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MMM(トリプルエム)の夏休みミステリー計画
トリプルエムの事件簿3
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「中村美樹さん、木島蓮夜さん、山岡拓人さん! あなたたちです! 」
早瀬が放ったその言葉に、みんなが沈黙して返した。
「ちょっと待ってよ。だからって、私たちがどうして犯人扱いされないといけないの? 」
美樹さんが沈黙を破って早瀬に反論した。
「先ほども申し上げたとおりです。あなたたちしかいないんです」
自信たっぷりの早瀬に美樹さんも黙りこんだ。
「そういうわけなので3人とも、お話を伺ってもいいですか? 」
「いいとも。僕は犯人じゃないし、ちょっと楽しそうだしね」
「こんな可愛い人の頼みとあっちゃ断れないな」
「……分かりました。なんでも聞いてきてください」
というわけで、3人以外を部屋に返して早瀬が3人に質問を始めた。
「まず、あなたたちと菊子さんの血縁関係を教えてください。できるだけ具体的に。まずは美樹さんから」
「私は、パーティー会場でも言った通り遠い親戚よ。菊子さんの3つ上の姉の孫なの」
真剣にハッキリと美樹さんは答えた。嘘をついているようには見えない。
早瀬は素早くメモをとった。
「ありがとうございます。では蓮夜さんも」
「俺は菊子さんの従兄弟の孫のだ。けっこう遠いだろ? 菊子さんの血なんてほとんどないんだろうな」
おのれナンパやろー。甘い声をまだ放つつもりか。まだ早瀬を誘っているようにうっとりするような甘い声を放った。
嘘をついたような感じはしない。早瀬はそれに何の反応もせずテキパキとメモをとった。
「ありがとうございます。では拓人さん、お願いします」
「僕は菊子さんの叔父の曾孫だよ。そんなに近い親戚ではないね」
ハハハと笑う拓人さん。この人も嘘をついているよう様子はなさそうだ。
ってことは消去法で……誰が犯人だ?だれも嘘をついたようには見えないから、早瀬が間違ってたんじゃないのか?
疑惑の目を早瀬に向けたが、それを早瀬は視線で一蹴した。そんなに鋭い目をこっちに向けるな早瀬。
早瀬は3人を別々の部屋に分け、同じ質問をもう1度した。まぁ分かってたことだけど3人とも同じ答えしか返ってこなかった。
早瀬はもう聞きたいことはないのか、3人を部屋に戻して今度は執事さんに話を聞いた。俺は望月が事件のショックを受けているのかと思い必死に慰めようとしていたので、どんな質問を早瀬がしたのかは分からなかった。
「大丈夫か? 望月。あんな姿の死体を見ちまったんだ。ショックを受けたっておかしくねえよ」
「ううん、大丈夫。真理ちゃんの話がよく分かんなくてずっと考えてただけだから」
こいつはこいつで大丈夫そうだ。こんなところでも望月は望月だな。少し安心した。立花は言うまでもなく無表情なのでショックを受けているのか分からないが、おそらく大丈夫なのだろう。
ホッと安堵のため息をつくと、早瀬が10枚のパネルを貰って戻ってきた。5枚は透明のパネルで、残りの5枚は誰かの顔がでっかく貼ってあるようだが、まだちゃんと見ていないので誰の顔なのかは分からない。
俺たちは早瀬の部屋に集まり、早瀬のシンキングタイムを傍観することになった。
「えぇっと……これとこれを重ねて……」
早瀬はさっき貰ってきた透明のパネルと顔入りのパネルを重ね始めた。よく見るとその顔は西田と菊子さんと美樹さんと蓮夜さん、拓人さんの顔がそれぞれに入ったパネルだった。
早瀬は透明のパネルの下に顔の入ったパネルを置いて、顔の輪郭を写し始めた。その作業を5回繰り返してできたパネルは、5人の顔の輪郭がハッキリと写されていたものだった。しかもけっこう上手い。特徴のある輪郭はよりくっきりと写されている。
