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もう一つの素材
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創造モンスターの項目を進めていくと魔力の他に何でもよいのでアイテム二つを素材として用意するような指示があった。
一瞬、「素材ってなんか特別な儀式とか必要あるの?」と思い焦ってしまったが、魔力化するだけらしい。
リンにカロリーを創造した時にも、同じような感じだったのか訪ねたところ、彼女の場合は指定されたアイテムは一つだったらしい。
多分だが、彼女は☆1のモンスターとして創造されたので、指定アイテムは一つだったのではないかと思う。
となると恐らくだが、このアイテム二つというのが俺にとっての希望のようなものになるのだろう。
なのでここは慎重にアイテム二つを選んでいきたいのだが…
「んー…、一つは外から土を持ってきて使うとして、もう一つって何が良いんだ?」
俺は悩んでいた。
今回の使用用途から土にまつわる能力を持っているモンスターを創造するのが最善の考えだというカロリーの意見には俺も賛成だ。
なので、素材の一つ目は外から掘ってきた土を自分のアイテムとして取り込み魔力化(表示は魔力土となっていた)させた後に素材として用いるのは俺の中で最早決定事項となったのだが、問題はもう一つの方である。
彼女の説明によると、素材になるアイテムが複数ある場合はお互いの関係が強いものの方が相性は良いらしい。
なのでもう一つも土に関係の深いものを選び出したかったのだが、そんな物はサッパリ見当たらないのだ。
最初は石とかどうかと思って彼女に聞いてみたところ「石と土って一緒ですよね?」と冷静に返された。
確かに言われてみると石が細かくなったものが土の一部でもあるので、一緒と言えば一緒なのかもしれない。
「イダ様。もし宜しければですが、イダ様のアイテムの方を確認させていただいても宜しいでしょうか?」
考えがまとまらずに机につんのめっている俺にカロリーが言ってきた。
「えっ…いいけど…なんで?」
「はい。私はリン様に創造されたわけですが、その際にリン様はイダ様から授かった物を元にしていたと思います。であれば、今回創造されるモンスターも、何かそういった物で肖れればと思いまして」
同じ物を通して絆を深めようとか、そんな感覚か?
一瞬、頭に「?」が浮かんだわけだが、彼女の性格は時おり若干キツいと感じる部分がある。(今のところ主にレントに対して)
そんな彼女からの要望だ。
確か彼女は誰に聞いたのか知らないが、俺がこの世界の生まれではないというのを知っているような感じだった。
だとすると俺の物で創造された自分というのが、もしかするとこの世界のモンスターとは少し違うかもなんてことを思っているのだろうか…
それなら確かに肖った物での仲間というのも欲しくなるのかもしれないな。
「そういう感じの方が仲良くやれそうとか?」
「別に無理にというわけではありません。余裕があればという感じにすぎませんので、忘れていただいても構いません」
彼女は控えめにお辞儀をしながら言ってきた。
表面上はあくまでも俺の判断にまかせるという感じだが、彼女の本音としては俺の何かを使った方が良いんだろうなと思う。
今現状でもう一つの素材というのは決まっていない。
というか自分で決めれる気がしない。
正直、さっさと決めたいなという思いもあるのだが、自分だけの判断で決めて良いのかという不安もある。
それならば何かの参考になるかもしれないと思い、俺は彼女の提案にのることにした。
★☆★☆
約一時間経過
「イダ様、これはなんでしょうか?」
「あー…これはねぇ…コンセントっていって何て言えば良いのか…」
メニュー機能から俺が閲覧可能な対象にカロリーを加えると、彼女はそこに表示されるアイテムを珍しそうに眺めていた。
それ自体は全く構わないのだが、先ほどから彼女、よっぽど珍しいということもあってか、片っ端から説明を求めてくる。
最初は俺もよかれと思って丁寧に説明していたわけだが、それもかれこれ一時間も経過するとさすがに若干の苦痛を感じ始めていた。
と言うか、コンセントが見たこともなくて珍しいのも分かるのだが、正直なところ電気の概念が無い世界で説明できるものではない。
もしかすると出来るのかもしれないが、生憎俺はそこまでの専門家ではないのだ。
リンの方もリンの方で、食べ物らしきものがないか探していてシッカリとチェックしているように見えるので、後でおねだりとか来る気がする…
そんな感じで、すっかり俺の注意力も散漫になり彼女からの質問もどうでもいいなと感じた頃に、自分の目線が一点に集中した。
「壺か…」
その壺は確か会社の同僚がどこかに旅行に行ったときのお土産で、確か原料は土だったハズだ。
同僚が俺に渡すときにかなり力説していた。
「はい?どうされましたか?」
カロリーが不思議そうに俺の独り言に反応する。
「いやね。この壺なんだけど、これそう言えば原料が土なんだよ。うん、間違いない」
「まぁ、なんということでしょう!それでは、こちらで?」
「うん。それが良いかなと思う」
非常に驚いた顔を見せるカロリー。
俺の方としては、全く期待などしていなかったのだが、結構悩んだもう一つの素材を見つけることができた。
