本気で死のうとはしてないのでそんなに心配しないで下さい。ちょっ、近い! もっと離れてっ!

ぱっつんぱつお

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俺の可愛い婚約者【イーサン視点】

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 ハァハァ。
 エミリーがついに俺のものに触れてくれる。半ば強引に言い包めたけど結果が伴えばそれで良い。

 エミリーが俺の脚の間に座り「はぁ……」と息を吹きかけた。ゾワゾワと神経が刺激されて先端から溢れたものがシルクローブを濡らす。
 もう無理だ。これ以上は限界だ!

「エミリー……! 焦らさないで、はち切れそうだ……!」
「ぅぅ、」

 エミリーは小さく唸る。
 それからゆっくりゆっくり生地を捲り、ついに雄の部分が晒される。其処はもう自分でも驚くぐらいにパンパンだった。
 そしてまたゆっくりゆっくりと毎日頑張る美しい指が近付いて、触れた──。

「あッ!」

 みっともなく喘いでしまってエミリーに睨まれるが、その視線でより刺激される。

「うぅエミリー……そんな目で見ないでぇ……」
「あーもうヤダ。ほんっとヤダ。早く終わらせましょうこんなの! さっさとイッて!」
「あぁああっ! そんなに激しくされたらぁ……っ!」

 程よく握られ激しく上下に擦られる。扱いに慣れているのも何だかモヤモヤして下半身を刺激するし、彼女の投げやりな態度がまた良くて。呆気なく散らしてしまった。己の腹に白濁の液が流れてゆく。
 エミリーは『あぁ良かった終わったわ』と言うような表情で一安心。でもたったこれだけじゃあ鎮まるわけない。

「う~、エミリー! 早く続きを、全然足り無いよぉ!」
「え゙!?」

 暫し思考が止まるエミリーだが、またしてもヤケクソに擦ってくれる。
 それから二回同じように擦られて散らして、四回目のときには泣かれてしまった。「いつまで続くの! もう手が疲れたわ!」って意地らしい涙を流すものだから、それでまた刺激されて勃ってしまう。

「なっ、なんでぇ~!?」
「エミリーが可愛いのがいけないんだ!」
「意味が分からないわ! わたし手が吊りそうなのよ……!」
「なら胸を使って擦っておくれよ。その光景を見るだけでも幸せなんだよ男ってのは」
「い! 嫌よ……! 今より近付かなきゃいけないじゃない!」
「そうかい……。君は他の令嬢たちに処理してもらえって言うんだね……俺はキチンと伝えたいから我慢してきたのに……」
「あー! 分かったわよ! やるわよ! もうっ!」

 半べそをかきながら「はぁ……もう……私ったら何をやっているのかしら……」とブツブツ呟くくせに俺の要望を素直に聞いてくれる。
 嗚呼、可愛い俺のエミリー。そもそも男がホテルに誘う時点でもっと疑うべきだろう? シャワーだって言われた通りに浴びちゃって。純朴で頑張り屋さんでちょっぴり天然なんだからもう。可愛いなぁ。

 エミリーは必死にバストトップが見えないようローブをぎゅっと握り、谷間の下から潜らせる。柔らかな感触に包み込まれてそれはもう幸せだ。一生懸命上下に擦る姿と頑張る吐息。
 俺の婚約者がえっちで可愛いから頭を撫でると、キッと睨まれた。涙目で、上目遣いで、そんなポーズで、反抗的な瞳。
 ゾクゾクしちゃってまた散らしてしまった。そうしたらエミリーの口元に白濁の液が彩られる。

「ひゃあっ!?」
「はぁっ……! エミリー……ごめんね付いちゃっ……た」

 驚いて飛び退いたエミリー。口元からポタポタと胸元に液を垂らし、「もうサイッアク!」と嘆いているが、どうやら飛び退いた拍子にシルクローブがはだけたようだ。
 紐は緩み、細い腰と大きな胸にはピンクの蕾。一番大事なところは……むちむちした太ももで見えない!
 そんな姿を見ると、やっぱりピコンと勃ってしまう。

「!!!??? 何見てんのよ!!」
「そりゃあ見るさ……!」
「てゆーか何でそんなに、ッ……そんなに!!」
「ごめんよエミリー。どうやら催淫作用のアロマを焚いたんだけど俺に効いちゃったみたい」
「馬っ鹿じゃないの!? サイテー!!」

 エミリーは怒ってそのままシャワールームへ駆け込んだ。
 俺ので汚れてしまったから洗っているのだろう。仕方ないからサウンドを楽しみながら待っていると、出てきたエミリーにまだ居たのかと言われた。これでも婚約者なのに。何故俺にだけ辛辣なのエミリー。つれないところも可愛いね。

「なっ、何でまだ勃っ……! わ、私これ以上は本当に無理よ……! 明日も仕事だし疲れたし眠いもの……!」
「分かってるよエミリー、分かってるから。今日はもうこれ以上無理は言わない。もう出て行くから。でも待っていたのは君に伝えたいことがあるからなんだ」
「な、なによ……っ」

 警戒するエミリーだが、「さあほらもうベッドに横になって」と優しく誘導すれば素直に従う。
 ギンギンに主張する下半身を隠すため片膝をついた。彼女の手を取り優しく甲を撫でるが、先程までこの手で自身を擦られていたのかと考えると抑えられなくなってくる。駄目だ。今は駄目。

「エミリー、今日の事で解ったろう? 俺は君と別れるつもりなんてない。婚約者としてこれからも過したいんだ。君と距離を縮めたいんだよ」
「ええ……そうね……嫌というほど解ったわ……」
「ふふふ、それは良かったよ。さ、もう眠いんだろう? ゆっくりお休み」
「ん……出て行くときはきちんとドアを閉めてね……」
「もちろん」

 重そうな瞼がゆっくり閉じられていく。君がさっき飲んでいた水には睡眠導入剤を混ぜたから今夜はぐっすり眠れるだろう。
 さあ。俺もシャワーを浴びて眠ろうか。エミリーの隣で。
 後ろからむちむちの太ももに挟まれたらと考えるだけでイッてしまいそうだよ。
 大丈夫。挿れはしないよエミリー。擦るだけ、擦るだけだから──。
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