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蜜月
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ツヴァイがずっとミコトを見下ろしている。荒い息を吐きながら、時折、頬にキスをくれる。ミコトはもう何も考えられない。ただ気持ちいいが頭の中を支配している。
「とろとろだな、ミコト」
ツヴァイが言う愛のあるセックスは緩やかすぎて辛い。甘くて良いが長く続いている。ミコトの性器からはとろとろと精液が流れ出ていて、腹を汚している。愛液はシーツにしみ込んでしまっているし、それにツヴァイの精液も混じっている。
「気持ちよさそうだ」
ツヴァイだけが冷静だ。冷静にミコトを見下ろして、決定的な瞬間を逃し続けられている。これがカレンの言う愛のあるセックスだというのなら、死ぬほどつらいよと教えてあげたい。
「……も、おねがい、ゆるして」
涙が勝手に流れる。流れるとツヴァイが舌で舐め取る。ヒクヒクと喉を鳴らせば、酒を含んだキスが来る。酒で酔わされ、行為で酔わされ、ミコトはもうダメになっている。ぜんぶが気持ちイイは怖い。この良さは引きずる。終わった後もまた思い出してしまうから、体がおかしくなってしまう。
「おねがい、おねがい、も、ちょうだい、ほしいよ……」
ツヴァイに手を伸ばし、頬に触れる。自分から身をひねってお尻を上にする。そうすると奥にツヴァイが入るから、苦しいけど早くイくことができる。イきながら奥を突かれると頭の中がスパークして、意識が白くなる。その瞬間が得られるのはツヴァイが奥深くを攻めてくれた時だけ。ツヴァイだけ。
「こうやってあの黒竜を誘ったのか?」
「も、やだ、いじわる、やだ」
せっかく奥にあったものがズルッと引き出されて行く。ミコトは懇願して首を振り、横にあるツヴァイの手に手を重ね、強く握った。
「ごめん、ごめんなさい、も、ゆるして、ツヴァイだけ、ツィだけだからぁ」
「二度はないからな」
ツヴァイはそう言うと、ミコトの太ももを持ち、自身の膝の上に座らせた。ミコトの自重で奥を貫く。奥の奥まで到達した衝撃でミコトは息が途切れ、一瞬、意識が飛んだ。
「あ、あ、や、ふかい、ふかいよぉ」
「欲しかったのだろう? ぬくか?」
ツヴァイは楽しんでいる。ミコトが乱れるのを見るのが好きだ。乱れて懇願して、早く終わるのを期待している。意識を飛ばし、ほんの少しの休息を欲するくらい、ツヴァイは限界まで追い詰める。
「いや、やだ、もっと、はやく、ああ、もう、ああ、ダメ、……」
泣きながら荒い息を吐き、ツヴァイが奥を突くたび、意識を混濁させている。直腸の奥まで入れられると、もう言葉が言葉でなくなり、悲鳴のような喘ぎになる。気持ちいいを通り越して凶器だ。こんな場所、普通は入って来られない。それなのに竜の性器は簡単に到達する。到達して最奥を攻めて、そこに精液を入れる。卵を孕ませる為に。
「孕みたいか?」
ツヴァイがミコトの耳元で聞く。
「うん、うん、ちょうだい、ちょうだい、奥に熱いの、ほしい」
うわ言のように繰り返すミコトの言葉に、ツヴァイは気分を良くした。だが孕ませる気はない。シャルのように精子の操作はしないが、奥深くに射精しても孕まないように、精液が奥から流れるように促す。
奥に放つと、ミコトが意識を飛ばす。ぐったりした体をシーツに横たえ、まだ足りないと奥を突く。意識を飛ばしたミコトに反応はない。奥を突く衝撃で口から息が漏れるだけだ。それもまたツヴァイにとっては視覚的にイイ。そのうち意識を取り戻し、まだ奥を攻められていることを知り、再度、追い立てられるよさに怯えるミコトを見るのも好きだ。
