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花見の思い出は命懸け
決着
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「『ダイナマイトプリズン』! 」
四方八方を囲んでいる弾は魔人に向かって突撃していき、一気に爆発四散し始めた。
ってそれ魔空包囲弾じゃねえか!
俺の(心の中の)ツッコミも虚しく技を決めた早瀬は、
「やったかな? 」
と、はやくもフラグ建築を始めやがった。爆煙はしばらくするとスグに薄らいでいった。案の定、魔人の影はちゃんと見えている。
「やってなかったか……」
早瀬が落胆の声を漏らす。
ところで、ここでアンドロイドバリアーとか魔人が張ってたら、まさにあの戦いの再現でしかなくなる。
「まだまだやな、天界人さんたち……」
そう言った魔人は、両腕を顔の前でバツ印形にクロスさせていた。
バリアーではなく普通にガードってことらしい。
「今度はこっちから仕掛けさせてもらうで! 『召喚』! 」
魔人が取り出したのは小太刀くらいの大きさをしたマシンガンだった。
ドドドドッ!
凄まじい銃声が響き渡ると同時に、早瀬の足元が蜂の巣になった。俺たちの視線が蜂の巣に向かってフリーズする。
と、その時。
「貰ったで! まずは1人や! 」
魔人は早瀬の背後に素早く回り込み、後頭部に銃口を突きつけた。
「なるほど……。地面を蜂の巣にしたのは、そこに注意を引きつけるためってわけね……」
「そういうこっちゃな。やけど、冷静に分析なんかしとる場合やないで……。ゲームオーバーや。観念せえよ……」
魔人が冷笑を浮かべる。
「あなたも……油断大敵ね」
早瀬はそう言うと、手に握っていた2丁のマシンガンを魔人の腰に突きつけた。
「相討ちの覚悟は出来てる? 詰めが甘かったのよ」
早瀬もまた、魔人と同じように冷笑を浮かべる。さらに、
「あなたの負けよ。魔人さん。私にかかればアナタが引き金を引くよりもはやくこの矢を放てる」
そう言って工藤が弓を構えた。矢は神々しい光を放ち始め、莫大なエネルギーが集中している。
「早瀬さん! はやくぶっぱなしなさい! 魔人が引き金を引こうとしたら私が矢を撃つ! 」
魔人の額にたらりと冷や汗が滴り始める。
その時だった。
「せいや! 」
マヌケな掛け声をと共に魔人が吹っ飛んだ。白鳥が蹴り飛ばしたらしい。
地面に転がりながら体制を立て直した魔人は、苦い顔をしてこっちを睨んできた。
「なるほど……眼には眼を、歯には歯を……っちゅうわけか……」
「そゆことっ」
なるほどな。
相討ちマシンガンに魔人の気を引かせて、白鳥の攻撃に直前まで気付かせないようにするって作戦か。
「『召喚』! おもしろい……アンタら舐めてたらあかんわ。全力でいかせてもらうで! 」
魔人は大太刀を取り出し、2丁持っていたマシンガンのうち1丁をポイ捨てした。
「『ダークネス・ブレイド』! さてさて……誰からやったろかな? 」
魔人はそう呟きながら周囲をくるりと見回した。
「決めた! お前や! 」
という声と同時に、魔人は立花に向かっていった。
「立花さん避けてて! 『マジックマシンガン・フレイムサークル』! 」
魔人の動きに素早く反応した早瀬は炎を纏ったマシンガンの弾をぶっぱなしまくった。
弾は魔人の周りを円を描いて着弾し、たちまち魔人の周囲が炎で包まれた。
「んなっ? でもまぁなんとかなるし、ノープロブレムやでぇ! 」
そう言った魔人は、足元から滝のような水を噴き出し始めた。白煙をあげながら囲んでいた火はたちまち消えていった。
俺たちに見せつけた魔人のドヤ顔がウザい。
「あなたは私たちを甘く見すぎている。油断しているのが手に取るように分かるから」
そう言うと、一瞬だけ隙ができた魔人に向かって手をかざす立花。
水の引けた魔人の足元からミサイルが生えてきた。
「え? ちょっ……おまっ……! 」
何かを言おうとしているの魔人に向かって容赦なく手をかざし続ける立花である。
ミサイルが生えた地面を魔人ごと持ち上げ、魔人がバランスを崩したところでミサイルを放った。
轟音。爆炎。そして静寂が訪れる。
「倒せたんだよな? 立花」
「まだ倒せてはいない。おそらく今の攻撃を、魔人は1発もくらってはいない」
マジかよ……。
「……どうやってあれから回避したんだ? 不可能に近いだろ、あれ全部避けるのは」
立花が俺に説明するために口を開こうとすると、
「教えたろか! タップリとな! 」
いつの間にか背後にいた魔人が大太刀を俺に向かって横一閃してきた。
バチッ!
