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その3
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星野未来は少し乱れた制服の裾を引っ張って直すと、小さな声で
「ありがとう」
と言った。
「いや、別に」
「先生がいないのに先生を呼ぶふりをしてわたしを助けてくれたんでしょう?」未来はそう言うと、美術室に入って鞄を置いた。
僕はそれには答えず、「今日は部活出るの?」と聞いた。
未来はふっ、と微笑んだ。
髪の毛に半分隠れているけれど、目が少し細くなる。
星野未来が表情を変えるところを初めて見た、と僕は思った。
「聞かないの?」未来は言った。
「何があったか」
「いや」僕は言った。「なんでもいいし、どうでもいい」
言ってから、しまったと思う。今のはあまりにも冷たすぎやしないか。確かに、彼女が男子に囲まれて何を言われていたのかは、別に知りたくはない。そういうのどうでもいい。だけど、それを言ってしまうのはあまりにも残酷だし、配慮がなかった。
それにどうでもいいのなら、助けたりはしないじゃないか。
しかし未来はぷっと吹き出し、
「確かに」と言った。
「なんだか気に食わなかったんだ」僕は正直に言った。「なんか気持ち悪い感じだったから」
「気持ち悪い、はそうかもね。実際あいつらキモいし」未来は髪をいじりながら顔をしかめた。
「内村くんが来なかったら、わたしやられてたかもしれない」
「やられてた?」
「ん?知らないの?」
星野未来は目を丸くした。
「何を?」
「ラインに流れてこなかった?」
「いや、ラインはやってない」
「うそ」未来は意外そうに言った。「そか、じゃ、忘れて」
「いや、何」
「ういっす」大澤先輩が美術室に入ってきた。「あれ?星野じゃん。久しぶり」
「こんにちは」未来が挨拶する。
「今日は珍しいね。描いてく?」
「せっかくだから少し」
「前にあんたが描いてたやつまだとってあるよ、準備室見てみたら」
未来が画板の置いてある美術準備室にいくと、大澤先輩がこっちを見た。
「なんですか」
「いや、なんか微妙な雰囲気だったからどうしたのかと思ってさ」
「いや、まあ、ちょっと」
大澤先輩がニヤニヤした。
「てっきりウッチーはちーちゃんのことが好きなんじゃないのかいと思っていたんだけどねえ」
「ち、ちーちゃん?」
「あ、国分ちひろ」
「な、なんでそれを」
「馬鹿だな君は」大澤先輩は大口を開けて残忍な笑顔を浮かべた。不思議の国のアリスのチェシャ猫のようだ。
「そこは即座に否定しないと、そうです、と言っているのと同じだぞ」
「いやいやいやいや」僕は慌てた。「そうじゃないですって」
「面白いな、君もそんなに感情が動くことがあるのか」大澤先輩は興味深そうな顔になって、
「適当に言ったんだが、あながち嘘でもない、ということかね」と言った。
「…勘弁してくださいよ…」
星野未来が画板とスケッチブックを持って戻ってくると、石膏像をデッサンし始めた。
美術部員は十人ばかりいるのだが、顧問の山崎先生がさほど熱心ではないこともあって、真面目に絵を描きにくる部員は僕と大澤先輩だけなので、他の人間がいることは滅多にない。
僕はいつもの抽象画に取り掛かり、大澤先輩は写真を見ながら油彩絵具で花のある静物画を描き始めた。
未来が描いているデッサンは一年生の時の課題だから、一体いつから来ていないのかということになる。
「じゃあ部長」一時間ほど描いた後、大澤先輩が絵を片付けながら言った。「私は帰るぞ。塾があるからな」
部長って、今まで部長って呼んだことないじゃないですか、と言おうとして、あ、そうか、今のは星野未来に今の僕の立場を説明するために言ったのか、と思い直して、僕は、「はい」とだけ言った。
「星野はどうするかね」
部活に日常的に来ている生徒が僕と大澤先輩(前部長だ)しかいないわけだから、必然的に僕が部長になるわけである。
「んーどうしようかな」星野は鉛筆を持ったまま首を傾げた。「もう少し描いていきます。下校時刻までまだあるし」
「そうか。じゃ部長、戸締り頼むね」
大澤先輩は帰っていった。部長部長言うところをみると、少しこの呼び方が気に入ったのかもしれない。
