食の雑学

床間信生

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11-苺=「Strawberry」どぉ~してぇこぉ~なったぁ~?

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いきなりで突拍子もないですが、言葉というのは地域によって違いがあります。

「何を当然の事を言っているんだ?コイツは…」

なんて呆れてしまった方もいるかもしれませんが、今日の論点としてはこれが結構重要になるので最初に言っておこうと思ったわけでございます。


亜熱帯の気候から日本のように多雨多湿環境まで、今では世界中で幅広く栽培される苺。

そんな苺を英語で言うと当然のごとく「Strawberry」と訳されるわけですが、今でこそ「苺」と言う意味で使われているStrawberryと言う言葉は、本来の訳としては苺と言うより「苺色」とするのが正確な意味のようです。


とは言っても外国から苺が伝えられた当初、Strawberryと言われても実物がなく細かい理解なんてできません。

恐らく苺を外国の方が指差しながら「Strawberry」と連呼したことでしょう。

そんな状態で、苺と苺色を分けて理解せよとか無理難題過ぎます。

(難題が何台続くの?なんっつってぇ…)

なので日本では、そのまま苺と訳が当てられたようです。

仮にですが…今になってStrawberryは苺色だから個体名の苺に別な英訳が当てられるとなってしまったら逆に混乱してしまいますよね?

なので、こうなったら毒を食らわば皿までは大袈裟すぎますが

(どんだけの心意気なんだよw)

普通にそのまま行く方がスマートな気がします。

ちなみにもう少し詳しく言うと「熟した苺色」ということになるようで、正直な話を言うと私には赤との区別がつきません。w

そして、このStrawberryと言う言葉は

「Straw(麦わらの)」+「berry(ベリー、小さい果実)」

となっているのですが…

語源は

・育った苗が地面を這う姿が麦わらよう

・果実の表面の種子が麦わらの切れ端のよう

・元々、栽培する際に麦わらを敷いていた

など様々なものが伝えられているが

ハッキリとしたものは未だに不明です。

※一部「strew(散らかす)」の語変化と言われる場合もありますが今回はスルーします。

(結構、深くて掘りきれませんした…)

ジュースなどを飲む時に使うストローもスペルはStrawとなっていますが、あれの場合は麦わらの方とは関係あるようですが苺との直接的な関係はありません。

ちなみに元々は色を表す言葉だったStrawberryですが、最近では赤いイチゴだけではなくどこかの県が白い苺なるものを生み出したとかで…

(全くもって日本の技術力たるや脱帽してしまいますが…)

「おいおい、さっきは熟した苺色とか言って、それはねえんじゃねぇーの?」

なんて言わないでください…

白い苺なんて予想外すぎるんですから。

そして、もちろんその白い苺というのも苺の仲間です。

なので現代の意味としてStrawberryは、苺色と言う意味で使ってしまうと逆に意味が伝わらなくなるので注意ししてください。w
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