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本編
11 戦乱
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侍女たちがせっせと俺の世話をしてくれる。
暇そうにしていれば、音楽を奏でましょうかと楽器を持って来るし、お腹がすきませんかと食べ物を運んでくれる。お風呂も自由に入れるし、庭園と屋敷内は自由に行動させてくれる。でも外へは出してくれない。これも結界なのだろう。ドアまで行けるけど、ドアに触れることができない。庭を歩くことはできるが、庭から外の風景は空だ。建物のひとつも見ることはできなかった。
話もできない。侍女は俺の要求は聞くが、話し相手にはなってくれない。主の許可が必要だとそればかりだ。主とは誰なのか、それも話してくれない。唯一、話のできるシルヴィも、あれから一度も顔を出さなかった。
もう2日何もしていない。主という人が帰って来ると聞いている。でも帰る気配はないし、聞いても誰も答えてくれない。何が知りたいかって、ブラッドだけじゃない。アイザックやハリー、クロードの状況も気になっている。俺に関わっていることは副神殿長も知っているはずだ。内乱に巻き込まれているかもしれない。でもふっと違う思考になる時もある。全部が嘘だと思う時だ。ここに監禁されているだけで、実は何も起こっていない。そう考えた方がしっくり来た。ブラッドが帰って来るまで監禁されている。主はブラッドではないかと思えた。
わからないのが怖い。何が本当で何が嘘か、嘘などないのか。静かな場所にただいるだけでは思考することしかできない。考えれば考えるほど、悪い思考に繋がって行く。自分が壊れて行くような気がした。脳が死んで行くような感覚。それはとても怖い。
今日もまた、ドアの前に立つ。どうして触れないのか、触りたい、開けて外に出たいという意思はあるのに、体が動こうとしないのだ。そうして数時間経ち続けた。なにせやることがない。やりたいことは全部、ドアの外にある。
そのうち胸にあるタグが気になりだす。副神殿長がくれたタグ。ブラッドが付加を施したタグ。俺をこの世界で示すのは、このタグしかない。
思い切って外した。チャリッと音を立てて地面に落ちる。地面が揺れるようなめまいがした。足の下が外れ、落ちるような、浮かぶような、そんな不思議な感覚に捕らわれた。視界が沈む。暗く、深く。
薔薇の匂いが消え、きな臭い匂いが鼻を衝く。
人の声がする。遠く、離れた場所だ。掛け声とか怒号とか、そんな声。くすぶる煙の臭い。何かが落ちて揺れる地面。
俺は山の中腹にいる。たぶん、最初に捕らえられた場所だ。ということは結界の外ということになる。あのタグを外したから、自治領の結界に弾かれたということだろうか。でも望んでいた結果だ。望んでいた結果だけど、望んでいた光景ではない。恐ろしくて手が震えた。地面に膝と手を付いているのだけど、立ち上がる気力もない。
近づいて来る人の声がする。逃げて来たのだろうか。でも不思議だった。これは国と自治領との戦いではないように思える。どう見ても内乱だ。結界のある俺のいる場所は木々が覆い茂り、草も土も以前のまま。戦いの場になった様子はない。
結界に助けを求めて逃げて来た人たちなのだろう。でも結界に入れず、同じ場所を行き来している。そのうち疲れ、座り込んだひとたちがいた。まとまって小さく蹲る姿。俺もそのひとりだと思われているのだろう。黒髪、黒い瞳など、この状況では注視する者もいない。
俺は山を下りる為に走った。何ができる訳でもない。でも動かずにいることもできなかった。下りて行けば施設が見えて来る。馬の姿はない。施設は壊れていない様子だったが、人の姿は見えなかった。みな兵として戦っているのだろうか。
木々が途切れる場所に出て、足を止めた。
戦いの音がするのは、神殿と王城のある方角のようだ。山の中腹にいたから声が良く届いていたのかもしれない。施設内には人がいる。少なくとも山に近い三角屋根の建物の前にはカートが数台停まっている。