そういえば、大澤先輩にはこの間の「星野未来=廃棄物」事件のことは話してあったわけだから、星野未来が今クラスでほぼ無視されていることは知っている。しかしそんな素振りは微塵も見せなかった。そこが大澤先輩のかっこよさでもあるわけだけれど、あんな話をした手前少しほっとしている自分もいた。
「部長なんだ」
しばらく間があいて、未来が言った。
「だって僕しか来てないだろ、二年」
「そうだね」未来は言った。
「ごめんね全然部活来れてなくて」
「いや」僕はウルトラマリンの絵の具を探しながら言った。「みんなそうだから。一年なんて、誰も来てないし」
「そうだね」未来がまた笑った。「大丈夫なのこの部活」
「大丈夫ではないね多分」
「まあホームページからも忘れられてるくらいだからね」未来は面白そうに言った。
「そうなんだよ。ホームページ見たらうちだけないでやんの」
あはは、と未来が笑う。
こんな顔して笑うんだ。
僕は思わず星野未来の笑顔に見惚れた。
今まで星野未来は、汚いジャージを着て、みっともない給食の食べ方をする、変な女の子だとしか思ってなかった。美術部へ来た後も、仮入部の後しばらくして他の一年同様来なくなったから、同じクラスになった後もほとんど話したことはない。班も委員会も違っていたわけだし。
クラスでも、今まで部活でも、こんな顔をして笑うことはなかった。
「あ、ごめん…」微妙な空気を察したのか未来が慌てて謝った。「笑い事ではないか、部長としては」
「いやいや」僕も慌てて否定した。「そんなことはないよ。本当のことだし、それに」
未来が首を傾げた。前髪が半分顔を隠して右目だけが見える。
「一人でいるの、楽だし」
「今は二人だけどね」
「大人数が苦手、という意味で言ったんだ、ごめん」
「そうか、なんとなくわかる」
星野未来は立ち上がってこちらにつつ、と歩いてくると、僕の描いている絵を覗き込んだ。
「内村くんは何を描いているの?」
「抽象画」
小ぶりのキャンバス一面に今は青を塗っている。
絵、と言うよりは、自分の感情に任せて色を塗っているだけだ。
「空?いや…海か、暗いもんね」
「いや、空とか海とかでは、なくて」
「ん?どうしたの?」
近い。
ほとんど髪の毛が顔に当たるくらいの距離まで近寄って、絵を覗き込んでいる。
髪の毛の匂いは、シャンプーの匂いではなく、日向の匂いがした。
庭先で寝ている犬の匂いだ。
嫌な匂いではない。むしろ好きかもしれない。
だがこの状況は、やばいのではないか。
しかし、そんなことに構う素振りなく、未来はそのままこっちを振り返って、
「わたしこの絵好きだな」
と言った。
顔が近い。
完全にパーソナルスペースに踏み込んできている。
距離感バグってんじゃん。
「ああああああの」
僕は立ち上がった。
「あ、ありがとう、褒めてくれて」
ん?という顔をして未来がこちらを見た。
「そろそろ下校時刻だ、帰らないと」
「え?あ、そうだね」
未来は自分の画材を片付け始めた。
「今日はありがとう、助けてくれて」
「いやいや…僕は、別に」
「あと、もうひとつ」
未来は微笑んだ。
「普通にしてくれて、ありがとう」
「あ、いや」
「わたしに話しかける人はいないし、わたしも話しかける人はいないから」
「それは」僕は思わず強めに言った。「僕には関係ない。どうでもいいし」
「なんでもいい」
未来が引き取って笑った。
「口癖なの?よく言ってる」
「そうかな…そうだね」僕は認めた。「よく言ってる、かもしれない」
未来は窓の外を見た。
日が落ちて、そろそろ暗くなろうとしているのが、四階の美術室の窓からはよく見える。
校庭の声もここまでは届かないのか、静かだ。下校時刻のざわめきも、ここまでは届かない。
ふと、僕は星野未来の声はとてもきれいだ、と思った。
「本当にどうでもいいことばかりだもんね、この星は」
「星?」
突然、未来が黙った。
顔の表情がなくなり、うつむいた。
「どうしたの?」
星野未来は視線をまっすぐ床に落とした。何かを考えるような顔になって、口の中で何かをぶつぶつ言っている。
「そうか…そうだな…彼なら信用できると君は判断したんだな」
「えっ何?」
未来はこちらに向かってまっすぐ顔を上げた。
「失礼」
さっきとは全く違う、真剣な表情で、無機質な冷たい声で未来は言った。
「君には話したほうがいいと我々は判断した」
