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205話 - 聖国
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「お前らのやばくないって所があんなら教えて欲しいくらいだわ……」
まぁ、全部やばいって言われたら何とも否定は出来ないんだけれども……
何故にこんな事になったのか……
いや!それでも僕は普通を手に入れる!
絶対に!!
ちょっと間違えて終末兵器みたいになったけどスイッチ押さなければ問題なはずだ!
それにまだどんな怖い相手がでてくるかわかんないから全然不安はぬぐえない……。
なんだかんだダンジョン行って結構危ない目には合ってるじゃん?
100%安心安全な生活を手に入れるまで僕は訓練をやめない!!
「よく考えればクロムくん達って実質使徒様とその家族とか神様ご一行パーティーじゃない!エデンって神の楽園って意味なんでしょ?昨日エルンさんから聞いたわ!神の楽園の民なんでしょ?エセ創造神崇めてる所の聖女が聖属性使えるのに君達が上位魔法使えない方が違和感あるわ!納得!考えるの馬鹿らしくなってきたわ!」
「おう!そうだな!要らん事考えずに流されとくか!俺はお前のそういうところが好きだぞ!」
「私も大好きよ!」
「ふふ♪お二人の関係はとても素敵です!」
……なんだこいつら。
ゴホンッ。
『ねぇねぇ、相談あるんだけどさ』
「お?なんだ?」
『ここに孤児院のみんな連れてきたいんだけど。前言ったじゃん。俺は知らんふりするぞって言ってたじゃんか?』
ハイエルフさん助けるって言った時にここに孤児院のみんなも連れてくるつもりだって伝えたんだよね。
その時は王様は知らんふりするって言ったんだよ。
王様も色々考えてたんだけど最終的に僕らが何かしようと獣人国として教会に手を出しているわけではないから責任が問われるわけではないって。
一応王都に土地を分け与えているけど教会を管理する義務が王様にあるわけではないみたい。
あの教会はあの教会として国から独立している。
『僕等の状況しっかり知った上でちょっと意見変わったりしてないの?』
「う~ん……。いや、クロムがなんかしようが獣人国に何かあるわけじゃねぇ。それは変わんねぇな。お前らは国民じゃねぇからよ」
「それはそうね!もし教会が魔物に襲われても私達はそこを助ける義務はないわ。助けて欲しいならきちんと依頼して欲しいわね。拒否も出来るし!不干渉だって言っているのに獣人国に守れって言うのは都合がよすぎるわよ」
そりゃそうだよな。
冒険者に依頼するのが国の兵士に依頼する形になるだけだね。
「孤児たちを保護してもらった件や私達が孤児にお金を出しているのも、孤児たちの為にお金を出すから使ってくれって言っただけよ。寄付みたいなものだわ?この前のクルードの件もお金は出すから預かって欲しいとお願いしただけ。ちゃんと対価払ったわよ。と言うより絶対に必要ない金額を詰んだわ!喜んで引き受けてくれたもの!そこを引き合いに出される筋合いもないわね!」
『あ、そうなんだ。ごめん。僕のお願いだしお金払う。いくら?』
「出すな!唯一スッキリ金払えたところなんだぞ!」
……それなら……まぁいいけど。
『ちなみにあの子たちは光とか聖属性大丈夫なの?』
「既に鑑定されてるな。光や聖属性を持ってるやつはいない。居たら俺がクロムに報告してる。確認はしたからな。誰も減ってないし皆無事だ。あそこにいない子供達は皆引き取り手が見つかっただけの話だからな。クロムに頼まれたからちゃんとしてるぞ」
