【R18】飢えた国王は寵妃を手離さない

ニャン太郎

文字の大きさ
10 / 17

10.授乳

しおりを挟む



カルセドは、瑠璃の乳房を顔で舐め回す。

「はぁはぁ…ちょっと…やめて!私は瑠璃!あなたの母親じゃない!!」

「母上、母上、おっぱい…」

瑠璃は、懸命に訂正し続けるが、全く身体から離れてくれない。むしろ、だんだん力が強まっている。眠っているのに、こんな力、流石におかしいでしょ!だが仕方がない。自分ではどうしようも出来ないのだから。

「あなたの母親じゃないから、母乳は出ないのよ」

「んん~~」

カルセドはますます激しく胸に頭を擦り付ける。

「んやぁっ!!胸擦らないで!!」

瑠璃は諦めた。
いや、考え方を転換した。
脱水予防のために水分補給は必要だが、吸い飲みを飲もうとしない。だが母親の母乳は求めている。しかも、瑠璃を母親だと思い込んでいる。だとしたら瑠璃が出来ることは一つだ。

「別に、変なことするわけじゃないし…仕方なくやるだけだから」

瑠璃はカルセドの顔を掌で離しつつ、もう片方でTシャツを首元までめくった。すると、生の白桃色の乳房がぽろんとまろび出る。重量のある柔らかな膨らみを持ち上げ、ツンと上向いたピンク色の乳首に吸い飲みの吸い口を持ってくる。その時、吸い口が先端に少し当たった。

「んっ…」

瑠璃はゾクゾクするような刺激に耐えながら、少量の食塩水を垂らすと、乳首をカルセドの唇に触れさせる。すると、カルセドは待っていたかように、あむっとくわえた。

「…んんっ」

瑠璃は先端の生温かいヌルヌルした感覚が気持ち悪く、声が漏れそうになる。

チュパチュパチュパチュパチュパ

カルセドは、瑠璃の乳首や乳輪に垂らされた食塩水を赤ん坊のように吸い出していく。

「…んふ…んん…」

瑠璃は慌てて口をつぐむ。

「あんたに……私の…おっぱい…はぁっ…を飲ませるのが目的…じゃない…のよ…」

先端にカルセドの歯とぬるっとした舌が何度も当たる刺激にもだえていた。カルセドは瑠璃の腰を抱いたまま、吸い付いていた膨らみに手を伸ばし、揉み出した。

「はぁっ…」

瑠璃から母乳は当然出ないが、今のカルセドにとっては関係のないことだ。カルセドはさらなる母乳を求め、揉みも吸いも激しさを増す。

「はぁっ…やんっ…そんなに強く吸っちゃ…」

チューッチューッチューッチューッ

「いやぁ…はん…はぁはぁはぁ…」

咥えている乳首からカルセドの口を離そうとするも吸盤のようにくっついていて、全く意味をなさなかった。
瑠璃は、やり方を完全に間違えたと後悔する。だが、問題はそれだけではなかった。胸を責められる度に身体の奥がじんじん温かくなり、徐々に快感を覚え始めていた。瑠璃は、この快感に必死にあらがう。

「はぁはぁはぁ…おかしくなっちゃう…」

ふと、短パンの上から自分の秘部に指を当てると、ほんのり湿っていた。

「嘘…こんな男に私…興奮してるの…」

瑠璃はカルセドの口を離すことは諦めた。その代わり、吸い飲みの吸い口を口元に持ってきた。吸い口と乳首をすり替えれば、抜け出せると考えたからだ。
すると、やっとカルセドは吸い口に口元を移した。同時に瑠璃の胸の先端は解放された。先端と乳輪はぷっくり丸くなり、ふやけていた。また、カルセドの唾液にまみれ、テラテラと輝いている。食塩水が口の中に入るようになり、乳房の揉みもなくなったが、相変わらず手は添えられている。食塩水を全部飲み干すと満足したのか、また、眠りの世界に戻っていった。
やっとシャツを下ろすことが出来た瑠璃は、思わずため息が出る。

「ほんとにおかしくなるところだった…」

カルセドに胸を吸われたことで、最初は嫌悪感があったものの、最後は抗えない快感に満たされつつあった。
おっぱい、もっと激しく吸って…
と思えるほどに…

カルセドは瑠璃の腰を抱いたまま、胸に埋もれ、すやすや眠っていた。こうやって見ると、子どもみたいだ。瑠璃は何故だか母性が芽生え、無意識にカルセドの頭に手を伸ばす。

「まるでおっきな子どもね、いや、大きすぎだけど」

瑠璃はカルセドの頭を優しく撫でながら、こう呟いた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

お義父さん、好き。

うみ
恋愛
お義父さんの子を孕みたい……。義理の父を好きになって、愛してしまった。

処理中です...