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花見の思い出は命懸け
桜の下の大戦争2
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「っ! やるやん! 」
魔人は白鳥に手首をひねってマシンガンの銃口を向け、引き金を引いた。
ドドドドドっ!
桜並木に響き渡る銃声は無慈悲だった。思わず目をそらしてしまう俺を責めないでいただきたい。
「大丈夫、安心して」
「……なんでだ? 」
無表情を維持しながら静かに立花は答えた。
「彼女は生きてる」
そう言われてそらした目を元に戻した。
そこには魔人の手元でバラバラに斬られたみたいなマシンガンとすっかり丸く縮んじまった白鳥がいた。
「ふぎゅう……」
なんて言いながらビクビクしている。驚いているのは魔人の方だ。
「な……なんやこれ! どうなっとるねん……? これ……」
そう言いながらマシンガンをポイッと捨てた魔人はあたりをキョロキョロし始めた。
その時、
「今よ! 真理! 」
工藤がそう叫ぶと、2人は矢と弾を一斉に魔人に向けて発射した。白鳥はそれに素早く反応して後ろにジャンプ回避した。
「やっかいやな……。『召還』! 」
魔人は素早くゴッツイバズーカ砲を2つ取り出して、そいつを工藤と早瀬に向かって乱射した。
「っ! 」
「なっ? 」
2人は驚きながらも後方へジャンピング回避した。
一方矢と弾は爆風で吹き飛ばされたらしく、1発も魔人に当たることは無かった。
「とおっりゃあああああああっ! 」
上からそんな叫び声が聞こえるなーとか思ってたら、空から信号機が降ってきた。
どうなってんだよ……信号機なんて降ってくるもんじゃねえって!
「なんでやねん! 信号機って降るもんちゃうやろ! 」
おお~。大阪弁の『なんでやねん』頂きました~。
魔人は全力ダッシュで信号機をなんとか避け、
「『召還』! 」
再び大太刀を取り出した。信号機の上には望月が乗っていた。
「マスターっ! 立花さんが作ってくれたんだ~っ! いいでしょ? いいでしょっ? 」
全然よくねえよ。どこに憧れる要素あるんだよ。
「なんで信号機作ったんだ? 立花」
「……奇襲するには上空からの攻撃が最良と判断し、望月さんに頼んで実行することになった」
ふーん、なるほど。それじゃ質問に答えたことにはならんけどな。
「信号機にした理由は簡単。足場がついていて上から落としたら充分凶器になるから」
そんだけかよ。
「『召還』! 」
望月は小太刀を取り出して、信号機から降りた。
「『アクセルレイド・2』! 」
望月は消えたと思ったら一瞬で魔人の目の前に来ていた。
「なっ……! 速いねんお前! 」
この言葉が結果論的には火蓋を切ったのだろうか。
望月は一気に魔人を攻めようと素早く斬りかかった。それを魔人は大太刀のパワーで薙ぎ払う。薙ぎ払われた望月は着地した瞬間に素早く切り替えて斬りかかり、また大太刀に薙ぎ払われる。
これが超高速で繰り返されているのだ。範囲の広いつば競り合いみたいなもんか。
既に工藤と早瀬は超スピード勝負に割って入れるはずもなく、観戦するしかないようだ。
両者とも全く隙を作らず相手の隙をつこうとしているが、流石に長い間続けるとジリ貧になってくる。
それを打破したのは、
「ハイにゃっ! 」
白鳥だった。
白鳥は魔人の背中をぶん殴って桜の樹海まで吹っ飛ばした。
「『アクセルレイド・3』! やあぁっ! 」
大きくジャンプした望月は、桜の木を踏み台にして一瞬で魔人の背後に回った。
真っ青なツインテールをたなびかせ、それを予期していたかのように横にそれて回避した。
「甘いっちゅーねんアホ! 『召喚』! 」
魔人の手に握られたのは、矢である。
弓はどうした? 弓は。
腕を弧を描くように横に振った魔人だったが、望月は後方に大きくジャンプして信号機の上に飛び乗った。
