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不思議な行動
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ゴブリンたちの不思議な様子に戸惑いを感じた俺たちは、時間的に昼となったのでヤツラを見張りつつ、カロリーの用意してくれた昼食を食べることにした。
食事はもちろん交代で、最低でも三人の内で誰か一人はゴブリンから決して目を離すことは無いようにしながら注意深く監視をしていくが、一向にヤツラの様子も変化はない。
三人全員が食事をとり終えても、それでもゴブリンの様子が変わっていない。
ある程度の時間も経過している。
そろそろ何かしらの決断をしなければいけないと感じた俺たちは、その場で今後の行動について話し合うことにした。
とは言っても話し合う内容はゴブリンの行動なのである。
所詮はゴブリンのやっていることだけに、俺たちが少し考えたところで分かるわけもない。
「んー…、じゃー。とりあえずは俺が突撃してみるってことでいいか?」
「ワーは構わんべ」
「んじゃー、開始しようか」
俺の「開始しようか」の言葉を聞くなり、返事もそこそこに距離を取り出すリンとコロン。
ホブゴブリンたちとの戦闘も経験しただけに、ヤツラの驚異というのは俺の方としても最早分かっている。
多分だがベンケー以上の驚異となる存在であるはずがない。
暴れたところでどうとでも対処ができるだろうと考えた俺は、先ずは自分が先攻で突っ込んでみると提案したところ、二人の方からも別段、反対意見は出てこなかった。
俺はメニューを起動させ1分をはかる。
その間に二人は俺から距離をとった。
考えて分かる行動であれば考えてもよいとは思うが、何をどう考えればよいのか分からない段階では考えることは無駄に終わる気がする。
それであれば先ずは行動してみることがベストなはずだ。
そんなことを考え、メニューを見つめていると…
3・2・1
スタート!
突入開始の時間が来た。
★☆★☆
草むらにうつ伏せの状態で隠れていた俺は、おもむろに立ち上がった。
ゆっくりとではあるが不意に現れた俺の姿を、周囲を警戒していたゴブリンたちも確認したのだろう、突然何やら俺の方を指差しながら生物の鳴き声なのか人間の呼び声なのか、よく分からない「ギギィ!」といった感じの声を出す。
声を聞いた直後、今まで目をつぶり正座をしていたゴブリンたちは、一斉に目を開き顔を上げた後、視線を一斉に俺の方へ向けた。
「あれ…??」
俺の存在を認識したゴブリンたち。
今までの感じからすると、一斉に俺の方へ向かってくると予想していたのだが、何故かヤツラが向かってくる様子がない。
俺の方に視線を向けたまま、今も正座の真っ最中なのだ。
「チィッ、なんだよ…」
アイツらの予想外の行動に思わず舌打ちしてしまった。
まともに殴り合うだけであれば、ゴブリンなんかは何びき相手でも今の俺であれば怖くはない。
ただ、事前の情報でダンジョンの周りにはトラップを確認していて、そのトラップを気にしながらやりあうとなると話は違ってくる。
それに援護役のリンの魔法の射程距離の問題もあるので、自分だけが不用意にアイツらと距離を詰めるわけにもいかない。
「おい!こっち来いよ!」
無駄だとは思いながらも大声で挑発をしてみるが、ヤツラの方も反応がない。
と言うか今まで領域のギリギリの範囲にいたゴブリンもいつのまにか、その他大勢に混ざるように洞窟の前に座っていた。
「意味が分からない…」
今までの様子からは想像をすることができないゴブリンたち。
ヤツラの狙いが分からないが、俺の方としては最初から一戦交える腹積もりなので、いつまでもこうしてはいられない。
それにヤツラは今正座している。
正座しているということは、俺に対して不意の行動をとることはできないハズだ。
そう思った俺は、とりあえずゴブリンたちに対して徐々にではあるが距離を詰めることにした。
★☆★☆
周囲をよく見る。
ダンジョンの領域内にしかトラップを仕掛けることはできないが、それでも物陰などにゴブリンのヤツが潜んでいる可能性だってあるのだから。
不意の一撃だけは喰らわないようにして、俺は慎重に進んでいった。
そうして数分ほどかけて領域に一歩足を踏み込んだ瞬間。
突然、お決まりの効果音が鳴り響く。
あのレベルアップの際などに不意に流れる得たいの知れない効果音。
最近、短時間の間に何度も繰り返し聞くことになっただけに、正直なところ暫くは聞きたくないなと感じていたあの効果音だ。
今度マナーモードが無いのかジックリと調べてみようと思う。
なぜ今のタイミングでその効果音がなったのか見当もつかない俺は、とりあえず周囲を見渡す。
ゴブリンたちは以前として洞窟の周囲にいて動き出す気配がない。
俺とヤツラの位置関係から襲ってきたら分かるだろうと感じた俺は、先ずは現状を把握するためにメニューを起動した。
するとそこには…
『ゴブリンたちが仲間になりたそうにこちらを見ている』
と表示されている。
「おいおい、どういうことだよ…」
そんな事を呟き戸惑っていると、後ろの方で何やら声が聞こえだした。
多分、様子からして隠れているリンとコロンではないかと思う。
ふと気になり軽く後ろを向くと、やはり案の定と言うかたちで草むらから二人が出てきた。
