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異世界っぽい現実 第4章
MMM(トリプルエム)始動っ!2
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マスターをみんなで守る会、通称トリプルエム。活動内容は俺、つまりマスターを幸せにすること。
結局どっちなんだ?俺を守るのか幸せにするのか、どっちなんだ?
「そんなの決まってるじゃん! 」
望月はまるで朝の挨拶はおはようでしょと当たり前のことを自慢げに話す生意気な弟みたいな言い方をした。俺には弟はいないからさっきの例えはわかりやすかったのかあんまり自信がないのだがそんなことはどうでもいいだろう。
「両方するんだよ! 両方! 」
どうやら全然わかってないのは俺だけのようで、ほかのヤツらは最初からわかってたかのように頷いていた。
「なんで俺を幸せにするんだ? 俺はそんなに幸せに飢えているわけでもないし一体トリプルエムの活動にするほどのことなのか? 」
「え? マスター知らないの? 」
何をだよ。なんか重要なお知らせを俺は見逃したというのか?
「マスターを幸せにしないといけない理由よ。本当に知らないの? 」
早瀬までキョトンととした目で俺を見てくる。
確かにこの1ヶ月弱で色々なことがあった。だからその時の情報量が多すぎる。1つくらい覚えてなくたって許して欲しい。
「私たちがどうしてここにいることができるのか、魔人がどうやってこの世界に来れるのか。そこから話さないとダメね」
「そんな話聞いた覚えないぞ? 」
「え?ご、ごめーん! 私が話してなかったんだ! あはははは……ゴメンね」
ふむ。なら仕方がない。俺には幸せに飢えていない人間を幸せにする理由を聞かされたことは覚えがないのではなく本当になかったようだ。危うく自分の記憶力を疑うとこだった。
しかし、そんな重要なお知らせを何故俺に伝えなかったんだ?
「いやぁー。一緒にいるんだしいつでも言えるかなぁって……それにっ、説明するの難しいし」
ちょっと拗ねる望月。拗ねて許されるのは漢字でもわかるように幼いころだけだぞ。
「いい。私が説明する」
誰も説明を要求した覚えはないのに立花は代打を宣言した。そんなに重要なことなのか?
「そう。あなたが知らなければ困らないことはないが、知っておいて欲しいのもまた事実」
ややこしく話を進めないことを祈る。
「我々天界に住む天界人と魔界に住む魔人には、それぞれこの世界に滞在するために必要なエネルギーがある」
本当に初耳だ。また変な設定でも増やす気か。
「それが『プラスエネルギー』と『マイナスエネルギー』」
単語だけ言われても中二くせェくらいしかわからんぞ?
「我々の住む天界は、この世界の人間が元々持っていたポジティブな思考から生まれたもの。プラスエネルギーとはそんなポジティブな思考をエネルギー化したもの。対して魔界は、この世界にパンドラの箱の封印がとけてうまれたネガティブな思考から生まれたもの。マイナスエネルギーとはそんなネガティブな思考をエネルギー化したもの。我々も魔人たちも例外なくそれらのエネルギーがこの世界に滞在するために必要になる」
なぜだ?今だって普通に俺と会話してることもエネルギーが必要になるのか?
「そう。この世界に存在していると、魔界や天界には絶対に存在しないものがある」
それがポジティブとネガティブらしい。
立花の話によると、天界人はネガティブな感情を、魔人はポジティブな感情を一定量以上浴びると生命に危険が及ぶのだ。一定量をオーバーしなくても体調や魔力の強さに影響を及ぼす。逆にこの世界で天界人がポジティブな感情を、魔人がネガティブな感情を浴びると力が増したり、病状が回復したりするのだ。だから天界人はネガティブな人間からできるだけ距離を置いてポジティブな人間には近付いてくる。反対に魔人はポジティブな人間を避けてネガティブな人間と親しくなろうとする。
「例えるなら、この世界にやって来る魔人や私たちは、スキューバダイビングをしているようなものなの。水の中では呼吸が出来ないからボンベに酸素を積んで行くでしょ? それと同じ。私たちも一定量のプラスエネルギーをあらかじめ持ってきているの。人生に絶望しながら歩いてる人の感情をうっかり浴びちゃったら私たちの身がもたないからね。でも、それにも限りがある。あらかじめ持ってきたプラスエネルギーが底をついたら、私たちは天界に帰らないと行けなくなるの」
早瀬が言葉を付け足した。
なに?じゃあお前たちはいつかこの世界からいなくなるってことなのか?