「逃げんなボケ! 『身体強制超速化』! 」
「えっ! あれって……? 」
「はにゃっ? 」
望月と白鳥がほとんど同時に驚きの声をあげた。
それもそうだろう。俺だってかなり驚いたさ。魔人が能力を発動した時、長方形と丸い2つの魔法陣が左右から挟み込むように現れたのだ。
「私たちの……」
「魔法陣……? 」
どうなってんだ? 能力の名前も2人の能力を合わせたような名前である。
「これで最期や。捕獲対象はん、パクらせてもらうで……」
魔人の黄色く光る目が、この状況のヤバさを物語っていた。
「どうなってるの? マスター、あの魔人の能力分かるー? 」
ンなわけあるか。
少なくともお前らよりはこの状況に慣れてるつもりは無いからな。全人類と比べたら俺の圧勝だろうけど。
「へっへーん! アンタらに私の能力が分かってたまるか! ってか、分かったとしてもどーしようもないっちゅー能力や! 詰んだでお前ら! 」
明らかにフラグ発言とも取れるような言動を無視して、望月は魔人に突撃していった。
もちろん超スピードである。
「『召還』! 」
魔人がそう言って取り出したのはさっきよりもちょこっと小さい銃だった。大太刀とともに構えて望月に挑むつもりらしい。
「くらえ! 」
魔人は銃を望月に向かってぶっぱなした。それを大ジャンプで避ける望月。
「『ダークネス・ソード』! 」
大太刀に真っ黒いオーラを帯びさせた魔人は、猛スピードで突進してくる望月に横一閃で応じた。
立花はそれを見て素早く反応した。手を望月に向かってかざしたのだ。
楽だよな、それ以外の動作いらないんだから。
そんなことを考えているうちに、望月の目の前が壁で覆われた。
魔人の横一閃はその壁を真っ二つにして、さらに望月に向かって突進した。
「ようやく分かった」
ハラハラしながら戦闘シーンを見てる俺に向かってボソッと話しかけたのは立花である。
「あいつの能力をか? 」
コックリと頷いて、
「そう」
思ったよりあっさり分かるもんである。
ちなみにこうやって話している間にも、魔人と望月はバカでかい土煙を上げながら高速で戦闘しているところだ。
「おそらく彼女の能力は、相手の能力を見ることで一部をコピーすることができるもの。コピーした能力の複数同時展開も可能」
チートじゃねえのか? それ。
立花の説明によると、魔人が出した能力は全て望月たち魔法少女の能力に当てはめれるらしい。
アクセルフォームは望月と白鳥の、大太刀に黒いオーラを纏わせたり矢を召喚したのは工藤の、あらゆる銃を召喚したのは早瀬の、ツタが絡まった時にそいつを燃やしたのは立花の能力ってことらしい。
「なにか俺に協力出来ることはないか? この中で唯一能力を持たない俺だったら……」
俺が続きを言いかけると、立花が無表情のまま俺を睨みつけた。
今まであらゆる立花の無表情を見てきた俺だが、恐怖を感じるのは初めてだ。
「あなたを守るのが私たちの使命。そのために今まで、そして今も命を懸けている。下手なマネは許さない」
「す、すまねぇ……」
立花がさらに俺へ追い打ちをかけようと口を開きかけた時、
「うわっ? 」
望月が思いっきり吹っ飛ばされた。魔人の手にはゴッツイロケランがある。
「愛果ちゃん、私が代わりにやるよ。援護射撃程度であれば結ちゃんも協力してくれるって言ってるし」
早瀬はそう言うと望月を後ろに下げた。
「『召喚』! 」
早瀬の手に握られていたのは、でっかいライフルとゴツイマシンガンだった。
「お? 選手交代か! ええでええで! タイマンやったら楽勝で勝てるわ! 」
魔人はニヤリと笑みを浮かべた。
「舐めないでね、魔人さん」
早瀬は片手に持っているマシンガンをいきなりぶっぱなし始めた。弾は魔人の周りに行くとピタリと止まり、魔人を包囲し始めた。どっかで見たことあるような気が……。
「『ダイナマイトプリズン』! 」
四方八方を囲んでいる弾は魔人に向かって突撃していき、一気に爆発四散し始めた。
ってそれ魔空包囲弾じゃねえか!