「えっ?」僕は聞き返した。「何?」
星野未来は高らかに言い放った。
「私は、宇宙から来た」
「ありがとう」
と言った。
「いや、別に」
「先生がいないのに先生を呼ぶふりをしてわたしを助けてくれたんでしょう?」未来はそう言うと、美術室に入って鞄を置いた。
僕はそれには答えず、「今日は部活出るの?」と聞いた。
未来はふっ、と微笑んだ。
髪の毛に半分隠れているけれど、目が少し細くなる。
星野未来が表情を変えるところを初めて見た、と僕は思った。
「聞かないの?」未来は言った。
「何があったか」
「いや」僕は言った。「なんでもいいし、どうでもいい」
言ってから、しまったと思う。今のはあまりにも冷たすぎやしないか。確かに、彼女が男子に囲まれて何を言われていたのかは、別に知りたくはない。そういうのどうでもいい。だけど、それを言ってしまうのはあまりにも残酷だし、配慮がなかった。
それにどうでもいいのなら、助けたりはしないじゃないか。
しかし未来はぷっと吹き出し、
「確かに」と言った。
「なんだか気に食わなかったんだ」僕は正直に言った。「なんか気持ち悪い感じだったから」
「気持ち悪い、はそうかもね。実際あいつらキモいし」未来は髪をいじりながら顔をしかめた。
「内村くんが来なかったら、わたしやられてたかもしれない」
「やられてた?」
「ん?知らないの?」
星野未来は目を丸くした。
「何を?」
「ラインに流れてこなかった?」
「いや、ラインはやってない」
「うそ」未来は意外そうに言った。「そか、じゃ、忘れて」
「いや、何」
「ういっす」大澤先輩が美術室に入ってきた。「あれ?星野じゃん。久しぶり」
「こんにちは」未来が挨拶する。
「今日は珍しいね。描いてく?」
「せっかくだから少し」
「前にあんたが描いてたやつまだとってあるよ、準備室見てみたら」
未来が画板の置いてある美術準備室にいくと、大澤先輩がこっちを見た。
「なんですか」
「いや、なんか微妙な雰囲気だったからどうしたのかと思ってさ」
「いや、まあ、ちょっと」
大澤先輩がニヤニヤした。
「てっきりウッチーはちーちゃんのことが好きなんじゃないのかいと思っていたんだけどねえ」
「ち、ちーちゃん?」
「あ、国分ちひろ」
「な、なんでそれを」
「馬鹿だな君は」大澤先輩は大口を開けて残忍な笑顔を浮かべた。不思議の国のアリスのチェシャ猫のようだ。
「そこは即座に否定しないと、そうです、と言っているのと同じだぞ」
「いやいやいやいや」僕は慌てた。「そうじゃないですって」
「面白いな、君もそんなに感情が動くことがあるのか」大澤先輩は興味深そうな顔になって、
「適当に言ったんだが、あながち嘘でもない、ということかね」と言った。
「…勘弁してくださいよ…」
星野未来が画板とスケッチブックを持って戻ってくると、石膏像をデッサンし始めた。
美術部員は十人ばかりいるのだが、顧問の山崎先生がさほど熱心ではないこともあって、真面目に絵を描きにくる部員は僕と大澤先輩だけなので、他の人間がいることは滅多にない。
僕はいつもの抽象画に取り掛かり、大澤先輩は写真を見ながら油彩絵具で花のある静物画を描き始めた。
未来が描いているデッサンは一年生の時の課題だから、一体いつから来ていないのかということになる。
「じゃあ部長」一時間ほど描いた後、大澤先輩が絵を片付けながら言った。「私は帰るぞ。塾があるからな」
部長って、今まで部長って呼んだことないじゃないですか、と言おうとして、あ、そうか、今のは星野未来に今の僕の立場を説明するために言ったのか、と思い直して、僕は、「はい」とだけ言った。
「星野はどうするかね」
部活に日常的に来ている生徒が僕と大澤先輩(前部長だ)しかいないわけだから、必然的に僕が部長になるわけである。
「んーどうしようかな」星野は鉛筆を持ったまま首を傾げた。「もう少し描いていきます。下校時刻までまだあるし」
「そうか。じゃ部長、戸締り頼むね」
大澤先輩は帰っていった。部長部長言うところをみると、少しこの呼び方が気に入ったのかもしれない。
そういえば、大澤先輩にはこの間の「星野未来=廃棄物」事件のことは話してあったわけだから、星野未来が今クラスでほぼ無視されていることは知っている。しかしそんな素振りは微塵も見せなかった。そこが大澤先輩のかっこよさでもあるわけだけれど、あんな話をした手前少しほっとしている自分もいた。