「大丈夫。そんなに近い将来ではない」
「一体どれくらいそのエネルギーはもつんだ? 」
「不明。あらかじめ持ってきたプラスエネルギーがいつ底をつくのかは1日に何をしたかで決まる」
「どういうことだ? 」
「我々又は魔人がこの世界に存在している時に起こした行動で、保持しているエネルギーの消費量が変わってくる。だがそんなに近い将来ではないことは分かる」
淡々と話す立花に助けられた。もしも早瀬や望月が同じことを言うともっとシリアスになっていたのかもしれない。
誰が今のことを話したって訪れる無情な静寂を、俺は耐えかねていた。
アイツらがいなくなる?全く実感が持てないのはなぜだろう。人間の適応能力ってのは凄い。望月たちと出会っておよそ1ヶ月弱。もうこいつらと一緒にいてやかましい日常を送るなんてこと以外考えられない。もう1人でだだっ広い部屋に暮らしていこうとは思わないし思えない。
俺はこの時気づいていたのかもしれない。気づいていないと思っていたのだが、それは言い訳なのかもしれない。望月や立花、早瀬は俺にとって……。
「もぉっ! なんか暗くなっちゃったじゃん。私たちが帰る日はいつか来るかもしれない。でももっと先な話なんでしょ?その時が来たらそれについて考えればいい。今はその話はダメだからねっ! 」
確かに望月の言う通りかもしれない。今考えたってなんの解決にも導かれないだろうし意味もない。変に落ち込むだけだ。
そんなこんなしているうちに、バスが歴史資料館に到着した。
魔法少女たちはこざっぱりしたしょーもない資料館に興味津々だった。彼女たちからしたら、初めて見るこの世界の歴史なのだ。立花もこういうところは初めてらしく、資料や展示に目ざとくチェックしていた。いつも通りの無表情なのだが、どこか楽しそうにも見える。
今までの展開だと、そろそろ魔人が来てもおかしくないが、今回はそんな気配もないし望月たちもこれといって警戒している様子はない。俺も警戒するのはやめようか。こういうときくらい魔人なんか出てきて欲しくはないし俺だってゆっくり楽しみたいからな。
「ねぇねぇマスターっ! この変な鍵の穴マークみたいなやつはなに? 」
望月が指しているのは緑に染まったデカい古墳だった。
「そいつは古墳っていうやつだ。めちゃくちゃ前の偉い人の墓らしい」
「へぇ。ねえマスターっ! 私がもし死んだらこのお墓よりも大っっっっっっきなお墓をたててね! 」
縁起でもない。それにお前が死ぬ時はきっと……。
言葉の続きがなんなのか気づいてそれをぶちぎった。ダメだ。望月が言ってたじゃないか。考えるのはその時でいいと。なんでそんなこと考えちまうんだ。アイツらがいなくなるのはもっと先の話じゃないか。今は考えるに値しないことくらい自分だってちゃんとわかってたはずなのに。
「どうしたの? マスター」
望月が声をかけてくれたことでなんとか現実に戻ることができた。あのままだと自分を責めまくってメンタルを自爆させた可能性があるからな。
こうして何事もなく終わった歴史資料館に別れを告げ、我らが新1年生はバスを1時間走らせたところにあるテーマパークに向かった。
すぐ近くにバーベキューが出来るところがあるので、今日の昼飯はバーベキューになるようだ。
「バーベキューっ! バーベキューっ! 楽しい楽しいバーベキューっ! 」
自作の歌にもなっていない歌をありったけの笑顔で歌う望月。なんとなくその表情に無理をしている気がしたのは気のせいか?
