27 / 34
裸夫が描きたい自称清楚系ヒロインはあらゆる手段で俺を脱がせようとしてくる
バーニングセリナ
しおりを挟む
「ああ……テルクニ……おはよ」
俺の声に反応した中楚は顔だけこちらに向けるけど、その様子はどう見ても普通じゃなかった。長い髪は乱れて、妙に息遣いが荒い。
俺はすぐに中楚の傍へ駆け寄って様子を窺う。
「どうしたんだ!? な、何があってこんな……」
「だ、大丈夫。今回は部屋を蒸し暑くしたり、寒い恰好になったりしたわけじゃない……から」
「大丈夫なわけあるか。まさか中楚……あっつ!」
中楚のおでこに手を当てると明らかに体温が高かった。その瞬間、こうなった原因を含めて中楚が風邪だということがわかる。
「中楚、とりあえず意識はあるんだな? 動けるか?」
「そ、そんな急に意識してるとか聞いちゃうの……?」
「ふざけてる場合か! 動けるなら保健室行くぞ!」
「えっ!? 保健室はやだぁ!」
そう言った中楚は急に上半身を起き上がらせるけど、頭は揺れてすぐに動ける感じではなかった。
「なに言ってんだ。病院行くの嫌がる子供じゃないんだから」
「だ、だって、保健室って一見すると陰キャの味方っぽく見えるけど、実際は陽キャがサボるためにベッドを独占して、連れ込んだ子とあんなことやこんなことを……」
「どこの情報だよ!? 別に片方だけの味方でもないし、この高校の保健室はいたって普通だから!」
「普通に見せかけて裏ではそういうことがあるかもしれないでしょ!? 夢見させてよ!?」
「期待してる方だったんかい! いや、そんな冗談言ってる場合じゃないんだよ!」
「で、でも、やっぱり保健室はちょっと……」
中楚はもじもじしながら下に目をやる。その様子は冗談ではなく本当に嫌がっている風に見えた。
「わかったよ! じゃあ、俺が保健室に行って先生呼んでくるからもう少し大人しくしてろ! いいな!」
「わ、わかった……」
俺はそう言い終えてから来ていた制服の上着を毛布代わりに中楚へ渡すと、準備室を後にする。
保健室は1階にあるから3階の芸術棟からだとそこそこ遠く感じる。そう考えると、中楚を無理に動かさなかったのは正解だったかもしれない。
それでも急いで来たから1分ほどで保健室へ到着した俺は先生に向かって……なんと言えばいいか一瞬考える。美術準備室に高熱で寝込んでいる人がいるので来てくださいと言って、冗談だと思われないだろうかと。
でも、それ以外に説明のしようがないから俺は勢いのまま話す。
「せ、先生! 美術準備室に病人が――」
「中楚さんがどうかしたの!?」
「えっ……あっ、そうです。すごく熱が高く……」
「わかったわ、今すぐ行く。キミは布団と毛布持って行ってくれる?」
「はい!……って3階までですか!?」
「中楚さんが大変なんでしょ! そこのベッドにあるやつ一式!」
俺が話しかけた時以上の勢いで保健室の先生がまくし立てるので、俺はその指示に従うしかなかった。
それから3分ほどして布団一式を抱えた俺は準備室に戻ってくる。当然ながら部長のムラさんを始めとした部員は何事かとざわつくけど、説明する暇もなかった。
布団に寝転んだ中楚を保健室の先生は体温を測ったりしながら確認する。そこから判断された中楚の容態は……
「……大丈夫そうね。たぶん来る前の熱がピークだったんだと思うわ」
俺が入った時とは打って変わって落ち着いていた。いや、俺が来る直前までは本当にしんどくて、その結果倒れ込んだのだろうから、いいタイミングで来れたのは良かったけど。
「別に苦い薬を出したり注射するわけじゃないんだから、体調が悪化しそうと思ったら保健室に来なきゃ駄目じゃない。彼が来なかったからもっと大変なことになっていたかもしれないわよ」
「ご、ごめんなさい……」
保健室の先生は少し厳しい口調で中楚へ注意する。それに対して中楚はしゅんとしているから反省しているようだった。
「いつ頃から体調が悪くなったの?」
「……今日の朝」
「そういう時は無理して学校来なくてもいいのよ。最近の中楚さんは積極的に学校へ来ているようだから、その気持ち自体は否定できないけど」
俺は美術室準備室と言っただけなのに、中楚の名前がすぐに出てきたことに驚いたが、よく考えたら学校側が何も把握していないわけがなかった。つまり、中楚も保健室の先生とはある程度面識があったのだろう。