俺は早瀬が作業をしている間に立花にこの事件の真相を聞いておいた。多分立花ならもう分かっているのかもしれない。
「立花、この事件の犯人は誰だ? どうやって菊子さんを殺したんだ? こんなどこぞのミステリー小説みたいな話に俺たちを巻き込んだやつは誰なんだ? 」
聞きたいことを要約して立花に質問していたつもりだったが、やはり一気に聞きすぎたな。
「…………………………」
立花は沈黙していた。それが答えというより、俺に話していいのか戸惑っている様子だ。
「この事件の真相は……」
ようやく口を開いた立花の顔にはまだ戸惑いの色が見え隠れしていた。俺は他の人に聞かれてはまずいのかと判断して、立花の口元に耳を近づけた。
立花が淡々と述べた真相は、俺にとってはあまりにも意外すぎるものだった。
「それが真実なのか……? 」
「そう」
「間違いなく? 」
「おそらく今述べたのであっている。今の説で事件の辻褄が全て合うと思われる」
返す言葉が見つからなかった。たしかに立花の言う通りであればこの事件の辻褄は合うだろう。だがそうだとしたら犯人はふざけすぎている。なんと忌々しいやろうだ。そいつを1発ぶん殴りたいぜ。だが今はそんなことをできないしやるつもりもない。
早瀬はパネルに写した顔を、別々の人に当てはめてときおりニヤリと微笑を浮かべた。
「なるほど……そういうことか」
何がわかったのだろうか、俺にはさっぱり分からなかった。早瀬の頭の中では立花が言ったような真相が組み立てられているのだろうか。
ガタッ!
急に早瀬が立ち上がった。
「もう1度現場を見てくるわ。現場100回って言うしね。それじゃ! 」
意気揚々と早瀬は部屋を飛び出して行った。なにか掴めたのだろう。果たしてそれが立花の言った真相なのかどうかは分からないが。
翌日。執事さんに起こされて朝飯を頬張ったが、西田の姿はまだ見えない。執事さんの起こし方が望月よりも圧倒的に丁寧であることに感激できるような空気ではなかったことは言うまでもない。みんな今テーブルを囲んで食事している人たちの中に殺人犯がいると考えてしまっていては、こんな人生に1度食べれるかどうかというレベルの食事に喉が通らないことも無理はない。
そんな空気の中で平気そうなのは3人の魔法少女たちしかいないだろう。望月は相変わらず美味しい美味しいとしきりに料理を褒めながら食べまくり、立花は相変わらず無表情のままお料理吸引機になっているし、早瀬はなにか考え事をしているようだがときたま浮かべる微笑がある意味恐怖だ。早瀬が犯人とする人物はこれからどんな扱いを受けるのだろうか。
食事が終わると、早瀬がみんなを館の地下ホールに集めた。ホールには大きな舞台があり、裏口がいくつもある。
執事さんの話によると控え室を土地の関係で地下に作るわけには行かなかったので各階から地下ホールの裏口に直接行けるようになっている部屋があるらしい。しかもなぜかその部屋は隠し扉があるらしく、そこから地下ホールの裏口に繋がっているというのだ。なんだってそんな意味の無いことをしたのだろうか。
俺の質問に執事さんはこう答えた。
「さぁ、菊子様はご冗談がお好きな方でした。館に仕掛けでも作って来客を驚かせたかったのでしょう」
冗談にしてはやりすぎなような気もする。菊子さんは忍者屋敷でも作りたかったのだろうか。
俺がもうちょっと執事さんとの会話を楽しもうとした時、早瀬がみんなの前に立った。西田の親戚たちも少しざわつき始める。
「おいおい。俺たちはガキの推理ショーなんか見たくねえんだ。はやく電話線を復旧するのを手伝おうぜ」
なんて声も上がり始める始末だ。
たしかにこんなことしてたら怒る人だっていそうだ。無駄な時間を過ごすハメになるかもしれないのだから。
「すみません皆さん。朝のお忙しい時間にお呼びしてしまって。ですがお時間はとらせません。すぐ終わります。ご用がある方ももうしばらく待っててください」