近づいて行くと、建物の中に馬がいることがわかった。みんな避難している。建物の傍を歩いていると、建物のドアが開けられ、誰かが覗いた。すぐに閉められたから、警戒されたのかもしれないと思ったら、ドアが大きく開き、腕を引かれて連れ込まれた。
「おまえ、何やってるんだ、逃げられたんじゃなかったのか?」
アイザックだった。もうすでに懐かしい。
「無事だったんだね、良かった」
思わず抱きついてしまった。ちゃんと受け止めてくれたけど、受け止めて、困惑の表情になっている。そしてアイザックの後ろに人がいることに気づいた。みんな俺を見て固まっている。それを見て、黒髪黒い瞳、痣なしだったことを思い出した。
「おまえ、こっち来い」
アイザックに腕を引かれ、施設内の隅っこ、誰の目もない場所に連れて行かれ、座らされ、小声で聞こえる距離に詰められた。
「タグ、外しただろ」
そんな抱きついただけでわかるものなの? 俺はごまかすように笑った。
アイザックは大きくため息を吐く。やっぱりため息。もう慣れた。
「そんなことより状況はどうなってる? ブラッドは? 副神殿長は?」
「神殿は副神殿長の手に落ちた。武力を盾に戦っているのは王軍だ。ブラッドを無傷で取り戻さなければ、自治領から獣が出て来て国が滅ぶ」
「なんで? 副神殿長はなぜブラッドを捕らえて戦う? 聖職者って武力を持たないんじゃないの?」
思わず声が大きくなった。アイザックが俺の口を押える。
「誰が味方か敵かわからない状況だ。ここの者は仕事優先ってヤツが大半で状況を見守っているが、誰が内通者かわからねえ」
俺はアイザックの手に手を置いて、放してもらいながら、コクコクと頷いた。
「でもわからないよ。なぜ副神殿長がこんなことを? 穏やかな人に見えたけど」
「ああ、おまえは会っているのか。だがな、神殿内の確執は根が深い。人は見た目で判断できるものでもない。俺が思うに、副神殿長はこの国を恨んでいる。足が悪いのも知っているだろ? 詳しい理由は知らないが、ひどい拷問にあったという話だ」
「拷問?」
いろんな光景が脳裏に浮かぶ。どんな方法を使われたのかはわからない。でもこの国に拷問の制度があることを知る。どんなことをしたら拷問などされるのだろうか。きっとずっと恨んで来たのだろう。その相手が神殿長で、その背後に国があったということだろうか。だから国が滅んでも良いと思っている?
「ブラッドは知っていて副神殿長の元にいるの? 捕らえられているって聞いたけど、違うの?」
「さぁな、ブラッドがどんな理由で、どんな状況にあるのか、俺に情報は降りて来ねえよ。ただ城と神殿を拠点にして戦っているっていう状況だけだ。要は副神殿長派の騎士隊と、王軍の戦いだ。周りは戦火が届かない場所に避難している」
「もうどちらかが勝つまで終わらないってことだよね」
俺が出て来たところでどうしようもない。たとえ俺がこの戦いのきっかけを作ったのだとしても。
俺が落ち込んで見せたら、アイザックがガシガシと俺の頭を撫でた。もう懐かしく思える行為だ。
「結局のところ、王と神殿がやっかいな二人を同時に怒らせたってところだろう。せっかく獣の難から逃れられて、平和に暮らしていたところだったのにな。残念だ」
「ごめんなさい、俺のせいだ」
俺が馬に乗ったせいで均衡が崩れた。たったあれだけのことで? と思ってしまうけど。
「馬鹿だな、おまえが気に病むことはない。あの馬だっておまえがブラッドの匂いをさせているから乗せたんだ。誰にも内緒だが、あの馬はブラッドも乗せる。元凶はブラッドだ。しかもこれはこの国の問題で、おまえはたまたま巻き込まれただけだ。うまく助けてやれなかった。謝るのは俺の方だ」
アイザックの胸に抱き込まれる。思わず泣きたい気持ちになった。背中に手を回したら、アイザックがビクッと震えた。
「おまえなぁ、タグ外したんだろ? そんなに警戒心が薄くてどうするんだよ。しかもかわいいし、匂いに誘われる」
「そんなのどうでも良い。俺は俺の意志でアイザックに甘えてる。すごく気が楽になった、ありがとう」
「そうか? ぜんぶブラッドのせいにしてしまえば良い。それくらいのこと、あいつはしたんだろ? ほんと許せねえな、タグ外してもあいつの匂いが付きまとっていやがる」
俺は小さく笑った。それは薔薇の庭園にいたからだろう。ブラッドの香りではない。でも薔薇の香りはブラッドの香りで定着しているらしい。