「風邪の原因は何かしら。寒くなってきたから寝冷えか、ビタミン不足とか……」
「それは……」
保健室の先生が原因を考える中、中楚が目線をこちらに向けているような気がしたので俺は知らん顔する。原因は昨日寒い中ほぼ一日中水着を下着代わりにしたせいで、俺も関わっていることだが、実行犯は中楚なので巻き込まれても困る。
「まだ安静にしてなきゃ駄目だけど……どうする? 親御さんへ連絡して貰うよう榎沢先生へ言っておこうかしら?」
「だ、大丈夫。ちょっと寝たら……落ち着くはず」
「そう。でも、今日は歩いて帰るのは絶対駄目だから自分で迎えに来て貰うよう連絡しなさい」
「えー……」
「えーじゃないの。彼が知らせに来た時、相当焦っていたから本当に大事だと思ったんだから……」
そう言われた瞬間、二人の目線が俺に向けられる。よく考えたら診察中に俺が同席する必要はなかったけど、今美術室側へ戻ると質問攻めに遭うから留まるしかなかった。
すると、保健室の先生は俺ことを観察するように見ながら近づいて来る。
「……なるほど。直接見るのは初めてだけど、彼が榎沢が言ってた……」
「あ、あの……」
「三雲くん。とりあえずは大丈夫そうだから、この場は任せることにするわ。ちゃんと迎えを呼ぶように説得してね」
「えっ。なんで俺が……」
「それが一番効く薬だからよ。あっ、布団はまた後日返してくれたらいいから」
そう言いながらウインクした保健室の先生はそのまま準備室を去ってしまった。
体調的に問題ないなら良かったのかもしれないけど、帰りの件を俺に丸投げするのは保健室の先生としてセーフなのだろうか。それに俺は保健室を利用した覚えがほとんどないのに、あちらは俺を知っているようだった。
「テルクニ……」
「ど、どうした、中楚!?」
中楚がいつもよりも弱った声で呼ぶので、俺はすぐに枕元に駆け寄る。マシになったとはいえ中楚が病人であることには変わりない。今日ばかりは少しくらいわがままを聞いてやらなければ。
「……とうとう布団敷いちゃったね。このそんなに広くない個室に男女二人と布団。いつもよりも弱った女の子とそれを心配する男の子。こんなの何も起きないはずもなく……」
「元気そうで何よりだよ」
俺の声に反応した中楚は顔だけこちらに向けるけど、その様子はどう見ても普通じゃなかった。長い髪は乱れて、妙に息遣いが荒い。
俺はすぐに中楚の傍へ駆け寄って様子を窺う。
「どうしたんだ!? な、何があってこんな……」
「だ、大丈夫。今回は部屋を蒸し暑くしたり、寒い恰好になったりしたわけじゃない……から」
「大丈夫なわけあるか。まさか中楚……あっつ!」
中楚のおでこに手を当てると明らかに体温が高かった。その瞬間、こうなった原因を含めて中楚が風邪だということがわかる。
「中楚、とりあえず意識はあるんだな? 動けるか?」
「そ、そんな急に意識してるとか聞いちゃうの……?」
「ふざけてる場合か! 動けるなら保健室行くぞ!」
「えっ!? 保健室はやだぁ!」
そう言った中楚は急に上半身を起き上がらせるけど、頭は揺れてすぐに動ける感じではなかった。
「なに言ってんだ。病院行くの嫌がる子供じゃないんだから」
「だ、だって、保健室って一見すると陰キャの味方っぽく見えるけど、実際は陽キャがサボるためにベッドを独占して、連れ込んだ子とあんなことやこんなことを……」
「どこの情報だよ!? 別に片方だけの味方でもないし、この高校の保健室はいたって普通だから!」
「普通に見せかけて裏ではそういうことがあるかもしれないでしょ!? 夢見させてよ!?」
「期待してる方だったんかい! いや、そんな冗談言ってる場合じゃないんだよ!」
「で、でも、やっぱり保健室はちょっと……」
中楚はもじもじしながら下に目をやる。その様子は冗談ではなく本当に嫌がっている風に見えた。
「わかったよ! じゃあ、俺が保健室に行って先生呼んでくるからもう少し大人しくしてろ! いいな!」
「わ、わかった……」
俺はそう言い終えてから来ていた制服の上着を毛布代わりに中楚へ渡すと、準備室を後にする。
保健室は1階にあるから3階の芸術棟からだとそこそこ遠く感じる。そう考えると、中楚を無理に動かさなかったのは正解だったかもしれない。
それでも急いで来たから1分ほどで保健室へ到着した俺は先生に向かって……なんと言えばいいか一瞬考える。美術準備室に高熱で寝込んでいる人がいるので来てくださいと言って、冗談だと思われないだろうかと。