なんというか「結果というのは、予期せぬところに潜んでいる」というのはよく言ったものだ。
一瞬、「素材ってなんか特別な儀式とか必要あるの?」と思い焦ってしまったが、魔力化するだけらしい。
リンにカロリーを創造した時にも、同じような感じだったのか訪ねたところ、彼女の場合は指定されたアイテムは一つだったらしい。
多分だが、彼女は☆1のモンスターとして創造されたので、指定アイテムは一つだったのではないかと思う。
となると恐らくだが、このアイテム二つというのが俺にとっての希望のようなものになるのだろう。
なのでここは慎重にアイテム二つを選んでいきたいのだが…
「んー…、一つは外から土を持ってきて使うとして、もう一つって何が良いんだ?」
俺は悩んでいた。
今回の使用用途から土にまつわる能力を持っているモンスターを創造するのが最善の考えだというカロリーの意見には俺も賛成だ。
なので、素材の一つ目は外から掘ってきた土を自分のアイテムとして取り込み魔力化(表示は魔力土となっていた)させた後に素材として用いるのは俺の中で最早決定事項となったのだが、問題はもう一つの方である。
彼女の説明によると、素材になるアイテムが複数ある場合はお互いの関係が強いものの方が相性は良いらしい。
なのでもう一つも土に関係の深いものを選び出したかったのだが、そんな物はサッパリ見当たらないのだ。
最初は石とかどうかと思って彼女に聞いてみたところ「石と土って一緒ですよね?」と冷静に返された。
確かに言われてみると石が細かくなったものが土の一部でもあるので、一緒と言えば一緒なのかもしれない。
「イダ様。もし宜しければですが、イダ様のアイテムの方を確認させていただいても宜しいでしょうか?」
考えがまとまらずに机につんのめっている俺にカロリーが言ってきた。
「えっ…いいけど…なんで?」
「はい。私はリン様に創造されたわけですが、その際にリン様はイダ様から授かった物を元にしていたと思います。であれば、今回創造されるモンスターも、何かそういった物で肖れればと思いまして」
同じ物を通して絆を深めようとか、そんな感覚か?
一瞬、頭に「?」が浮かんだわけだが、彼女の性格は時おり若干キツいと感じる部分がある。(今のところ主にレントに対して)
そんな彼女からの要望だ。
確か彼女は誰に聞いたのか知らないが、俺がこの世界の生まれではないというのを知っているような感じだった。
だとすると俺の物で創造された自分というのが、もしかするとこの世界のモンスターとは少し違うかもなんてことを思っているのだろうか…
それなら確かに肖った物での仲間というのも欲しくなるのかもしれないな。
「そういう感じの方が仲良くやれそうとか?」
「別に無理にというわけではありません。余裕があればという感じにすぎませんので、忘れていただいても構いません」
彼女は控えめにお辞儀をしながら言ってきた。
表面上はあくまでも俺の判断にまかせるという感じだが、彼女の本音としては俺の何かを使った方が良いんだろうなと思う。
今現状でもう一つの素材というのは決まっていない。
というか自分で決めれる気がしない。
正直、さっさと決めたいなという思いもあるのだが、自分だけの判断で決めて良いのかという不安もある。
それならば何かの参考になるかもしれないと思い、俺は彼女の提案にのることにした。
★☆★☆
約一時間経過
「イダ様、これはなんでしょうか?」
「あー…これはねぇ…コンセントっていって何て言えば良いのか…」
メニュー機能から俺が閲覧可能な対象にカロリーを加えると、彼女はそこに表示されるアイテムを珍しそうに眺めていた。
それ自体は全く構わないのだが、先ほどから彼女、よっぽど珍しいということもあってか、片っ端から説明を求めてくる。
最初は俺もよかれと思って丁寧に説明していたわけだが、それもかれこれ一時間も経過するとさすがに若干の苦痛を感じ始めていた。
と言うか、コンセントが見たこともなくて珍しいのも分かるのだが、正直なところ電気の概念が無い世界で説明できるものではない。
もしかすると出来るのかもしれないが、生憎俺はそこまでの専門家ではないのだ。
リンの方もリンの方で、食べ物らしきものがないか探していてシッカリとチェックしているように見えるので、後でおねだりとか来る気がする…
そんな感じで、すっかり俺の注意力も散漫になり彼女からの質問もどうでもいいなと感じた頃に、自分の目線が一点に集中した。
「壺か…」
その壺は確か会社の同僚がどこかに旅行に行ったときのお土産で、確か原料は土だったハズだ。
同僚が俺に渡すときにかなり力説していた。
「はい?どうされましたか?」
カロリーが不思議そうに俺の独り言に反応する。
「いやね。この壺なんだけど、これそう言えば原料が土なんだよ。うん、間違いない」
「まぁ、なんということでしょう!それでは、こちらで?」
「うん。それが良いかなと思う」
非常に驚いた顔を見せるカロリー。
俺の方としては、全く期待などしていなかったのだが、結構悩んだもう一つの素材を見つけることができた。
なんというか「結果というのは、予期せぬところに潜んでいる」というのはよく言ったものだ。
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