魔人は白鳥に手首をひねってマシンガンの銃口を向け、引き金を引いた。
ドドドドドっ!
桜並木に響き渡る銃声は無慈悲だった。思わず目をそらしてしまう俺を責めないでいただきたい。
「大丈夫、安心して」
「……なんでだ? 」
無表情を維持しながら静かに立花は答えた。
「彼女は生きてる」
そう言われてそらした目を元に戻した。
そこには魔人の手元でバラバラに斬られたみたいなマシンガンとすっかり丸く縮んじまった白鳥がいた。
「ふぎゅう……」
なんて言いながらビクビクしている。驚いているのは魔人の方だ。
「な……なんやこれ! どうなっとるねん……? これ……」
そう言いながらマシンガンをポイッと捨てた魔人はあたりをキョロキョロし始めた。
その時、
「今よ! 真理! 」
工藤がそう叫ぶと、2人は矢と弾を一斉に魔人に向けて発射した。白鳥はそれに素早く反応して後ろにジャンプ回避した。
「やっかいやな……。『召還』! 」
魔人は素早くゴッツイバズーカ砲を2つ取り出して、そいつを工藤と早瀬に向かって乱射した。
「っ! 」
「なっ? 」
2人は驚きながらも後方へジャンピング回避した。
一方矢と弾は爆風で吹き飛ばされたらしく、1発も魔人に当たることは無かった。
「とおっりゃあああああああっ! 」
上からそんな叫び声が聞こえるなーとか思ってたら、空から信号機が降ってきた。
どうなってんだよ……信号機なんて降ってくるもんじゃねえって!
「なんでやねん! 信号機って降るもんちゃうやろ! 」
おお~。大阪弁の『なんでやねん』頂きました~。
魔人は全力ダッシュで信号機をなんとか避け、
「『召還』! 」
再び大太刀を取り出した。信号機の上には望月が乗っていた。
「マスターっ! 立花さんが作ってくれたんだ~っ! いいでしょ? いいでしょっ? 」
全然よくねえよ。どこに憧れる要素あるんだよ。
「なんで信号機作ったんだ? 立花」
「……奇襲するには上空からの攻撃が最良と判断し、望月さんに頼んで実行することになった」
ふーん、なるほど。それじゃ質問に答えたことにはならんけどな。
「信号機にした理由は簡単。足場がついていて上から落としたら充分凶器になるから」
そんだけかよ。
「『召還』! 」
望月は小太刀を取り出して、信号機から降りた。
「『アクセルレイド・2』! 」
望月は消えたと思ったら一瞬で魔人の目の前に来ていた。
「なっ……! 速いねんお前! 」
この言葉が結果論的には火蓋を切ったのだろうか。
望月は一気に魔人を攻めようと素早く斬りかかった。それを魔人は大太刀のパワーで薙ぎ払う。薙ぎ払われた望月は着地した瞬間に素早く切り替えて斬りかかり、また大太刀に薙ぎ払われる。
これが超高速で繰り返されているのだ。範囲の広いつば競り合いみたいなもんか。
既に工藤と早瀬は超スピード勝負に割って入れるはずもなく、観戦するしかないようだ。
両者とも全く隙を作らず相手の隙をつこうとしているが、流石に長い間続けるとジリ貧になってくる。
それを打破したのは、
「ハイにゃっ! 」
白鳥だった。
白鳥は魔人の背中をぶん殴って桜の樹海まで吹っ飛ばした。
「『アクセルレイド・3』! やあぁっ! 」
大きくジャンプした望月は、桜の木を踏み台にして一瞬で魔人の背後に回った。
真っ青なツインテールをたなびかせ、それを予期していたかのように横にそれて回避した。
「甘いっちゅーねんアホ! 『召喚』! 」
魔人の手に握られたのは、矢である。
弓はどうした? 弓は。
腕を弧を描くように横に振った魔人だったが、望月は後方に大きくジャンプして信号機の上に飛び乗った。
「逃げんなボケ! 『身体強制超速化』! 」
「えっ! あれって……? 」
「はにゃっ? 」
望月と白鳥がほとんど同時に驚きの声をあげた。
