったが、キヨが動く前に今吉はキヨの両足を広げて優しく触れる。
誰にも見られたことのないところを触られて恥ずかしくなる。
「今吉さん…恥ずかしいです…。」
すると今吉は手を動かしたまま口を開いた。
「キヨは…もう夫婦になってだいぶ経つ…お前にはもっと親しく呼んでほしい…。」
キヨはその言葉にキュンっとなる感覚を覚えた。
「…お前さん…。」
小さい声でそう呼ぶと今吉は嬉しそうにしている。
「あぁ…キヨ…。お前からそう言われることを待ってたんだ。」
そう言ってキヨにキスを落とす。
キヨも今吉との関係が一歩近づいた気持ちになった。
今吉には快楽を与えられ、いつのまにか声を出てしまいそうになるくらいの変な感覚がした。
「あっ…お前さん…手を止めてください…私…はしたない…。」
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