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180話 - 計画変更
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エステルのお兄ちゃんを囲う……か。
「クロムが見た中では命の危機を感じたのはその兄だけじゃったのか?」
『まぁそうだね。ハイエルフ全体的に栄養不足感は否めないけどね……。エステルも僕等と一緒になってだいぶふっくらしたとおもうし……』
種族全体的にまともに食べてないんだろうなって感じはする。
健康的にはとても見えないな。
「ふっくら……しましたか………私………」(ズーン……)
『ちがーう!!健康的になったってこと!!そっちの方が可愛い!!いっぱい食べなさい!!』
「それならよかったです!これからもしっかりご飯はいただきます!」
おっと……ノンデリだった……
あぶねぇ。
エステル不思議なくらい太らないからな……
かなり食うけど……どこに消えてるんだ……
「孫二人が仲良きことはよいことなのじゃ!……まぁ話を戻すぞぇ?そうであるのなら、ひとまずその兄に状況を説明して協力してもらえばよいのではないかぇ?皆が焦ることもなくなるし、転移なども事前に知っておくほうが少しは恐怖も和らぐのではないかと思うのじゃ。その兄がエステルが居なくなったことで衰弱しておるのなら、エステルの無事を知れば回復するのではないかぇ?」
「クロムさんが良ければ私は……エルン兄様は絶対に秘密を口走る方ではありません!お願いします……。きっと私のせいで……苦しんでいるのです……」
『ちがう!エステルのせいじゃない!あのクソエロフのせいで苦しんでるの!!』
ふむ……ただ……そうだな。
ある程度まで秘密にしてもらっておく。
そして作戦を決行する1週間程前から手回しをしてもらえれば……。
一応計画は考えているけれど迅速に行動する方がいいんだ……
あと……考えてなかったけど可能であれば許可は取ったほうがいい。
『わかった。じゃあその人に状況説明しようか』
「クロムさん……ありがとうございます……」
「うむ。それの方がよいと思うのじゃ」
『ただ、1つだけ。エステルに』
「は、はい!」
『僕は本来当日までハイエルフとの接点を作るつもりがなかったんだ。その計画に変更するならエステルに今の状況を説明してもらう。見ず知らずの僕に”エステルは生きてる”って上っ面の説明されるより、実際エステルに直接会ってもらう方が絶対に良い』
「そうなのですか……クロムさんが説明するのかと……」
「ここでクロムが出てもただの回り道じゃ。まずクロムがエステルの仲間だと信用してもらえるかどうかすらわからんぞ?」
「確かに……そうでした……」
『この計画にするのは構わない。ただ、エステルの存在が他に知られてしまうとすべて台無しになる。だから計画が成功するまで勝手な行動はできなくなるよ?会うってことはそういう事だ。嫌な事見聞きしても我慢できる?』
「……わかりました……計画が破綻しそうな行動は慎みます。色々考えて頂きありがとうございます。私の為に……また計画が難しいものに……すみません……」
『いや、そんなことないよ?先に内部に協力者を作る頭が僕にはなかった。魔の森に偶然このタイミングで来て、おばあちゃんが家族になって。そのおかげで集落に来て。エステルの兄ちゃんの状況に気付いてさ?その上おばあちゃんが兄ちゃんを囲えって言ってくれたから出た発想だ』
「そうなのです……?」
『うん、全くなかった!僕が勝手に連れ去るイメージで計画立ててたもん。どうしようもなければゲートに押し込んだ方がいいかとも思ってた。それに計画話したでしょ?集落滅ぼすのに許可取っとくほうが気持ちは安らぐよ。僕にも罪悪感はあるもん。あとそれが出来るなら荷物まとめてもらったりもできるからね』
「多分それは全く問題ないと思いますよ?皆あの集落に嫌な思いしかしていませんので……。私も家族は心配していましたが集落への愛着など微塵もありません。むしろ喜ぶのではないでしょうか?私もあそこが消えても清々しい気持ちしかないです」
「我も話を聞いて集落を滅ぼしたい気しか湧かんかったぞ……。そんな悪い思い出などいらんわ。いっそ派手にやるのじゃ」
『そう?やっぱ人の家壊すって結構気分滅入るよ?大丈夫そうならよかったけど』
「クロムさんはまた1人で行おうとしてました!!怒ります!!」
『いつもすみません……本当に……。善処します……』
そうなんだよなぁ……。
誰かに協力してもらうって発想が僕には出てこないんだよなぁ……
「いっそ私がやりますよ?スッキリしそうです!!全部壊してやります!!」
『あ、ほんと?ってか事前に話せるのか。そんな感じなら集落壊すのやりたい人がやってもいいよ?僕がやりたいわけでもないし……』
「……そうなんです?」
『うん、全体的にちょっと計画変更する。多分出来ると思うけど……ってかそうじゃん!チーズの魔物!もし兄ちゃんが全員説得できるなら魔物も一緒に絶対連れてきてね!エルフには絶対やらん!!僕のチーズだから!!』
「ふふ、もちろんです♪」
『よっし、じゃあ明日の夜、兄ちゃんとこ行くか』
「はい……久しぶりに話せます……グス」
「よい流れになるとよいのぉ……」
・
・
・
次の日の夜。21時くらい。
エステルの兄は仕事には行っているみたい。
ってか行かざるを得ないんだろう……
あんな状況で……
もう本当に骨みたいになってる……
食事をとる様子もない……
『あの人で合ってるよね?』
「はい……エルン兄様……あんな……」
エステルと同じ干し草のベッドに座ってうなだれてる。
もう放心している……
今エステルと兄の部屋の裏手の茂みに潜んでいる。
他の家族は今日はお留守番だ。
大人数で隠密行動する意味ないからね。
『じゃあ行くよ?』
「はい!!お願いします!!」
最近めちゃくちゃ遮音とかのスキル使いまくってたじゃん?
