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片思いフレンズ 第2章
I love ……
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体育の時間に習った陸上のクラウチングスタートを使い、思いっ切り走り抜けた。
「うわっ! し、しまった! 」
どうだ! これが戦わずして勝つ方法だ!
ざまぁーみやがれ!
さて、話はウルトラスーパーガラガラりと変わっちまうが、俺が小学生の頃くらいに、よく屋根の上を颯爽と走ってみたいという夢をみていた。忍者っぽくてカッコイイとか、運動神経半端なさそうで憧れるとか、そんな感じの幻想にも近いものをみていたのかもしれない。
もしも今の俺の姿を当時の俺に見せれるとしたら、多分西田すら超えるほど、くそウザイドヤ顔になっていたに違いない。
なぜなら今の俺は、まさに屋根の上を颯爽と駆けているのだから。
いや……さすがに理想的な屋根の上走りではない。
瓦は走るのにやたら邪魔で何度も蹴り飛ばしているし、屋根上に設置してある太陽光パネルはボッコボコになっちまった。
罪悪感を感じながら、しかしそれでもやはり、三好を助けなければという義務感が俺の足を急がせる。
ザコ魔人の妨害だって何度もあった。人型になってない魔人はザコいらしいのだが、そいつらが物に取り憑いて襲ってきやがるのだ。あの手この手で振り切るがキリがないのだ。
うっとおしいなコノヤロー! って叫ぼうとどれくらい考えたことか。
望月たちはどうしてるのかな……? 少し離れたところから聞こえる騒ぎ声が彼女らの居場所を教えてくれるが、それでも心配になってしまう。むしろ俺の方が心配される側なのにな。
川沿いに建ち並ぶ住宅街を抜け、川を大ジャンプで飛び越え、向こう岸にある区役所の屋根を着地で凹ませつつ目的地が目の前に迫ってくることを実感しながら心を震わせる。
近くにある建物はほとんどがビルなので屋根まで行くのにジャンピングしなくてはいけない。目の前にあるバス停の屋根を突き破りながら地面に着地した俺は、暗くなった信号機を片目に流しながら駅前広場まであと少しってところまで来た。
が、そんな時だった。いきなり俺が走っていた地面が、半月状に抉られた。
「どわぁっ? 」
衝撃で体が吹っ飛ぶ。すぐ近くにあるスーパーのガラスも吹き飛んだ。
「久しぶりね、元気にしてた? ま、ここに来たってことは、ものすごく元気なんだよね」
何が起こったのか状況把握をする前に、俺の耳に聞き覚えのある声が響いた。
神秘的な響きを持ち、その心地良さすら感じられる声の方向に視線が釣られる。
「捕獲対象さん、あの時以来ね。私のこと覚えてくれてるのかな? 」
駐輪場の近くに設置してある時計の上に、声の主は立っていた。
微笑を浮かべるその顔を俺は忘れもしない。
ユートピアがどーのこーのとほざきやがり、挙げ句の果てに俺を車で轢いて魔法少女たちのいない世界を見せやがったヤローだ。
さすがに忘れてたら俺は真っ先に記憶障害になったんじゃないかと病院へダッシュするね。
それくらい、俺の人生史においてインパクトを与えたヤローだ。
「天野……美雪……っ! 」
「あら、覚えててくれたんだ~、嬉しいなぁ~」
時計の上からぴょこんと飛び降りた天野は、手に持っていたガイコツとかついてる趣味の悪そーな大鎌をポイッと投げ捨てた。
「出来るのであれば……だけどね、私はあなたとは戦いたくないんだ。捕獲対象さん」
身構えつつ、ネズミ見つけた猫並みの警戒心でいる俺に、天野はまるでお構いなしに俺の元へ歩み寄ってきた。
「ほらほら、そんなに警戒しないでよ。私は戦う気がないんだって」
「じゃあ……何がしたいんだ? 」
「話し合いで解決ってやつよ。理想視される最善の解決法ってやつよ」
天野は、彼女特有のクスッとした微笑を浮かべる。
「話し合い……だと? 」
「えぇ、そう。話し合いよ」
天野はさらにジリジリと寄ってくる。