早瀬は詫びの言葉を述べたあと、自信たっぷりの笑顔を見せて自信たっぷりの言葉を言った。
「そのかわり、皆さんの謎を解決させていただきます! 」
早瀬が放ったその言葉に、みんなが沈黙して返した。
「ちょっと待ってよ。だからって、私たちがどうして犯人扱いされないといけないの? 」
美樹さんが沈黙を破って早瀬に反論した。
「先ほども申し上げたとおりです。あなたたちしかいないんです」
自信たっぷりの早瀬に美樹さんも黙りこんだ。
「そういうわけなので3人とも、お話を伺ってもいいですか? 」
「いいとも。僕は犯人じゃないし、ちょっと楽しそうだしね」
「こんな可愛い人の頼みとあっちゃ断れないな」
「……分かりました。なんでも聞いてきてください」
というわけで、3人以外を部屋に返して早瀬が3人に質問を始めた。
「まず、あなたたちと菊子さんの血縁関係を教えてください。できるだけ具体的に。まずは美樹さんから」
「私は、パーティー会場でも言った通り遠い親戚よ。菊子さんの3つ上の姉の孫なの」
真剣にハッキリと美樹さんは答えた。嘘をついているようには見えない。
早瀬は素早くメモをとった。
「ありがとうございます。では蓮夜さんも」
「俺は菊子さんの従兄弟の孫のだ。けっこう遠いだろ? 菊子さんの血なんてほとんどないんだろうな」
おのれナンパやろー。甘い声をまだ放つつもりか。まだ早瀬を誘っているようにうっとりするような甘い声を放った。
嘘をついたような感じはしない。早瀬はそれに何の反応もせずテキパキとメモをとった。
「ありがとうございます。では拓人さん、お願いします」
「僕は菊子さんの叔父の曾孫だよ。そんなに近い親戚ではないね」
ハハハと笑う拓人さん。この人も嘘をついているよう様子はなさそうだ。
ってことは消去法で……誰が犯人だ?だれも嘘をついたようには見えないから、早瀬が間違ってたんじゃないのか?
疑惑の目を早瀬に向けたが、それを早瀬は視線で一蹴した。そんなに鋭い目をこっちに向けるな早瀬。
早瀬は3人を別々の部屋に分け、同じ質問をもう1度した。まぁ分かってたことだけど3人とも同じ答えしか返ってこなかった。
早瀬はもう聞きたいことはないのか、3人を部屋に戻して今度は執事さんに話を聞いた。俺は望月が事件のショックを受けているのかと思い必死に慰めようとしていたので、どんな質問を早瀬がしたのかは分からなかった。
「大丈夫か? 望月。あんな姿の死体を見ちまったんだ。ショックを受けたっておかしくねえよ」
「ううん、大丈夫。真理ちゃんの話がよく分かんなくてずっと考えてただけだから」
こいつはこいつで大丈夫そうだ。こんなところでも望月は望月だな。少し安心した。立花は言うまでもなく無表情なのでショックを受けているのか分からないが、おそらく大丈夫なのだろう。
ホッと安堵のため息をつくと、早瀬が10枚のパネルを貰って戻ってきた。5枚は透明のパネルで、残りの5枚は誰かの顔がでっかく貼ってあるようだが、まだちゃんと見ていないので誰の顔なのかは分からない。
俺たちは早瀬の部屋に集まり、早瀬のシンキングタイムを傍観することになった。
「えぇっと……これとこれを重ねて……」
早瀬はさっき貰ってきた透明のパネルと顔入りのパネルを重ね始めた。よく見るとその顔は西田と菊子さんと美樹さんと蓮夜さん、拓人さんの顔がそれぞれに入ったパネルだった。
早瀬は透明のパネルの下に顔の入ったパネルを置いて、顔の輪郭を写し始めた。その作業を5回繰り返してできたパネルは、5人の顔の輪郭がハッキリと写されていたものだった。しかもけっこう上手い。特徴のある輪郭はよりくっきりと写されている。
俺は早瀬が作業をしている間に立花にこの事件の真相を聞いておいた。多分立花ならもう分かっているのかもしれない。