いちいちアイテムに付与しなくても一時的なものなら魔法にならないかなぁ
……と思ったらできた。
創造魔法「音」
……そして空間魔法複合。
『”サイレントルーム”』(ホワッ)
「もういいのですか?全く見えません……」
『うん、大丈夫。あの家の範囲数メートルは外に音を通さなくなった。外からの音は聞こえるから誰かが来たらすぐ出ていくんだよ?あっちの木の窓から声かけて開けてもらって?大きい方の窓からなら何とか入れそうだ。あの辺り大きめに範囲とったから声出して大丈夫。お願いね?』
魔法の方がめっちゃ融通聞く。
完全遮音の防音室を作った。
これめっちゃ便利だわ……。
しかもMP消費僕にとって全く無いレベルだ。
イメージで魔法つくれるもん。
トカゲ活動も役に立ったなぁ。
「はい!では行きます!」
(……トントン……トントン)
「……誰?」
「エステルです!エルン兄様!開けてください!」
「……誰が……そんないたずらをするの?エステルは死ん……」
(ガチャ)
「……エステル」(ストンッ)
あ、腰抜かしちゃった……
まぁそうなるか……
窓から家に潜入した。
お兄さんとエステルはしばらく泣いて抱き合っていた……。
いや、泣き終わらない……
もう10分くらい経った……
わかるんよ!?泣くよね!僕もそうなる!!
うう……感動の再会の邪魔したくないよぉ……
ここに割り込むのすごい嫌だよ……
『エステル……そんな急がなくてもいいんだけどね……ちょっと話し出す方がいいかなぁ……なんて……。多分……ずっと涙は止まらないと思うからさ……』
ああ、エステルの兄ちゃんって感じだ……。
2人セットだともう。
またゆっくり話す時間作るからさ……
ごめんよぉ……
「グス……そうでした!すみません!話します!」
「今の声は……?」
もうね。
協力してもらうなら秘密にする必要はない。
どっちみち移動してもらうなら話すんだ。
エステルが生きていた経緯。
今後の計画の説明。
それには僕みたいな例外が居る方が信憑性が増すはず。
……なんて話しだせばいいんだ。
僕、初対面の人に話しかけるの結構苦手なんだけど……
なんかすごく緊張するな……
『目の前のスライムだよ?ぼく……わるいスライムじゃないよ!』
・・・・・
「クロムさんは優しいスライムですよ?」
「グス……。ゴホンッ……。スライムに良いも悪いもないと思うけど……話せる子なの?」
ぐふッ……
そ、そうなるよね……
ま、まぁ……ちょっと切り替えが出来たか。
大いにスベったことも意味があったと思おう……
『はい、話せます。エルンさん?エステルのお兄様ですよね。エステルさんにはいつもお世話になっております』
「あ、こ、こちらこそ……エステルがお世話になってます……エステルはこの子にお世話になっているの?」
「はい!とっても♪いつも感謝しっぱなしです!」
な、何をしとるんだ僕は!
どうしよ……うまく話せない……
「そっか、よかったね?クロムくん、だっけ?僕とも仲良くしてほしいな?エルンでいいよ?気楽に話そ?」
「は、はい。よろしく……」
「どうしました?クロムさん……いつものクロムさんじゃないですよ?」
緊急トラブル時にしか自分から話すことないんだもん!
いや、今もそうなんだけど……
人と話すときはちょっと偉そうなキャラ作ってるしさ……
なんかエステルの兄ちゃん緊張するんだけど!
すごいほわっほわしてるんだけど!!
僕自分から普通に話しかけたことほとんどないぞ!