バスが到着して全員でいただきますと挨拶をすると、ソッコーで俺は昼飯を終わらせ、自由時間となったこの時間を利用しておみやげ屋を探し始めた。仕事の都合でどっかにいる両親と隣のババアに苦情の代わりに要求されたおみやげを買わなければいけないのだ。
クソッ!
両親はともかく隣のババアの好みなんて知るか! お菓子を買うのが一番無難な手ではあるのだが、もしも「この味は嫌いだ」とか言われたらおみやげ兼お詫びの品にはならんだろう。
まぁ深く考えることは無い。おかきでいいか。
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「そんなの決まってるじゃん! 」
望月はまるで朝の挨拶はおはようでしょと当たり前のことを自慢げに話す生意気な弟みたいな言い方をした。俺には弟はいないからさっきの例えはわかりやすかったのかあんまり自信がないのだがそんなことはどうでもいいだろう。
「両方するんだよ! 両方! 」
どうやら全然わかってないのは俺だけのようで、ほかのヤツらは最初からわかってたかのように頷いていた。
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「え? マスター知らないの? 」
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「マスターを幸せにしないといけない理由よ。本当に知らないの? 」
早瀬までキョトンととした目で俺を見てくる。
確かにこの1ヶ月弱で色々なことがあった。だからその時の情報量が多すぎる。1つくらい覚えてなくたって許して欲しい。
「私たちがどうしてここにいることができるのか、魔人がどうやってこの世界に来れるのか。そこから話さないとダメね」
「そんな話聞いた覚えないぞ? 」
「え?ご、ごめーん! 私が話してなかったんだ! あはははは……ゴメンね」
ふむ。なら仕方がない。俺には幸せに飢えていない人間を幸せにする理由を聞かされたことは覚えがないのではなく本当になかったようだ。危うく自分の記憶力を疑うとこだった。
しかし、そんな重要なお知らせを何故俺に伝えなかったんだ?
「いやぁー。一緒にいるんだしいつでも言えるかなぁって……それにっ、説明するの難しいし」
ちょっと拗ねる望月。拗ねて許されるのは漢字でもわかるように幼いころだけだぞ。
「いい。私が説明する」
誰も説明を要求した覚えはないのに立花は代打を宣言した。そんなに重要なことなのか?
「そう。あなたが知らなければ困らないことはないが、知っておいて欲しいのもまた事実」
ややこしく話を進めないことを祈る。
「我々天界に住む天界人と魔界に住む魔人には、それぞれこの世界に滞在するために必要なエネルギーがある」
本当に初耳だ。また変な設定でも増やす気か。
「それが『プラスエネルギー』と『マイナスエネルギー』」
単語だけ言われても中二くせェくらいしかわからんぞ?
「我々の住む天界は、この世界の人間が元々持っていたポジティブな思考から生まれたもの。プラスエネルギーとはそんなポジティブな思考をエネルギー化したもの。対して魔界は、この世界にパンドラの箱の封印がとけてうまれたネガティブな思考から生まれたもの。マイナスエネルギーとはそんなネガティブな思考をエネルギー化したもの。我々も魔人たちも例外なくそれらのエネルギーがこの世界に滞在するために必要になる」
なぜだ?今だって普通に俺と会話してることもエネルギーが必要になるのか?
「そう。この世界に存在していると、魔界や天界には絶対に存在しないものがある」
それがポジティブとネガティブらしい。
立花の話によると、天界人はネガティブな感情を、魔人はポジティブな感情を一定量以上浴びると生命に危険が及ぶのだ。一定量をオーバーしなくても体調や魔力の強さに影響を及ぼす。逆にこの世界で天界人がポジティブな感情を、魔人がネガティブな感情を浴びると力が増したり、病状が回復したりするのだ。だから天界人はネガティブな人間からできるだけ距離を置いてポジティブな人間には近付いてくる。反対に魔人はポジティブな人間を避けてネガティブな人間と親しくなろうとする。
「例えるなら、この世界にやって来る魔人や私たちは、スキューバダイビングをしているようなものなの。水の中では呼吸が出来ないからボンベに酸素を積んで行くでしょ? それと同じ。私たちも一定量のプラスエネルギーをあらかじめ持ってきているの。人生に絶望しながら歩いてる人の感情をうっかり浴びちゃったら私たちの身がもたないからね。でも、それにも限りがある。あらかじめ持ってきたプラスエネルギーが底をついたら、私たちは天界に帰らないと行けなくなるの」
早瀬が言葉を付け足した。
なに?じゃあお前たちはいつかこの世界からいなくなるってことなのか?
