食の雑学

床間信生

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51-人の不幸は蜜の味?いいえ私の不幸はラング・ド・シャの味でございますという話

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人の不幸は蜜の味とは言いますが…

人間というのは誰でも他人の失敗が好きですよね。

こんなことを言う私も、そんな他人の失敗が好きな人間の一人だけに、そこについてはあまりとやかく言うことはできません。

ですが、過去にその事で思いっきり笑われたこともあるんです。

私は北海道出身で北海道の名物的なお菓子の中に、ホワイトチョコレートをラング・ド・シャと言われるメレンゲ生地のクッキーで挟んだサクサクと軽い食感のお菓子があるのをご存じですか?

ご当地の販売ランキングで全国2位の実績のあるお菓子だけに、多くの人がご存じだと思います。

そのお菓子に使われている生地のラング・ド・シャという名前を初めて聞いたときに事件は発生しました。

ですが当時は名前を聞いただけのことだけに、そんな私の理解が事件に繋がってしまうなんて夢にも思っていません。

私が幼い頃に自分の好奇心から教わったことだけに、そこまでは全く問題がなかったんですけどね。

と言うのも…

その時の私の中での理解が、ラング・ド・シャではなく「ラング・ド社」になってしまったんですよね…

「へー…、ラング・ド社ねぇ~。なるほどねぇ~」

なんてぼそっと言いながら思いっきり誤解したわけです。

「そもそもそのお菓子を作っている会社をお前が確認しなかったのが悪いんだろ!」

なんてことを言われたらどうしようもないことですが、当時の私は幼いというのもあって、そこまで気が回りませんでした。

(今でもするのか?と問われると怪しいところではありますが…)

そしてそのまま日が流れ、ふと親戚が集まった日に自分が教えてもらったことを披露してみたらですよ…

親戚中はみんな頭に「はてなマーク」をいっぱいのせるわけですよ。

一瞬で「ラング・ド社なんてあったのか?」みたいな流れになりました。

私も子供ながら周囲の雰囲気が一瞬で別次元へとワープしてしまいましたから

「あれ…」なんてことを私も思った次第でございます。

その内に親戚の中で私の間違いに気づいた人が指摘してくれたときに、親戚中が大爆笑の渦にまきこまれ…

「お前は面白い恋人だな!」

なんて言われてしまいました…

言われた本人は別に面白くありませんよ!

一生忘れない思い出です。w

ということで今日の一言!!
「人の不幸は蜜の味?いいえ私の不幸はラング・ド・シャの味でございます」という話です。

失敗をした方は何年たっても失敗の内容というのを覚えているものですが…

最近この話を家族&親戚に確認とってみたところ覚えていたのは私だけでした。
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