いい人との初対面での接し方がわからあああん!!
「クロムが見た中では命の危機を感じたのはその兄だけじゃったのか?」
『まぁそうだね。ハイエルフ全体的に栄養不足感は否めないけどね……。エステルも僕等と一緒になってだいぶふっくらしたとおもうし……』
種族全体的にまともに食べてないんだろうなって感じはする。
健康的にはとても見えないな。
「ふっくら……しましたか………私………」(ズーン……)
『ちがーう!!健康的になったってこと!!そっちの方が可愛い!!いっぱい食べなさい!!』
「それならよかったです!これからもしっかりご飯はいただきます!」
おっと……ノンデリだった……
あぶねぇ。
エステル不思議なくらい太らないからな……
かなり食うけど……どこに消えてるんだ……
「孫二人が仲良きことはよいことなのじゃ!……まぁ話を戻すぞぇ?そうであるのなら、ひとまずその兄に状況を説明して協力してもらえばよいのではないかぇ?皆が焦ることもなくなるし、転移なども事前に知っておくほうが少しは恐怖も和らぐのではないかと思うのじゃ。その兄がエステルが居なくなったことで衰弱しておるのなら、エステルの無事を知れば回復するのではないかぇ?」
「クロムさんが良ければ私は……エルン兄様は絶対に秘密を口走る方ではありません!お願いします……。きっと私のせいで……苦しんでいるのです……」
『ちがう!エステルのせいじゃない!あのクソエロフのせいで苦しんでるの!!』
ふむ……ただ……そうだな。
ある程度まで秘密にしてもらっておく。
そして作戦を決行する1週間程前から手回しをしてもらえれば……。
一応計画は考えているけれど迅速に行動する方がいいんだ……
あと……考えてなかったけど可能であれば許可は取ったほうがいい。
『わかった。じゃあその人に状況説明しようか』
「クロムさん……ありがとうございます……」
「うむ。それの方がよいと思うのじゃ」
『ただ、1つだけ。エステルに』
「は、はい!」
『僕は本来当日までハイエルフとの接点を作るつもりがなかったんだ。その計画に変更するならエステルに今の状況を説明してもらう。見ず知らずの僕に”エステルは生きてる”って上っ面の説明されるより、実際エステルに直接会ってもらう方が絶対に良い』
「そうなのですか……クロムさんが説明するのかと……」
「ここでクロムが出てもただの回り道じゃ。まずクロムがエステルの仲間だと信用してもらえるかどうかすらわからんぞ?」
「確かに……そうでした……」
『この計画にするのは構わない。ただ、エステルの存在が他に知られてしまうとすべて台無しになる。だから計画が成功するまで勝手な行動はできなくなるよ?会うってことはそういう事だ。嫌な事見聞きしても我慢できる?』
「……わかりました……計画が破綻しそうな行動は慎みます。色々考えて頂きありがとうございます。私の為に……また計画が難しいものに……すみません……」
『いや、そんなことないよ?先に内部に協力者を作る頭が僕にはなかった。魔の森に偶然このタイミングで来て、おばあちゃんが家族になって。そのおかげで集落に来て。エステルの兄ちゃんの状況に気付いてさ?その上おばあちゃんが兄ちゃんを囲えって言ってくれたから出た発想だ』
「そうなのです……?」
『うん、全くなかった!僕が勝手に連れ去るイメージで計画立ててたもん。どうしようもなければゲートに押し込んだ方がいいかとも思ってた。それに計画話したでしょ?集落滅ぼすのに許可取っとくほうが気持ちは安らぐよ。僕にも罪悪感はあるもん。あとそれが出来るなら荷物まとめてもらったりもできるからね』
「多分それは全く問題ないと思いますよ?皆あの集落に嫌な思いしかしていませんので……。私も家族は心配していましたが集落への愛着など微塵もありません。むしろ喜ぶのではないでしょうか?私もあそこが消えても清々しい気持ちしかないです」
「我も話を聞いて集落を滅ぼしたい気しか湧かんかったぞ……。そんな悪い思い出などいらんわ。いっそ派手にやるのじゃ」
『そう?やっぱ人の家壊すって結構気分滅入るよ?大丈夫そうならよかったけど』
「クロムさんはまた1人で行おうとしてました!!怒ります!!」
『いつもすみません……本当に……。善処します……』
そうなんだよなぁ……。
誰かに協力してもらうって発想が僕には出てこないんだよなぁ……
「いっそ私がやりますよ?スッキリしそうです!!全部壊してやります!!」
『あ、ほんと?ってか事前に話せるのか。そんな感じなら集落壊すのやりたい人がやってもいいよ?僕がやりたいわけでもないし……』
「……そうなんです?」
『うん、全体的にちょっと計画変更する。多分出来ると思うけど……ってかそうじゃん!チーズの魔物!もし兄ちゃんが全員説得できるなら魔物も一緒に絶対連れてきてね!エルフには絶対やらん!!僕のチーズだから!!』
「ふふ、もちろんです♪」
『よっし、じゃあ明日の夜、兄ちゃんとこ行くか』
「はい……久しぶりに話せます……グス」
「よい流れになるとよいのぉ……」
・
・
・
次の日の夜。21時くらい。
エステルの兄は仕事には行っているみたい。
ってか行かざるを得ないんだろう……
あんな状況で……
もう本当に骨みたいになってる……
食事をとる様子もない……
『あの人で合ってるよね?』
「はい……エルン兄様……あんな……」
エステルと同じ干し草のベッドに座ってうなだれてる。
もう放心している……
今エステルと兄の部屋の裏手の茂みに潜んでいる。
他の家族は今日はお留守番だ。
大人数で隠密行動する意味ないからね。
『じゃあ行くよ?』
「はい!!お願いします!!」
最近めちゃくちゃ遮音とかのスキル使いまくってたじゃん?