「大丈夫。そんなに近い将来ではない」
「一体どれくらいそのエネルギーはもつんだ? 」
「不明。あらかじめ持ってきたプラスエネルギーがいつ底をつくのかは1日に何をしたかで決まる」
「どういうことだ? 」
「我々又は魔人がこの世界に存在している時に起こした行動で、保持しているエネルギーの消費量が変わってくる。だがそんなに近い将来ではないことは分かる」
淡々と話す立花に助けられた。もしも早瀬や望月が同じことを言うともっとシリアスになっていたのかもしれない。
誰が今のことを話したって訪れる無情な静寂を、俺は耐えかねていた。
アイツらがいなくなる?全く実感が持てないのはなぜだろう。人間の適応能力ってのは凄い。望月たちと出会っておよそ1ヶ月弱。もうこいつらと一緒にいてやかましい日常を送るなんてこと以外考えられない。もう1人でだだっ広い部屋に暮らしていこうとは思わないし思えない。
俺はこの時気づいていたのかもしれない。気づいていないと思っていたのだが、それは言い訳なのかもしれない。望月や立花、早瀬は俺にとって……。
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確かに望月の言う通りかもしれない。今考えたってなんの解決にも導かれないだろうし意味もない。変に落ち込むだけだ。
そんなこんなしているうちに、バスが歴史資料館に到着した。
魔法少女たちはこざっぱりしたしょーもない資料館に興味津々だった。彼女たちからしたら、初めて見るこの世界の歴史なのだ。立花もこういうところは初めてらしく、資料や展示に目ざとくチェックしていた。いつも通りの無表情なのだが、どこか楽しそうにも見える。
今までの展開だと、そろそろ魔人が来てもおかしくないが、今回はそんな気配もないし望月たちもこれといって警戒している様子はない。俺も警戒するのはやめようか。こういうときくらい魔人なんか出てきて欲しくはないし俺だってゆっくり楽しみたいからな。
「ねぇねぇマスターっ! この変な鍵の穴マークみたいなやつはなに? 」
望月が指しているのは緑に染まったデカい古墳だった。
「そいつは古墳っていうやつだ。めちゃくちゃ前の偉い人の墓らしい」
「へぇ。ねえマスターっ! 私がもし死んだらこのお墓よりも大っっっっっっきなお墓をたててね! 」
縁起でもない。それにお前が死ぬ時はきっと……。
言葉の続きがなんなのか気づいてそれをぶちぎった。ダメだ。望月が言ってたじゃないか。考えるのはその時でいいと。なんでそんなこと考えちまうんだ。アイツらがいなくなるのはもっと先の話じゃないか。今は考えるに値しないことくらい自分だってちゃんとわかってたはずなのに。
「どうしたの? マスター」
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こうして何事もなく終わった歴史資料館に別れを告げ、我らが新1年生はバスを1時間走らせたところにあるテーマパークに向かった。
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「バーベキューっ! バーベキューっ! 楽しい楽しいバーベキューっ! 」
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バスが到着して全員でいただきますと挨拶をすると、ソッコーで俺は昼飯を終わらせ、自由時間となったこの時間を利用しておみやげ屋を探し始めた。仕事の都合でどっかにいる両親と隣のババアに苦情の代わりに要求されたおみやげを買わなければいけないのだ。
クソッ!
両親はともかく隣のババアの好みなんて知るか! お菓子を買うのが一番無難な手ではあるのだが、もしも「この味は嫌いだ」とか言われたらおみやげ兼お詫びの品にはならんだろう。
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