食の雑学

床間信生

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8-日本で初めてのサプリメントとは?

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恐らく誰もが想像つくことだとは思うのですが…

昔の食生活と言うのは今とは比べ物にならないほど質素でした。


ですが、それでも日本人が普通に生活できたのは魚の貢献が大きいと言います。


特に小魚などを丸ごと食べる習慣があった日本の食文化と言うのは、栄養学的には非常に優秀だったようです。


ですがそれも江戸時代まで…

明治に入ると文明開化の夜明けと共に肉食の文化が根付くようになります。

今考えると無理をして急に食文化まで変化させる必要などは無かったと思うのですが…

当時の日本は外国からの圧力に負けての文明開化となっています。

なので、恐らくはそういった関連から色々と圧力みたいなのがあったのかもしれませんね。

ここで今の私たちの食事の仕方を想像してみてください。

多くの方が肉を食べるとき骨と肉を分けて食べるはずです。

いつでも骨ごとバリバリ食べてますなんて言う人はほとんどいませんよね?

そんなのは犬でもできません。

私なんかはつい先日、骨付き軟骨を無理矢理食べようとしたら奥歯から「ガキ」っとへんな音がして実はビビっています。

話が脱線しそうなので戻して…

肉のみを食べる食生活を続けるとどうなるか…

はい。

みるみる内にカルシウムなどの栄養が不足していったと言います。

えっ…?そんな簡単に??
なんて思ってしまう方もいるかもしれませんが…

日本人というのは案外チョロイところがあるものです。

江戸時代の中期、日本の食文化は玄米から白米中心の食生活に移行しました。

そして、このとき白米に移行したことが原因で江戸では脚気が流行り病となってしまったことがあるくらいです。

当時の将軍、徳川家治も脚気が原因でポックリと逝っちまった一人になります。

チョロい日本人ですからね。

そんな感じで再び似たような問題ということで今度はカルシウム不足と世紀の一戦となったわけですが…

そこで今回、困ったと言うことで日本人を救う救世主として送り出されたのが日本で最初のフリカケです。

当時は魚の骨を粉末状にしてご飯に上から振りかけて食べると言うもので、今で言うフリカケですね。

これが開発されたと言います。

恐らく日本で初めてのドーぴ…

違った…

サプリメントです!w

中身を明かせば簡単な食べ物ですが、当時の食文化としては非常に優れたものだったようで、その後は民衆に一気に広がったのはもちろん、このアイディアは軍部の栄養補助食品としての考えにも繋がったと言われています。

もしも日本人がパンを主食とする民族だったと考えたらゾッとするお話ですねぇ…

って…

話の論点はそこではないですね。w

食生活は、なるべく日頃から意識していきましょう。
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