いちいちアイテムに付与しなくても一時的なものなら魔法にならないかなぁ
……と思ったらできた。
創造魔法「音」
……そして空間魔法複合。
『”サイレントルーム”』(ホワッ)
「もういいのですか?全く見えません……」
『うん、大丈夫。あの家の範囲数メートルは外に音を通さなくなった。外からの音は聞こえるから誰かが来たらすぐ出ていくんだよ?あっちの木の窓から声かけて開けてもらって?大きい方の窓からなら何とか入れそうだ。あの辺り大きめに範囲とったから声出して大丈夫。お願いね?』
魔法の方がめっちゃ融通聞く。
完全遮音の防音室を作った。
これめっちゃ便利だわ……。
しかもMP消費僕にとって全く無いレベルだ。
イメージで魔法つくれるもん。
トカゲ活動も役に立ったなぁ。
「はい!では行きます!」
(……トントン……トントン)
「……誰?」
「エステルです!エルン兄様!開けてください!」
「……誰が……そんないたずらをするの?エステルは死ん……」
(ガチャ)
「……エステル」(ストンッ)
あ、腰抜かしちゃった……
まぁそうなるか……
窓から家に潜入した。
お兄さんとエステルはしばらく泣いて抱き合っていた……。
いや、泣き終わらない……
もう10分くらい経った……
わかるんよ!?泣くよね!僕もそうなる!!
うう……感動の再会の邪魔したくないよぉ……
ここに割り込むのすごい嫌だよ……
『エステル……そんな急がなくてもいいんだけどね……ちょっと話し出す方がいいかなぁ……なんて……。多分……ずっと涙は止まらないと思うからさ……』
ああ、エステルの兄ちゃんって感じだ……。
2人セットだともう。
またゆっくり話す時間作るからさ……
ごめんよぉ……
「グス……そうでした!すみません!話します!」
「今の声は……?」
もうね。
協力してもらうなら秘密にする必要はない。
どっちみち移動してもらうなら話すんだ。
エステルが生きていた経緯。
今後の計画の説明。
それには僕みたいな例外が居る方が信憑性が増すはず。
……なんて話しだせばいいんだ。
僕、初対面の人に話しかけるの結構苦手なんだけど……
なんかすごく緊張するな……
『目の前のスライムだよ?ぼく……わるいスライムじゃないよ!』
・・・・・
「クロムさんは優しいスライムですよ?」
「グス……。ゴホンッ……。スライムに良いも悪いもないと思うけど……話せる子なの?」
ぐふッ……
そ、そうなるよね……
ま、まぁ……ちょっと切り替えが出来たか。
大いにスベったことも意味があったと思おう……
『はい、話せます。エルンさん?エステルのお兄様ですよね。エステルさんにはいつもお世話になっております』
「あ、こ、こちらこそ……エステルがお世話になってます……エステルはこの子にお世話になっているの?」
「はい!とっても♪いつも感謝しっぱなしです!」
な、何をしとるんだ僕は!
どうしよ……うまく話せない……
「そっか、よかったね?クロムくん、だっけ?僕とも仲良くしてほしいな?エルンでいいよ?気楽に話そ?」
「は、はい。よろしく……」
「どうしました?クロムさん……いつものクロムさんじゃないですよ?」
緊急トラブル時にしか自分から話すことないんだもん!
いや、今もそうなんだけど……
人と話すときはちょっと偉そうなキャラ作ってるしさ……
なんかエステルの兄ちゃん緊張するんだけど!
すごいほわっほわしてるんだけど!!
僕自分から普通に話しかけたことほとんどないぞ!
いい人との初対面での接し方がわからあああん!!
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