食の雑学

床間信生

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23-人間、自分の好きな物を食べる時は大なり小なり何かにつけて言い訳を考えながら食べるという話

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食用の牛には大きく分けて2つの用途があります。

一つ目は肉をとるための肉牛で、こちらの牛は日本では松阪牛などのブランド牛が非常に盛んなので、ある程度は知っていると言う人も多いことでしょう。

二つ目は乳をとるための乳牛です。

使用目的は飲む為の牛乳の他にもチーズやバターなどの乳製品の原料も牛乳なので、これらを製造するためにも乳牛は利用されます。

そして、その乳牛にはホルスタインとジャージー牛の2種類が多くしめています。

ホルスタインと言うのは世界的に見て最も多く生息する乳牛だけに知っている方も多いのではないでしょうか。

正確にはホルスタイン・フリーシアン (Holstein Friesian cattle)という名前で、ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州が由来となっているようです。 

そこで本日はジャージー牛について簡単にですが説明させていただきます。

(ホルスタインを掘り下げるのかと思いきや…
 この空気を読めない話題変更の仕方w)

ジャージー牛と言うのはイギリスのジャージー島が発祥の乳牛で、体格的にはホルスタインに比べて一回りほど小柄とは言われていますが、乳の質が乳脂率5%・無脂固形分率9%とホルスタインに比べ濃厚なことによりバターなどの加工乳を作る際には適していると言われます。

牛乳を買うと乳脂肪分率や無脂肪固形分率といった表記は普通に確認できますが、この時できるだけ高い牛乳の方がチーズなどに加工する分には便利なのは想像できるのではないでしょうか。

そんなジャージー牛だけにバターやチーズなどの加工乳を取り扱う国では非常に重宝されているだけに、日本でも年々飼育数は増えているようです。

大きな牧場で100頭単位で飼育するのはもちろんですが、最近では小規模牧場で数等単位で飼育する牧場も増えていると言います。

元々、日本では牛乳の消費率が多いと言われますが、現段階でのジャージー牛の飼育数はの方はホルスタインに比べると決して多いとは言えません。

食文化に置いて濃厚とかコクを求めることが多い日本人だけに、今後はジャージー牛は更に増えていくかもしれません。

私としては安くて美味しい乳製品が多く増えてくれれば全く言うことはありませんが、その為に今日も明日も明後日も自分の身がどうなろうとチーズや生クリーム菓子を食べていこうと思います。

今日の一言!!

「人間、自分の好きな物を食べる時は
 大なり小なり何かにつけて言い訳を考えながら食べるという話」です。

(体重計は破壊するに限ります!)
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