凄まじい光とともに電撃音みたいなのが聞こえてきた。
静電気で指がバチッってなるヤツのクソでかい音バージョンみたいなやつだ。
「しまった。シールドを破壊された」
ポツリと小さな無感情声でそう言う立花。
シールド? ナンジャそりゃ。
頭に浮かんだハテナマークはスグに解決した。
俺の周りを半円状になって囲んでいるバリアーみたいなのが見える。そいつが魔人の斬撃されたところを中心に崩壊していった。今のがシールドなんだろう。
「大元の捕獲対象から攻撃シールドするべきやったな……。でもこれで終わりやで、天界人ども! 」
左足を思いっきり踏み込んで俺の懐に一瞬で来た魔人は、大太刀を構えた。今度は縦一閃する気だ。
ヤバイ……マジで終わる……! 死ぬっ!
そう覚悟していたその時、
ガクッ……!
視線が一瞬で腰の高さくらいまで落ちる。ものすごいスピードで俺の目の前に現れた影を、俺の目はギリッギリで捉えていた。
「望月……! 」
望月は俺の目の前に立ち、縦一閃してきた魔人の大太刀を小太刀で受け止めていた。
「マスター、大丈夫? 死ぬなんて考えちゃダメだよっ! 」
俺に向けて一瞬ニコッと笑ってみせる望月。
そうか……。そうだった……。俺はまだ絶望しちゃいけねえんだ。俺が絶望したら望月たちが俺のマイナスエネルギーとやらで弱体化しちまう。そんなことしちゃ……ダメに決まってんだろ。
望月は素早くしゃがんで、魔人が反応する前に足を払った。体制を崩す魔人。
「やあぁっ! 」
叫び声とともに魔人の体に突きを繰り出そうとする望月。
だが魔人はそれにすぐ反応して、望月の攻撃を大太刀で受け流した。そして地面に着地したと同時に望月に斬りかかった。
望月はそれを棒立ちして静観している。
バチッ!
魔人の斬撃が望月の目の前にまで来た時、立花特製のシールドが望月を覆った。
「なっ……! チートやろチート! 」
抗議の声を上げる魔人。
だが、そんな油断した時に白鳥が魔人へパンチを繰り出した。顔面に向かって思いっきりである。魔人が大きく吹っ飛んでいったその先には、早瀬が待ち構えていた。
「私たちの王手よ、将棋ならね。『召喚』! 」
そう言って早瀬が取り出したのは、ゴッツイバズーカ砲である。
魔人がリアクション取る前にすかさず撃ち込み始める早瀬。爆炎が轟音とともに上がる。だが、魔人はいつの間にか早瀬の背後に回り込んでいた。
「これでチェックメイトやな」
魔人が早瀬に向かって斬りかかったその時、
「『黄金の殺し矢』! 」
工藤からバカでかい光の矢が放たれた。
矢は魔人が避けようとした時に数百の小さな矢に分裂し、それら全てが魔人に向かって飛んでいった。
「ヤバッ! 避けきれへん……! 」
魔人は爆炎の中に包まれた。爆炎が晴れてくると、相変わらず魔人の影が見えた。
しかしその姿はボロボロだ。まともに矢をくらったのだろう。
「くそ……やってくれやがったやん……でもこれでデータ集めは終いや」
そう言った魔人は、黒煙に包まれたかと思うといつの間にか消え去っていた。
俺たちは魔人がいなくなったことを確認すると立花が空間魔法を解除して、西田のバカでかい花見会場に戻ってきた。
1日以上の疲労感が今更ながらにどっと襲ってくる。
「おいマスター、とっとと花見始めよーぜ! 」
ったく……しばらく桜は見たくないな……。
四方八方を囲んでいる弾は魔人に向かって突撃していき、一気に爆発四散し始めた。
ってそれ魔空包囲弾じゃねえか!