「立花、この事件の犯人は誰だ? どうやって菊子さんを殺したんだ? こんなどこぞのミステリー小説みたいな話に俺たちを巻き込んだやつは誰なんだ? 」
聞きたいことを要約して立花に質問していたつもりだったが、やはり一気に聞きすぎたな。
「…………………………」
立花は沈黙していた。それが答えというより、俺に話していいのか戸惑っている様子だ。
「この事件の真相は……」
ようやく口を開いた立花の顔にはまだ戸惑いの色が見え隠れしていた。俺は他の人に聞かれてはまずいのかと判断して、立花の口元に耳を近づけた。
立花が淡々と述べた真相は、俺にとってはあまりにも意外すぎるものだった。
「それが真実なのか……? 」
「そう」
「間違いなく? 」
「おそらく今述べたのであっている。今の説で事件の辻褄が全て合うと思われる」
返す言葉が見つからなかった。たしかに立花の言う通りであればこの事件の辻褄は合うだろう。だがそうだとしたら犯人はふざけすぎている。なんと忌々しいやろうだ。そいつを1発ぶん殴りたいぜ。だが今はそんなことをできないしやるつもりもない。
早瀬はパネルに写した顔を、別々の人に当てはめてときおりニヤリと微笑を浮かべた。
「なるほど……そういうことか」
何がわかったのだろうか、俺にはさっぱり分からなかった。早瀬の頭の中では立花が言ったような真相が組み立てられているのだろうか。
ガタッ!
急に早瀬が立ち上がった。
「もう1度現場を見てくるわ。現場100回って言うしね。それじゃ! 」
意気揚々と早瀬は部屋を飛び出して行った。なにか掴めたのだろう。果たしてそれが立花の言った真相なのかどうかは分からないが。
翌日。執事さんに起こされて朝飯を頬張ったが、西田の姿はまだ見えない。執事さんの起こし方が望月よりも圧倒的に丁寧であることに感激できるような空気ではなかったことは言うまでもない。みんな今テーブルを囲んで食事している人たちの中に殺人犯がいると考えてしまっていては、こんな人生に1度食べれるかどうかというレベルの食事に喉が通らないことも無理はない。
そんな空気の中で平気そうなのは3人の魔法少女たちしかいないだろう。望月は相変わらず美味しい美味しいとしきりに料理を褒めながら食べまくり、立花は相変わらず無表情のままお料理吸引機になっているし、早瀬はなにか考え事をしているようだがときたま浮かべる微笑がある意味恐怖だ。早瀬が犯人とする人物はこれからどんな扱いを受けるのだろうか。
食事が終わると、早瀬がみんなを館の地下ホールに集めた。ホールには大きな舞台があり、裏口がいくつもある。
執事さんの話によると控え室を土地の関係で地下に作るわけには行かなかったので各階から地下ホールの裏口に直接行けるようになっている部屋があるらしい。しかもなぜかその部屋は隠し扉があるらしく、そこから地下ホールの裏口に繋がっているというのだ。なんだってそんな意味の無いことをしたのだろうか。
俺の質問に執事さんはこう答えた。
「さぁ、菊子様はご冗談がお好きな方でした。館に仕掛けでも作って来客を驚かせたかったのでしょう」
冗談にしてはやりすぎなような気もする。菊子さんは忍者屋敷でも作りたかったのだろうか。
俺がもうちょっと執事さんとの会話を楽しもうとした時、早瀬がみんなの前に立った。西田の親戚たちも少しざわつき始める。
「おいおい。俺たちはガキの推理ショーなんか見たくねえんだ。はやく電話線を復旧するのを手伝おうぜ」
なんて声も上がり始める始末だ。
たしかにこんなことしてたら怒る人だっていそうだ。無駄な時間を過ごすハメになるかもしれないのだから。
「すみません皆さん。朝のお忙しい時間にお呼びしてしまって。ですがお時間はとらせません。すぐ終わります。ご用がある方ももうしばらく待っててください」
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