「よかったです……先程の話聞いてとても不安になりました……」
よかった。
誰か付け狙われないかとおもったよ……。
『ってかなんで孤児院あんなボロボロなの。そんなお金払ったんでしょ?というかさっき聞いた話では家族保証サービスちゃんとするんじゃないの?』
「そりゃ、皆を鑑定に来させる為のもんなんだろ?孤児はこんな世の中なら増えていくじゃねぇか。そうならないように俺が頑張っているわけだが。勝手に入ってくるものまで手厚く保護してねぇって話じゃないのか?細かくは分かんねぇけど俺はそう睨んでるけどな」
「うん、それに私達が払ったお金の件はいいわよ。何かあった時にそこを指摘できるもの」
それはそうかも。
なるほどね。逆に好きに泳がせている方が都合のいいこともあるか。
『ってかそれどころか稼いできた子からお布施取ろうとしてるらしいけど?それは?』
「その辺りが俺らには手を出せんところなんだ……。任意って言われりゃどうしようもねぇ。さすがに国民から脅し取ったりしてりゃ俺らも動くぞ」
……なるほど。
任意って言葉都合よく使うやつ嫌いだわ……。
『う~ん、言ってることは理解できるんだけどそれにしても怪しすぎない?なんであんな集団がのうのうとのさばってるのか理解できないんだよな……』
「それはクロムが簡単に回復魔法使っちまえるからそう思うんだ。1000人に1人や10000人に1人の属性だぞ?神に愛されてるって言われりゃそう思う。俺もクロムと会うまで、いやここに来て神のこと知ったりクロムの話聞くまでその部分に関しては疑ってなかった。回復魔法はもともとそれくらい希少で高いものだしなんの違和感もない」
「……それはそうですね。1万人に1人しか使えない魔法と言われれば私もそう思います」
「教会で行ってる社会奉仕活もきっと市民に顔をうってより多くの人に鑑定や治療を受けに来てもらうものだと思っているわ。その辺りで信用を作っているの。それに本当にもうずいぶん昔からだから私達も詳細はわからないのよ。こんなに疑わしい目を向けているのは私達くらい。市民にはそれが普通なんだもの」
ブラックペパロンみたいなもんか。
僕等はその辺に生えてるの見てるから希少価値わかんないんだよな。
国の人としては珍しくてそれくらい高いのは当たり前の話なのか……
むしろ無料で鑑定したり社会奉仕したりしている教会は善人に見えるのか。
本当に神の奇跡だと思ってんだろうなぁ……。
僕がカニの時に覚えたレベルの魔法以下なのに。
『教会が怪しい話広めたりはしないの?』
「出来ねぇよ……。不利益なことすると教会は動くぞ。不干渉っていう決まりだ」
『なんでこうなるまで放っておいたんだ……』
「はぁ……。それは本当にそうなの。自分のこと以外に興味がある王が今までいなかったからよ。勝手にすればいいって放置してたからこんなに市政に入り込んでしまったんだわ。私達も王座につくまで全く違和感がなかったもの……」
うう……
『あー!もう八方ふさがりだっ!どうすることもできん!2人が悪いわけじゃないし!僕にも教会本部のことわからんし手を出したときの被害が想像出来ない!……確か教会本部って人間国にあるんだよね?』
「あぁ……細かく言えば人間”大陸”にある。規模は都ほどだが、人間国ですらねぇ。聖国って謳ってるぞ。独立してるって話したろ?」
国クラス……嘘だろ……
絶対行きたくねぇわ……
お国事情とか僕にはでかすぎる。
もうわからん……。
僕世界救うヒーロー活動とかやってない!