俺の(心の中の)ツッコミも虚しく技を決めた早瀬は、
「やったかな? 」
と、はやくもフラグ建築を始めやがった。爆煙はしばらくするとスグに薄らいでいった。案の定、魔人の影はちゃんと見えている。
「やってなかったか……」
早瀬が落胆の声を漏らす。
ところで、ここでアンドロイドバリアーとか魔人が張ってたら、まさにあの戦いの再現でしかなくなる。
「まだまだやな、天界人さんたち……」
そう言った魔人は、両腕を顔の前でバツ印形にクロスさせていた。
バリアーではなく普通にガードってことらしい。
「今度はこっちから仕掛けさせてもらうで! 『召喚』! 」
魔人が取り出したのは小太刀くらいの大きさをしたマシンガンだった。
ドドドドッ!
凄まじい銃声が響き渡ると同時に、早瀬の足元が蜂の巣になった。俺たちの視線が蜂の巣に向かってフリーズする。
と、その時。
「貰ったで! まずは1人や! 」
魔人は早瀬の背後に素早く回り込み、後頭部に銃口を突きつけた。
「なるほど……。地面を蜂の巣にしたのは、そこに注意を引きつけるためってわけね……」
「そういうこっちゃな。やけど、冷静に分析なんかしとる場合やないで……。ゲームオーバーや。観念せえよ……」
魔人が冷笑を浮かべる。
「あなたも……油断大敵ね」
早瀬はそう言うと、手に握っていた2丁のマシンガンを魔人の腰に突きつけた。
「相討ちの覚悟は出来てる? 詰めが甘かったのよ」
早瀬もまた、魔人と同じように冷笑を浮かべる。さらに、
「あなたの負けよ。魔人さん。私にかかればアナタが引き金を引くよりもはやくこの矢を放てる」
そう言って工藤が弓を構えた。矢は神々しい光を放ち始め、莫大なエネルギーが集中している。
「早瀬さん! はやくぶっぱなしなさい! 魔人が引き金を引こうとしたら私が矢を撃つ! 」
魔人の額にたらりと冷や汗が滴り始める。
その時だった。
「せいや! 」
マヌケな掛け声をと共に魔人が吹っ飛んだ。白鳥が蹴り飛ばしたらしい。
地面に転がりながら体制を立て直した魔人は、苦い顔をしてこっちを睨んできた。
「なるほど……眼には眼を、歯には歯を……っちゅうわけか……」
「そゆことっ」
なるほどな。
相討ちマシンガンに魔人の気を引かせて、白鳥の攻撃に直前まで気付かせないようにするって作戦か。
「『召喚』! おもしろい……アンタら舐めてたらあかんわ。全力でいかせてもらうで! 」
魔人は大太刀を取り出し、2丁持っていたマシンガンのうち1丁をポイ捨てした。
「『ダークネス・ブレイド』! さてさて……誰からやったろかな? 」
魔人はそう呟きながら周囲をくるりと見回した。
「決めた! お前や! 」
という声と同時に、魔人は立花に向かっていった。
「立花さん避けてて! 『マジックマシンガン・フレイムサークル』! 」
魔人の動きに素早く反応した早瀬は炎を纏ったマシンガンの弾をぶっぱなしまくった。
弾は魔人の周りを円を描いて着弾し、たちまち魔人の周囲が炎で包まれた。
「んなっ? でもまぁなんとかなるし、ノープロブレムやでぇ! 」
そう言った魔人は、足元から滝のような水を噴き出し始めた。白煙をあげながら囲んでいた火はたちまち消えていった。
俺たちに見せつけた魔人のドヤ顔がウザい。
「あなたは私たちを甘く見すぎている。油断しているのが手に取るように分かるから」
そう言うと、一瞬だけ隙ができた魔人に向かって手をかざす立花。
水の引けた魔人の足元からミサイルが生えてきた。
「え? ちょっ……おまっ……! 」
何かを言おうとしているの魔人に向かって容赦なく手をかざし続ける立花である。
ミサイルが生えた地面を魔人ごと持ち上げ、魔人がバランスを崩したところでミサイルを放った。
轟音。爆炎。そして静寂が訪れる。
「倒せたんだよな? 立花」
「まだ倒せてはいない。おそらく今の攻撃を、魔人は1発もくらってはいない」
マジかよ……。
「……どうやってあれから回避したんだ? 不可能に近いだろ、あれ全部避けるのは」
立花が俺に説明するために口を開こうとすると、
「教えたろか! タップリとな! 」
いつの間にか背後にいた魔人が大太刀を俺に向かって横一閃してきた。
バチッ!