でも、それ以外に説明のしようがないから俺は勢いのまま話す。
「せ、先生! 美術準備室に病人が――」
「中楚さんがどうかしたの!?」
「えっ……あっ、そうです。すごく熱が高く……」
「わかったわ、今すぐ行く。キミは布団と毛布持って行ってくれる?」
「はい!……って3階までですか!?」
「中楚さんが大変なんでしょ! そこのベッドにあるやつ一式!」
俺が話しかけた時以上の勢いで保健室の先生がまくし立てるので、俺はその指示に従うしかなかった。
それから3分ほどして布団一式を抱えた俺は準備室に戻ってくる。当然ながら部長のムラさんを始めとした部員は何事かとざわつくけど、説明する暇もなかった。
布団に寝転んだ中楚を保健室の先生は体温を測ったりしながら確認する。そこから判断された中楚の容態は……
「……大丈夫そうね。たぶん来る前の熱がピークだったんだと思うわ」
俺が入った時とは打って変わって落ち着いていた。いや、俺が来る直前までは本当にしんどくて、その結果倒れ込んだのだろうから、いいタイミングで来れたのは良かったけど。
「別に苦い薬を出したり注射するわけじゃないんだから、体調が悪化しそうと思ったら保健室に来なきゃ駄目じゃない。彼が来なかったからもっと大変なことになっていたかもしれないわよ」
「ご、ごめんなさい……」
保健室の先生は少し厳しい口調で中楚へ注意する。それに対して中楚はしゅんとしているから反省しているようだった。
「いつ頃から体調が悪くなったの?」
「……今日の朝」
「そういう時は無理して学校来なくてもいいのよ。最近の中楚さんは積極的に学校へ来ているようだから、その気持ち自体は否定できないけど」
俺は美術室準備室と言っただけなのに、中楚の名前がすぐに出てきたことに驚いたが、よく考えたら学校側が何も把握していないわけがなかった。つまり、中楚も保健室の先生とはある程度面識があったのだろう。
「風邪の原因は何かしら。寒くなってきたから寝冷えか、ビタミン不足とか……」
「それは……」
保健室の先生が原因を考える中、中楚が目線をこちらに向けているような気がしたので俺は知らん顔する。原因は昨日寒い中ほぼ一日中水着を下着代わりにしたせいで、俺も関わっていることだが、実行犯は中楚なので巻き込まれても困る。
「まだ安静にしてなきゃ駄目だけど……どうする? 親御さんへ連絡して貰うよう榎沢先生へ言っておこうかしら?」
「だ、大丈夫。ちょっと寝たら……落ち着くはず」
「そう。でも、今日は歩いて帰るのは絶対駄目だから自分で迎えに来て貰うよう連絡しなさい」
「えー……」
「えーじゃないの。彼が知らせに来た時、相当焦っていたから本当に大事だと思ったんだから……」
そう言われた瞬間、二人の目線が俺に向けられる。よく考えたら診察中に俺が同席する必要はなかったけど、今美術室側へ戻ると質問攻めに遭うから留まるしかなかった。
すると、保健室の先生は俺ことを観察するように見ながら近づいて来る。
「……なるほど。直接見るのは初めてだけど、彼が榎沢が言ってた……」
「あ、あの……」
「三雲くん。とりあえずは大丈夫そうだから、この場は任せることにするわ。ちゃんと迎えを呼ぶように説得してね」
「えっ。なんで俺が……」
「それが一番効く薬だからよ。あっ、布団はまた後日返してくれたらいいから」
そう言いながらウインクした保健室の先生はそのまま準備室を去ってしまった。
体調的に問題ないなら良かったのかもしれないけど、帰りの件を俺に丸投げするのは保健室の先生としてセーフなのだろうか。それに俺は保健室を利用した覚えがほとんどないのに、あちらは俺を知っているようだった。
「テルクニ……」
「ど、どうした、中楚!?」
中楚がいつもよりも弱った声で呼ぶので、俺はすぐに枕元に駆け寄る。マシになったとはいえ中楚が病人であることには変わりない。今日ばかりは少しくらいわがままを聞いてやらなければ。
「……とうとう布団敷いちゃったね。このそんなに広くない個室に男女二人と布団。いつもよりも弱った女の子とそれを心配する男の子。こんなの何も起きないはずもなく……」
「元気そうで何よりだよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる