最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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106話 - 情報は力なり

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 じーっ。

『……………』

「クロムどうした?さっきから全然喋らないが……」

『あ、うん』

 じーっ。

「まだ世界樹抜いちまえっつったこと考えてんのか?」

『あ、いや……それはもういいんだけど……』

 やばい……すごい話に集中してた……

 じーっ。

 チラッ

 ニコッ

 ひっ

『あの……マスターさん……全部話聞いてましたよね……?』

「はい、伺っておりましたよ?」(ニコッ)

 わすれてたあああああ!!
 王様とおっさんが来た衝撃ですっかり忘れてた!!
 ふっつーにみんな聞こえるように念話つかっちゃってた……

 念話って意識して届ける人選べるの……
 でもこのスキルはたまに持ってる人とか魔物もいる。
 だからすごくうまい人だと介入されることもあるらしくて(おばあちゃん情報)僕らだけのときは割と意思伝達の方をメインに使ってたりするんだけどね……?

 今無意識にみんなと話す感じではなしてた……

 チラッ

 ニコッ

 めっちゃ見てるー!
 このマスター微動だにしないじゃんっ!!

「あぁ、こいつ?大丈夫だぞー?」

 大丈夫?

「こいつ国の暗部まとめてるやつだぞー。そもそも俺も普通に話してるじゃねーの」

『暗部……?危ない人……?』

「あぁ、国の不利益になる者を秘密裏に排除するやつ!とか考えたか?あっはっは!こいつは情報関係だ。聞き込みとかな?だからクラマくんとかエステルちゃんのことしらべるのは多分主にこいつだ。この店を根城にして仕事やってるだけだ。俺が外で話しがあったりするときもここを利用してるな。」

『あ、そうなの?』

「それを普通に話してしまうのも如何かと思うんですけどね……はぁ。改めまして、情報捜査官をまとめておりますスチュワードです。皆様のことはお話しませんのでご心配なさらず。宜しくお願いいたします。」

『あ、よろしく……?』 「宜しくお願いします!」 「……よろしく」 『やっほ~』

「あまり口が軽いのも程々になさってください?他にも言いようはあったでしょうに……」

「ばっかお前。クロムは多分こういうこと興味ないやつだって。どっちかというと面倒事さけるんじゃねーか?」

 おお、あってる……

「覚えてもらってた方が得なの!顔見知りとかは気になっちゃう感じの奴だ。なんかお前が問題に巻き込まれたとき近くにいたら程々に介入しないよう助けてくれると思うぞ。正直に話してた方がいいさ。な?」

『あぁ、そうだな……ご飯美味しかったし……そりゃ助けるが……。じゃあ、改めて二人の情報あったらよろしく頼む』

 すげぇー!本当にドンピシャで性格あてられる……王様こっわ……

「かしこまりました。なるほど…?じゃあ得しましたね、ふふふ。サービスでデザートでもお持ちしますね」

(トコトコトコトコ)

『やった~!クラムおはなしむずかしくてわかんない~』

 そだよね、ごめんなクラム……
 まぁ重要な話だから……帰ってから遊んであげよっと。

「おお、すまんなクラムちゃん。またなんか面白いもんあったらもってくるな」

『うん~だいじょぶ~ありがと~』

『それにしてもすげーな。性格当ててんのも眼の力か?』

「いや、俺お前の事見えねぇからな?これは喋ってみた感じ。経験だな。まぁずっとこんな眼で生きてきたら機敏に敏くもなるわ」

 あ、そうか。たしかに。

『見てみるか?』

「え、いいのか!?秘密とかじゃないのか!?」

『いや、ここまで話して秘密もなにもないしな……。あとダンジョン行くつもりだしな!しばらく経ったらまた強くもなるだろうし別にいいぞ、ほれ』

「あ、あぁ……じゃあ……いくぞ?」

 ………
 おお、見せていいって思うと特に気持ち悪くなんないんだな。
 今度神様にきいてみるか。あ、ダンジョン行く前にみんな連れて1回話そっと!

「なっ……」

『お、どうした?強かったか!?』

「わからん……なんだ……これ………」

『どういうことだ……?』

「……さっき色とか形とか温度に例えて話をしたが………それに例えると……お前は不定形だし形もないし温度も移り変わってるし……大きさは俺には計れねぇ…………お前の仲間からは大なり小なり似た雰囲気を感じるんだが……」

 ほう……創造の力か?
 もしそこ感じてるんだったら確かに不定形ってのは当たってるのかも……

「クラムちゃんが……いちばん似た雰囲気がつよいな……お前やっぱり神とかなのか……?」

『ちげーし!!』

 うっわ!こっわ!!
 神関連とかそんなのまでわかっちゃうの!?