「私からの提案はわかりやすくてカンタンよ。…………諦めてくれない? 」
「なにを……? 」
天野は人形のような微笑を浮かべる。
「私たちは天界人と同じように……この世界のことが大好きなの。魔力を持たないかわりに、多彩な感情を持つことが出来るこの世界が」
ノスタルジーに浸るオッサンのような目をした天野は、
「天界人も、魔人も、数ある感情の中でも限られた感情しか持つことが出来ない。私たちは喜びを、天界人たちは寂しさを知ることが出来ない。でもあなたたちは違う。テストで50点取って大喜びしたり……」
どんな落ちこぼれだそいつは。
「間違い電話をして焦ったり、50メートル走で友達よりも0.5秒遅くて落ち込んだり」
随分リアリティのある話だな、最初以外。
「私たちや天界人たちは、そんなことも出来ないの。多彩な感情を巧みに使いこなせるあなたたちは、私たちにとってまさに憧れの対象と言えるわ」
説明的な話し方をするのは相も変わらずである。そろそろうんざりしてくる頃なんだが。さっさと三好を助けねーといけねぇし。
「……で、何が言いたいんだ? 」
「まぁまぁ、そんなに焦らない焦らない」
そうやって時間稼ぎする作戦じゃなかろうな。
「今回の作戦は、何十年……何百年も前から計画されていたの。この世界の人間が、何らかの原因で発生させたマイナスエネルギーを利用して、魔界とこの世界を同化させるって作戦。この世界で生活して、いかにプラスエネルギーを発生させないようにしてポジティブな感情を生み出すか学ぶ、私たちが何百年も前から夢見ていることよ」
天野は近くにあるベンチに腰掛けた。長話する気満々らしい。
「そしてこの計画をお試し出来るチャンスが訪れた。捕獲対象さんに干渉したおかげで、発生させたマイナスエネルギーを爆発的に増加させ、私たちですら驚く量にした。それがあなたのガールフレンド、三好奈々よ」
「何が言いたい? 」
「そう急かさないでってば。今回の作戦は、私たち魔人が長年見てきた夢を実現させるための重要な役割を果たしているの」
「それはもう何回も聞いた。時間が無いんだ。とっとと話を終わらせてくれ」
天野はヤレヤレと言わんばかりの溜め息をつき、俺に向かって苦笑いを見せた。
「…………わかったわかった。じゃあ、話の結論をネタバレするよ。私たちのために、三好奈々のことは諦めて大人しくお家に帰ってくれない? 」
そんな要求を、ハイわかりましたとがぶ飲みするわけがないだろう。天野はそれを見越して言ってきてんのか?
「ふざけんじゃねーよ。ゼッテー三好は助けるって覚悟決めたヤツがそうカンタンに諦めるわけねーだろ」
天野は少し不満そうに、頬をプクッと膨らませてみせる。そしてその後、がっくりと肩を落とした。天野の視線が地面に落ちる。
悪いな天野……少々姑息な手段だとは思うが、スキありだ! 卑怯もラッキョウもあるものか!
俺は天野のスキをついて横一閃、斬りかかった。さすがに飛天御剣流ほどではないがある程度スピードのある剣速だとは思う。
しかし現実ってのはそうそう甘くはないらしい。視線を落としつつうなだれている天野だが、人差し指と親指だけで俺の横一閃を受け止めやがった。
「そんな攻撃じゃ私にダメージなんて与えられない。いくらなんでもなめないでくれるかな? 」
一見するとその顔は穏やかな笑顔に包まれているのだが、目の輝きは騙せない。その目には冷徹な……光すら感じさせない光が宿っていた。
「『召喚』」
天野は趣味の悪そーな大鎌をどこからともなく取り出した。
「交渉決裂……かしら? 」
「そーゆーことだ。諦めろ」
「そっか…………じゃあ、手加減しなくってもイイかな? 」
そんな問いかけをされて、誰がここでいいともーなんて答えるんだろう。日本人を全員調べまわったって困惑するだけに違いない。
俺は天野に掴まれた剣をなんとかするため、強引に斜め一閃した。剣の機動に乗って後ろに飛び下がった。
「さて……始めようか? 捕獲対象さん」
「うわっ! し、しまった! 」
どうだ! これが戦わずして勝つ方法だ!