もしかすると、リンの方にも今の俺と同じメッセージが表示されているのかもしれない。
そう思った俺は、とりあえず二人に合流することにした。
食事はもちろん交代で、最低でも三人の内で誰か一人はゴブリンから決して目を離すことは無いようにしながら注意深く監視をしていくが、一向にヤツラの様子も変化はない。
三人全員が食事をとり終えても、それでもゴブリンの様子が変わっていない。
ある程度の時間も経過している。
そろそろ何かしらの決断をしなければいけないと感じた俺たちは、その場で今後の行動について話し合うことにした。
とは言っても話し合う内容はゴブリンの行動なのである。
所詮はゴブリンのやっていることだけに、俺たちが少し考えたところで分かるわけもない。
「んー…、じゃー。とりあえずは俺が突撃してみるってことでいいか?」
「ワーは構わんべ」
「んじゃー、開始しようか」
俺の「開始しようか」の言葉を聞くなり、返事もそこそこに距離を取り出すリンとコロン。
ホブゴブリンたちとの戦闘も経験しただけに、ヤツラの驚異というのは俺の方としても最早分かっている。
多分だがベンケー以上の驚異となる存在であるはずがない。
暴れたところでどうとでも対処ができるだろうと考えた俺は、先ずは自分が先攻で突っ込んでみると提案したところ、二人の方からも別段、反対意見は出てこなかった。
俺はメニューを起動させ1分をはかる。
その間に二人は俺から距離をとった。
考えて分かる行動であれば考えてもよいとは思うが、何をどう考えればよいのか分からない段階では考えることは無駄に終わる気がする。
それであれば先ずは行動してみることがベストなはずだ。
そんなことを考え、メニューを見つめていると…
3・2・1
スタート!
突入開始の時間が来た。
★☆★☆
草むらにうつ伏せの状態で隠れていた俺は、おもむろに立ち上がった。
ゆっくりとではあるが不意に現れた俺の姿を、周囲を警戒していたゴブリンたちも確認したのだろう、突然何やら俺の方を指差しながら生物の鳴き声なのか人間の呼び声なのか、よく分からない「ギギィ!」といった感じの声を出す。
声を聞いた直後、今まで目をつぶり正座をしていたゴブリンたちは、一斉に目を開き顔を上げた後、視線を一斉に俺の方へ向けた。
「あれ…??」
俺の存在を認識したゴブリンたち。
今までの感じからすると、一斉に俺の方へ向かってくると予想していたのだが、何故かヤツラが向かってくる様子がない。
俺の方に視線を向けたまま、今も正座の真っ最中なのだ。
「チィッ、なんだよ…」
アイツらの予想外の行動に思わず舌打ちしてしまった。
まともに殴り合うだけであれば、ゴブリンなんかは何びき相手でも今の俺であれば怖くはない。
ただ、事前の情報でダンジョンの周りにはトラップを確認していて、そのトラップを気にしながらやりあうとなると話は違ってくる。
それに援護役のリンの魔法の射程距離の問題もあるので、自分だけが不用意にアイツらと距離を詰めるわけにもいかない。
「おい!こっち来いよ!」
無駄だとは思いながらも大声で挑発をしてみるが、ヤツラの方も反応がない。
と言うか今まで領域のギリギリの範囲にいたゴブリンもいつのまにか、その他大勢に混ざるように洞窟の前に座っていた。
「意味が分からない…」
今までの様子からは想像をすることができないゴブリンたち。
ヤツラの狙いが分からないが、俺の方としては最初から一戦交える腹積もりなので、いつまでもこうしてはいられない。
それにヤツラは今正座している。
正座しているということは、俺に対して不意の行動をとることはできないハズだ。
そう思った俺は、とりあえずゴブリンたちに対して徐々にではあるが距離を詰めることにした。
★☆★☆
周囲をよく見る。
ダンジョンの領域内にしかトラップを仕掛けることはできないが、それでも物陰などにゴブリンのヤツが潜んでいる可能性だってあるのだから。
不意の一撃だけは喰らわないようにして、俺は慎重に進んでいった。
そうして数分ほどかけて領域に一歩足を踏み込んだ瞬間。
突然、お決まりの効果音が鳴り響く。
あのレベルアップの際などに不意に流れる得たいの知れない効果音。
最近、短時間の間に何度も繰り返し聞くことになっただけに、正直なところ暫くは聞きたくないなと感じていたあの効果音だ。
今度マナーモードが無いのかジックリと調べてみようと思う。
なぜ今のタイミングでその効果音がなったのか見当もつかない俺は、とりあえず周囲を見渡す。
ゴブリンたちは以前として洞窟の周囲にいて動き出す気配がない。
俺とヤツラの位置関係から襲ってきたら分かるだろうと感じた俺は、先ずは現状を把握するためにメニューを起動した。
するとそこには…
『ゴブリンたちが仲間になりたそうにこちらを見ている』
と表示されている。
「おいおい、どういうことだよ…」
そんな事を呟き戸惑っていると、後ろの方で何やら声が聞こえだした。
多分、様子からして隠れているリンとコロンではないかと思う。
ふと気になり軽く後ろを向くと、やはり案の定と言うかたちで草むらから二人が出てきた。
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そう思った俺は、とりあえず二人に合流することにした。
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