「あぁ、いや、そういうものが見えたってことじゃないんだけどな……ただ俺にはちょっと計り知れなかったってだけだ……あービビった」

 あ、そういうことか。ビックリした……
 んー、特に隠してはないって神様言ってたけど……
 あなたが決めなさいって……

 秘密にしたいわけじゃないし話すことあれば話すんだろうが……
 神どうこうの話は家族だけでいいよな。
 なんか色々めんどくさい事になりそうだし、うん、そうしよ。

『人から見てもらえるのって面白いなー。もうすぐ出るんだろ?俺もそうするし。ステータス見てやろうか?メモでも取る?』

「おう!そうだな、せっかくだし控えとくか。また見てくれんだろ?」

『おう、いいぞー、じゃあ行くぞ~』

 ”鑑定”!

 ---------------

 ★種族:獣人
 名前:ガウル・Y・ガレンシュタイン
 LV91 / 150:経験値 2813 / 321800
 HP:6823 / 6823
 MP:3516 / 3516
 力:5891
 防御:4218
 敏捷:2814
 器用:1689
 知能:2811
 魅力:812
 幸運:684

【魔法】
 炎 LV2 

【スキル】
 ・魔力感知  LV6
 ・大剣術 LV3
 ・剣術 LV4
 ・斧術 LV2
 ・棒術 LV6
 ・体術 LV8
 ・怪力 LV9
 ・硬化 LV6 
 ・瞬足 LV2
 ・回避 LV4
 ・解体 LV3
 ・治癒 LV8
 ・威圧 LV2
 ・鍛冶 LV2
 ・木工 LV2

【ギフト】
 ・真眼
 ・獣化

 ---------------

 おっさんと王様どっちにも鑑定結果を読み上げた。
 スキルの見方を伝えて確認してもらっている。

 おっさんのは前見たからな。王様みよう。

 おっさんは多分ずっと仕事してるからか伸びてはなかった。
 王様も冒険者してた時にこの辺りまで伸ばしたんだろうね。

『どう?今まで見てきたのと違う?』

「力とかその辺はまぁわかるなって感じはするよな?」

「そだな。兄者と比べてこんなもんかって感じだわ」

『へー、特に鑑定の魔道具が変ってことはなさそうだな』

 おっさんよりレベル高い。そして更にパワー型!
 スキル関係はおっさんと王様は似てるな。
 得手不得手はあるっぽいけど。
 同門だし一通り武器の練習したんだろな。

 この王様は素手の格闘が一番得意と……
 肉体派だなぁ……
 でも今まで見た人の中だとやっぱりダントツで強い!

「あと、魔道具で見れなかったとこもあってると思うぞ。俺よりオグルのが魔法使うのうまいんだよな。魔道具で計ると俺の方がかなり見える部分の数字高くてよ?そんな差ないけどなぁって思ってたんだよなぁ。見えてない所がオグルの方がたかかったのか。スキルも初めてみたがオグルのが武器使うのうまいわ。納得だ。」

「まぁ兄者ゴリ押すタイプだからなぁ。武器そんなやってなかったろ。へぇ~絶対こっちの方が見やすいなぁ」

 やってなかったって言ってもすごい量の武器扱えるけどなぁ。
 キャシーに教えてもらったら使えるようになんのかなぁ……

 ってかステータスはクラマの方が王様より結構低いんだけど……
 この王様の眼ではクラマといい勝負に感じたんだよね?

 王様の眼のほうが鑑定より本質的なところみてそうなんだよな。
 戦闘スタイルとか技術力とかそういう部分もあるんだろうな。

 あと、僕らスキル自由に作ってるしね。
 そりゃ数字で見られるものより強くはなるよね。

 あと……気になるところは……
 あ、人で初めて炎属性見たかも!

『王様の魔法、炎って書いてるけど魔道具で計るとどうなんの?』

「あ、いやここ火って書いてたぞ!レベルっていうんだっけか?そんなん無いしな。資質がみれるだけだ」

「ほんとだな!?兄者の火とパワー勝負しても絶対勝てねぇからな?クロムの鑑定だと上位扱いになってんのかぁ」

 へぇ、上位属性映らないんだ……
 え、ってことは氷とかもっと使える人いるんじゃない??
 氷って多分水の上位属性でしょ?