ざまぁーみやがれ!
さて、話はウルトラスーパーガラガラりと変わっちまうが、俺が小学生の頃くらいに、よく屋根の上を颯爽と走ってみたいという夢をみていた。忍者っぽくてカッコイイとか、運動神経半端なさそうで憧れるとか、そんな感じの幻想にも近いものをみていたのかもしれない。
もしも今の俺の姿を当時の俺に見せれるとしたら、多分西田すら超えるほど、くそウザイドヤ顔になっていたに違いない。
なぜなら今の俺は、まさに屋根の上を颯爽と駆けているのだから。
いや……さすがに理想的な屋根の上走りではない。
瓦は走るのにやたら邪魔で何度も蹴り飛ばしているし、屋根上に設置してある太陽光パネルはボッコボコになっちまった。
罪悪感を感じながら、しかしそれでもやはり、三好を助けなければという義務感が俺の足を急がせる。
ザコ魔人の妨害だって何度もあった。人型になってない魔人はザコいらしいのだが、そいつらが物に取り憑いて襲ってきやがるのだ。あの手この手で振り切るがキリがないのだ。
うっとおしいなコノヤロー! って叫ぼうとどれくらい考えたことか。
望月たちはどうしてるのかな……? 少し離れたところから聞こえる騒ぎ声が彼女らの居場所を教えてくれるが、それでも心配になってしまう。むしろ俺の方が心配される側なのにな。
川沿いに建ち並ぶ住宅街を抜け、川を大ジャンプで飛び越え、向こう岸にある区役所の屋根を着地で凹ませつつ目的地が目の前に迫ってくることを実感しながら心を震わせる。
近くにある建物はほとんどがビルなので屋根まで行くのにジャンピングしなくてはいけない。目の前にあるバス停の屋根を突き破りながら地面に着地した俺は、暗くなった信号機を片目に流しながら駅前広場まであと少しってところまで来た。
が、そんな時だった。いきなり俺が走っていた地面が、半月状に抉られた。
「どわぁっ? 」
衝撃で体が吹っ飛ぶ。すぐ近くにあるスーパーのガラスも吹き飛んだ。
「久しぶりね、元気にしてた? ま、ここに来たってことは、ものすごく元気なんだよね」
何が起こったのか状況把握をする前に、俺の耳に聞き覚えのある声が響いた。
神秘的な響きを持ち、その心地良さすら感じられる声の方向に視線が釣られる。
「捕獲対象さん、あの時以来ね。私のこと覚えてくれてるのかな? 」
駐輪場の近くに設置してある時計の上に、声の主は立っていた。
微笑を浮かべるその顔を俺は忘れもしない。
ユートピアがどーのこーのとほざきやがり、挙げ句の果てに俺を車で轢いて魔法少女たちのいない世界を見せやがったヤローだ。
さすがに忘れてたら俺は真っ先に記憶障害になったんじゃないかと病院へダッシュするね。
それくらい、俺の人生史においてインパクトを与えたヤローだ。
「天野……美雪……っ! 」
「あら、覚えててくれたんだ~、嬉しいなぁ~」
時計の上からぴょこんと飛び降りた天野は、手に持っていたガイコツとかついてる趣味の悪そーな大鎌をポイッと投げ捨てた。
「出来るのであれば……だけどね、私はあなたとは戦いたくないんだ。捕獲対象さん」
身構えつつ、ネズミ見つけた猫並みの警戒心でいる俺に、天野はまるでお構いなしに俺の元へ歩み寄ってきた。
「ほらほら、そんなに警戒しないでよ。私は戦う気がないんだって」
「じゃあ……何がしたいんだ? 」
「話し合いで解決ってやつよ。理想視される最善の解決法ってやつよ」
天野は、彼女特有のクスッとした微笑を浮かべる。
「話し合い……だと? 」
「えぇ、そう。話し合いよ」
天野はさらにジリジリと寄ってくる。
「私からの提案はわかりやすくてカンタンよ。…………諦めてくれない? 」
「なにを……? 」
天野は人形のような微笑を浮かべる。