凄まじい光とともに電撃音みたいなのが聞こえてきた。
静電気で指がバチッってなるヤツのクソでかい音バージョンみたいなやつだ。
「しまった。シールドを破壊された」
ポツリと小さな無感情声でそう言う立花。
シールド? ナンジャそりゃ。
頭に浮かんだハテナマークはスグに解決した。
俺の周りを半円状になって囲んでいるバリアーみたいなのが見える。そいつが魔人の斬撃されたところを中心に崩壊していった。今のがシールドなんだろう。
「大元の捕獲対象から攻撃シールドするべきやったな……。でもこれで終わりやで、天界人ども! 」
左足を思いっきり踏み込んで俺の懐に一瞬で来た魔人は、大太刀を構えた。今度は縦一閃する気だ。
ヤバイ……マジで終わる……! 死ぬっ!
そう覚悟していたその時、
ガクッ……!
視線が一瞬で腰の高さくらいまで落ちる。ものすごいスピードで俺の目の前に現れた影を、俺の目はギリッギリで捉えていた。
「望月……! 」
望月は俺の目の前に立ち、縦一閃してきた魔人の大太刀を小太刀で受け止めていた。
「マスター、大丈夫? 死ぬなんて考えちゃダメだよっ! 」
俺に向けて一瞬ニコッと笑ってみせる望月。
そうか……。そうだった……。俺はまだ絶望しちゃいけねえんだ。俺が絶望したら望月たちが俺のマイナスエネルギーとやらで弱体化しちまう。そんなことしちゃ……ダメに決まってんだろ。
望月は素早くしゃがんで、魔人が反応する前に足を払った。体制を崩す魔人。
「やあぁっ! 」
叫び声とともに魔人の体に突きを繰り出そうとする望月。
だが魔人はそれにすぐ反応して、望月の攻撃を大太刀で受け流した。そして地面に着地したと同時に望月に斬りかかった。
望月はそれを棒立ちして静観している。
バチッ!
魔人の斬撃が望月の目の前にまで来た時、立花特製のシールドが望月を覆った。
「なっ……! チートやろチート! 」
抗議の声を上げる魔人。
だが、そんな油断した時に白鳥が魔人へパンチを繰り出した。顔面に向かって思いっきりである。魔人が大きく吹っ飛んでいったその先には、早瀬が待ち構えていた。
「私たちの王手よ、将棋ならね。『召喚』! 」
そう言って早瀬が取り出したのは、ゴッツイバズーカ砲である。
魔人がリアクション取る前にすかさず撃ち込み始める早瀬。爆炎が轟音とともに上がる。だが、魔人はいつの間にか早瀬の背後に回り込んでいた。
「これでチェックメイトやな」
魔人が早瀬に向かって斬りかかったその時、
「『黄金の殺し矢』! 」
工藤からバカでかい光の矢が放たれた。
矢は魔人が避けようとした時に数百の小さな矢に分裂し、それら全てが魔人に向かって飛んでいった。
「ヤバッ! 避けきれへん……! 」
魔人は爆炎の中に包まれた。爆炎が晴れてくると、相変わらず魔人の影が見えた。
しかしその姿はボロボロだ。まともに矢をくらったのだろう。
「くそ……やってくれやがったやん……でもこれでデータ集めは終いや」
そう言った魔人は、黒煙に包まれたかと思うといつの間にか消え去っていた。
俺たちは魔人がいなくなったことを確認すると立花が空間魔法を解除して、西田のバカでかい花見会場に戻ってきた。
1日以上の疲労感が今更ながらにどっと襲ってくる。
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