 そういうことか。
 知らないのか……あぁ……なるほど……

『あ、ってかさ?魔道具って基本的に魔石に魔法込めてつくるんだよな?』

「んあ?そだな?」

『じゃあ過去にこれくらいの鑑定使える人がいたってことじゃないの?過去見れた人が今の魔道具レベルのスキルをもってたから道具が全部そうなってる、って感じしない?僕が僕のスキルのまま魔道具作れたら多分もっと精密になるとおもうよ?そのままではないかも知れないけど……』

「そういうことになんのか……。たしかにな。鑑定魔道具って過去の遺産っていわれててよ?今作れるやつ大っぴらにはいねぇんだよ。だから限られたところにしかないんだ。鑑定使えるやつはいないとは言えなくなってきたな……。あ!でも作らんでいい!なんかちょっと危なそうだ!作るとしてもちょっと会議させてくれ!」

『あぁ、やらないやらない。僕この世界の世界観壊すつもりないから。作っても市販しないよ絶対』

「ふぅ……あぁ、お前これからダンジョン入るのか……。自分のやつは作るだろ多分。魔道具一般販売したいと思ったら俺んとこに先に話もってきてくれねぇ?城くればいいからよ。出さんほうがいいやつ弾くわ。お前の魔法込めた道具はやばそうだ……」

「あぁ……戦争に使われたりしたらたまらんな……」

 この国の王様が穏便派でよかった。
 冷蔵庫くらい作ってあげようかな?
 食料難ちょっとマシになりそうだしね。平和な道具作ろっと。

 てか冷蔵庫に関しては氷の魔石つくったらあと勝手にやってくれるでしょ……

 ちょっと難しい話、
 前世の冷蔵庫って物質の状態変化使った吸熱を利用して冷やすんだけどさ?

 この世界氷魔法あるじゃんね。
 じゃあ箱に入れて換気出来たらそれでおしまいだよ。

 まぁそれはさておき鑑定については人によって見え方違うかもしれないけど、持っている人がいる可能性は高いな。やっぱり注意しておこう。

 あ、そういえば水龍ばあちゃん!
 おばあちゃんに聞けばいいんじゃん!
 あの人僕のこと鑑定してたでしょ!!

 ナチュラルに覗いてたから全く意識から外れてたわ……
 ただ……おばあちゃんって僕と同じ見えかたしてたよな?
 どっちかというと僕のスキルに介入したのか?

 おばあちゃんは不思議だなぁ……

『で、王様の眼って真眼って名前らしいね。ギフトだって』

 あの眼は真眼っていうギフト扱いなのかぁ。
 じゃあスキルみたいに後天的に覚えるものではないんだな。

 スキルの方に入ってたら持ってる人結構いるぞ!ってなってたからな。
 確認できてよかった。ちょっと安心した。

「おー!長年の疑問が解けたぞ!!で、ギフトってなんだ?」

『生まれ持った贈り物的な能力。鍛えて身に着けるとかじゃない類のやつ』

「ありゃ頑張ってどうこうなるやつじゃないわな。納得だ」

『確認はこんなもんかな。あ、王様獣化できるんだ。獣化したらどうなんの?』

「獅子系の獣人だからな俺は。そういう感じになるぞ。あとデカくなるな!能力的にいうと敏捷が上がる。それもあって俺は素手の方が得意なんだよ。……でも能力上がっても殴りにくいんだ。人の姿の方が融通利くからあんま使わねぇなぁ」

 まだデカくなんのか……
 既に2m超えてるだろうに……
 おっさんもまぁデカいけどそれよりデカいからな。

『あ、そういえばおっさん獣人なの?』

「あ?俺虎人種だぞ?知らなかったか?」

『うん、もうあんま気にしてないし。あと誰がどの人種かわかんないし』

「まぁそうだろうな!純血って少ねぇんだよ。獣人同士でもわざわざ聞かんとわからんぞ。魚人とか全く違う種族と子を成すことは少ねぇけど、兎人と犬人の夫婦とかいるしな!そういう場合種族としての相性良かったら特徴がミックスされるし、相性悪かったらどっちかの種族の姿で生まれるな」

「俺も獅子系だけど純血じゃないぞ?祖母は虎人種だし猫系も入ってるな!あっはっは」

 へぇ~。そうなんだ。
 獣人は種族違ってもあんま気にしないんだな。なるほどね~
 可愛い種族いそうだなぁ……。

「ちなみに俺は虎人の純血だぞ。ただ、見た目にはわかんねぇよなぁ?耳と尻尾ちぎれたから邪魔でとってもらったんだ。ドラゴンにやられて治んなくてよぉ……まぁ尻尾なくなって生きながらえたんだから別にいいんだけどな。困ってねぇし」