気の小さい一般人なのよ僕は……
『……グダグダ色々聞いてごめん。理解したよ。僕にはどうすることも出来ないな。まぁとりあえずあの子らは保護していいのね?王様に迷惑かからんのね?』
「あぁ、構わねぇよ。クロムの立場ならそう思うだろ。それに保護してくれんのは俺としても嬉しい。ただ、獣人国でうまい事やってる子もいるはずだ。その子らに関してはその子らの意見聞いてやればいいさ」
まぁそこは僕等じゃなくてマリアさんに聞いてもらうか。
いきなり僕らがどうする?って聞くよりいいよね。
マリアさんとは僕が直接話すしかないね。
『ここ来た子には僕らが話せること言うよ?まぁ……子供には王都行くときは話さないでって言うけど……大丈夫かな……』
「大丈夫よ。小さい子は孤児院からも殆ど外に出ないのよ?こことっても安全じゃない!ハイエルフさん達も皆親切。外で好き放題遊べて活動範囲広がるくらいよ!それに別の街に行こうなんて思わないわ。それくらい大きい子になったら分別してるわよ。と言うより魔の森に住んでいます!って言われても誰も信じないわ」
「あぁ、お前らみたいに街転々としてるやつなんかいねぇよ。行動範囲広すぎだ。市民の生活範囲ってお前らが思うより全然狭いぞ。それ気にするならエデン充実させてやりゃいいんじゃねぇか?……あ、いや、既に充分すぎるくらいか」
僕らみたいに街単位で動きまくるわけないか。
最近大陸間移動しすぎてて訳わかんなくなってた。
それならいいけど……
『わかった、ありがとう。じゃあ今月中に話してくるよ。最近ドタバタしてていつものお小遣い稼ぎ活動以外にゆっくり話したりはできてないからね』
さすがにね……
ハイエルフ救出と孤児院のみんな救出同時にはできなかった。
頭パンクしちゃうもん。
とりあえず孤児院は緊急的なことはなさそうだからね。
実はぷちクロム孤児院に忍ばせてちらほら見てるし。
特になにもないよ。
なんかあればクラマから報告してもらうように言ってるしね。
『そろそろ夕方だなぁ。家に帰るかぁ……』
「そうだな!有意義な話が出来た。じゃあまた帰る時お前ん家行くわ」
「そうね!これからは少しずつ休みに来るわ!」
あ、そうか……この2人は帰るのか……
………
『じゃあ温泉行こう!』
「おんせん?」
「なんだそれ?」
あれ?温泉とか露天風呂とかこの世界にないの?
『外にあるでっかい風呂だけど……』
「あ!初めてですね!いいですね♪」
「外で風呂入んのか?水浴びみたいなもんか?慣れてるからいいが……」
「そうね!水浴びは久しぶりかも!帰る前にいいわね!」
水浴びとはちょっと違うけど……
まぁ似たようなもんか。
『まぁじゃあ食事取ったらスチュワードさんのとこ集合ね!住宅地の端っこの方の海が見える見晴らしのいい場所にあるから』
「お、わかった!じゃあ飯くってくるわ」
「スチュワードの店で食事するからそのまま待ってればいいわね!」
3日前にやっとできたんだよね~。
外装がなかなか大変だったんだよね。
中はそんなこともなかったんだけど。
楽しみだなぁ~
まぁ、全部やばいって言われたら何とも否定は出来ないんだけれども……
何故にこんな事になったのか……
いや!それでも僕は普通を手に入れる!
絶対に!!
ちょっと間違えて終末兵器みたいになったけどスイッチ押さなければ問題なはずだ!
それにまだどんな怖い相手がでてくるかわかんないから全然不安はぬぐえない……。
なんだかんだダンジョン行って結構危ない目には合ってるじゃん?
100%安心安全な生活を手に入れるまで僕は訓練をやめない!!
「よく考えればクロムくん達って実質使徒様とその家族とか神様ご一行パーティーじゃない!エデンって神の楽園って意味なんでしょ?昨日エルンさんから聞いたわ!神の楽園の民なんでしょ?エセ創造神崇めてる所の聖女が聖属性使えるのに君達が上位魔法使えない方が違和感あるわ!納得!考えるの馬鹿らしくなってきたわ!」
「おう!そうだな!要らん事考えずに流されとくか!俺はお前のそういうところが好きだぞ!」
「私も大好きよ!」
「ふふ♪お二人の関係はとても素敵です!」
……なんだこいつら。
ゴホンッ。
『ねぇねぇ、相談あるんだけどさ』
「お?なんだ?」
『ここに孤児院のみんな連れてきたいんだけど。前言ったじゃん。俺は知らんふりするぞって言ってたじゃんか?』
ハイエルフさん助けるって言った時にここに孤児院のみんなも連れてくるつもりだって伝えたんだよね。
その時は王様は知らんふりするって言ったんだよ。
王様も色々考えてたんだけど最終的に僕らが何かしようと獣人国として教会に手を出しているわけではないから責任が問われるわけではないって。
一応王都に土地を分け与えているけど教会を管理する義務が王様にあるわけではないみたい。
あの教会はあの教会として国から独立している。
『僕等の状況しっかり知った上でちょっと意見変わったりしてないの?』