アイザックの腕の中は安心する。ちゃんと地に足を付けて立っていられるようになった。
暇そうにしていれば、音楽を奏でましょうかと楽器を持って来るし、お腹がすきませんかと食べ物を運んでくれる。お風呂も自由に入れるし、庭園と屋敷内は自由に行動させてくれる。でも外へは出してくれない。これも結界なのだろう。ドアまで行けるけど、ドアに触れることができない。庭を歩くことはできるが、庭から外の風景は空だ。建物のひとつも見ることはできなかった。
話もできない。侍女は俺の要求は聞くが、話し相手にはなってくれない。主の許可が必要だとそればかりだ。主とは誰なのか、それも話してくれない。唯一、話のできるシルヴィも、あれから一度も顔を出さなかった。
もう2日何もしていない。主という人が帰って来ると聞いている。でも帰る気配はないし、聞いても誰も答えてくれない。何が知りたいかって、ブラッドだけじゃない。アイザックやハリー、クロードの状況も気になっている。俺に関わっていることは副神殿長も知っているはずだ。内乱に巻き込まれているかもしれない。でもふっと違う思考になる時もある。全部が嘘だと思う時だ。ここに監禁されているだけで、実は何も起こっていない。そう考えた方がしっくり来た。ブラッドが帰って来るまで監禁されている。主はブラッドではないかと思えた。
わからないのが怖い。何が本当で何が嘘か、嘘などないのか。静かな場所にただいるだけでは思考することしかできない。考えれば考えるほど、悪い思考に繋がって行く。自分が壊れて行くような気がした。脳が死んで行くような感覚。それはとても怖い。
今日もまた、ドアの前に立つ。どうして触れないのか、触りたい、開けて外に出たいという意思はあるのに、体が動こうとしないのだ。そうして数時間経ち続けた。なにせやることがない。やりたいことは全部、ドアの外にある。
そのうち胸にあるタグが気になりだす。副神殿長がくれたタグ。ブラッドが付加を施したタグ。俺をこの世界で示すのは、このタグしかない。
思い切って外した。チャリッと音を立てて地面に落ちる。地面が揺れるようなめまいがした。足の下が外れ、落ちるような、浮かぶような、そんな不思議な感覚に捕らわれた。視界が沈む。暗く、深く。
薔薇の匂いが消え、きな臭い匂いが鼻を衝く。
人の声がする。遠く、離れた場所だ。掛け声とか怒号とか、そんな声。くすぶる煙の臭い。何かが落ちて揺れる地面。
俺は山の中腹にいる。たぶん、最初に捕らえられた場所だ。ということは結界の外ということになる。あのタグを外したから、自治領の結界に弾かれたということだろうか。でも望んでいた結果だ。望んでいた結果だけど、望んでいた光景ではない。恐ろしくて手が震えた。地面に膝と手を付いているのだけど、立ち上がる気力もない。
近づいて来る人の声がする。逃げて来たのだろうか。でも不思議だった。これは国と自治領との戦いではないように思える。どう見ても内乱だ。結界のある俺のいる場所は木々が覆い茂り、草も土も以前のまま。戦いの場になった様子はない。
結界に助けを求めて逃げて来た人たちなのだろう。でも結界に入れず、同じ場所を行き来している。そのうち疲れ、座り込んだひとたちがいた。まとまって小さく蹲る姿。俺もそのひとりだと思われているのだろう。黒髪、黒い瞳など、この状況では注視する者もいない。
俺は山を下りる為に走った。何ができる訳でもない。でも動かずにいることもできなかった。下りて行けば施設が見えて来る。馬の姿はない。施設は壊れていない様子だったが、人の姿は見えなかった。みな兵として戦っているのだろうか。
木々が途切れる場所に出て、足を止めた。
戦いの音がするのは、神殿と王城のある方角のようだ。山の中腹にいたから声が良く届いていたのかもしれない。施設内には人がいる。少なくとも山に近い三角屋根の建物の前にはカートが数台停まっている。
近づいて行くと、建物の中に馬がいることがわかった。みんな避難している。建物の傍を歩いていると、建物のドアが開けられ、誰かが覗いた。すぐに閉められたから、警戒されたのかもしれないと思ったら、ドアが大きく開き、腕を引かれて連れ込まれた。