「あんときは良く生きてたよな……もうやりたくねぇわ。偶然ポートルで休暇取ってたら海の方からドラゴンが襲ってきてよ?知性あるから聞いてみたら暇だからとかいってんのよ。そんなんで街潰されたらたまらんから頑張って倒したわ……。魔の森の方から来たんだろうな。そん時の功績で貴族やってんだよ。だから街のやつとかからはこいつ英雄だと思われてるぞ」

「そうそう、それであの町大切なのよ。一応魔の森から一番近い海岸線だからあそこで見張っとかないとちょっと危ねぇんだよ。」

 あー、なるほどな?
 飛べるやつだったら海関係ないもんなぁ。
 やっかいなドラゴンいるんだなぁ……

『へー。面白い話聞けたな。まぁまた見てほしかったら鑑定使うし好きに言ってきてくれ。減るもんじゃないしな。まぁ他にはあんま言わんでくれ。キャシーさんとかはいいけどな。僕も参考になったよ』

「おう!また頼むわ!キャシー……ってキャシーオールかよ……変わんねぇなぁあの人も。まぁ見た目に寄らずめっちゃいい人だぞ。俺らに戦い教えてくれたしな」

 あぁ、あの人キャサリンとかじゃないんだ。

「あぁ、かなり……見た目に寄らず。本来別に戦い好きなひとじゃない。しゃーなし街守る為に戦ったりギルドマスターしてもらってるだけでかなり穏やかな人だ。その辺クロムと似てるかもな?あっはっは!」

 あぁ、それは感じた。あんまり戦いに興味なさそうだったな。
 平和な性格してる人だなとは思った。

 でも、僕あの人と似てるの……?

 ・
 ・
 ・

 それからスチュワードさんが持ってきてくれた果物食べながら他愛のないを雑談をした。

 ドワーフの店の場所と宿の場所。
 あとダンジョンの場所を教えてくれた。
 ダンジョンは街の東北の端の方にあるとのこと。

 なんと100階まであるって!
 でも王とおっさんが冒険者してた時は30階そこそこが最高地点だったそう。
 生活するために魔石を取ってるからあまり深入りしようとはしないみたい。

 訓練に行く人もいるけど……
 最高地点更新を目指している人なんてごく少数だそうだ。
 名誉にはなるらしいけど命あっての冒険者だよね。

 この世界のダンジョンは魔物倒すと魔石になって消えちゃうんだって。
 魔力の塊で出来てるらしくてその核にあたるのが魔石だそうだ。

 解体はいらないけど……
 肉の塊が落ちてきたりはしないらしい。ちぇ。

 でも宝物はあるんだって!宝箱!?って聞いたら……
 過去に死んだ冒険者の装備が取り込まれて排出されてるだけだって……
 夢とかねぇなぁ……

 でも結構ダンジョンの仕組みって伝わってるんだね。
 もっと謎なところかとおもったわ。

 深い階層ほど魔力が濃ゆく取り込まれた装備が変質しているらしい。
 だからちゃんと拾える装備は強いそうだ。
 作れるものじゃないからダンジョン特製になるみたい。
 売っても高いと!それはちょっと探したいね。

 でも前の装備使ってた人のセンスが壊滅的でめっちゃ強いのにめっちゃダサい装備とか出てきたらどうしよ……

 そんなこんなで王様がそろそろ城に戻らないといけないということで別れた。

 3日後におっさんは陞爵されるそう。
 それまで冒険者してた時の知り合いのところに泊まるそうだ。

 クルードは爵位剥奪……どころではなく一族みんな処刑。
 色々余罪が出てきたが親族も碌な事してなかったそう。
 猶予があるレベルではないらしい。

 国に入り込んだ違法奴隷商人や裏の組織への洗い出しをかけているそうだ。

 ステータスの確認も出来てとても参考になった。
 魔道具と比べて数値的に違和感はないけれど確認できないことも多くあったようだ。

 氷魔法使える人がいなかった謎が解けたね。
 使えること知らない、っていう……

 エステルとクラマの件もスチュワードさんが色々調べておいてくれるって。
 いやー、いろいろ知れたし助かった。
 偶然だったけど本当に喋れてよかった……

 情報は力だなぁ。うん。
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