「私たちは天界人と同じように……この世界のことが大好きなの。魔力を持たないかわりに、多彩な感情を持つことが出来るこの世界が」
ノスタルジーに浸るオッサンのような目をした天野は、
「天界人も、魔人も、数ある感情の中でも限られた感情しか持つことが出来ない。私たちは喜びを、天界人たちは寂しさを知ることが出来ない。でもあなたたちは違う。テストで50点取って大喜びしたり……」
どんな落ちこぼれだそいつは。
「間違い電話をして焦ったり、50メートル走で友達よりも0.5秒遅くて落ち込んだり」
随分リアリティのある話だな、最初以外。
「私たちや天界人たちは、そんなことも出来ないの。多彩な感情を巧みに使いこなせるあなたたちは、私たちにとってまさに憧れの対象と言えるわ」
説明的な話し方をするのは相も変わらずである。そろそろうんざりしてくる頃なんだが。さっさと三好を助けねーといけねぇし。
「……で、何が言いたいんだ? 」
「まぁまぁ、そんなに焦らない焦らない」
そうやって時間稼ぎする作戦じゃなかろうな。
「今回の作戦は、何十年……何百年も前から計画されていたの。この世界の人間が、何らかの原因で発生させたマイナスエネルギーを利用して、魔界とこの世界を同化させるって作戦。この世界で生活して、いかにプラスエネルギーを発生させないようにしてポジティブな感情を生み出すか学ぶ、私たちが何百年も前から夢見ていることよ」
天野は近くにあるベンチに腰掛けた。長話する気満々らしい。
「そしてこの計画をお試し出来るチャンスが訪れた。捕獲対象さんに干渉したおかげで、発生させたマイナスエネルギーを爆発的に増加させ、私たちですら驚く量にした。それがあなたのガールフレンド、三好奈々よ」
「何が言いたい? 」
「そう急かさないでってば。今回の作戦は、私たち魔人が長年見てきた夢を実現させるための重要な役割を果たしているの」
「それはもう何回も聞いた。時間が無いんだ。とっとと話を終わらせてくれ」
天野はヤレヤレと言わんばかりの溜め息をつき、俺に向かって苦笑いを見せた。
「…………わかったわかった。じゃあ、話の結論をネタバレするよ。私たちのために、三好奈々のことは諦めて大人しくお家に帰ってくれない? 」
そんな要求を、ハイわかりましたとがぶ飲みするわけがないだろう。天野はそれを見越して言ってきてんのか?
「ふざけんじゃねーよ。ゼッテー三好は助けるって覚悟決めたヤツがそうカンタンに諦めるわけねーだろ」
天野は少し不満そうに、頬をプクッと膨らませてみせる。そしてその後、がっくりと肩を落とした。天野の視線が地面に落ちる。
悪いな天野……少々姑息な手段だとは思うが、スキありだ! 卑怯もラッキョウもあるものか!
俺は天野のスキをついて横一閃、斬りかかった。さすがに飛天御剣流ほどではないがある程度スピードのある剣速だとは思う。
しかし現実ってのはそうそう甘くはないらしい。視線を落としつつうなだれている天野だが、人差し指と親指だけで俺の横一閃を受け止めやがった。
「そんな攻撃じゃ私にダメージなんて与えられない。いくらなんでもなめないでくれるかな? 」
一見するとその顔は穏やかな笑顔に包まれているのだが、目の輝きは騙せない。その目には冷徹な……光すら感じさせない光が宿っていた。
「『召喚』」
天野は趣味の悪そーな大鎌をどこからともなく取り出した。
「交渉決裂……かしら? 」
「そーゆーことだ。諦めろ」
「そっか…………じゃあ、手加減しなくってもイイかな? 」
そんな問いかけをされて、誰がここでいいともーなんて答えるんだろう。日本人を全員調べまわったって困惑するだけに違いない。
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