「おまえ、何やってるんだ、逃げられたんじゃなかったのか?」
アイザックだった。もうすでに懐かしい。
「無事だったんだね、良かった」
思わず抱きついてしまった。ちゃんと受け止めてくれたけど、受け止めて、困惑の表情になっている。そしてアイザックの後ろに人がいることに気づいた。みんな俺を見て固まっている。それを見て、黒髪黒い瞳、痣なしだったことを思い出した。
「おまえ、こっち来い」
アイザックに腕を引かれ、施設内の隅っこ、誰の目もない場所に連れて行かれ、座らされ、小声で聞こえる距離に詰められた。
「タグ、外しただろ」
そんな抱きついただけでわかるものなの? 俺はごまかすように笑った。
アイザックは大きくため息を吐く。やっぱりため息。もう慣れた。
「そんなことより状況はどうなってる? ブラッドは? 副神殿長は?」
「神殿は副神殿長の手に落ちた。武力を盾に戦っているのは王軍だ。ブラッドを無傷で取り戻さなければ、自治領から獣が出て来て国が滅ぶ」
「なんで? 副神殿長はなぜブラッドを捕らえて戦う? 聖職者って武力を持たないんじゃないの?」
思わず声が大きくなった。アイザックが俺の口を押える。
「誰が味方か敵かわからない状況だ。ここの者は仕事優先ってヤツが大半で状況を見守っているが、誰が内通者かわからねえ」
俺はアイザックの手に手を置いて、放してもらいながら、コクコクと頷いた。
「でもわからないよ。なぜ副神殿長がこんなことを? 穏やかな人に見えたけど」
「ああ、おまえは会っているのか。だがな、神殿内の確執は根が深い。人は見た目で判断できるものでもない。俺が思うに、副神殿長はこの国を恨んでいる。足が悪いのも知っているだろ? 詳しい理由は知らないが、ひどい拷問にあったという話だ」
「拷問?」
いろんな光景が脳裏に浮かぶ。どんな方法を使われたのかはわからない。でもこの国に拷問の制度があることを知る。どんなことをしたら拷問などされるのだろうか。きっとずっと恨んで来たのだろう。その相手が神殿長で、その背後に国があったということだろうか。だから国が滅んでも良いと思っている?
「ブラッドは知っていて副神殿長の元にいるの? 捕らえられているって聞いたけど、違うの?」
「さぁな、ブラッドがどんな理由で、どんな状況にあるのか、俺に情報は降りて来ねえよ。ただ城と神殿を拠点にして戦っているっていう状況だけだ。要は副神殿長派の騎士隊と、王軍の戦いだ。周りは戦火が届かない場所に避難している」
「もうどちらかが勝つまで終わらないってことだよね」
俺が出て来たところでどうしようもない。たとえ俺がこの戦いのきっかけを作ったのだとしても。
俺が落ち込んで見せたら、アイザックがガシガシと俺の頭を撫でた。もう懐かしく思える行為だ。
「結局のところ、王と神殿がやっかいな二人を同時に怒らせたってところだろう。せっかく獣の難から逃れられて、平和に暮らしていたところだったのにな。残念だ」
「ごめんなさい、俺のせいだ」
俺が馬に乗ったせいで均衡が崩れた。たったあれだけのことで? と思ってしまうけど。
「馬鹿だな、おまえが気に病むことはない。あの馬だっておまえがブラッドの匂いをさせているから乗せたんだ。誰にも内緒だが、あの馬はブラッドも乗せる。元凶はブラッドだ。しかもこれはこの国の問題で、おまえはたまたま巻き込まれただけだ。うまく助けてやれなかった。謝るのは俺の方だ」
アイザックの胸に抱き込まれる。思わず泣きたい気持ちになった。背中に手を回したら、アイザックがビクッと震えた。
「おまえなぁ、タグ外したんだろ? そんなに警戒心が薄くてどうするんだよ。しかもかわいいし、匂いに誘われる」
「そんなのどうでも良い。俺は俺の意志でアイザックに甘えてる。すごく気が楽になった、ありがとう」
「そうか? ぜんぶブラッドのせいにしてしまえば良い。それくらいのこと、あいつはしたんだろ? ほんと許せねえな、タグ外してもあいつの匂いが付きまとっていやがる」
俺は小さく笑った。それは薔薇の庭園にいたからだろう。ブラッドの香りではない。でも薔薇の香りはブラッドの香りで定着しているらしい。
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