「う~ん……。いや、クロムがなんかしようが獣人国に何かあるわけじゃねぇ。それは変わんねぇな。お前らは国民じゃねぇからよ」
「それはそうね!もし教会が魔物に襲われても私達はそこを助ける義務はないわ。助けて欲しいならきちんと依頼して欲しいわね。拒否も出来るし!不干渉だって言っているのに獣人国に守れって言うのは都合がよすぎるわよ」
そりゃそうだよな。
冒険者に依頼するのが国の兵士に依頼する形になるだけだね。
「孤児たちを保護してもらった件や私達が孤児にお金を出しているのも、孤児たちの為にお金を出すから使ってくれって言っただけよ。寄付みたいなものだわ?この前のクルードの件もお金は出すから預かって欲しいとお願いしただけ。ちゃんと対価払ったわよ。と言うより絶対に必要ない金額を詰んだわ!喜んで引き受けてくれたもの!そこを引き合いに出される筋合いもないわね!」
『あ、そうなんだ。ごめん。僕のお願いだしお金払う。いくら?』
「出すな!唯一スッキリ金払えたところなんだぞ!」
……それなら……まぁいいけど。
『ちなみにあの子たちは光とか聖属性大丈夫なの?』
「既に鑑定されてるな。光や聖属性を持ってるやつはいない。居たら俺がクロムに報告してる。確認はしたからな。誰も減ってないし皆無事だ。あそこにいない子供達は皆引き取り手が見つかっただけの話だからな。クロムに頼まれたからちゃんとしてるぞ」
「よかったです……先程の話聞いてとても不安になりました……」
よかった。
誰か付け狙われないかとおもったよ……。
『ってかなんで孤児院あんなボロボロなの。そんなお金払ったんでしょ?というかさっき聞いた話では家族保証サービスちゃんとするんじゃないの?』
「そりゃ、皆を鑑定に来させる為のもんなんだろ?孤児はこんな世の中なら増えていくじゃねぇか。そうならないように俺が頑張っているわけだが。勝手に入ってくるものまで手厚く保護してねぇって話じゃないのか?細かくは分かんねぇけど俺はそう睨んでるけどな」
「うん、それに私達が払ったお金の件はいいわよ。何かあった時にそこを指摘できるもの」
それはそうかも。
なるほどね。逆に好きに泳がせている方が都合のいいこともあるか。
『ってかそれどころか稼いできた子からお布施取ろうとしてるらしいけど?それは?』
「その辺りが俺らには手を出せんところなんだ……。任意って言われりゃどうしようもねぇ。さすがに国民から脅し取ったりしてりゃ俺らも動くぞ」
……なるほど。
任意って言葉都合よく使うやつ嫌いだわ……。
『う~ん、言ってることは理解できるんだけどそれにしても怪しすぎない?なんであんな集団がのうのうとのさばってるのか理解できないんだよな……』
「それはクロムが簡単に回復魔法使っちまえるからそう思うんだ。1000人に1人や10000人に1人の属性だぞ?神に愛されてるって言われりゃそう思う。俺もクロムと会うまで、いやここに来て神のこと知ったりクロムの話聞くまでその部分に関しては疑ってなかった。回復魔法はもともとそれくらい希少で高いものだしなんの違和感もない」
「……それはそうですね。1万人に1人しか使えない魔法と言われれば私もそう思います」
「教会で行ってる社会奉仕活もきっと市民に顔をうってより多くの人に鑑定や治療を受けに来てもらうものだと思っているわ。その辺りで信用を作っているの。それに本当にもうずいぶん昔からだから私達も詳細はわからないのよ。こんなに疑わしい目を向けているのは私達くらい。市民にはそれが普通なんだもの」
ブラックペパロンみたいなもんか。
僕等はその辺に生えてるの見てるから希少価値わかんないんだよな。
国の人としては珍しくてそれくらい高いのは当たり前の話なのか……
むしろ無料で鑑定したり社会奉仕したりしている教会は善人に見えるのか。
本当に神の奇跡だと思ってんだろうなぁ……。
僕がカニの時に覚えたレベルの魔法以下なのに。
『教会が怪しい話広めたりはしないの?』
「出来ねぇよ……。不利益なことすると教会は動くぞ。不干渉っていう決まりだ」
『なんでこうなるまで放っておいたんだ……』
「はぁ……。それは本当にそうなの。自分のこと以外に興味がある王が今までいなかったからよ。勝手にすればいいって放置してたからこんなに市政に入り込んでしまったんだわ。私達も王座につくまで全く違和感がなかったもの……」
うう……
『あー!もう八方ふさがりだっ!どうすることもできん!2人が悪いわけじゃないし!僕にも教会本部のことわからんし手を出したときの被害が想像出来ない!……確か教会本部って人間国にあるんだよね?』
「あぁ……細かく言えば人間”大陸”にある。規模は都ほどだが、人間国ですらねぇ。聖国って謳ってるぞ。独立してるって話したろ?」
国クラス……嘘だろ……
絶対行きたくねぇわ……
お国事情とか僕にはでかすぎる。
もうわからん……。
僕世界救うヒーロー活動とかやってない!