それもそうだろう。俺だってかなり驚いたさ。魔人が能力を発動した時、長方形と丸い2つの魔法陣が左右から挟み込むように現れたのだ。
「私たちの……」
「魔法陣……? 」
どうなってんだ? 能力の名前も2人の能力を合わせたような名前である。
「これで最期や。捕獲対象はん、パクらせてもらうで……」
魔人の黄色く光る目が、この状況のヤバさを物語っていた。
「どうなってるの? マスター、あの魔人の能力分かるー? 」
ンなわけあるか。
少なくともお前らよりはこの状況に慣れてるつもりは無いからな。全人類と比べたら俺の圧勝だろうけど。
「へっへーん! アンタらに私の能力が分かってたまるか! ってか、分かったとしてもどーしようもないっちゅー能力や! 詰んだでお前ら! 」
明らかにフラグ発言とも取れるような言動を無視して、望月は魔人に突撃していった。
もちろん超スピードである。
「『召還』! 」
魔人がそう言って取り出したのはさっきよりもちょこっと小さい銃だった。大太刀とともに構えて望月に挑むつもりらしい。
「くらえ! 」
魔人は銃を望月に向かってぶっぱなした。それを大ジャンプで避ける望月。
「『ダークネス・ソード』! 」
大太刀に真っ黒いオーラを帯びさせた魔人は、猛スピードで突進してくる望月に横一閃で応じた。
立花はそれを見て素早く反応した。手を望月に向かってかざしたのだ。
楽だよな、それ以外の動作いらないんだから。
そんなことを考えているうちに、望月の目の前が壁で覆われた。
魔人の横一閃はその壁を真っ二つにして、さらに望月に向かって突進した。
「ようやく分かった」
ハラハラしながら戦闘シーンを見てる俺に向かってボソッと話しかけたのは立花である。
「あいつの能力をか? 」
コックリと頷いて、
「そう」
思ったよりあっさり分かるもんである。
ちなみにこうやって話している間にも、魔人と望月はバカでかい土煙を上げながら高速で戦闘しているところだ。
「おそらく彼女の能力は、相手の能力を見ることで一部をコピーすることができるもの。コピーした能力の複数同時展開も可能」
チートじゃねえのか? それ。
立花の説明によると、魔人が出した能力は全て望月たち魔法少女の能力に当てはめれるらしい。
アクセルフォームは望月と白鳥の、大太刀に黒いオーラを纏わせたり矢を召喚したのは工藤の、あらゆる銃を召喚したのは早瀬の、ツタが絡まった時にそいつを燃やしたのは立花の能力ってことらしい。
「なにか俺に協力出来ることはないか? この中で唯一能力を持たない俺だったら……」
俺が続きを言いかけると、立花が無表情のまま俺を睨みつけた。
今まであらゆる立花の無表情を見てきた俺だが、恐怖を感じるのは初めてだ。
「あなたを守るのが私たちの使命。そのために今まで、そして今も命を懸けている。下手なマネは許さない」
「す、すまねぇ……」
立花がさらに俺へ追い打ちをかけようと口を開きかけた時、
「うわっ? 」
望月が思いっきり吹っ飛ばされた。魔人の手にはゴッツイロケランがある。
「愛果ちゃん、私が代わりにやるよ。援護射撃程度であれば結ちゃんも協力してくれるって言ってるし」
早瀬はそう言うと望月を後ろに下げた。
「『召喚』! 」
早瀬の手に握られていたのは、でっかいライフルとゴツイマシンガンだった。
「お? 選手交代か! ええでええで! タイマンやったら楽勝で勝てるわ! 」
魔人はニヤリと笑みを浮かべた。
「舐めないでね、魔人さん」
早瀬は片手に持っているマシンガンをいきなりぶっぱなし始めた。弾は魔人の周りに行くとピタリと止まり、魔人を包囲し始めた。どっかで見たことあるような気が……。
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