「部長なんだ」
しばらく間があいて、未来が言った。
「だって僕しか来てないだろ、二年」
「そうだね」未来は言った。
「ごめんね全然部活来れてなくて」
「いや」僕はウルトラマリンの絵の具を探しながら言った。「みんなそうだから。一年なんて、誰も来てないし」
「そうだね」未来がまた笑った。「大丈夫なのこの部活」
「大丈夫ではないね多分」
「まあホームページからも忘れられてるくらいだからね」未来は面白そうに言った。
「そうなんだよ。ホームページ見たらうちだけないでやんの」
あはは、と未来が笑う。
こんな顔して笑うんだ。
僕は思わず星野未来の笑顔に見惚れた。
今まで星野未来は、汚いジャージを着て、みっともない給食の食べ方をする、変な女の子だとしか思ってなかった。美術部へ来た後も、仮入部の後しばらくして他の一年同様来なくなったから、同じクラスになった後もほとんど話したことはない。班も委員会も違っていたわけだし。
クラスでも、今まで部活でも、こんな顔をして笑うことはなかった。
「あ、ごめん…」微妙な空気を察したのか未来が慌てて謝った。「笑い事ではないか、部長としては」
「いやいや」僕も慌てて否定した。「そんなことはないよ。本当のことだし、それに」
未来が首を傾げた。前髪が半分顔を隠して右目だけが見える。
「一人でいるの、楽だし」
「今は二人だけどね」
「大人数が苦手、という意味で言ったんだ、ごめん」
「そうか、なんとなくわかる」
星野未来は立ち上がってこちらにつつ、と歩いてくると、僕の描いている絵を覗き込んだ。
「内村くんは何を描いているの?」
「抽象画」
小ぶりのキャンバス一面に今は青を塗っている。
絵、と言うよりは、自分の感情に任せて色を塗っているだけだ。
「空?いや…海か、暗いもんね」
「いや、空とか海とかでは、なくて」
「ん?どうしたの?」
近い。
ほとんど髪の毛が顔に当たるくらいの距離まで近寄って、絵を覗き込んでいる。
髪の毛の匂いは、シャンプーの匂いではなく、日向の匂いがした。
庭先で寝ている犬の匂いだ。
嫌な匂いではない。むしろ好きかもしれない。
だがこの状況は、やばいのではないか。
しかし、そんなことに構う素振りなく、未来はそのままこっちを振り返って、
「わたしこの絵好きだな」
と言った。
顔が近い。
完全にパーソナルスペースに踏み込んできている。
距離感バグってんじゃん。
「ああああああの」
僕は立ち上がった。
「あ、ありがとう、褒めてくれて」
ん?という顔をして未来がこちらを見た。
「そろそろ下校時刻だ、帰らないと」
「え?あ、そうだね」
未来は自分の画材を片付け始めた。
「今日はありがとう、助けてくれて」
「いやいや…僕は、別に」
「あと、もうひとつ」
未来は微笑んだ。
「普通にしてくれて、ありがとう」
「あ、いや」
「わたしに話しかける人はいないし、わたしも話しかける人はいないから」
「それは」僕は思わず強めに言った。「僕には関係ない。どうでもいいし」
「なんでもいい」
未来が引き取って笑った。
「口癖なの?よく言ってる」
「そうかな…そうだね」僕は認めた。「よく言ってる、かもしれない」
未来は窓の外を見た。
日が落ちて、そろそろ暗くなろうとしているのが、四階の美術室の窓からはよく見える。
校庭の声もここまでは届かないのか、静かだ。下校時刻のざわめきも、ここまでは届かない。
ふと、僕は星野未来の声はとてもきれいだ、と思った。
「本当にどうでもいいことばかりだもんね、この星は」
「星?」
突然、未来が黙った。
顔の表情がなくなり、うつむいた。
「どうしたの?」
星野未来は視線をまっすぐ床に落とした。何かを考えるような顔になって、口の中で何かをぶつぶつ言っている。
「そうか…そうだな…彼なら信用できると君は判断したんだな」
「えっ何?」
未来はこちらに向かってまっすぐ顔を上げた。
「失礼」
さっきとは全く違う、真剣な表情で、無機質な冷たい声で未来は言った。
「君には話したほうがいいと我々は判断した」
「えっ?」僕は聞き返した。「何?」
星野未来は高らかに言い放った。
「私は、宇宙から来た」
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