ミコトの嫌だは嫌ではない。痺れて動けなくなる朝を迎える。それは初めてのことだ。以前は意識を手放したミコトをベッドに残し、ツヴァイはシャルのところへ帰っていた。シャルの行為が早いからだ。だが今回は大丈夫だろう。さすがにシャルも我慢はしまい。それを良いことに、ツヴァイは自身の限界まで抱こうと思っていた。
「とろとろだな、ミコト」
ツヴァイが言う愛のあるセックスは緩やかすぎて辛い。甘くて良いが長く続いている。ミコトの性器からはとろとろと精液が流れ出ていて、腹を汚している。愛液はシーツにしみ込んでしまっているし、それにツヴァイの精液も混じっている。
「気持ちよさそうだ」
ツヴァイだけが冷静だ。冷静にミコトを見下ろして、決定的な瞬間を逃し続けられている。これがカレンの言う愛のあるセックスだというのなら、死ぬほどつらいよと教えてあげたい。
「……も、おねがい、ゆるして」
涙が勝手に流れる。流れるとツヴァイが舌で舐め取る。ヒクヒクと喉を鳴らせば、酒を含んだキスが来る。酒で酔わされ、行為で酔わされ、ミコトはもうダメになっている。ぜんぶが気持ちイイは怖い。この良さは引きずる。終わった後もまた思い出してしまうから、体がおかしくなってしまう。
「おねがい、おねがい、も、ちょうだい、ほしいよ……」
ツヴァイに手を伸ばし、頬に触れる。自分から身をひねってお尻を上にする。そうすると奥にツヴァイが入るから、苦しいけど早くイくことができる。イきながら奥を突かれると頭の中がスパークして、意識が白くなる。その瞬間が得られるのはツヴァイが奥深くを攻めてくれた時だけ。ツヴァイだけ。
「こうやってあの黒竜を誘ったのか?」
「も、やだ、いじわる、やだ」
せっかく奥にあったものがズルッと引き出されて行く。ミコトは懇願して首を振り、横にあるツヴァイの手に手を重ね、強く握った。
「ごめん、ごめんなさい、も、ゆるして、ツヴァイだけ、ツィだけだからぁ」
「二度はないからな」
ツヴァイはそう言うと、ミコトの太ももを持ち、自身の膝の上に座らせた。ミコトの自重で奥を貫く。奥の奥まで到達した衝撃でミコトは息が途切れ、一瞬、意識が飛んだ。
「あ、あ、や、ふかい、ふかいよぉ」
「欲しかったのだろう? ぬくか?」
ツヴァイは楽しんでいる。ミコトが乱れるのを見るのが好きだ。乱れて懇願して、早く終わるのを期待している。意識を飛ばし、ほんの少しの休息を欲するくらい、ツヴァイは限界まで追い詰める。
「いや、やだ、もっと、はやく、ああ、もう、ああ、ダメ、……」
泣きながら荒い息を吐き、ツヴァイが奥を突くたび、意識を混濁させている。直腸の奥まで入れられると、もう言葉が言葉でなくなり、悲鳴のような喘ぎになる。気持ちいいを通り越して凶器だ。こんな場所、普通は入って来られない。それなのに竜の性器は簡単に到達する。到達して最奥を攻めて、そこに精液を入れる。卵を孕ませる為に。
「孕みたいか?」
ツヴァイがミコトの耳元で聞く。
「うん、うん、ちょうだい、ちょうだい、奥に熱いの、ほしい」
うわ言のように繰り返すミコトの言葉に、ツヴァイは気分を良くした。だが孕ませる気はない。シャルのように精子の操作はしないが、奥深くに射精しても孕まないように、精液が奥から流れるように促す。
奥に放つと、ミコトが意識を飛ばす。ぐったりした体をシーツに横たえ、まだ足りないと奥を突く。意識を飛ばしたミコトに反応はない。奥を突く衝撃で口から息が漏れるだけだ。それもまたツヴァイにとっては視覚的にイイ。そのうち意識を取り戻し、まだ奥を攻められていることを知り、再度、追い立てられるよさに怯えるミコトを見るのも好きだ。
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