気の小さい一般人なのよ僕は……
『……グダグダ色々聞いてごめん。理解したよ。僕にはどうすることも出来ないな。まぁとりあえずあの子らは保護していいのね?王様に迷惑かからんのね?』
「あぁ、構わねぇよ。クロムの立場ならそう思うだろ。それに保護してくれんのは俺としても嬉しい。ただ、獣人国でうまい事やってる子もいるはずだ。その子らに関してはその子らの意見聞いてやればいいさ」
まぁそこは僕等じゃなくてマリアさんに聞いてもらうか。
いきなり僕らがどうする?って聞くよりいいよね。
マリアさんとは僕が直接話すしかないね。
『ここ来た子には僕らが話せること言うよ?まぁ……子供には王都行くときは話さないでって言うけど……大丈夫かな……』
「大丈夫よ。小さい子は孤児院からも殆ど外に出ないのよ?こことっても安全じゃない!ハイエルフさん達も皆親切。外で好き放題遊べて活動範囲広がるくらいよ!それに別の街に行こうなんて思わないわ。それくらい大きい子になったら分別してるわよ。と言うより魔の森に住んでいます!って言われても誰も信じないわ」
「あぁ、お前らみたいに街転々としてるやつなんかいねぇよ。行動範囲広すぎだ。市民の生活範囲ってお前らが思うより全然狭いぞ。それ気にするならエデン充実させてやりゃいいんじゃねぇか?……あ、いや、既に充分すぎるくらいか」
僕らみたいに街単位で動きまくるわけないか。
最近大陸間移動しすぎてて訳わかんなくなってた。
それならいいけど……
『わかった、ありがとう。じゃあ今月中に話してくるよ。最近ドタバタしてていつものお小遣い稼ぎ活動以外にゆっくり話したりはできてないからね』
さすがにね……
ハイエルフ救出と孤児院のみんな救出同時にはできなかった。
頭パンクしちゃうもん。
とりあえず孤児院は緊急的なことはなさそうだからね。
実はぷちクロム孤児院に忍ばせてちらほら見てるし。
特になにもないよ。
なんかあればクラマから報告してもらうように言ってるしね。
『そろそろ夕方だなぁ。家に帰るかぁ……』
「そうだな!有意義な話が出来た。じゃあまた帰る時お前ん家行くわ」
「そうね!これからは少しずつ休みに来るわ!」
あ、そうか……この2人は帰るのか……
………
『じゃあ温泉行こう!』
「おんせん?」
「なんだそれ?」
あれ?温泉とか露天風呂とかこの世界にないの?
『外にあるでっかい風呂だけど……』
「あ!初めてですね!いいですね♪」
「外で風呂入んのか?水浴びみたいなもんか?慣れてるからいいが……」
「そうね!水浴びは久しぶりかも!帰る前にいいわね!」
水浴びとはちょっと違うけど……
まぁ似たようなもんか。
『まぁじゃあ食事取ったらスチュワードさんのとこ集合ね!住宅地の端っこの方の海が見える見晴らしのいい場所にあるから』
「お、わかった!じゃあ飯くってくるわ」
「スチュワードの店で食事するからそのまま待ってればいいわね!」
3日前にやっとできたんだよね~。
外装がなかなか大変だったんだよね。
中はそんなこともなかったんだけど。
楽しみだなぁ~
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